女の子だらけの職場で俺がヒロインなのは間違っている 作:通りすがりの魔術師
初めての方、本編を見てくれてる方、本編見たけど面白くなかったから切り離した方。最後の人に関しては、多分本編が面白くなかったのならこれも面白くないと思うので低評価をつけないうちに早く戻ってください。
それ以外の方は大歓迎!当たり前ですよね。
今回はNEW GAME!主人公の青葉、とても人気の高いひふみ先輩、僕の大好きなうみこさんのプロローグから書かせてもらいました。ほかのキャラに関してもどんどん書いていく予定ですのでご安心を!
プロローグということで短めにしておりますことをご了承ください。
プロローグ(涼風青葉の場合)
給湯室。仕事で疲れた社員達が小腹を満たしたりリラックスするために訪れる場所である。そこに向かう1人の女性社員がいた。
涼風青葉、高卒でゲーム制作会社『イーグルジャンプ』に入社してきたキャラクターデザイナー担当の女性社員である。
「ノルマ達成まであと少し、残業しないように頑張らなくちゃ!」
歩きながら自分に言い聞かせるように元気よく呟く。別に残業しても構わないのだが、残業してしまうとある人物と帰る時間がズレてしまうのである。それが嫌な彼女はせっせとキャラクターを描いている。が、集中力にも限界があるので給湯室でお茶を飲もうとやってきたのだが、給湯室の前で足を止める。聞き覚えのない話し声が聞こえてきて誰かいるのかなと耳を傾ける。
「でねー、キャラクター班にいる男の子なんだけど、目はアレだけど顔はなかなかいけてない?」
ビクッと背筋を震わせる。イーグルジャンプはゲーム会社にしては奇特で男性社員が少ない。少ないだけでいるのはいるのだが片手で数えれるほどしかいないのである。そして、キャラクター班の男性社員とはただ一人しかおらず、それは青葉が好意を寄せている男であった。
「そうかなー。あ、そう言えば、この前食堂でさー」
そう言いながら給湯室にいた二人の女性は青葉のいるところと逆方向に向けて歩いていく。青葉はやっとお茶が飲めることに安堵して、中に入ってまだ仄かに温かい急須から湯呑にお茶を淹れる。
(意外にモテるんだな…)
先ほど聞いた会話を思い出すと無性に腹が立った。目はアレだけど顔はいいって外見だけで彼を判断して欲しくないという怒りだったのだろう。飲み干した湯呑を強めにシンクに置くと後ろから声をかけられた。
「おい、何やってんだそんなに強く置いたら湯呑割れるだろ」
またビクッと背筋を震わせ後ろを向くといたのは目はアレだけど顔は整っている男。青葉と同じく高卒で入社してきた同期で彼女にとっての想い人である比企谷八幡であった。
「ご、ごめん」
「いや、俺に謝られても…まぁ、会社のだから気をつけろよ」
「あ、そっか。ごめんね湯呑さん!!」
湯呑に必死に頭を下げる青葉に心底ドン引きする八幡は冷蔵庫からキンキンに冷えたMAXコーヒーを取り出して軽く振る。振るように缶に記載されているである。しないと中の味がバラバラになるのでしっかりと振っておこう。
「湯呑にガチ謝りしてるやつ初めて見たわ。それより休憩終わったんなら早く戻れよ」
「うん。じゃあね」
控えめに手を振って給湯室から出ていく。彼との会話はいつもこんなものだ。それに今回は彼から話しかけてくれたのでいいと言える。しかし、青葉自身はこれで満足というわけにはいかなかった。生まれて初めて心の底から好きだと言える異性に出会えた。その幸福は何にも代え難いもので出来るなら彼と共にもっとたくさんの思い出や共感を作っていきたいと思っている。だが、相手が控えめで非積極的なのでそうもいかずにこうして『同期』という関係に甘んじてるわけだが。
自分の席に戻りパソコンと向かい合ってまた作業を開始する。
仕事をしていればそんなことも自然と脳裏から消え去り、ただ目の前のことに集中できる。それでもやはり、集中力が消えてしまうとそういうわけにもいかない。
"絶対、手に入れるから。待っててね"
不意に隣の席で欠伸をしながら作業をする彼に言った言葉を思い出した。そういえば、手に入れるからと言って自分はあの日から何かしただろうか。嫌われるのが嫌で、今の現状を維持しようとして踏み込むことはせず何もしてこなかったのではないか。それでは、彼は待ってくれるかもしれないが誰かに取られてしまうかもしれない。
そう考えた時、涼風青葉の中で何かが変わる音がした。
いかがでしょうか。青葉にすっかりあのセリフを言わせたことを忘れていたのですが、それを使ってなんとか青葉をやる気にさせることが出来ました。
青葉のテーマですが、特にないです。
てか、基本ないです。後付けです。勝手に手が動いて書いてたのにあとから「多分こんなのだろ」って付け加えてます。他のやつに〜のテーマは〜とか書いてますが信用しないでください。
給湯室の二人に関しては全く名前のないモブですのでオリキャラでもなんでもありません。