東方緑妖想   作:和菓子屋蜜柑

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どうも、お久しぶりです
和菓子屋蜜柑です
ホント、遅れました。スランプも入ってるし、リアルが忙しすぎる
なんだ、この忙しさってくらい忙しい
・・・夏、入るまでに緑妖想、終わらせられるかな・・・orz



半人半霊と首輪の狼

妖夢視点

 

私は咲夜さんと幽々子様と共に白玉楼を出た

ずっと、心に重りが引っかかって、ずっと重かった心と身体は咲夜さんの一喝で凄く軽くなった

今なら、何でも出来る。そう、思えてしまうくらいに。

だから、爽歩さん。待っててください。必ず、行きます

 

幽々子様の出した蝶が、導いていく

追っていた蝶が目の前で、突然、消えた

 

「なっ・・・!?」

 

「妖夢、大丈夫」

 

咲夜さんが片手で私を制する

同じ従者なのに、ここまで落ちついていて、すごく憧れる。

彼女はとても大人びて、綺麗だ。

きっと、従者の仕事もきちんとこなすのだろう。

1回、彼女の働いている場所を爽歩さんと共に見に行きたい

 

「そこに、空間がある・・・」

 

「あなたは、わかるのね?」

 

幽々子様が咲夜さんに向かって言う

少々驚いている

 

「ええ、まぁ、なんとなく・・・って、ところだけど」

 

「あ・・・能力ですか?」

 

「多分、そうだと思うわ。でも、ほんとうに何となくだから、道案内がなければ、わからなかったわ」

 

「・・・私も修行不足ですね。きっと祖父ならわかったかもしれません」

 

時を切るのに200年はかかるという。もしかしたら、時空も切れる日がやってくるかもしれない

 

「妖夢、咲夜。これから紫のテリトリーに入るわ。・・・何が起きるかわからないわ。最終確認よ」

 

「私は問題ないわ」

 

「ーーー必ず、爽歩さんを助け出します」

 

「ふふ、聞くまでもないようね。それじゃ、行くわよ。」

 

幽々子様を戦闘に空間に入り進むと蝶がひらひらと舞っていた

そのまま蝶が導くまま、進んでいく

 

「そこまでだよ!」

 

「橙・・・」

 

咲夜さんがぼそりと呟いた。

きっとこの子が咲夜さんの言っていた子なんだとすぐに理解した

 

「そこを退いてくれないかしら?紫の式の式さん」

 

「・・・駄目です。今行ったら駄目なんです・・・」

 

「どうして・・・?」

 

「藍しゃまに・・・言いつけられてるから」

 

「・・・ここは私が」

 

咲夜さんがナイフを構える

 

「橙。弾幕ごっこの続きしましょ?ほら、約束」

 

橙はハッとした顔になった

 

「そう!そうだね!弾幕ごっこなら、仕方ないよね!!」

 

橙がはっとした声をあげた

そして、構える

 

「それじゃ、後で追いつくから」

 

「わかりました。・・・お願いします」

 

咲夜のナイフが一瞬にしてばらまかれ、弾幕ごっこは開始された

 

「今度は負けないよ!」

 

ナイフを弾く音が、響き、風切り音が背後で聞こえる

 

(咲夜さん、ありがとうございます!必ず、爽歩さんを連れ戻して見せる・・・)

 

高ぶる気持ちを無理矢理静め、幽々子様と走る。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

咲夜side

 

「行ったわね・・・」

 

目の前には妖力のかなり増した橙がいた

爪も牙もまるで前戦った時と違う

圧倒的な威圧感

でも、これだけは聞かないといけない

 

「ねぇ、橙。あなた迷ってない?」

 

「っ!!」

 

橙がその強化された爪で襲いかかってくる

それをナイフで受け流し反撃。

 

「何も言わないわ。でも、ここであなたは足止めくらいはさせてもらうわね」

 

橙の攻撃を捌き、ナイフで反撃。

 

「っあ・・・!」

 

「橙、全部終わったら、紅魔館に来なさい?ね?美味しいお菓子と紅茶でもてなしてあげる。だから、今は気軽に・・・遊びましょ?」

 

そう橙に言うと、その大きな瞳に涙を浮べつつ大きく頷いた

 

「それじゃ、始めましょう?弾幕ごっこ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

妖夢side

 

咲夜さんと別れ、再び蝶を追いかけるとそこには9つの尻尾を持つ狐がいた

 

「・・・藍。」

 

隣にいた幽々子様が呟く

たしか、紫様の式には、九尾の狐がおり、とても優秀な式・・と聞いた事がある

この、狐が・・

 

「幽々子様・・・」

 

「妖夢。あなたは全力で駆けなさい」

 

ぽそりと、九尾の狐に聞こえないように言った

 

「でもっ・・」

 

「いい?あなたの目的は爽歩を紫から助け出す事。紫が何考えてるかわからない以上、爽歩の安全も保証されているわけじゃ無いわ。時間が重要なの。私は全力を出しても、貴方の全力のスピードには敵わない。そして、きっと藍に対抗する力は貴方にはない。だったら咲夜が来るまで、私がこの場を押さえるわ。」

 

唇を思い切り噛みしめ、私は前を向いて走り出した

 

「・・・必ず、助け出しますっ」

 

「勿論よ。帰ったら美味しいご飯、二人で作ってね?」

 

「・・・行かせないっ」

 

妖狐が弾幕を放ってくる。

それは、今まで見た幽々子様の本気の弾幕に匹敵するくらいの量

本能が警鐘を鳴らす

こいつは危ない。

殺される。

弾幕ごっことわかっていてもそれは、まるで鋭利なナイフを喉元に押しつけられているかのような妖力

 

でも、幽々子様に、自分に誓ったんだ。

必ず、彼を助け出す。

そして、彼に言うんだ。

私も貴方のことが好きです・・・と。

 

妖狐の弾幕をかいくぐり、走る。

その背後で幽々子様の弾幕の気配がし、私の道を切り開いた

しばらく駆けると濃密な妖力。

気を抜くと足から崩れそうになる

きっと、妖怪の賢者、八雲紫の妖力。

でも、その中で私はよく知っている気配を見つけた

 

「爽歩さんっ・・・!」

 

爽歩さんの気配を追うが、更に紫様の妖力が近づいてくる事がわかる

きっと、爽歩さんの側にいるんだろう

更に駆けるスピードを速めると、見えてきた

陣の中心に狼化している爽歩さんとその陣の外に紫様

狼化している爽歩さんの首には、里で人が飼っているような犬の首輪が形成されている途中だった

 

『ぐああああああああああああああっ!!』

 

狼の口から漏れる苦痛の声

紛れもない爽歩さんの声

聞きたかったはずの爽歩さんの声だけど、違うっ

 

「紫様っ!爽歩さんを返してください!」

 

「・・・あら、妖夢。この子はもう幽々子の手から離れたのでしょう?なら問題はないわよね?」

 

「っ!」

 

その言葉に息を飲む。まるで、ずっと爽歩さんの存在を狙っていたようで、まるで、幽々子様の元に居なかったら、今のようになっていたようで

 

「でも、私は…爽歩さんを、連れ戻しにきました。私の、私達の過ちを身体を張り、止め、そして、主を切った事を罪として自ら背負って1人になった爽歩さんをっ!!」

 

「彼は幻想郷の人柱となるのよ」

 

強烈だった妖気が更に膨れあがる。

周囲には気持ちが悪くなってくる大量の目

 

「・・・逆らうつもりかしら?」

 

白楼剣と楼観剣を抜き、構える

答えは決まってる。

否だ

 

「・・・そう。まったく。幽々子の従者だから余計な事はしたくなかったけど、仕方がないわよね」

 

目を細め、紫様が言う

 

「でも、もう遅いわよ?楔は完成する。ほら、見なさい」

 

「っ!!爽歩さんっ!!」

 

陣が一際強く光り、爽歩さんが吠える

そして、その光と咆哮が消えると、陣の中心で狼化したまま踞る(爽歩さん)がいた

 




と、言う訳で一端、麗霊想と月咲想を休載します
理由は夏までに終わらせないと、更新ができくなるから
ほんと、楽しみにしていた方、申し訳ない
・・とは言うものの、まぁ、うん。多分、息抜きで月咲想や麗霊想が上がる可能性は高いけど。期待はしないでください
ホント、リアルが馬鹿みたいに忙しい
なんだ。この忙しさ。まぁ、夏過ぎたらもっと忙しくなるのは、目に見えてるんですけどね・・・orz
あはははは・・・
それでは、いつになるかわからない、次回をお待ちください。

追記
因田司さんの、「東方卯霊恋譚~Noキミョン?Noウドンゲ?Yesうどみょん!」http://novel.syosetu.org/22697/
にアレンジを捧げてきました
タイトル名は、「If;ブランとノワール」
もし、よろしければ覗いてみてください。
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