バイオハザード~恨みの利用~   作:Naveruzu

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主演者挨拶

やあ!あの世に居る後藤武だ!何か消えたユーチューバーの奇天烈動画配信団が話題に成ってたよね。気になったら調べてみてね。まぁ俺は楽屋でたまたま知っただけだけど。
(本条:おい!楽屋って言うな!)


第3章-飯能市生物災害
第十三話~生還と計画~


~瑞穂警察署-休憩室~

 

武田『ハァ…何だったんだろうな。』

 

俺の名は武田 清継。小作地区のバイオハザードが発生してから早一ヶ月。俺は休憩室であの日起こった事件を振り返っていた。すると誰かが俺の隣に来た。

 

?『どうしたんですか先輩、ため息なんかついて。』

 

武田『何だ、織金か。』

 

俺に話し掛けたのは、うちの後輩の織金三郎。めんどくさがりで家に引きこもってるせいか、肥満の体型をしているゲーマーだ。

 

武田『何のようだ。』

 

織金『いや~、まさか先輩がため息をつくとは…何か有りました?』

 

武田『あぁ、有ったっちゃぁ有ったんだが…まぁ良いか。実はな……』

 

悩みの種は約一ヶ月前にさかのぼる。

 

~約一ヶ月前~

 

武田『すまない、彦継。』

 

俺はそう告げて救助ヘリを待っていた。小作駅東口にかかっていた歩道橋が無様に壊れ、その一帯には夕方の橙色が染まる。

 

武田『終わった。』

 

俺がボソリと口を開いたあと何処からか声が聞こえた。

 

武田『何だ?』

 

俺は不思議になり、声がする方へ向かうと異形な姿で瀕死寸前とながらも理性を取り戻していた彦継が居たのだ。

 

笹平『だ、誰かぁ、い、ないかぁ……』

 

武田『彦継!』

 

俺は駆け足で彦継の近くに行く。そして俺がついた時、彦継は何かを伝えたかっていた。

 

笹平『た、けだ、かぁ、き、き、いて、くれぇ、…』

 

武田『無理するな。今助けてやるからな。』

 

俺は余りに苦しそうな彦継を見てられず手当てをしようとすると奴は俺の腕を掴んで何かを訴えてきた。

 

笹平『けい、さ、つしょ、ない、にう、らぎり、も、のが、居る。真の、く、ろまく、は、た、けだ、がよく、しっ、てい、る、親、しみ、ぶ、かい、じん、ぶつだ。』

 

武田『おい!大丈夫か!おい!』

 

笹平『………』

 

彦継は最後の力を振り絞ったのか、理解しづらい言葉を発した後、息絶えた。俺は息絶えた彦継を見ることしか出来なかった。

 

武田『警察署内に裏切り者が居る?真の黒幕は俺が知っている親しみ深かった人物?』

 

俺は彦継の告げた言葉を思い出し、声に出して言ってみた。すると少し理解しやすくなった。

 

武田『そんなことあんのか?』

 

少し半信半疑に成るが裏切り者の彦継の事だ、色々知っているかもしれない。そう頭に入れて救助ヘリを待っていたら何か気配を感じ振り返った。すると

 

?『何かを感知したか?警部さん~♪』

 

武田『うわっ!お、お前は誰だ!』

 

急に声のした方へ振り向くとフードの付いた黒服を来ている何者かが前に立っていたのだ。俺は即座に銃を構えて攻撃体制に入る。すると黒服は両手を小さくあげながら喋りだした。

 

?『へへ、別に殺しはしないし、手を加えたりする訳じゃないから心配すんな。』

 

武田『…な、何のようだ黒服!』

 

俺は陽気に話す黒服に何しに来たのか問うてみた。すると少し陽気な黒服は喋りだす。

 

?『なぁーに、予告だよ予告。きっと楽しい時間に成るぜ?へへ!』

 

武田『な、何の予告だ!』

 

?『2016年12月25日~2017年1月末までのどれかに埼玉県の飯能市にてバイオハザードが起こるぜ?楽しい殺戮ショーが始まりまーすよ!ヒヒヒ!』

 

武田『それは本当か!答えろ!』

 

?『さぁ~な!ヒヒヒ!楽しみだなぁ!ハハハ!』

 

武田『テメー、いい加減にしろ!!!』

 

俺は黒服自ら新たな企みを聞き、知り得た。その情報に正直驚いていたが、いつまでもヘラヘラしている黒服に怒りが頂点を達し、いよいよ怒鳴り付けた。すると黒服は雰囲気を変えて訴えてきた。

 

?『調子のんじゃね~ぞぉ!俺達はな、無差別に殺戮を繰り返した杉田幕府に復讐をしようとしてんだよ。お前らがいくら阻もうと諦めはしない!覚悟しろよ、瑞穂警察!!必ず潰してやる!!』

 

武田『あ、ちょ、待て!』

 

黒服はそう話した後、俺の声を無視してその場を去った。静まり返った小作駅東口はしばらくしてやって来た救助ヘリによって音が響き渡るのだった。

~警察署内ー休憩室~

 

武田『と言うわけだ。』

 

織金『そう言うことでっさな~。』

 

休憩室にて聞いてきた織金に約一ヶ月前の出来事の説明をした。忘れることはない残酷な日を我慢して話した俺はコーヒーを飲んだ。すると織金はまた俺に話し掛けてきた。

 

織金『で先輩は何しようとしてんでっさ。約二週間前何か、新チームを作るって言ってやって無いんすよね。』

 

武田『それはチームを作ることは得意じゃないし、そもそも川口課長が署長に進言してからなかなか許可が来ないから出来てないだけだ。』

 

織金『そうすかね~。』

 

武田『あぁ本当だ。この時に本条が居ればな~。本条警部が居たら絶対早くに許可が降りていたのにな~。』

 

俺がそう言葉に漏らしてまた一口コーヒーを飲んだその時だった。何者かが少し急ぎぎみで俺達の居る休憩室に来た。よく見ると出入口で止まっている川口刑事課長が居たのだ。

 

武田『ん?どうしたんだ?』

 

川口『武田、遂に下りたぞ。』

 

織金『何がですか?』

 

川口『新チームを作る事だよ。』

 

俺は耳を疑った。どんな状況であれ署長はstarf以外の新たなチームを作ることを禁じたのだ。

 

武田『な、何故許可が下りたんだ?』

 

川口『それはたぶん、この頃いい成績を残しているからではないのか?沢山の事件を解決しているから署長は許したのだろう。』

 

織金『良かったっすなぁ~先輩。』

 

武田『そうだな織金。川口課長もありがとうな。よし、希望の策を作るぞ!』

 

俺はそう言って残りのコーヒーを飲み干し、片付けてから自分の場所に向かった。

 

~一週間後~

ー警察署内-会議室ー

 

川口『準備は良いか。』

 

武田『あぁ、良いぜ川口課長。』

 

俺が言うと川口課長は小さく頷き、会議室の正面を向いて口を開いた。

 

川口『これから、新チーム:瑞穂特戦隊の発足及びメンバー公認式を行う。起立、礼!』

 

課長室に居るメンバー一同

≪お願いします!!≫

 

そう、俺達は川口課長から新チームを作ることが許可された後直ぐ様パンフレットを作り、警察署内に貼り付けた。懸命に働いた甲斐があって、そして現在会議室に50名近くの人々が集まったのだ。

 

川口『それでは、私川口が司会を務めます。まぁそんな堅くしないで、リラックスして聞いてください。でもリラックスし過ぎは即退場ですがね。では第2責任者の武田 清継に変わります。』

 

そう川口課長が言うと、俺の肩をポンと叩いて席に座った。俺は緊張しながらに前に出て挨拶をした。

 

武田『初めまして私は第2責任者の武田 清継と申します。このチーム発足を進めた又は計画したのは私です。このチームは警察系特殊部隊であり、小学生達が作るような幼稚な組織では無いことを理解していただきたい。これにて私の挨拶は終わりに致す。』

 

そうだけ告げると、俺は急ぎ足で自分の席に座る。結構緊張したな、汗びっしょりだ。そう思っていると今度は隊員名の発表だ。

 

川口『では隊員の名前を呼んでいく。言われたら返事して立ち上がれ。行くぞ~…』

 

ここからは長くなるので省略しよう。(因みにstarfに入って居る隊員は兼任で所属。)

 

川口『…以上、選抜試験で勝ち抜いた人々だ。ではこれにて新チーム:瑞穂特戦隊発足及びメンバー公認式を終了する。仲良くするように。』

 

そう川口が告げると聞いていた人々は拍手した。約50人も居るとまるで嵐の様に会議室に響き渡る。その状態はしばらくすると鎮まり、隊員達はそれぞれ帰った。静かになった会議室に俺と川口課長、土方と織金、後藤と笹平が会議を始めていた。

 

武田『遂に始まった計画、無駄には出来ない。』

 

川口『そうだな。これでますます広域の調査が可能に成ったし、民間人のサバイバルテクニックの養育が出来るように成ったしな。』

 

そう、実は警察署以外にもこれを聞き付けて民間人から候補が来たのだ。最初は戸惑ったが、いつ何処でバイオハザードに遭遇しても助かるようにサバイバルテクニックを養育する必要が有るとして受け入れたのだ。

 

織金『で、どうするんでっさ、こんな人数多くても役割が機能しないはずじゃ…』

 

武田『その心配は無い。十名ずつのチームを作り、役割を浸透させる。』

 

後藤『成る程、だから俺達が集まったんだ。』

 

川口『そうだ、じゃなきゃお前らを呼ばん。よしじゃあ、早速チームを決めていくぞ。まずは名前だ、ただ単純の名前は嫌だからな。武田チームの名称は何だ?』

 

川口課長に聞かれた俺は少し悩むが、starfに有るチームを拝借した。

 

武田『俺のチーム名はZECTチームだ。旧starf入隊から馴染み深いチームだからな。』

 

川口『分かった。じゃあ次。』

 

こうして川口は聞いていき、土方チームはBOARD、後藤チームはHAYABUSA、笹平チームはTAIGA、織金チームはGreedと決まった。

 

川口『よし決まった。次はどうすんだ?武田。』

 

川口課長は全て決まったチームの名称を確認しながら俺に聞いてきた。俺はこう答えた。

 

武田『次は役割だ。ZECTチームとBOARDチームは最前線でバイオハザードの鎮圧と調査。HAYABUSAチームとTAIGAチーム、Greedチームは二つチームの後片付け役だ。川口課長は他に案は有るか?』

 

川口『大丈夫だ武田。他の皆は分かったな?』

 

川口課長が言うと他の皆は頷いて了承した。それを見た俺は解散を出す。すると川口課長がまた話し掛けてきた。

 

川口『本当だろうな?今年の12月25日~来年の1月末の間に埼玉県の飯能市にてバイオハザードが起こると言うこと。』

 

武田『あぁ本当だ。だから川口課長の方で飯能市もパトロール対象にしてくれないか?』

 

川口『分かった。何とかする。』

 

そう言うと川口課長は会議室を去った。独り残された俺はこのまま続けていけるのだろうかと不安に成るが、その思いを振り払い会議室を出た。

 

武田『今度こそ覚悟しろよ黒服。絶対に野望を止めてやる。』

 

そう心に言い聞かせ、家に帰ったのだった。

 

 

 




ヤッホー!裏切り者の笹平彦継だよ~!イヤ~、役を無事終えて良かったぜ!

次回のバイオハザード~恨みの利用~は第十四話~組織と組織~。お楽しみに!

作者感想

これは大体1日で終わったね。疲れた~。まぁまだ連載するので応援宜しくお願いします。

第十三話終了
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