終末の唄   作:OH‐

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 超絶遅くなってすみません!許して下さい!何でもしますから!(何でもするとは言ってない)

 どうも、みなさん
 お久し振りです、OH-です

 前書きからいきなり汚くてすみません

 ちょっとねスランプが酷かったので……あと初代見たい……

 そんなこんなで久しぶりの更新です
 では、どうぞ


第一章:扶桑 -the First King of Monster-
第一話:初の邂逅


 その頃はまだ【怪獣】なんて言葉は無かった。

 

 いや、早速だが訂正しよう。「無かった」というと語弊だ。

 だが、少なくとも今の様な「単体が移動するだけでも災害級の被害を被る巨大な生命体」という定義ではなかった、というのは確かだ。

 

 1953年に、アメリカで太古の恐竜の一種とされるリドサウルスが出現した際にも、「CREATURE(生物)」とは称されたが「MONSTER(怪獣)」とは、ついぞ呼ばれることがなかったのだ。

 

 

 そう、()()()

 

 

 

───1954年 11月3日───

 

 

 

 リドサウルス出現から一年しか経っていないその年に、それは現れた。

 

 

 

日本・小笠原諸島 大戸島

 

 公式的な記録上では、初めて出現が確認された場所はそこであった。

 

 海底火山の噴火或いはそれに類いする何らかの高熱源体の活動が確認され、その調査団が派遣されていた。その内の一人、本島周辺海域・島々の生態調査を行っていた生物学者、山根恭平博士がその瞬間に立ち会うこととなった。

 

 彼らの眼前に現れたのは、想像をも絶する()()

 

 全高 約50mという、超巨大な正体不明の生物。

 

 二足で直立歩行するその存在は、見る者達を圧倒していた。

 

 

   【呉爾羅(ゴジラ)

 

 

 海を統べ、陸を侵し、空統べる悉くを地へと落とす、荒ぶる龍神。

 

 島に伝わる神の名を、その姿を目の当たりにした島民は叫んでいたそうだ。

 

 

 

 この巨大生物はそれに因み【ゴジラ】───英語表記では【GODZILLA】───と名付けられた。

 

 この時、山根教授を始めとする各学会、牽いては世界中から様々な学者達が集まり、研究するべく調査が始まり様々な考察が成された。

 学者団によると【ゴジラ】は───後に違うと判明するが、太古の恐竜が地下深くで生き延び、長い時を経て独自に進化していたものが戦争や核実験などによって地上に進出したものだろう、と推測される。

 厳密にはそれは外れるのだが、その話はまた後にしよう。

 だが、生き延びていた【ゴジラ】はこの個体だけではないだろう、ということも推測された。

 その為、後に国防軍となる前身───防衛隊の司令部がいずれ現れるであろう各個体に識別名を付ける、ということとした。

 

 

 呼称した個体識別名(コードネーム)は───【扶桑】

 

 

 戦艦を思わせる黒光りした巨体とその力、その圧倒的な存在感から、その名は付けられた。

 

 

 

 その【扶桑】だが、どういう訳か同年11月17日───大戸島での発見からわずか二週間後に東京へ上陸することとなるが。

 

 




 本当は【扶桑】さんの出番は一話で終わらせたかった(というか一話で終わる予定だった)のですが

 一話だけだと味気ねぇな……と思ったので
 もうちょっと続けたいと思ったので、あと二話(中編・後編)ある予定です

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