GUNDAM ~狂気のF~   作:毒鼠 創病

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ロザリオの秘密

俺はユキナとロザリオの店にいる、昨日の夜ユキナの携帯にロザリオからメールが届いた。

 

”ユキナ元気?実は明日私の店が5周年なんだ

もし良かったらタクマと2人でおいでよ!ビール1杯サービスするから!

ヨロシクー!”

 

この日のロザリオの店は繁盛していた。

 

『ロザリオさん、俺にバーボンのロックを、ロザリオさんも何か好きなのどうぞ俺にご馳走させてくれっ』

 

『あらっ嬉しい!じゃ遠慮なく』

 

『ハハ、どうぞ』

 

ユキナは俺の隣でいい感じで出来上がっていて

他の客と下らない話で大いに盛り上がっていた。

 

『ギャハハハ!それはオメェのケツだべや!』

 

刻々と時間は過ぎていき、客は俺とユキナだけになった。

 

『ユキナ、タクマさん今日はありがとう、今日の最後は私にご馳走させてっ』

 

『ハハ、良かったじゃんタクマ』

 

『5周年記念だからなっ』

 

俺は気づかなかったが、ユキナがロザリオの表情の変化に気づいた。

 

『・・・ん?』

 

ロザリオの表情は、何かの恐怖に怯えている表情でユキナとタクマに飲ます酒を作っていた。

 

『ハイっお2人さん、お待たせっ』

 

ロザリオはユキナとタクマをジッと見つめていた。

そして2人がグラスに口をつけようとした瞬間・・・

 

『ダメぇ‼』

 

ロザリオは2人のグラスを払い、そのグラスはゆっくりに床に落ち、割れた音とともに店内は静かになった。

 

俺は何がどうなってんのか?

さっぱりわからなかった。

 

ロザリオは両手で顔を隠し、叫ぶように泣き出した。

 

『ロザリオ?どうしたの?』

 

『そうだロザリオさん、何があったんだ!?』

 

俺とユキナはロザリオを落ち着かせ、彼女はゆっくり話し出した。

 

『・・・私にはたった1人の妹がいるの、でも血は繋がってないのよ

私が12歳の時あの子は養女として私達の家族になってね、いつも仲が良かった

・・・名前はアーネ、ずっと本当の妹のように接してきた。そして5年前、私達の両親は戦争で亡くなって、妹のアーネは議会軍に連れていかれたの・・・

アーネには秘密があった、彼女はフライヤ一族の娘だったのよ、長年に渡って月の平和を保ってきた一族・・・ある武装集団によってフライヤ一族は消されてしまった。その生き残りがアーネだった・・・議会軍はアーネを使って何かを企んでいる、私は議会軍のリチャード・ヘルに拘束されてるアーネの写真を見せられ、議会軍の指示を素直に聞けばアーネは解放するって・・・だから・・・』

 

ユキナはバーボンを飲みながらロザリオの肩を優しくさすりながら・・・

 

『アタイとタクマの情報を送ってたんだね?』

 

ロザリオは大粒の涙をこぼしながら頷いた。

 

『ロザリオさんは悪くねぇよ、大事な妹さんのためにやったんだ、さっきの酒には毒が入ってたのか?』

 

『そうよ、リチャードが私にタクマさんを殺せって・・・そうすればアーネは無事解放するって、でも出来なかった・・・本当にごめんなさい!』

 

そしてユキナが突然立ち上がった。

 

『ロザリオ、しばらく店休んでっここにいたらマズイ、アタイの所で落ち着くまで居て!妹さんは私が助ける!』

 

俺はバーボンを一気に空け、立ち上がった。

 

『ユキナっ俺にもやらせろ!ロザリオさん、妹さんの件任せてくれ!』

 

今、議会軍とハイルブロンとの一騎討ちが始まろうとしている。

 

 




怒りが収まらなくなったユキナとタクマは最後の戦いに出る!
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