よう。久し振りだな。誰だか忘れた?嫌だな~、俺だよ。久松悟朗だよ。
(本条:おれおれ詐欺か?)
ばっ!ちげーよ。まぁ良いや、楽しんで!
(本条:流された……。)
~瑞穂警察署~
-質問室-
笹平『貴方達の情報が正しいです。』
武田『やっと白状したか。』
俺の名は武田 清継。ミズホ・アンブレラ社のスパイの疑いの有る笹平を呼び出し、川口課長とで質問をしていた。
川口『何でスパイに成ったん。』
川口課長が笹平に疑問を問う。すると笹平は、少し間を開けて口を開いた。
笹平『黒服と取引を行っていたからです。』
武田『黒服?』
笹平が口にした言葉に食い付いた俺。更に話を続けた。
武田『黒服とはいつ頃あった?』
笹平『約6年前です。』
川口『ろ、6年前?』
武田『ろ、6年もの間何の情報を提供した?』
笹平『ミズホ・アンブレラ社の調査結果です。また、土地の再利用等の調査、警察署の監視です。』
川口『沢山有るな。』
笹平『調べてくれたら月収500万円をやると言う条件で。』
武田『…何で引き受けたんだ?』
俺は笹平に何故やったか、引き受けたのかを聞いた。すると笹平はまた少し間を開けて喋った。
笹平『俺の弟が危ないんだ。』
川口『ヘ?』
何と笹平には兄弟が居た。川口課長と俺は驚いてしばらく言葉が出せなかった。しばらくして俺は口を開く。
武田『お、お前に兄弟が居たんだな。正直驚いている。』
笹平『そうだろうな。例え親しい人でも家族の事は喋らない。相手がスパイの可能性が有るからな。』
川口『………で、弟が危ないと?理由を聞かせてくれ。』
笹平『実は約6年前、久し振りに姉と弟と俺で墓参りに行ったんだ。』
川口『墓参り?』
笹平『俺の親が石江・杉田騒動で死んだ。』
笹平は辛いながらも言った。因みに石江・杉田騒動とは、1999年~2010年まで及んだ第二次戦国時代の末期に行われた大戦。約60万人の犠牲者を出したひざんな時代だ。笹平が悲しんだので、川口課長は背中を擦りながら励ました。そんな事に少し戸惑うが、話を続けさせた。
武田『すまないが、墓参り中に遭遇したのか?その黒服に。』
すると笹平は目を擦りながら言った。
笹平『…いや、墓参りの帰り途中に黒服と遭遇。俺と姉は逃げたが弟が逃げ遅れたために捕らえられ、交渉材料として人質にされたんだ。』
川口『で、スパイの条件を引き受けたんだな?』
そう川口課長か言うと、笹平は頷いた。
武田『まぁありがとうな。ミズホ・アンブレラ社の質問に応じてくれてな。だが一つだけ聞かせてくれ。』
笹平『何だ?』
武田『何故、“あの施設に行くか”って言ったんだ?』
笹平『あれはミズホ・アンブレラ社の小作事業所に行こうとしたんだ。』
川口『何故行こうとしたんだ?』
川口課長が更に問い掛ける。俺は空気読めよと思ったが、笹平は余り気にしない様子で喋り出した。
笹平『俺の弟がそこにいる。俺は全ての責任を負って戦いに挑むつもりだったのさ。』
そう笹平が答えた後、しばらく静かに成るが、俺は笹平に向かいこう言った。
武田『俺がその任務を背負ってやる。』
川口・笹平≪え?≫
武田『だから、お前の弟を救いに行くって言ったんだ。』
笹平『い、良いのか?』
武田『何の理由も無く敵側のスパイに降ったなら協力はしない。だが、今は状況だと違う。俺も荷を担ぐの手伝わせてくれよ。』
すると少し間が空くが、川口課長も頷き笹平はありがとうと言って落ち込んだ。
武田『もうこれ以上無理そうだから、休憩所で安め。ミズホ・アンブレラの事はまた明日聞くよ。』
そう言って俺は笹平を休憩所にて泊まらせた。
―翌日―
武田『此処だな?』
俺は笹平にミズホ・アンブレラ株式会社 小作事業所に行く道や暗証番号等を聞いた。そして、その二日後に俺を含めた5人を率いて小作事業所に向かい今に至る。
仙林『ここがミズホ・アンブレラの小作事業所か。まぁまぁでかいかな。』
彼は仙林弘樹。OldstarfのZECTteamに所属していた警官。今はnewstarfのZECTteamに所属している。
菅家『中に笹平さんの弟が居るんですね?』
武田『あぁそうだ。』
そしてこの俺に聞いてきた人は菅家明莉。newstarfで初の女性隊員で彼女のおかげで約5人の女性が入隊した。
西宮『まぁ良いからさっさと調査を済ませようぜ。』
早く急かす奴は西宮公太。新人警官の割には、強盗を一瞬で確保する等の功績を残す一流警官だ。
武田『まぁ待て。今からこの門を開けるための暗証番号を入力するから。』
俺はそう言って笹平から聞いた暗証番号を門近くの機械に入力する。
ピピピピ…ピー
武田『よし開いたぞ。慎重に行くぞ。』
一同≪応!≫
皆は銃を構え小作事業所に侵入した。だがいざ侵入して見たが、余りにも静かすぎる。人を見かけない。
菅家『人が居なさすぎない?』
仙林『今日は休業日何じゃないか?』
後藤『いや、そんなはずはない。ミズホ・アンブレラ社の休業日は毎週土日で今日は月曜。休みのはず無い。』
後藤の言う通りだった。しかし別のこともあり得そうだったのでまた慎重に進めることにした。そして小作事業所の建物内に一同は潜入した。
武田『建物内にも作業員らしき人が居ないとは。何か嫌な予感するな。』
西宮『何かはめられてるに違うんちゃう?』
後藤『その可能性が高いな。こんなにも静かすぎる何てな。』
こう話していると菅家が俺達を呼んできた。
菅家『武田隊長!この部屋に作業中の人が居ます!』
武田『でかした。』
俺はそう言って他の隊員を部屋の出入口付近に待たせてそっと侵入した。
?『急がなきゃ急がなきゃ急がなきゃ…』
武田『おい。瑞穂警察のものだ、大人しく手を後ろにして立ち上がれ。』
俺は同じ言葉を連呼している作業員に声をかける。すると手を後ろにせずに立ち上がり後ろを向いた。
武田『だから手を後ろに……!!』
そう言いかけた俺は動きを止めた。何とそこにいた作業員はゾンビになっていたのだ。
?『急がなきゃ急がなきゃ急がなきゃ急がなきゃ急がなきゃ急がなきゃ…』
武田『気持ち悪いんだよ!』
バンッ!
俺はそう言って銃を発砲した。その発砲の音を聞き付けて仙林が駆け付けた。
仙林『大丈夫ですか隊長!』
武田『あぁ大丈夫だ。だが、何故ゾンビが?』
殺したゾンビを見ながら呟いた。すると部屋の外から銃声が聞こえた。
バババンッ!
武田『な、何だ?何故銃声が?』
仙林『部屋の外で何か起きてまっせ。見に行きましょう。』
武田『あぁ。』
こうして俺と仙林は部屋の外へ出たすると驚くべき光景が目に映っていた。他の隊員が廊下でゾンビと戦っているところを。
オイーッス!今作初登場の仙林弘樹だ。今とんでもない事が起きているぜ。死にたくねーよ!
次回のバイオハザード~恨みの利用~は第十話~突如と予告~。ゼッテー見てくれよな!
作者感想
言い感じに仕上がりました(個人的にね)。では次回をお楽しみに!
第九話終了