女の子だらけの職場で俺がヒロインなのは間違っている 作:通りすがりの魔術師
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受け取り方は人それぞれですし嫌なものは嫌で結構ですが、こちらまで不快にするのはやめてください
それでは阿波根うみこルート。最終話になります。
(気が向いたら追加でなにか足すかもしれないけど)最終話になります。
では、上のことが守れる人だけどうぞ。
突然だが私、阿波根うみこは結婚することになった。
それが決まったのは昨日のことだ。
元々、母を安心させるためにと付き合ってもらった嘘を本当にしようという彼の提案に私はありがたく乗らせていただくことにした。
こちらとしても、そうなってくれればいいと思っていなかったわけではない。
むしろ、そう願っていた。この嘘がいつか本当になればいいなと。
その為に普段は買わない服を買いに行ったり、手料理を振舞ったりした。これで彼がその気になってくれればと思ったが、途中で思い返せば嘘だと言っているので本気にはしてくれないのではと。
「まぁ、まさか本気になるとは思いませんでしたが」
隣で未だに寝息を立てる彼の髪に触れながらそう呟く。
母に用意してもらった離れ家で一夜を共にすることになったのだが、ああいうことがあったのでお互いモヤモヤを抱えながら寝ることになった。
気を遣ってくれたのか遣ってないのか。布団はふたつ敷かれていたが、距離は全く空いていなかった。
お互いに背を向けながら悶々としていたところに私があることを提案した。
その結果、昼前の11時に起きることになった。重い瞼を開けると2枚あった布団のうちの一つに2人とも収まっていた。大きく伸びをすると、八幡は疲れたのかまだ寝ていた。
まぁ、初めての沖縄ですし無理もないでしょう。決して夜のあれは関係ないだろう。
そう自分に言い聞かせるとシャワーを浴びた。髪や肩、腰周りなどは念入りに洗っておいた。
シャワーを浴びて、下着を着る。上着やズボンをカバンに入れっぱなしにしていることを忘れ居間に戻ると寝癖を爆発させて八幡が身体だけ起き上がっていた。
「おはようございます八幡」
「...え?...あぁ、おはようございます…」
まだ頭は覚めてないのか出てくる言葉は途切れ途切れで、度々欠伸をしていた。
「シャワー浴びてきたらどうですか?汗もかいたでしょうし」
「……うす」
ノロノロと立ち上がった八幡は私の隣を通ると1歩踏み出したところで立ち止まると目をパチパチと瞬きし、私の身体をマジマジと見つめる。
「な、なんですか…」
そんなに見られると好きな相手とは言えど恥ずかしい。というか、好きな相手だからこそ恥ずかしい。ジロジロ見るなという目を向けると八幡はハッとしたようになり、小さな声で「昨日のと違うな…」と意味のわからないことを口走ってシャワールームに入っていった。着替えたから違うに決まってるじゃないですか。というか、結構暗かったのにどうして色が把握出来たのでしょうか。八幡の目の良さに軽く畏怖しながらカバンを開く。
「うみこ。起きたの」
「母さん」
着替えを出してズボンを履いて上着を着ていると引戸が開けられ母が出てくる。割烹着にゴムブーツということは農作業を終えたばかりだろうか。
「昼ごはん作るけど食べる?」
「はい。あ、手伝いますよ」
私がそう言って靴を履こうとすると笑顔で母さんは首を振った。
「いいよ。こっちでやっとくから。それにあんたはあれの処理があるでしょ」
『あれ』と呼ばれた物を母さんの目線を頼りに追っていくと、先程まで私と八幡が寝ていた布団があった。
「一応民泊で修学旅行生が使うやつだから綺麗にしといてよ。まぁ、別に外に干してもいいけど」
「洗います。ご心配なく」
ニヤニヤしながら言う母に私は熱くなる顔を抑えてピシャリと言う。
「洗濯機は電源入れたら使えるから。洗剤は棚漁ったらあるから」
じゃ、と手を振って戸を閉めて出ていった母にため息をつく。やはり、母親なんですねと少しだけ怖くなった。ああも何もかも分かってしまうものなのかと。
「八幡が出てきてから何とかしましょうか」
洗って取れるものなのか心配なので可能なら風呂で軽く洗って起きたいところだ。そう考えていると八幡が廊下からぴょこっと顔だけを出してくる。
「あの、俺の鞄取ってもらえませんか」
どうやら服を持って入るのを忘れていたらしい。鞄の中から服が入ってるであろう袋を見つけ出して放り投げると八幡は頭を下げて身体を隠す。そして、数秒後に髪が濡れたことで消えた寝癖。狼の描かれたTシャツ。薄緑の半パンを履いた八幡が姿を現す。
出てきた八幡は何故か顔が赤く私と目を合わせようとしない。それを不審に思った私は首を傾げる。
「どうしました?」
「いや、その、...いや、なんでもないです」
口ごもってなにか言おうとした八幡だったが言うのをやめて、話題を変えるためか敷かれている布団に目を向ける。
「これ、どうするんですか」
「八幡の方は特に汚れてないので大丈夫だと思いますが、最初私が使ってた方は……」
そこまで言って言葉を濁した。だが、これだけでも十分に伝わっただろう。八幡は「...すいません」と謝る。
「いえ...誘ったのは私ですし...」
「でも、まさかうみこさんが処」
「シャラップ」
モデルガンを顎に突きつけて黙らせると八幡は「はい」と上を向きながら手を上げる。
それを見てモデルガンを後ろポケットに入れると八幡はホッとしたように手を下げる。
「母が昼を作ってくれるそうなのでその間に片付けちゃいましょう」
「わかりました」
八幡も私が寝ていた方の掛け布団と敷布団にも汚れがついてないかチェックしてなかったので畳んで押し入れに入れると、問題の方を浴室に運ぶ。
「布団ってシャワーとか大丈夫なんですか?」
「まぁ、洗濯機がOKですし大丈夫でしょう」
「そんなもんですか」
頷くとシャワーの栓を捻って水を出す。汚れに重点的に水を浴びせると、初めての共同作業だなと、変なことを考えてしまった。それで頬が紅潮したのを感じ、ばっと八幡に見えないように目を逸らしたが。
「なんですか初めての共同作業ですね。とか思っちゃったんですか」
「な、な、なんでわかるんですか」
あわわと聞き返す私に八幡は栓を閉めると頬をかく。
「そりゃまあ...俺も同じこと思ったからじゃないですかね…」
八幡も少しばかり赤くなった顔を隠すように口元を抑える。
汚れをある程度落としたがやはり若干残っている敷布団を洗濯機に入れて洗剤を突っ込むとボタンを押す。
音を立てて洗濯を開始した機械を見ながら八幡が口を開く。
「昼飯食べてからどうします?」
「そうですね。父から車を借りて美ら海水族館でもいきましょうか」
「...父親いたんすか」
「えぇ。朝が早いので夜は基本寝てますが」
昨日訪れた時間帯だと父は熟睡していたはずだ。漁業をやっていて父くらいの歳になると早めに寝ないとしんどいのだろう。
「挨拶、した方がいいですかね…」
「大丈夫だと思いますよ。そもそも人前に出てくるタイプではないので」
出てきても警戒心剥き出しにするので出てこさせませんが。言うと、八幡は少し気が楽になったのか壁にもたれる。
髪も乾いてきていつものくせっ毛に戻り、目もどんどんいつものような淀みを帯びてきた。
「もうそろそろできる頃合ですし、いきましょうか」
「そうっすね」
もたれかかっていた壁から離れると私の隣に立つ。何センチか高い身長故、見上げる形になるがその手は、握れる距離にある。
こんなところで手を繋ぐほどイチャイチャしたいわけではない。
そんなことはいつでもできる。
今しかできないことをしよう。
八幡となら何だって楽しいし、嫌なことも乗り越えていけるはずだ。
八幡でなければ私は幸せの切符を握ることはできなかった。
だから、その感謝を伝えつつ1歩1歩丁寧に2人の足跡を残していこうと思う。
「八幡」
サンダルを履いて呼ばれて振り向いた彼に私は浅く口付けをする。
「これからはより一層よろしくお願いしますね」
口を離して、私は笑顔で好きになった彼にそう言って歩き出した。
近未来ハッピーエンド!
いやー本当は7話で終わる予定だったのに長くなったね。
虚実を真実に変えるというENDは達成できましたね!やったね!
感想欄に○ッチな話は持ち込まないでね!持ち込むにしても自分が書いたくらいのレベルにして!
あと、アンケートの集計を活動報告にて公開しました。
結果次は紅葉ちゃんになりました。ダントツでひふみ先輩だと思ってたので意外でしたほんと。
協力いただきありがとうございました。
あと、誤字報告感謝なのですが今日適当に『適用』だったかまぁ、ろくに確認せずにしたら直される前の文章と直した後の文章が並んでてカオスなことになってました。
感想欄にてしてくれる方もいるのですが、合わせて言いたいのがありがたいけどここの機能をうまく使ってほしい!という話です。
ほならね、俺が間違えるなって話ですよ。せやな。
でも、まぁ、人間は自然には抗えないからなぁ..仕方ないね(開き直り)
載せるか載せないか迷った設定。
阿波根家の離れの家について
元々は親戚らを泊めるための家だったが、今は民泊など利用する人向けの家。壁には修学旅行生とうみこママが撮った写真が貼られている。
うみこパパ。
焼けた肌に鋭い目。漁師をやっており朝は早く寝るのも早い。家にいる時は基本的にラジオを聞くか寝てる。人前に出ると緊張のあまり目付きが獲物を殺す目になるために人前にはあまり出されない。
夜の営み。
描写するとR18なので事後処理。
あ、ふーんくらいになれば伝わってる
うみこさんはそこまで疲れてないが八幡はげっそりしてる模様。