入れ替わった事で日常がちょっぴり非日常、今回はそのお話。

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今回は重力反転・・ではなくて器反転で日常がちょっぴり非日常に、短いお話である。


東方器反転(とうほううつわはんてん)~日常がちょっぴり非日常~

器、それは灯火の受け皿でありその灯火は一つでかつ同じ事はない。

 

環境、経験、交わり、関わり、繋ぎ、記憶、絆といったものは各々で変わっていくものでそれらは左右のどちらかにやじろべえ魔理沙のように変わっていく。

良いか悪いか、繋ぎの糸をつなぎ続けるか断ち切るか、強情な態度または頑固な態度をとって硬い鎖をそのままにするか解していくか、真実が見つかってもそれを公にするか、しないでおくか答えは分かれてくる。

 

何で魔理沙の名前が出てきてしかもやじろべえが前につくのか?

その答えは至って単純でシンプルでわかりやすい、人形使いのアリスと図書館の大賢者パチュリーが魔理沙が必要と思ってお互い意地をはって一歩もゆずらずいつの間にか取り合いになるから、アリスが左で魔理沙が真ん中でパチュリーが右でお互いが魔理沙の腕をつかんで引っ張り合いになるシーンはまさにやじろべえ。

 

「本!!」『人形!!』≪ぐわああああ超痛いのぜえええ!!やめてくれなのぜええ!!≫っとお互いの願望を果たすために争っていくシーンは容易な想像がつく、これ以上語ると魔理沙がかわいそうなのでこの辺にしておこう。

 

今回の物語は器の中がちょっぴりの間入れ替わる事で通常の日常がちょっぴり非日常に、そういう物語。

 

 

~紅魔館・図書館~

 

パチュリー「この本は読み終えたものね、小悪魔、この本をこの棚にお願いね。」

小悪魔「分かりました、パチュリー様。

それと他に何か目を通しておきたい本はございませんか?」

パチュリー「特にないわ、念を言っておくけど、魔力が暴走する本があるから、扱いはていねいにね。」

小悪魔「かしこまりました。」

 

 

パチュリーと子悪魔は主人と従者の関係でその関係はレミリアと咲夜の違う形で【魂の絆】である。

悪魔に頼る、これは危険なことで時として【悪魔の相談に二回以上頼る事はつかめたものが目の前にすりぬけていってこんなはずじゃ!!】って思い、それが【行き詰まり】の迷路のきっかけになってしまう事もあるのだ。

 

長いスランプ、ブランクを抜けることは【根の迷路】。

 

 

紅魔館の図書館にある本は【あらゆるものがつまった】無数の本だが、その一部は普通の本ではない事もありうる、自我を持った本が突然襲い掛かることがあってもおかしくなく、その本の中に閉じ込められてしまう事があってもおかしくはない、【愚か者の秘本】に【動く秘宝】がついたものか、【アーティファクトの魂込め】が【ジェイムデー秘本】についたものだ。

 

 

小悪魔は本を整理していて棚に入っていた本の一部が違う棚に入っていたのを見つけた、小悪魔はその本を取り出し元あった場所に戻そうとするが、本は【意志の力】が宿ったかのように暴れだし棚から飛び出す、小悪魔はこのままではやばいのでパチュリーに報告しようとするが、間にあわず・・・。

 

小悪魔「パチュリー様、このままでは・・・きゃ!!」

 

意志が宿った本は突然開きぺらぺらとページをめくりながら、正体不明の魔方陣が出てきて子悪魔の目をくらませる、それはパチュリーも同じである。

 

魔方陣の力が強かったため、パチュリーと子悪魔はほんの少しの間だけだが【灯火が入れ替わってしまう】。

 

 

 

 

小悪魔(灯火はパチュリー)「え??何で小悪魔は私の体なのよ・・・?」

パチュリー(灯火は小悪魔)「自分の体ではないみたいです・・・ってまさか・・・。」

 

2人同時に『入れ替わっている~~!?』

 

お互いが瞳をぱちくりばちくりしつつ、自分の体が自分ではない事にお互い自覚した・・・これはまずいぞ、この状況を誰かに知られたら特にレミリアに知られたら大変な事になるのを懸念しつつ、それもそうだ。

 

この状況を利用しない手はないわね、少しの間子悪魔をおもちゃに利用させてもらうわよ~って予想が小悪魔(灯火はパチュリー)の頭の中にうかんだからだ。

 

パチュリー(灯火は小悪魔)「パチュリー様、このままだったらどうしましょう!?

レミリアお嬢様に見つかったらパチュリー様が危ないですよ!!」

小悪魔(灯火はパチュリー)「落ち着きなさい、小悪魔!!

オロオロしていても何も始まらないわよ、何とか解除方法があれば・・・。」

 

自分が自分じゃないみたい、早くこの状況から抜け出さないとオロオロする主と従者だった。

 

 

それと同時にタイミングは悪く重なってしまう、レミリアが図書館に来てしまったのだ。

 

ああ、最悪、くわばらくわはら・・・。

 

レミリア「パチェ~~~!!退屈だから何か面白い本があったら私に見せて頂戴!!」

 

パチュリー(灯火は小悪魔)「レミリアお嬢様、今パチュリー様は・・・あっ!!」

小悪魔(灯火はパチュリー)「何をやっているのよ、あなたは!?」

 

この状況をどうにかしようと考えたパチュリー(灯火は小悪魔)だが、いつものしゃべり癖がでてしまう、職業病とはまさにこれのことか、考えが裏目に出ると感じた時はまさに刹那。

 

レミリア「ん? いつものパチェじゃないわね、私の知っているパチェは主人に忠実で丁寧な言葉使いはしないわよ?

・・・はっは~~~ん、なるほどそういうことね。」

 

小悪魔(灯火はパチュリー)とパチュリー(灯火は小悪魔)の様子を見てこれはまたとないチャンスねと思いレミリアはにやり。

 

レミリア「パチェ~子悪魔は少しお借りするわよ~、館に住まわせてもらっているんだから文句は言わせないわよ~~お~ほっほっほっほ。」

小悪魔(灯火はパチュリー)「げほ、レミィ待ちなさい・・・。」

 

 

レミリアは小悪魔(灯火はパチュリー)をレンタルするように小悪魔を手につかんで自分の部屋に連れて行ってしまう、パチュリー(灯火は小悪魔)はやめるように言い出すが聞く耳持たず、パチュリーは(灯火は小悪魔)意識を失ってしまう。

 

 

~紅魔館・レミリアの部屋~

 

レミリア「小悪魔君、私に紅茶を入れたまえ。」

小悪魔(灯火はパチュリー)「レミィ、今の私は小悪魔と中身が入れ替わったのであって小悪魔じゃないわよ?

その辺の事情を理解しているなら解放してくれないかしら?紅茶を入れるのは私じゃなくて咲夜でしょ?」

レミリア「咲夜は働きすぎだ、だから少しの間休暇を与えた(と言うのは大嘘で小悪魔を少しの間だけ借りたい口実にすぎない)【至福の休息】を従者に与える、これは主として当然だと思うが?」

小悪魔(灯火はパチュリー)「はあ、いい性格ね。 その【至福の休息】が咲夜が逆に傷つくと思わないのかしら? 自分は無価値と思ってしまうわ、暇を出されるのと同じ事よ?」

レミリア「固いことは言わない、言わない。

パチェの従者は何一つ文句言わずに忠実にやっているじゃないか。

子悪魔は私の戯れには付き合ってくれるわよ。(またまた大嘘)」

小悪魔(灯火はパチュリー)「はいはい、紅茶を入れていけばいいんでしょう。」

 

小悪魔(灯火はパチュリー)は早く終わってほしいと願わずにはいられなかった、早く効果が切れてほしい。

自分が自分じゃないのは勘弁だ。

 

 

 

~一方図書館の中では~

 

咲夜「レミリアお嬢様が休暇とは・・・私は無価値なものとしてとらえられてしまったんでしょうかね?」

 

レミリアが休暇と言った【至福の休息】は咲夜には【暇を出された】と受け止められてしまったようだ。

 

 

不満があってもそれを表に出さないで従者としてやる事はやる、それがメイドの信念。

 

咲夜「いつもなら小悪魔がいるはず、いないのは・・・パチュリー様!?

しっかりしてください!!」

 

咲夜の目線でパチュリー(灯火は小悪魔)が倒れていたのを見つけて椅子に座らせる。

こうなっては一大事になりかねない、咲夜はパチュリー(灯火は小悪魔)が目を覚ますのをまった・・・開眼の一声は・・・。

 

パチュリー(灯火は小悪魔)「あ・・・咲夜さん、助けてくれたんですね。よかったです。」

咲夜「パチュリー様は私のことはさんとつけてよぶ事は私の知る限りでは考えられないわ、侵入者はだれであろうと・・・。」

パチュリー(灯火は小悪魔)「咲夜さん、ナイフを構えるのはやめてください!!

私は外見はパチュリー様ですけど【中はパチュリー様】じゃありません。」

 

~図書館の主に仕えるもの、メイドに説明中から骨抜き~

咲夜「なるほど、そういうことがあったのね。図書館の本の魔力で一時的に中身が入れ替わってしまったと。」

パチュリー(灯火は小悪魔)「はい、そういうことです、すみません、ある場所に戻そうとしていたらこういうことになるなんて、思ってもみませんでした。」

咲夜「落ち込まないの、少し息抜きをしましょう、レミリアお嬢様に少しは休めといわれてね、ゆっくり話をしましょうか?」

パチュリー(灯火は小悪魔)「そういうのもいいですね、滅多にない事です。」

咲夜「パチュ・・・いえ、小悪魔はパチュリー様に仕える事は楽しい?」

パチュリー(灯火は小悪魔)「はい!!

すごく楽しいですよ!!  私から見ればパチュリー様は息がピッタリな方です、趣味も合う上に私は従者としてお手伝い、この上幸せな事はありません!!

レミリアお嬢様ならこういうと思いますよ・・・。

『パチェは難しい性格でそれを理解して一緒に動こうとするのは少なくないだろうな』って。」

 

咲夜はあらあら、忠実なところがあるのねと思いつつ、それを口にしなかった。

レミリアならパチュリーに対してこういうこと言いかねないなと思いつつ・・・。

 

 

~同じ頃レミリアと小悪魔(灯火はパチュリー)~

小悪魔(灯火はパチュリー)「レミィ、いい加減に下りてくれる?」

レミリア「固いことはいうなよ、わが友よ、こうしたじゃれあいもいいものではないか。」

小悪魔(灯火はパチュリー)「私は馬じゃないのよ?」

 

どうせ、小悪魔の体なんだからこれを利用しないてはないといわんばかりの悪ふざけばかり、レミリアは小悪魔(灯火はパチュリー)の頭に林檎をのせて、弓矢を放ったりでひやひやさせたり、小悪魔(灯火はパチュリー)を人間ベンチみたいにレミリアが小悪魔の腰の上に乗ってお馬さんとやりたい放題。

 

解放されたのは遅い時間だったようである。

 

 

 

 

 

~時が過ぎて一朝・パチュリーの部屋~

パチュリー「・・・!!! やっと戻った、永続的なものじゃなくてよかったわ。」

 

目が覚めてほっとした、永続的なものだったら大変な事になっていたからだ。

元の体に戻れてパチュリーは図書館に足を運ぶ。

 

 

~図書館~

パチュリー「昨日は魔理沙が来ていなくてよかったわ。」

咲夜「パチュリー様、おはようございます。

あら、効果は時間切れですか?」

パチュリー「??  時間切れ? 何で咲夜が私と小悪魔の一時的な入れ替わりを知っているのよ?」

咲夜「昨日、パチュリー様が気絶していたので話をしていたら一時的な入れ替わりの話が小悪魔からあったので、はきはきしていて元気なものでしたよ。」

パチュリー「咲夜、レミィに【至福の休息】を与えて小悪魔がレミィの遊びに付き合っているって話を聞いたけど、それは本当なの?」

咲夜「小悪魔がレミリアお嬢様の遊び相手ですか?

存じないですね、妹様とならまだわかりますが・・・・。」

パチュリー「そう、わかったわ。」

 

レミリア「パチェ~小悪魔を・・・ってあら?

魔力は永続的なものじゃなくて一時的なものだったんだ、もう少し小悪魔と戯れていたかったんだけどな。」

 

パチュリー「レミィ、昨日はあなたのやりたい放題だったみたいね?」

 

にっこり、パチュリーは微笑んでいた、その笑みには黒いオーラがざわついていた。

そりゃそうだ、自分にとって大事な従者がおもちゃのようにされてはたまったものではないし、黙っていられるはずがない、手を出されて声を上げるなというのが無理な話だ。

 

パチュリー「レミィ、あなたには大激怒による激しいお仕置きが必要ね♪」

レミリア「え?  咲夜、助けて・・・。」

 

咲夜「レミリアお嬢様、私は助けません。従者でありながら心を鬼にする私を許してください。」

 

咲夜は一瞬にしてフェイズアウト。

 

 

レミリア「咲夜~~~!?」

パチュリー「誰も助けるものはいないわよ、レミィ?

小悪魔をおもちゃにした罰として図書館の仕事をやりなさい!!」

レミリア「許して、パチェ~~!!」

パチュリー「待ちなさい、レミィ~~!!

上から一気に下に落ちた気分を味わいなさい!!」

 

 

パチュリーの大激怒はおさえられなかった。




漫画でよく見かける入れ替わってパニックになるのを小説にして見ました。

それとわざわざこれのためだけに・・・。
超地獄耳な方を呼び出して(?)後日談を入れます。

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