THE LEGEND OF LYRICAL 喪失の翼と明の軌跡 作:蒼空の魔導書
今回は予告PV風の短編予告、熱血野郎の主人公ばかり書いているこの自分が今までとは打って変わってクールタイプのオリ主の物語を書きたいと思っています!
原作はいつかやろうと思っていたリリカルなのはStS! 物語構成も今までの熱血ストーリーと雰囲気を変えて絶望のどん底に落とされて足掻く感じでいきます!
無限の欲望が蘇らせた翼を前に数多の海の守護者達が“次元の王”によって墜とされし時、法の船とそれに仇名す者達との均衡は崩れ、全ての星々を巻き込む戦乱の時代を迎える。
【法の船に排斥されし者達が集うレジスタンス】【十三人構成の白き騎士団】そして【次元の王が率いる竜の群】を中心として法に仇名す者達は次々と立ち上がり、数多の海の法の守護者達を駆逐し始め、星々を蹂躙する。
【翼を失った厄介者の戦士達】と【帰るべき場所を失った才ある戦乙女達】は互いに手を取り合い、決死の覚悟をもって法に仇名す者達に相対するものの、次元の王が遣わせし六の将の強大な力を前に次々と倒れていく。
やがて白き星姫は倒れていく者達を目の当たりにして悲しみに暮れ、次元の王に揺さぶられて遂にはその心が砕けゆく。
そして、十三の騎士が創りし八つの地にて多くの人々の魂を贄に世に顕現した蒼の大樹の頂きに登った【氷眼と雪眼の兄弟】が【白き星姫】を賭けて雌雄を決し、氷の刃が白き星姫を貫いた時──
──《
*イメージメインテーマ:嘆きのリフレイン(PS4専用ゲームソフト『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』EDテーマより)
新暦75年四月、第一管理世界《ミッドチルダ》。
次元世界の秩序と法を護る司法組織《時空管理局》の地上たるこの世界の南駐屯地にて管理局の新部隊が発足した──
「機動六課課長、そしてこの本部隊舎の総部隊長の《
夜天の魔導書の主であるはやてがある目的を果たす為に起ち上げた新部隊《古代遺物管理部 機動六課》──
「平和と法の守護者、時空管理局の部隊として事件に立ち向かい人々を護っていく事が私達の使命であり、成すべき事です。 実績と実力に溢れた指揮官陣、若く可能性に溢れたフォアード陣、それぞれ優れた専門技術の持ち主のメカニックやバックヤードスタッフ、全員が一丸となって事件に立ち向かっていけると信じています」
大きな才能を秘めた将来有望の新人達、はやての家族であり彼女を護る守護者でもある雲の騎士《ヴォルケンリッター》達、金色の輝きを放つ優しき執務官《フェイト・
「まっ、長い挨拶は嫌われるんで……以上ここまで、機動六課課長及び部隊長、八神はやてでした」
……始動初日にして隊舎が前触れもなく突然襲撃され……壊滅した……。
まるで世界を縦に両断するかのように海の向こう側から六課の隊舎に振り下ろされた巨大な魔力刀……バターのように簡単に中心から両断された隊舎は無数の瓦礫となって崩れ落ち、煉獄の炎に包まれてしまう。
「あ……貴方達は、一体何者なのっ!!?」
炎の中から六課の人員達を救出しようと動くなのは達の前に現れたのは“紫竜のエンブレム”を掲げる紫の軍服を着た武装集団──《次元王軍ラグナガンド》の強襲中隊であった。
「アハハハッ! それじゃあ部隊発足記念を祝う楽しいパーティーを始めよっかぁぁああっ!!!」
オーバーSランクを軽く凌駕する戦闘力を誇る敵強襲中隊の圧倒的なチカラの前に若きエース達はチカラ及ばず次々と倒されていく──
「シグナムさん、ヴィータちゃん、シャマルさん、ザフィーラさん、フェイトちゃん、みんな……」
「こんなところで終わってまう言うんか? ……わたし達の六課が、夢の部隊が、長い時間掛けてようやく始まったって言うんに……こないな仕打ち、あんまりやろ……」
頼りになる親友や守護騎士達が全員倒れ、絶体絶命の危機に追いやられたその時──闇夜を明かす“黎明”が彼女達の前に姿を現すのだった。
「目標を確認した。 これより任務遂行の為、敵を無力化する」
夜明けの空のように神秘的な青い氷刀のデバイスをその手に持ち、前開きの黒いコートを着た雪の様に白い長髪の小柄な少年の敵対する者を凍てつかせる鋭いアイスブルーの瞳は冷徹な雰囲気を漂わせるがその奥に強い信念の炎を秘める。 その少年は──
「まさかキミは、情報部のファイルにもあった要注意特筆戦力──《
「──斬るっ!」
管理局のトップエースであるなのは達が手も足も出なかった敵中隊を相手に氷眼の少年は電光石火の剣技と【凍結】の魔力変換資質を駆使して単独で互角に渡り合い、敵を追い返す事に成功する。
「任務完了……帰還する」
「ま……待って!」
そして少年はなのはの制止も聞かずに瞬間移動をするかのようにその場を立ち去って行くのだった……。
敵襲で焦土と化した隊舎はもはや使い物にはならなくなり、局のトップエースが揃いも揃って反乱軍の一部隊程度に後れを取った事で上層部と地上からの信用を失い、部隊始動初日にして拠点を失った事で行き場が無い六課の面々は後日、部隊設立の後見人の一人である《クロノ・ハラオウン》提督の紹介で知り合った階級不明の大柄の男性《デイビット・マクラウド》に連れられ、第42無人世界《リルブス》の最果てに建つ草臥れた煉瓦の砦に案内されたのだった。
「ボッロ!!」
「なんか幽霊が出そうな雰囲気だね……」
そこで彼女達を最初に出迎えたのは──耳を劈く爆音と鉄でできた正面扉を吹っ飛ばす程の爆風であった。
「「「「「「「な、ナニゴトーーーーーーーーーッ!!?」」」」」」」
「ハハハッ! ようこそ機動六課のエリート諸君。 最凶最低最悪の特務遊撃支援部隊《ロストウィング》の
クソボロの隊舎に空調機すら整っていない環境最悪の設備。 空き缶で自作されたモニタールームの端末に整備が行き届いていない雑草だらけの訓練場。 周辺には近場に不気味な迷いの森と断崖絶壁と何故か砂漠があり、遠目に何故か人喰い鮫が生息している湖と何故か火山と雪山が並び立つという意味不明で超過酷な自然環境。 そして──
「あ”あ”っ!? 一体何しに来やがったんだクソエリート共がよぉ!!」
素行最悪のロストウィングのメンバー達が歓迎ムード(?)で六課の面々を迎え入れたのであった……。
ロストウィングの仕事を手伝う代わりに彼等の隊舎を仮拠点として共同で使用させてもらえる事となったなのは達は暫くの間生活を共にして困難を乗り越えて行くであろうロストウィングのメンバー達と交流を図ろうとするが、局のエリートで所謂良識人である彼女達は素行が悪く不衛生である彼等とはなかなか打ち解けられずにいた。
「アホかっ!? チンタラ足止めて敵が撃って来た弾ァ撃ち落とし続けたところでジリ貧になるだけやろがっ!! 撃たれる前に撃たんかいっ!!」
「あ”あ”っ!? ヤんのかクソアマ! 調子くれてんじゃねぇぞゴラッ!!」
「ご、ごめんなさい! 直ぐにタオルと着替えと代わりのコーヒーを──ふぎゅっ! ──イダい、また転んじゃったぁ……って、ああっ!? そういえば仕事先に電話入れるの忘れてた!!!」
「一度も男とヤった事が無ぇっ!? おいおい冗談だろ? こんなイイ身体してんのに未経験なんざ勿体ねぇぜネエチャンよぉ。 だからさぁ、今夜オレの部屋に来ねぇか? うんとキモチイイ体験させてやるからよぉ♪」
「あ、それ僕が
「機動六課がマブいギャルだらけなのはチョベリグなんだけどねぇ、それが全員エリート共だってのはチョベリバだぜ……えんがちょ」
【教官潰し】の異名を持つ早撃ちガンナー、喧嘩腰のリーゼントヤンキー、発達障害持ちのドジな少年、チャラいセクハラ男、ロマン優先の魔導師兼デバイスマスター、死語がウザいガングロ野郎、etc、etc──挙句の果てに彼等のエースは──
「《ヒュウガ・フリージア》、ロストウィングの実動部隊を率いている……これでいいか? ならもう行く」
淡々と愛想が無く黒い長髪の小柄な少年で魔力ランクはなんと最低値E以下のFランク?
「……美しいな」
「えっ? ……私?」
「ああ、なんとも美しい──石ころだ。 スケッチしよう」
「「「「「「「ズコーーーーーーーーッ!!!」」」」」」」
しかもクールながら変人であった……。
こんな感じでロストウィングは管理局が保有する部隊である割には対偶が最悪で支給される部隊費も0である為に施設環境も最低、構成員も司法組織の一員と言うには素行が悪かったり性格や体質に難があったりと問題児ばかりで、挙句に言えば戦力保有制限も特例で無制限……その理由とは──
「ああ、恐らくお前が思っている通りだ八神二佐……特務遊撃支援部隊ロストウィングとは
地を這うはぐれ者が集う異質で異常な部隊“
行く先々で次々と目の前に立ち塞がって来るオーバーSを圧倒的に凌駕する強敵達を相手に彼等は立ち向かう。
「おもしろい。 その
路地裏の不良でありながらSランクの魔力を保有しレアスキル【流水】の魔力変換資質を持つフリーの魔導師の少年。
「私はアンタ達管理局を絶対に許さない! 大好きだった兄さんを殺したアンタ達を、この弾丸で撃ち滅ぼしてやるっ!!」
「ヒステリックになるのは結構だが“場”を創るという本来の目的を見失うなよ──」
強力なロストロギアを身体に融合させた超人の十三人──《
「憎き外道の騎士ヴォルケンリッタァァアアアーーーーッ!!」
「20年前に我らの故郷を無惨に滅ぼした恨み、魔力を奪われ殺された同志の仇、ここで果たさせてもらう! 覚悟っ!!」
過去の闇の書の被害者も含め、何等かの理由で管理局の体制に不満を持つ者達が集い結成されたレジスタンス──《アーノルド決起団》。
「へっ、機動六課の連中か!ここで会ったが百年目!!」
「ノーヴェ、さっそくアレやるッスよ! ドクターが“あの
「諸君! 今こそ戦いの時だ! 次元世界を管理するなどという戯言を抜かす体裁者気取りの時空管理局は無論の事、我らに仇名す組織は容赦無く全て殲滅するのだっ!!」
「「「「「「「
「我らに勝利の栄光をっ! 我々の成すべき事はただ一つ、
「「「「「「「
全戦闘員の総合“最低”推定魔導師ランクAA+。 《次元王》が率いる総戦力四千万人の規模を誇る次元世界最大級の反管理局組織にして機動六課を始動初日で壊滅させた規格外の竜の群勢──次元王軍《ラグナガンド》。
まさにナイトメアモードと言わんばかりに襲い来る圧倒的な理不尽に機動六課とロストウィングの面々は心身共に疲弊し精神が磨耗し自分達の無力を知る……。
「何で……何で君がっ!!」
「こんなゴミみたいなオレでも……役に立てたよな……よかった……」
「
「ふざけるんやないわ! 私等は……私は、誰かに護ってもらう為に六課を設立したんやないっ!!!」
「なのはさん達ですら手も足も出ない敵を相手にあたし達が一体何ができるっていうの!!?」
「そこで見ていてみそ~。 僕は足手まといを抱えて戦うのはメンゴだからさ」
「自分達のチカラで乗り越えたぁ? ハンッ! テメェ等が今まで“PT事件”だの“闇の書事件”だのデカい事件の数々を解決して来れたのも
「テメェ、これ以上アタシ達の誇りを侮辱してみろ! このグラーフアイゼンでその汚い面をブッ潰してやるっ!!」
「もう止めて、これ以上自分を顧みない無謀な戦いをしないで!」
「言いたい事は理解しているが、焦るあまりに過度な訓練をして疲労を溜めたまま任務に出て死にかけたお前にだけは言われる筋合いは無いな」
部隊の士気も下がっていき、敵勢力との戦力差も絶望的……理不尽という名の闇の中、彼等彼女等は未来を手にする事が果たしてできるのか……?
……そして明かされる、ロストウィングのエースであるヒュウガの正体──
「俺は《朱雀》の《
『いいだろう、“零式凍結機関”の解除を許可してやる』
「ヒュウガ……君?」
それが白日の下に晒される時──
「──零式凍結機関解放、多元干渉虚数方陣展開。 《モルゲンモード》専用デバイス《アングレカム》セットアップ──
──
──《
白き不屈の魔導師はその眼に黎明を映す……。
「氷のように冷たい眼に、雪のように真っ白な髪……君は、あの時の──」
少年は絶望という名の闇夜を斬り裂き、黎明を齎す為に──
「──斬るっ!」
翼を失った男達と……叙情的に未来へと羽ばたく翼を持った少女達と共に……。
「さあ、僕と殺し合おう──兄さん!!」
『THE LEGEND OF LYRICAL 喪失の翼と明の軌跡』
2018年春、連載開始予定!
……とまあこんな感じで最初で六課が爆発します。(おいィィっ!!)
冒頭の予言はまだ仮のもので、本格的に連載が始まったら多少は変わるかと思われます。でも大体はこんな感じです。
本編執筆及び連載開始予定は今年の春以降になりますね。 他の投稿作品の更新も進めないといけないし……。
……まあ最低でも今年中には本編の投稿を開始するつもりです。
最近秋アニメの影響でDies irae(PSP版)をプレイし始めました。 好きなRPGは英雄伝説軌跡シリーズです。 その影響か自分は最近“敵TUEE!”に走りがちだったりしちゃって(笑)。
では、本編の『THE LEGEND OF LYRICAL 喪失の翼と明の軌跡』の投稿を楽しみに待っていただけたら嬉しいです! 自分が投稿している他の作品共々、よろしくお願いします!!