私が何故、"ダイぱな"を書いたのか――。
それは。。
このAnother Storyを描くためだったんですっ!!!イェーーイッ!!
かよちーん!!誕生日、おめでとーぅ!!
はい、っと。
取り乱してしまいました。大変お騒がせして、申し訳ございません。
えーと、まあ、ダイヤちゃん誕生日記念話の、余談みたいな感じです。
前・後編で描ききれなかった部分を、花陽の視点を中心に描いております。
どうぞ、よろしくお願いします。
花陽ちゃん、Happy Birthday!!
Another Story
あなたを初めて見かけたのは、確か私が、高三の時だったっけ。。
その時から、あなたと私とは、運命で繋がっていたりしたのかな?
なんて。。
こんなことを言うのは、あまりにもクサいかな?
ねえ。
――ダイヤちゃん。
* * * *
( 回想 四年前 )
私は、東京で行われたとあるイベントの会場にいた。
イベントの参加資格を得た、私の後輩の組んだグループ、"SUN FLOWERS"の応援のためだ。
私は、μ'sとしての活動をやめて以降、後輩たちの指導に尽力するようになった。
そこで教えた子たちの内の一つ、それがこの"SUN FLOWERS"というグループだった。
「皆?おそらく緊張しているとは思うけど、大丈夫!
今まで頑張ってきたこと、そして、自分たちを信じて!」
「「「はい!小泉先輩!!!」」」
「じゃあ...いってらっしゃい!頑張って!」
"小泉先輩"
私は後輩たちからこう呼ばれることが、あまり好きじゃなかった。
あまり慕われてないんじゃないのか。
どこかで、おそれられてるんじゃないか、とか。
そんなことを、考えてしまうから。
そんなことを考えてしまう自分が、嫌だったから。
そして、"先輩禁止"を、思い出してしまうから。
「(・・って、今は、そんなことを考えてる場合じゃないよね!ちゃんと、見ておかないと!)」
『続いては、エントリーNo.9、期待の新星、Aqoursの皆さんで~す!!』
そう言われて登場したのは、三人組のグループ。
青っぽい髪色でポニーテールの大人びた雰囲気のある子。
金髪で明るいが、なんだか少し無理した雰囲気のある子。
長い黒髪で、冷静そうだが、どこか不安そうな感じの子。
曲のイントロが流れ始める。
だが、しかし。
なぜか、歌いださない。
センターに立つ青髪の子は、口を真一文字にギュッとつぐんで、肩を震わせている。
それを、不安そうな表情で見つめる、金髪の子。
そして、黒髪の子は。
ちょっとバツが悪そうな顔をして、顔を少し背けていた。
結局、歌わないまま、彼女たちの出番は終わった。
騒然とする会場の中、退場していく彼女たち。
その時、私は。
黒髪の子の、消沈した表情が気になった。
そこには、歌えなかったことへの悲しさ、悔しさよりも。
もっと別のことに関しての、何かがあるような気がした。
その後無事に、"SUN FLOWERS"もステージを終えて、イベントは終了となった。
会場を後にしようとした、その時。
Aqoursの内の二人が、何やら話しているのが見えた。
さっき、名前は名簿で確認している。
二人は、松浦果南、黒澤ダイヤ。青髪の子と、黒髪の子だ。
立ち聞きは、当たり前ながら、いけないことだと分かっている。
でも、知りたかった。聞いてみたかった。
特に、黒澤ダイヤさんに。あの表情の真意を。
「・・・よかったのでしょうか。」
「・・・。だって、・・・だから。」
「ですが!・・・・怒りますわ。」
「その時・・・。とにかく、・・・。」
聞けたのは、二人の会話の断片的な部分だけだった。
これ以上聞き耳をたてるのは、さすがにダメだと自分に言い聞かせ、私はその場を立ち去った。
その年。
ラブライブ!の頂点に立ったのは、"マーガレット"という四人組グループだった。
私の後輩"SUN FLOWERS"は、決勝の舞台には立ったが、優勝とはならなかった。
『先輩に成長した姿を見せたかった。』
そう言ってくれた。
でも、彼女たちはまだ二年生。
きっと、さらに成長した姿を来年、見せてくれるだろう、と確信していた。
実際、"SUN FLOWERS"は、翌年のラブライブを制し、全国の頂点に立った。
が、これはまた別の話。
"Aqours"の名は、決勝進出者の中には無かった。
それどころか、東海地区大会にすら出場していなかった。
そして、私は気づいた。
あの日の黒澤ダイヤの表情。
それはまるで、私たちμ'sが、解散するという現実にぶつかった時のと同じであったと。
理由は、分からない。
だが、残念なことに、彼女たちは解散したのだと、そう、確信できた。
* * * *
それから、約二年後。
私は未だに、スクールアイドルを愛していた。
大学生の身でありながら、時にはライブ会場に赴いたりもしていた。
今になってみれば、その理由がわかる。
きっと私は、放したくなかったんだと思う。
スクールアイドルだった頃の輝きや、記憶を。
私は、必死にしがみついていたんだ。高校生時代の、大切な思い出に。
* * * *
( 回想 二年前 )
そして、出会った。
スクールアイドル、Aqoursに。
だけど、その中に。
あの三人は、いなかった。
でも、私は信じていた。
きっとあの三人は、彼女たちのすぐ近くにいて。
きっとまた、スクールアイドルAqoursとして、戻ってきてくれるだろう、と。
果たして。
その予感は、的中した。
初めて九人で歌った曲、『未熟DREAMER』。
♪どんな未来かは誰もまだ知らない でも楽しくなるはずだよ
みんなとなら乗り越えられる これからなんだね お互い頑張ろうよ
どんな未来かは誰もまだ知らない でも楽しくしたいホントに
みんなとなら無理したくなる 成長したいな まだまだ未熟DREAMER♪
おそらく、三人で東京に来た時に歌おうとしていた歌、のはずだ。
あの苦しみをようやく乗り越えて、今、九人になったAqours。
だからこそ、この曲を歌うことができた。
強く、深く、感銘を受けた。
そして、応援してあげたい、そう思った。
* * * *
それから、Aqoursは、成功への道を。頂点への確かな道を。
一歩ずつ、確実に登っていった。
そして、最後に掴み取った。
ラブライブ優勝という、栄冠を。
栄光をつかんだ曲、『WATER BLUE NEW WORLD』。
彼女たちは、ステージの上で、最高のトキメキを胸に焼き付けたことだろう。
再登場で歌った、『青空Jumping Heart』。
♪始まった時の(Sunshine story)トキメキずっと大事にね!
夢をつかまえにいくよ どんなことが起こるのかわからない未来
夢をつかまえにいくよ みんなとなら説明はできないけど大丈夫さ!..まっしぐら!♪
始まりから、今、この終わりの瞬間、そして、未来へ。
この九人でなら、どこまでだっていける、何だってできる。
そういう強い想いが、感じられた。
それは、まさに、私がμ'sにいた時にも感じていたこと。
どこか確信じみた強い想いを、私も以前は持っていた。
彼女たちは、伝説をつくった。
その名を、ラブライブの歴史に残した。
浦の星女学院スクールアイドル、Aqoursは、これからも語り継がれるのだ。
私も、彼女たちのことはきっと、忘れることはないだろう、と思っていた。
それが、昨日。
運命的に、出会った。
Aqoursの、黒澤ダイヤに。
彼女が今、私の真横にいる。
信じられないような運命だと思う。
* * * *
( 海に向かう電車にて )
「花陽さんは、どのタイミングからAqoursをご存知でしたか?」
突然、ダイヤちゃんにこう聞かれた。
私は、迷った。
無論、どう答えるか、である。
初めて知ったのは、それこそダイヤたちの始めたAqoursから、である。
しかし、そこに触れていいものか。
蒸し返しても、いいのか。
そして私は、迷った挙句に、こう切り出した。
「Aqoursってさ、すごくいい名前だと思うんだ。誰が、名付け親なの?」
普通に見れば、見当違いな答えに思えるだろう。
だが、私には、一つの確信があった。
私の質問に、ダイヤちゃんは。
「そ、そうですか?まさか、ネーミングをお褒めいただけるなんて。。嬉しいですわ!
実はあの名前、私が付けましたの!」
私の
だから、
「そうなんだ!でも、ダイヤちゃんが始めたわけではないよね?
どうして、ダイヤちゃんが名付け親なの?」
そう聞き返す。
私の見たところによれば、確実に昔のことは解決しているはず。
であれば、別に話しても、特に問題はないだろう。
あとは、ダイヤちゃんがそれを話してくれるかどうか、だ。
話してくれたら、昔から気になっていたことを聞く絶好の機会。
話してくれなかったら、それはそれで仕方ない。
その時は、たくさん、Aqoursの9人の話をしてもらおう。
果たして、運命の返事は。
「実は、話せば長くなってしまうのですが。。」
"Yes"だった。
そして、ダイヤちゃんは話してくれた。
ダイヤ、果南、鞠莉の三人だったころのAqoursのことを。
それを聞いて、思った。
この子は、本当にスクールアイドルが大好きで、果南と鞠莉のことが大好きなんだ、と。
そして、あの時のダイヤちゃんの表情。
おそらくそれは、ダイヤちゃんの愛する二つのものの狭間で生まれたものだったのだろう。
スクールアイドルとしてのプライドと、あきらめざるを得ないような状況との狭間で。
そして、大好きな果南と鞠莉、二人への想いの狭間で。
それが分かって、私はスッキリした気分になった。
そしてさらに、ダイヤちゃんは話してくれた。
九人でつくった、Aqoursのキセキを。
それを私は、すごく楽しんで聞いた。
まるでそれが、自分も一緒に経験したことであるかのように。
そして、気付けた。
私も、本当にスクールアイドルが大好きなんだ、と。
過去にしがみついているのかもしれない。
あの頃の輝きや、記憶を決してなくさないために。
でも、別にいいじゃないか。
それなら、それで。
だって、そのきっかけが、『大好き』から始まったものであるならば。
きっとそれは、私にとってすごく大切なもの、だと思うから。
* * * *
( 海から、東京に帰る電車にて )
※ちょっとギャグ要素を入れた、SSみたいな感じで書いてます。
面白く書くことはできませんでしたが。。
「ダイヤちゃんって、μ'sのファンだったんだよね?」
「ええ、もちろんですわ!むしろ、大ファン、と、言いますか。。」
「ふふっ、ありがとう。それなら、μ'sに関するクイズを出してもいいかな?」
「と、唐突ですわね。。」
「確かにそうだけど、、なんかひssh――」
「わ、分かりましたわ!クイズですね?良いですわ!どんと来い、です!」
「じゃあ、第一問です。
μ'sが、初めて9人で披露した曲は?」
「それはもちろん、『僕らのLIVE君とのLIFE』通称、ぼららら、ですわ!」
「おお、通称まで。。すごいね。。」
「当然のこと、ですわっ!!」
「では、第二問です。
μ'sのライバル、A-RISEの、代表曲を二つ答えなさい。」
「『Shocking Party』、『Private Wars』ですわ!!」
「流石だね。どんどんいくよ、第三問。
μ'sの一人、星空凛ちゃんと言えば?」
「イメージカラーでしたら、黄色、だと思いますが。。」
「惜しい!正解は、『イエローだよーー!!』です。」
「花陽さん?喉、、大丈夫ですの?」
「大丈夫、大丈夫。
う~ん、字面だと、声を枯らしてる表現って難しいね。。スマホだったら、出来るのかなぁ?」
「な、何のことですの...?」
「ダイヤちゃんは、気にしなくていいから。」
「はあ、そうですか。。
(先程から、少々メタい発言が目立ちますわ。。)」
「気を取り直して、第四問!
μ'sが海外で行ったライブにて、センターを務めたのはd――」
「それはもちろん、エr、ゴホンゴホン、あ、絢瀬絵里さん、ですわ。」
「ピンポンピンポン!ところでどうして、咳払いしたの?」
「そっ、それは、、気にしないでくださいませ。
(エリーチカ、なんて言ってしまえば、私が絵里さんを推していることがばれてしまいますわ。
危ない、危ない。なんとかごまかせましたわ。。)」
※この後ダイヤの家に行き、結局、ダイヤが絵里推しということは、ばれてしまったが。
「それじゃあ、最後の問題!
μ'sがラブライブの決勝のアンコールで歌った曲は...『僕らは今の中で』・・ですが、」
「(え?もしかしてこの問題は...?)」
「この曲の冒頭でスキップしている四人は、誰?」
「えっ?(ほ、本当に来ましたわ!!まさか、こんな偶然が...!!)」
「あ~、流石に難しいか~。答えは、、」
「絢瀬絵里さん、東條希さん、星空凛さん、西木野真姫さん。。」
「おお!!すごい!すごい!正解だよ!ダイヤちゃん!」
「ええ。。」
「いや~、すごいなあ。。」
「あの、最後の問題...!」
「ん?最後の問題がどうしたの?」
「いっ、いえ!何でもありません!難しい問題を答えることができて、嬉しい限りですわ!」
「うん!ホントにすごいよ、ダイヤちゃん!」
「(不思議な偶然もあるものです。。まさか、あの時千歌さんに出した問題が。。
こんなこともあるんですのね。人生、何が起こるか、分かりませんわ。。)」
「(ですが...昨日から続く、この奇跡的な出来事の重なり合いは。。)」
「ふふっ。」
「どうしたの?ダイヤちゃん?」
「・・いえ、何でもありませんわ。」
「ちょっとー、気になるよ~。」
「本当に、何でもありませんから。・・ふふっ。」
「(こういうことを、人は"運命"と呼ぶのでしょうか。。)」
「なんて、あまりにもクサすぎますわよね、ふふっ。」
* * * *
( マジメに、後日談 )
「か~よちん!久しぶりにゃ~!」
「凛ちゃん!久しぶりだね~!」
「違う大学に行ってるから、全然会えなくて、凛はさみしかったにゃ~。」
「私もだよ、凛ちゃん!!」
「えへへ~、照れるにゃ~。」
「ふふふ。」
「あれ?その手に持ってるのって。。」
「うん!スクールアイドルAqoursの、黒澤ダイヤちゃんのぬいぐるみだよ!」
「そっか~。良かったにゃ~。」
「え?どうして?」
「最近かよちん、グッズを集めたり、スクールアイドルの話したり、っていうこと、
やってなかったでしょ?」
「確かに、そうだね。。」
「でもこれで、元通りのかよちんにゃ!凛はやっぱり、こっちのかよちんの方が好きにゃ!」
「凛ちゃん。。」
「それで?昨日、どんなことして遊んだにゃ?」
「えぇ!?なんで遊んだって分かったの?」
「凛は、かよちんのことなら何でもお見通しにゃ!」
「えっと、、実は、一昨日にね、この黒澤ダイヤちゃんに逢ってね!
それで、昨日は二人で色んな所に行ったんだ~。動物園とか、美術館とか、海とか!」
「二人!?それってもうデートにゃ!というか、凛も連れていって欲しかったにゃ!」
「デッ、デートじゃないよぉ!それに凛ちゃんは、昨日は忙しかったんでしょ?」
「かよちん、顔、赤いにゃ~!照れてるにゃ~!」
「もう!からかわないでよ~!」
「ねえねえ!昨日の話、もっと聞かせてほしいにゃ!」
「うん!もちろん!」
「せっかくだし、μ'sの皆も呼ぶにゃ!」
「ええっ!?それは、、難しいんじゃないかなぁ。。」
「だいじょぶにゃ!きっと皆ヒマしてるにゃ!」
「そうかなあ。。」
「そうにゃ!」
「じゃあ、呼ぶだけ呼んでみよっか!」
「うん!」
「ところで、ダイヤちゃん?とは、連絡先とか、交換したにゃ?」
「ううん、してないよ。」
「そうにゃ!?もったいないにゃ~!!せっかく会ったのに~。」
「ふふっ。」
「どうしたにゃ?」
「多分、また逢えると思うから。」
「?かよちん...?」
そうだよね、ダイヤちゃん。
だって私たちは、運命で繋がっているんだから...ね。
完
これにて、ダイぱなHBPは完結致しました。(※Happy Birthday Project、です)
読了、感謝です。
ラストに凛ちゃんを出しましたが、タグ付けは別にいいですよね...?
とにかく、描きたかったことは全て出し切りました。
個人的には、大満足です。
もし仮にも好評だったりしたら、他のキャラでもHBPやろうかな...なんちゃって。
最後に。
本当に、ここまで読んでくださって、誠に、ありがとうございました!!
【楽曲拝借】
・青空Jumping Heart
・未熟DREAMER
・WATER BLUE NEW WORLD