バイオハザード~恨みの利用~   作:Naveruzu

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主演者挨拶

ひっさー!私は菅家 明莉だよ~!今日は彼氏とデートなんだ~!キャー嬉しい~!
仙林:こいつ大丈夫か?
武田:駄目やなこりゃ…浮かれてやがる。
川口:まぁこんなやつはほっといて、本編をお楽しみ下さい!



第三十二話~展開と状況~

~武蔵村山市-七道山研究所~

 

武田『よし、ここは異常なし、久松は何かそこに無いか?』

 

俺の名は武田 清継。赤嶺研究所事件から行方不明と成っていた久松 悟朗と奇跡の再会をし、今は容収所から少し離れた部屋、実験管理室に来ていた。

 

久松『いや何も。』

 

武田『そうか。』

 

小高『まぁここは被験者と状況を記してある資料しか無いからな。』

 

武田『そうだな。』

 

俺達はこれ以上調べても何もないとして、実験管理室を出ようとしたその時だった。

 

菅家『武田隊長!このモニターを見てください!』

 

武田『なんだなんだ。何かみつ…』

 

急に呼び出す菅家を不思議に思いながら、菅家の見ているモニターを見た。するとそこに映っていたのは、同じく赤嶺研究所事件にて行方不明と成っていた“本条 信治”だった。

 

武田『本条さん!?』

 

小高『誰だか知っているんですか?』

 

久松『この人は俺と武田が特にお世話に成っていた先輩で、名前は本条 信治。川口 孝文が就いている刑事課長と同じ階級を持つベテラン警官さ。』

 

菅家『そ、そんな人が瑞穂警察に居たんですね…』

 

武田『てか、これは何の実験だ?今すぐ止めなければ!』

 

小高と菅家が本条刑事について久松から話を聞いているなか、俺はやっと見えた本条刑事の為に色々とボタンを探っていた。

 

武田『何処だ?見付かんないぞ?』

 

小高『隊長、これじゃないんですか?』

 

武田『どれどれ?』

 

俺が必死に探すなか、小高は何かしら見付けたらしいので、彼の指差す方へ眼をやると、“実験停止”と書かれたボタンを見つけた。

 

武田『よく見つけた!これで隊長を助けられる!』

 

そう言ってそのボタンを押す。すると、本条刑事がいる実験室の各機器の機能が停止した。

 

武田『だ、大成功だ!』

 

無事に成功したことに凄く喜ぶ俺に、久松が話しかけてきた。

 

久松『おい武田…』

 

武田『ん?何だ?』

 

久松『そのボタンはどうやら隊長が居る実験室だけじゃないようだぞ。』

 

武田『え?』

 

俺はそう言って他のモニターを見る。すると、他の実験室に居た被験者やB.O.W.が溢れ出たのだ。

 

菅家『こ、これは何とも言えない異形な被験者達がこの研究所をさ迷い始めてますね。』

 

久松『武田の取った行動が悪いって訳じゃないが、もうちょっと考えてボタンを押した方が良かったと思うぞ。』

 

武田『す、すまん…』

 

小高『まぁ俺達はB.O.W.を鎮圧する力が有るんですよね。だからB.O.W.鎮圧しながら、本条 信治さんを助けましょうよ。』

 

武田『そうだな。』

 

俺はそう言ってくれた小高に感謝し、マシンガンを持ってこう告げた。

 

武田『よし、皆銃を持て!これから実験室に向かい、B.O.W.と戦うで異存はないか?』

 

久松『あぁ、無いぜ。』

 

菅家『私もございません!』

 

小高『俺もないかな。』

 

皆の了承を確認すると、俺が先頭になって部屋を出た。本条刑事を助ける為に前へ進むのであった。

 

 

 ――――――――――

~七道山研究所-ウィルス管理室~

 

大迫『(チッ!これじゃ進みやしない!)』

 

俺の名は大迫 雅弘。干潟って奴に肩入れをして計画を進めようと動いていたのだが、t-ウィルスを見付けてその場を離れようとした時、通りかかった研究員がウィルス管理室に入った為、絶体絶命の危機に瀕していた。

 

研究員『出てこないと後悔することになるぞ?』

 

大迫『(ぐっ!チクショウ!何故こんなにタイミングが悪いんだよ!)』

 

俺はそう思いながら、脱出する機会を伺っていた。しかし、あの研究員はなかなか諦めずに俺を探している。

 

研究員『そんなに死にたいならお望み通りにしてあげるよ。』

 

大迫『(なんて奴だ…サイコパスな発言をしやがる。)』

 

研究員『さぁ出てこい!これで功績を挙げればこの俺は幹部に昇格出来るんだ!』

 

大迫『(知ったもんか!)』

 

心でそうツッコンだ。あの研究員は段々と俺の隠れている場所に迫ってきている。

 

大迫『(ち、近い!まずいぞ。)』

 

研究員『なかなか出てこないな~、じゃあ見つけたら殺してやるぜ!』

 

大迫『(ますますヤバイ奴だな…見付かったら死んでしまうぞ…)』

 

俺は心臓の鼓動をバクバクとさせながら、研究員に見付からないように祈っていた。

 

大迫『(どうか!)』

 

研究員『フフフ…やっと見つけた…』

 

大迫『し、しまった!』

 

遂にサイコパスな研究員に見付かった俺は、死を覚悟したその時だった。

 

研究員『死ね…』

 

大迫『?……!』

 

急に声が小さくなった研究員を不思議に思って顔を上げると、蜘蛛型のB.O.W.がそいつを食っていたのだ。

 

蜘蛛型B.O.W.≪ガシャガシャ…≫

 

大迫『な、何故居るのか分からんが、とにかく助かった。』

 

俺はそう言って、蜘蛛型B.O.W.に捕まれないように急いでウィルス管理室から出て干潟が待つ部屋に一旦戻った。

 

大迫『はぁ…はぁ…』

 

干潟『お、お帰りなさい……い、一体どうしたのよ…。』

 

大迫『はぁ…はぁ…そ、外にB.O.W.が…放浪している……』

 

干潟『な、なんですって?た、大変じゃない!』

 

流石の干潟も驚きを隠せないようだ。この反応だと、何故B.O.W.が居るのか等を知るはずも無いかと思いながらも聞いてみた。

 

大迫『干潟、何故外にB.O.W.が居るんだ?』

 

干潟『分からないわ。でもちょっと待って、私が仕掛けたスパイカメラに何か映っているのかも…』

 

大迫『本当か?』

 

俺はそう言って干潟の所有するスパイカメラが映るモニターを見る。すると、実験管理室と呼ばれる部屋で、何やら4人がその部屋のモニターを見ている。

 

大迫『何をしてるんだ?』

 

干潟『は、馬鹿なことを…』

 

大迫『へ?』

 

震えながらそう喋る干潟にただただ疑問を抱くしか無かったが、そうした俺を察してか、何故なのかを語り始める。

 

干潟『じ、実はあの部屋には…実験を停止させるボタンが有るの。』

 

大迫『え?と言うことは…』

 

干潟『そう…あの人達は誤ってボタンを押してしまった…。』

 

大迫『ま、マジか…つまり、俺の妻も放浪している状態に成ったって訳か…』

 

俺の言葉に干潟は頷いた。俺は少々4人を恨んだが、干潟はこう言う。

 

干潟『…でも仕方無いわ、この研究所に初めて訪れた警官達だもの。』

 

大迫『へ?どう言うことだ?』

 

干潟『つまりあの人達は私の勤める瑞穂警察の上司達って事よ。多分署から行方不明の捜索を頼まれたからだと思うの。』

 

大迫『何故分かるんだ?』

 

干潟『この七道山は、よく何人かが行方不明になる事件が多発してるの。だから、武蔵村山市を管轄する瑞穂警察は捜索に乗り出したわけ。』

 

大迫『確かにここは行方不明が多発してるって聞くもんな。』

 

俺は干潟の説明を聞いて納得する。すると彼女がこう提案した。

 

干潟『今から武田 清継と言う警官に会いに行こう!』

 

大迫『マジで言っているのか?この研究所は広いんだぞ?』

 

干潟『大丈夫、至るところにスパイカメラを設置してあるからいつでも確認出来るわ。』

 

干潟はそう自慢げに言って居ると、誰かがこの部屋に入った気配がした。俺は腰にセットしてある銃を取り出して素早く後ろを向いた。

 

大迫『…誰もいないか…』

 

俺がそう言って干潟の方を向いたとき、干潟を取り押さえる黒服の姿の人物が居た。

 

大迫『おい!その女から離れろ!』

 

?『黙りなさい。』

 

大迫『何?』

 

ドカッ!

 

大迫『か、かぁ…』

 

俺は干潟を取り押さえる黒服に気をとられて後ろにもう一人居たのに気づかず、その人から強い手刀を喰らってしまった。

 

大迫『くそぅ…』

 

?『まさかここで裏切り者と被験者に会うとはな…』

 

何者かの言葉を聞いたあと、俺は気絶をしてしまった。

 

 

 ――――――――――

~七道山研究所-実験1室~

 

武田『隊長!』

 

俺達はあのあと、本条刑事を探しにこの部屋に来ていた。しかし、そこにはただベットと手術器具しかなかった。

 

久松『移動したか。』

 

武田『その可能性は有るな。』

 

小高『しかし…あの方は何処に行ったのでしょう。』

 

武田『さぁな、次は隣を見るか。』

 

隊員一同≪了解≫

 

俺は隊員一同の了承を確認したあと、次の実験室に向かった。

 

 

~七道山研究所-実験9室~

 

菅家『隊長、ここにも本条刑事が居ません。』

 

武田『チクショウ、隊長は何処に消えた。』

 

更に俺達は2から9までの実験室に入り、資料とともに本条刑事を探しているのだが、なかなか見付からない。

 

武田『果たして隊長は何処に…』

 

本条刑事の行方を考えて居ると、隣の部屋で物音が聞こえる。

 

ガタガタ!

 

小高『な、何だ?』

 

久松『誰か隣に居るぞ。』

 

武田『もしかしたらB.O.W.かもしれない。皆、気を引き閉めて行くぞ。』

 

隊員一同≪了解!≫

 

隊員一同はそう言いながら銃を構える。俺はそれを確認したあと、物音が聞こえた部屋へ向かった。

 

 

~七道山研究所-監視室~

 

武田『誰だ!』

 

?『ん?…お前か…武田よ。』

 

久松『あ、あなたは!』

 

俺達は銃を構えて隣の部屋:監視室に向かったら、そこにはあの方:本条 信治刑事が居たのだ。

 

本条『久し振りだな、武田と久松よ。』

 

武田『隊長…!』

 

久松『…そ、それより何をしているんですか隊長。』

 

俺が本条刑事との再会に感動しているなか、久松がそう問い掛けた。すると、こう答えたのだ。

 

本条『B.O.W.の退治だ。放浪していたらたまたま遭遇してな。』

 

武田『そ、そうですか…』

 

久松『でもこうしてまた再び会えるなんて思いませんでしたよ。』

 

本条『ハハハ、そうかい。…で、後ろに居る人は誰だ?』

 

武田『へ?あ、はい。紹介しますね。左の人は小高 克彦と言う人で、右は菅家 明莉と言う女性です。』

 

俺がそう紹介すると、二人はそれぞれお辞儀をした。

 

小高『お願いします。私は小高 克彦です。』

 

菅家『わ、私は菅家 明莉です。』

 

本条『おう、宜しくな。』

 

久松『で、このあとどうするんだ武田。』

 

武田『そ、そうだな…取り敢えず、脱出口を探しますか、いつまでもここに居ても仕方無いので…』

 

本条『確かにそうだな。よし、資料を集めつつ、外を目指して調査をするぞ。』

 

隊員一同≪了解!≫

 

こうして俺達は脱出口を探しにまた動き出したので有った。果たして、無事に脱出口を見つけ、我が警察署に生還することが出来るのであろうか…

 

 




よう、久し振りだな。私だ、本条 信治だ。あの事件から何か月ぶりに主演したのだろうか…

次回のバイオハザード~恨みの利用~は、第三十三話~驚愕と信頼~です。絶対に見てくれよな!

作者感想

いや~疲れました。4月30日に筆記を終わらせ、5月1日は少し休憩してから投稿をしています。まぁもうすぐて第5章が予定の三十七話までいきそうだし、折角来たんだからめげずに頑張ってみるか。ではまた会いしましょう!アデュー!

第三十二話終了
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