作者の趣味全開で行きますのでご注意ください。投稿スピードは遅め。(連休に入ると少々速くなります)
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作者は白い粉(砂糖)が大好きです。
誹謗・中傷は勘弁してください。作者は豆腐メンタルです
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プロローグ
私、魂魄妖夢は白玉楼の庭師だ
主人の幽々子様に仕える庭師。
それ以外でもそれ以下でもない。
幽々子様をお守りするのが使命。
そう、思っていた
それが一番大事で、ずっとそうだった。
そう、私があいつに出会ったのは、春が来るにはまだ当分先という季節。冬だった
一面が銀世界になり、更にその銀世界を作り出す雪が降っている時だった
「ううう。寒い」
マフラーを付けて外に出て、庭の掃除をする。
冬でも白玉楼の庭は手入れをしないといけない。主にすることは、雪かきになるが・・・
木に降り積もる雪を落とさないと、木の枝が折れてしまったりするために、この作業は毎日欠かせない
・・・まぁ、一回さぼってしまって、枝を折ってしまった事が原因なのだが、それに対する幽々子様のお仕置きは酷かった。
「一日6食も食べるなんて、拷問すぎる・・・」
そう、お仕置きの内容は一日6食を幽々子様が食事回数を増やすというものだった
この食事回数を増やすというものが、酷い。
幽々子様はたくさんお食べになる。それこそ、あの細い身体のどこに入っていると問いたくなるくらいに食べる。
その食欲を満たすために、米を一回に一升炊くのは当たり前。それに足しておかずも山のように食べる
亡霊だからそんなに食べなくてもいいと思うのになぁ・・と思うのは御愛嬌
まぁ、そんな鬼のように食べる(鬼もそんなに食べない)食事を作るのは、私の仕事の1つのなっている
この大量の食事を作るのが大変なのだ。
しいて言うなら、あの時は白玉楼の1週間は保たれる食糧庫が4日でなくなったのは、泣いてしまった
(買い物も大変なのだ)
「まぁ、お仕置きに比べたら・・・このくらい・・・」
そう思い、私は箒で木をゆらし、雪を落とし続ける
最後の木。一番大きい西行妖の雪おろしをしようとしたその時だった
白銀の世界に1つ違った銀色が見えた気がした
場所は西行妖より少し歩いた場所。
(なんだろ・・・)
なんとなく、気になってしまいそこに向かって歩く
雪に足と取られつつも、そこに到達して違う銀色の正体を見た
私の銀色の髪と同じ毛色の獣・・・犬だろうか
「なんでこんな所に・・・。それと、刀?」
銀色の毛並みは雪で濡れており、その眼は固く閉じられている。不思議な事に、その口には日本刀が咥えられ、取ろうとしても取る事ができなかった。その刀は柄に白い布が付いており、さらにその先には鈴が付いていた
私はその犬と推定される獣を持ちあげた。迷い込んできてしまったのだろうか
抱き上げた瞬間に力が抜けたのか、口から咥えていた刀をポトリと落とした。
とりあえず、雪で水分を吸って濡れてしまっている犬を抱き上げ、そして、犬が持っていた刀も一緒に持ち、急いで白玉楼に戻った
白玉楼の与えられている自室に戻るとすぐに犬をタオルで拭いて、温かいよう毛布でくるむ。
とりあえずはこれでいいだろう。
元気になったら、また白玉楼の外に逃がしてあげよう
「よし・・・。これで目が覚めるのを待てばいいかな・・・。その前に急いで西行妖の雪を落としてこないと」
そうして再び妖夢は白銀の世界に戻っていった
ーーーーーーーーーー
「ふぅ・・・。寒かった。」
自室に戻ってくるとさっき拾ってきた獣をくるんでいるはずの毛布がモゾモゾと動いていた
「あ、目が覚めたんだ。」
毛布をめくってやると、空色の瞳と目があった。透き通るような空の色
「君が、僕を助けてくれたヒト?」
ん?どうしてだろう。私しかいない部屋で言葉が聞こえた
「君だよ。助けてくれてありがとう」
「みょん!?」
そう、声の主は私が拾ってきた獣だった
「僕の名前は
「剣士!?犬なのに!?」
「あぁ、今の姿はそうだったね。あ、ヤバイ。そろそろ戻りそうかも。」
(怪しいなぁ)
仮に嘘で襲いかかってきたとしてもきちんと刀に手をかけ、いつでも抜刀できる準備はしていた。
「ふぅ、ようやく戻れた・・・」
振り向くとそこには、毛布を被って頭だけを出した短い銀色の髪の私と同じぐらいの歳の子がいた
「・・・どちら様でしょうか?」
「やっぱりこの姿だとわかんないかぁ。さっき犬・・・の姿をしていた夢魂爽歩だよ」
「でも、獣耳はないじゃないですか」
「・・一応僕は人間だから。それはさておき、ここはどこ・・になるのかな?」
なんなんだ。この人。
「・・・白玉楼です。ここは冥界の白玉楼で我が主の西行寺幽々子様が治められていらっしゃいます」
「そっか、ここが白玉楼。ようやくたどり着いた・・・ねぇ、いきなりで本当に申し訳ないのだけれど、君の主である西行寺幽々子さんに会うことはできない・・・かな」
「幽々子様に?何用でしょうか?私は側近で有る故、聞く権利くらいはあるかと」
「凄い!側近なんだ!君もさっき見たと思うが、僕は狼になるんだ。人なんだけどね。それを解決できるのは白玉楼の主という話を妖怪の賢者から聞いてね。来たんだけど、狼には変化しちゃうし、途中で吹雪きで力尽きるし、さんざんだったんだ」
まるで犬が悄気るような顔で言った
その姿に一切の悪意、虚偽は見あたらなかった
「・・・付いていてください。幽々子様の元に案内いたします」
失礼ながら半霊を幽々子様の元に行かせ話の事情を説明し、許可は同時にとった
途中で半霊がかじられたけど・・・
「ありがとう、ええと・・・・」
「魂魄妖夢です。」
「ありがとう魂魄さん」
「それでは、案内いたしますので付いてきてください」
一応、虚偽は無い。幽々子様を危機に貶めるような輩じゃないことも確認できた
・・・・まぁ、用心することに超したことはないのだけど。
そうして私は、幽々子様の元に夢魂爽歩さんをお連れした
「幽々子様、客人をお連れしました」
「入っていいわ」
柔らかい声がする。私の主人である幽々子様の声
私は幽々子様のお許しが出たのを確認し、襖をそっと開く。そして、銀色の彼に中に入るように促した
「こんにちわ、あなたが夢魂爽歩・・・君でいいのよね?私は、白玉楼の主人である西行寺幽々子よ。」
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僕はいつだったか覚えていない
犬・・よりも鋭い感覚をもつ狼に変化できるようになってしまった。その変化は任意で行えるものではなく、勝手に起きてしまう
昔は変化して自我が保てなくて暴れてしまっていた。山で暴れていたおかげで人間には手を出していない
そんな狼に変化できる僕は当然村人たちから迫害され、僕は餓死直前になり死を覚えた
そのとき、神様が通りかかり僕を拾ってくれ育ててくれた。まぁ本当の神様じゃなく、人間だけども。
その人は、刀を使い、僕に人として生きる技術を教えてくれた。
あるとき、そんな師匠と一緒に暮らしていた時のことだった。魂魄妖忌という剣士が師匠と戦った。勝敗は覚えてないけど、彼は僕を見て言った
「もし、お前のその体質を抑さえたいと思うならば、白玉楼に行け。きっと・・我が主なら何か知っているだろう」と言い残して去っていった
師匠がしばらくして流行病で逝くと僕はあの剣士の言っていたことを思い出し、白玉楼に行く決心をした。
まぁ、途中で狼に変化して、食べ物も無くなり、おまけに吹雪も吹いて僕は倒れ意識を失い、気がつくと、和風な家に寝かされていた
しばらくして、この部屋の主であろう、銀髪の線の細そうな美少女が帰ってきて話を聞くとここ白玉楼だということが判明した
もしかしたら、僕のこの体質が治るかもしれない
銀髪の少女が案内してくれた。そして僕は白玉楼の主である西行寺幽々子に出会った