リチャードはハイルブロンがたまり場にしている酒場に姿を現した。
『楽しそうですね、バルヘルムさん』
ウイスキーのボトルをラッパ飲みしているバルヘルムは、リチャードに冷たい視線でイヤミを言った。
『誰かと思ったら、議会軍のお坊っちゃまじゃねぇか?』
『ハハっお坊っちゃまは余計ですよっ・・・隣よろしいでしょうか?今日はハイルブロンの皆様に頼み事がございましてっ』
リチャードはバルヘルムの隣に座り、胸ポケットから1枚の写真を出した。それはユキナが破壊したスナイパーから出てきたところの写真だった。
『バルヘルムさん、この女性がハルタ・グレーゼさんを殺したらいしんですよ』
バルヘルムはユキナが写っている写真を見ながらリチャードの胸ぐらを掴む・・・
『コイツはユキナ・フランケンシュタインだ、頭のぶっ飛んだ女だよ!へっコイツなら殺りかねないがなっ』
『ご存じだったとは、じゃ話が早い、ユキナ・フランケンシュタインを抹殺する手伝いをしていただけたら助かるのですが?』
『あの女は、ただでは殺せねぇぞ・・・』
リチャードは余裕の表情でビールを空け、ある提案をもちかけた。
『バルヘルムさん、我議会軍の新型モビルスーツ、ギガントを提供しましょう。そして私にはガンダムがある、彼女のオリジナル兵器など敵じゃありませんっ』
バルヘルムはゲッペルスにギガントに乗ることを指示をし、リチャードに不適な笑みを見せながらユキナの写っている写真を握りしめた。
『ユキナ・フランケンシュタインは俺が殺る!アイツがハルタにやったようになぁ!』
『勿論です、我軍もハイルブロンも彼女が邪魔ですからねぇ・・・それでは準備ができましたら連絡いたしますのでっ』
リチャードはテーブルに金を置き、店から出ていった。
バルヘルムはウイスキーのボトルを空け壁に投げつけると・・・
『あのガキ、調子に乗りやがって!まぁいい、ハルタを殺ったヤツがわかったしなっしかもビクターの娘ときたもんだ、父親の仇討ちってやつか?』
店から出たリチャードは携帯を取りだし、アドルフ・ヘスに連絡をいれた。
『父上、ハイっ上手く乗ってきました。ハイルブロンとユキナ・フランケンシュタインを殺し合いさせます、あっそれとですが、彼女の協力者が判明しました・・・元議会軍タクマ・ハレルヤ少佐です、ハイっ彼と一騎討ちを・・・』
携帯を切り、リチャードが向かったところ・・・それは、ロザリオの店・・・
『!?リチャード、妹は生きているんでしょうね?』
『ハイっ勿論、元気にしてますよ、ロザリオさん妹さんのために最後の仕事です、これが終わればアーネさんは解放します』
議会軍に情報を送ってたのは、ロザリオだった。しかし、それには理由があった。
妹のアーネの事・・・