THE LEGEND OF LYRICAL 喪失の翼と明の軌跡 作:蒼空の魔導書
まあそれはそれとして、今話でヴィータVSロッキーの対戦は決着です。
今話のサブタイを見れば解る人には解ったかと思いますが、ロッキーが忌み嫌っている彼のレアスキルは【太極に至って武神となったあの女拳士】の異能だったりします。
では何故ロッキーは【生まれ持った自分のチカラ】を異常なまでに毛嫌いするのか? 彼の過去に何があったのか?
そしてヴィータとロッキー、果たして最後に勝つのはどっちだ!?
……ロッキー・マオという少年の存在価値は彼が運良く生まれ持っていた優秀な
『凄いわ
『ああ!
両親からの称賛をそのまま
その脚光を浴びて将来を期待される優越感は堪らなく気持ち良く、天に舞い上がる気分は最高に甘露な御菓子であったのだが……。
『成績オールE? それは残念だったわねロッキーちゃん。 でも大丈夫よ、塾の成績が悪くったって、
『痛っつ~! 負けたぁぁーーっ! やっぱ凄く強いな、
『ほんとほんと~。 ロッキー君は勉強も運動も魔法も他全部み~んなしょぼいけど、
『割った壺の弁償? 君は町で噂の
その称賛を聴いている内に彼は思った。
──
少年は気付いた……気付いてしまった……気付かなければ自分にスポットライトが集められていると勘違いしたまま、ヒーローを気取っていられたのに……。
──レアスキルなんて何の努力もなく最初から運よく持っていただけの物じゃん! じゃあ
──皆、頼むからいい加減に
それからロッキーは“自分の存在価値”を求めるようになった。 荒廃した再開発地区に屯っていた大規模な不良グループにレアスキル無しで喧嘩を吹っ掛けて袋叩きにされたり、言葉使いを悪くして語尾に『──でガス』と変な特徴を付けて喋ってみたり、《ロンフォン流天鳥拳》などという知る人ぞ知らないマイナーな格闘流派に手を出してみたり、勉強も運動も魔法も尽力を尽くして
『何故レアスキルを使わなかったんだロッキー! 今日の管理局本局主催の一般参加式魔法戦技披露宴で行われた体験摸擬戦。
『で、でもそれじゃあ、オレの今までの努力が無駄になるじゃないでガスか!? オレは毎日毎日、ロンフォンシショーの元でたくさんたくさん武術の修行をしているっていうのに、それを活かせないんじゃあ意味が……』
『……もういいわ。 出て行きなさい!
『そ、そんな……オレはただ……オレの努力を……オレが自分で鍛えたチカラを……
皆に……
このような経緯があってロッキー・マオは両親に見捨てられ、暫くロンフォン流の道場で住み込みの鍛練に明け暮れたその二年後に彼の価値観を決定付けた“ある胸糞な出来事”を通して特務遊撃支援部隊ロストウィングにその身柄を拾われたのだ。
「オレを……オレを……ッッ」
「うぉぉぉおおおっ、これでブッ潰れろォォォーーーッ!!」
雲を貫いて文字通りロケットの如くハンマーヘッドのブースターを最大火力で吹かせて地上から一直線に飛翔してやって来たヴィータが情緒不安定に無防備なロッキーの懐に自身の小さな身体を捩じ入れさせる。 ロケットブースターの推進力で振り回す突進力と遠心力、更には先端が鋭利に尖ったピックによる一点突破力を重ねて全力で叩き付ける! この距離なら外さない、《鉄槌の騎士》の魂をこの一撃に──
「ラケーテン──シュラァァアアアアァァアアアァァアアアアクッッ!!!」
込めて、ロッキーの腹部ド真ん中に叩き込まれた!
「が──はあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”-----ッッ!!!?」
《鉄槌の騎士》八神ヴィータの十八番《ラケーテンシュラーク》が決定的にクリーンヒット。 ロケットブースターの噴射炎が蒼穹に弧を描く尾を引き、時が停滞したような錯覚の中で《曼珠沙華》の異名を持つ少年武術家の幼い身体が一瞬で“くの字”に折り曲がった。 その全てを砕く鉄槌の衝撃が自分の背中を突き抜けて遥か彼方までの大気を爆散させる程の一撃をまともに受けて、全身の骨という骨と必死に鍛え上げてきた肉体の全てが粉砕されるような瞬間的激痛に白眼を剥いて大量の胃液を口からブチ撒けた。
「まだまだああぁぁっ! 念入りにッ、ブッ潰すッ!!」
傍から見ても決定打と言える一撃を相手に叩き入れた。 しかしヴィータは本気だ、絶対破壊を信条とする《鉄槌の騎士》が絶対に叩き潰すと決めたのだ。 この程度では終わらない。
「うおおおおおおおおッ!」
《ラケーテンハンマー》のピックに“くの字”に全身を折れ曲がらせたままのロッキーの腹部を刺し付けたままジャイアントスイングの要領でチカラいっぱい五回転程振り回す事で遠心力を更に加え──
「カートリッジ、リロード! フルドライブ、《ギガントフォルム》ゥゥゥウウウウッ!!」
人間なら肩が壊れてしまうくらいに長い柄を後上に振り被ると同時に再びカートリッジを、今度は二発使用する。 更に膨張した魔力が得物に注ぎ込まれてその形状が再び変化……及び、巨きく質量が肥大化した。 横幅半径約30m超はある角柱状の巨大鉄槌、それに伴って長い柄も伸長化している。 ハンマーヘッドの片側打面に貼り付いたロッキーの小さな全身はもはやその巨大な面積に納まり切らずに全身の前面がその広い面積に非常にコミカルな恰好でベッタリと貼り付けられている。 この巨大な威容、まさに
「これでとどめだぁぁぁああああああああッ!!」
その巨体を振り抜き出しながら、ヴィータは張り裂けんばかりの裂帛と共に流星の如く地上へと急速降下して行く。 小さな紅い騎士に柄を引かれて巨大な質量が天より落下する。
「轟天爆砕──」
紅い流星が地上へと降り注ぐ、騎士を侮辱した痴れ者を巨人の鉄槌で地ごと粉砕せんが為に──
「──《ギガントシュラーク》ウウウウウウウゥゥゥーーーーーッッ!!!」
粉砕するべき者を貼りつけた面を地に、巨大な質量をヴィータが幼い顔付きを変貌に歪まさせる程にありったけのチカラを入れて振り下ろして叩き付け、天地を激震させる轟音を盛大に鳴り響かせた。
「「「「「「「きゃあああーーーーっ!!」」」」」」」
火山の大噴火の如き激震と轟音、そして爆発するように舞い上がり広大な摸擬戦場全体を丸ごと覆い尽くした大量の粉塵と砂煙に戸惑いを禁じ得ず悲鳴をあげたのは六課陣営、精神が未熟なFW陣とシャーリーやルキノ等ロングアーチの女性達だ。 荒事に慣れている隊長副隊長達や元航空武装隊員のヴァイスはさすがにみっともない声は出さないが、「さすがにこれはちょっとやり過ぎじゃないかな……」と一切の容赦がまるでないヴィータに表情を引き攣らせている。 バトルフィールド中に蔓延した砂煙の中で決定的な一撃を叩き付けたヴィータも確かな勝利を確信した笑みを浮かばせる。
──手応えあった! ここまで念入りにブッ潰してやりゃあ流石に──
そう、ロッキー・マオの小さな身体はこの巨人の鉄槌によって確かに地に叩き潰された。 デバイスが非殺傷設定の為その身体自体は無事だろうが、通常ならこれ程の大質量で遥か上空から地に叩き潰されたならその体内に流れている液体という液体全てを爆散させて大変グロテスクな死に体が出来上がっていた事だろう。 故にこの勝負はこれで決着した──
……筈なのに、これはいったいどういう事だろうか?
「ウゥゥオ、アチョオオオォォーーーッ!!」
「ぐはっ!!?」
砂煙が晴れていく隙間に覗き見られた光景は衝撃的に予想外にして想定外過ぎにも程があった。 大質量に膨張させて地に特大のクレーターを形成した巨大鉄槌の長柄から小さな両手が手放され、
「そんな……バカなっ!? 何で、何でテメェ……っ!!」
まるで生ける亡霊でも目撃してしまったかのように不可解と戦慄を入り混じらせた困惑の
「使わせたな……テメェ、
何故なら
「許さねぇ、ふざけんじゃねぇっ! ブン殴ってやる、オレの気が晴れるまで殴りまくってやるァァァアアアアアアアアッ!!」
「なっ!!?」
未だに理解できない現実に戸惑いつつも起き上がったヴィータにロッキーの慟哭が浴びせられた。 鉄槌の騎士を射貫くその視線には底知れぬ憎悪が孕まされていて、瞳からは何に悲しみ嘆いているのか涙が流れ出ている。 彼の慟哭に鳴動するかのように身体から溢れ出る陽炎のような闘気が爆発的に膨張していく。
「ロンフォン流天鳥拳──奥義ッ!!」
カッ! と眼を見開いて技を繰り出すべく取ったその構えはロンフォン流天鳥拳の基本の戦闘姿勢である“飛び立つ鷹”を連想させる恰好ではない。 直立に立ち、縦になるように前に翳した左腕の手首の横下に右拳を付ける威風堂々とした構え。 その姿勢をした直後に
──
相手に発生している理解困難な現象に困惑するばかりのヴィータだが、能力の全貌を読み解こうとさせる間もなく陽炎の闘気を纏うロッキーが右拳を振り上げると同時に地を深く陥没させる程の踏み込みをして真っ直ぐ正面から堂々と飛び込んできた。 困惑している状況ではない、考えるよりも今はとにかく真正面から大振りに振るわれて来た拳をどうにか遮ってやる事が先決だ。
「《パンツァーシルト》──ッ!」
攻撃が襲い掛かって来る正面に展開したベルカ式魔法陣の形容をした
──こんな大雑把な大振りが奥義だぁ? 一見攻撃の挙動が単純過ぎでちょっと横に身を移動させれば楽勝に躱せそうだが、奴の使ったレアスキルがどういうものなのか解らねー以上は見た目に騙されて油断はできねぇ。 でもなのはのディバインバスターも防げるこの《パンツァーシルト》なr──
ヴィータがその刹那にそんな考えを脳裏に巡らせている間にロッキーの右ブローがパンツァーシルトに叩き込まれたその瞬間、彼女にとって本日最大級に驚愕的な事象がヴィータを強襲した。
「──がはぁ”ぁ”ぁ”っ!!?」
──なん……だとぉぉっ!!!? このガキの殴りがパンツァーシルトにブチ当たった瞬間に、アタシの脇腹に
「な……に……っ!!?」
これは何の冗談か? クリティカルヒットの大ダメージを受けた苦痛を必死に堪えるヴィータの視界全体に“複数人のロッキー”がまるで一人から分身したかのように広がって映し出された。 周囲全体360度を見回しても
「有り……得ねぇっ!
瞬間、動揺に無防備を晒したままのヴィータに無情にも周囲を包囲する複数のロッキー全員が容赦なく一斉に拳の連打を浴びせて来た。
「「「「「「「うぅああたたたた、たたたたたたたたた、あたたたたたたた、たたたたたたたたたたたたた──ッッ!!」」」」」」」
「があ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁぁぁーーーーっ!!!」
まるで
「うぉああたァァァアアアアアッ!!!」
「が──あ”ぁ……ッッ!!!」
そして最後の一撃は阻むパンツァーシルトを怒濤の乱打をもってステンドガラスのように粉々に破砕した真正面のロッキーが踏み込んで来て、見るも無残にボロ雑巾と成り果てたヴィータの顎にとどめの右アッパーを全力を籠めて天高くかち上げたのだった。
「《
天に覆い出していた分厚い雲海に届いた拳圧で巨大な孔が空いた下でカチ上げた拳を掲げると同時に勝利の雄叫びの如く奥義の名を叫び轟かせる。 無念にもチカラ無く宙に放物線を描く鉄槌の騎士の姿を六課陣営側は口を両掌で塞ぐなどをして唖然と、ロストウィング陣営側は歓喜や安堵に呆れなどといった十人十色の表情を浮かべながら見上げていると、
「──」
そしてドサリと地面に落下した静謐の中、身を横たえさせた満身創痍の鉄槌の騎士は瞼を閉じたままその意識を引き取る……決着だ。
「勝負ありやな。 ウチのロッキーの勝ちや」
「「「「「ヴィータ(ちゃん)ッ!!!」」」」」
ガンマが摸擬戦の結果を口にするとボロ雑巾のような無惨な姿にされた家族に居ても立っても居られないと八神一家全員が一斉にヴィータが気絶して倒れているバトルフィールド内へと駆け出して行く。 逸早く駆け寄ったはやてが地に意識を失って倒れるヴィータの頭部を膝に乗せて彼女の安否を非常に心配する焦燥で確認するように介抱し、医務官の資格を持つシャマルがその正面に腰を下ろしてヴィータの受けたダメージを看る。 先日の六課壊滅の事もあってぐったりと満身創痍に気絶した大切な小さな家族に今にも泣き出しそうな形相をして必死に呼び掛けるはやての背中にリイン、シグナム、ザフィーラの二人と一匹も囲うように寄り添って安らかに眠っているヴィータの顔を心配そうに覗き込んでいる。
「シャマル、どうや? ヴィータは……ヴィータは大丈夫なん!?」
「落ち着いてはやてちゃん。 大丈夫よ、ちゃんと非殺傷設定による魔力ダメージのノックダウンで気絶してるだけみたいで特に目立った外傷は無いわ」
「そ……そか。 シャマルがそう言うんなら安心やな……ホンマによかった……」
家族の無事を確認できて心からの安堵を浮かべたはやてにその背中から見守っていた八神家の家族達も真剣に硬く強張らせていた表情を緩ませる。 一応摸擬戦の規定通りに非殺傷で行ったのだから滅多な事にはならないだろうが、粗暴な雰囲気で気に入らない相手を潰すのに手段を選ばなさそうなロストウィングの連中が果たして摸擬戦のルールを守るものだろうか? はやて達はそう彼等に不信を抱いていたので正直不安に思っていたようだが、どうやらそれは杞憂だったみたいである。
「はぁっ、はぁっ! ぜぇ、ぜぇっ! ……クソッ、チクショウでガス! オレは……オレの存在価値はっ! ……こんな……こんなァァーーッ!!」
そんな彼女達の側で息を取り乱しながら受け入れ難い悔しさに耐え切れず悲嘆するように地面に座り込んで空に泣き叫ぶ、勝負を望まぬ形で勝利したロッキーの無様を、なんだか顎に片手を添えながら興味深そうに見遣るガンマは──
「ほぉ~、勝負に負けず嫌いが揃っとる
「……えっ!?」
意外にも摸擬戦に敗北したヴィータの事を称賛していたが故になのはは非常に思いも寄らなかった言葉を耳にしたかのように驚いた表情で彼に視線を向ける。 他のロストウィング部隊員を見渡しても仲間の勝利に歓喜している者はいても勝負に負けたヴィータの事を嘲って侮辱しようとする声をあげる人間は誰一人として見当たらない。
「せやけど相手が悪かったなぁ、幾ら一騎当千で知られとる夜天の守護騎士とは言うても対人近接戦闘を念頭に置いた戦闘スキル主体な古代ベルカ式の使い手にとってロッキーのレアスキルは最悪の相性や。 《
とガンマは肩を竦めた苦笑いでロッキーが忌み嫌う彼の生まれ持った
しかしそれ故に生まれ持ったその
魔導師として破格の才能を持って生まれ、それでいて良き両親や数多くの友人知人に恵まれて幼少期を育ってこれたなのはにはその途方もない彼の辛さや孤独感を想像し理解する事など到底不可能だ。 どうしようもなくガンマ達の許にトボトボと歩いて外野に出て行くロッキーに同情する視線を向けてやる他はできない事をなんとも歯痒く思うなのは達……と、そこへ──
「すまなかったな、ウチの連中が色々とお前達の気を悪くさせてしまって」
「「「「「「「うわぁぁっ!?」」」」」」」
さり気無くなのは達とガンマの間にぬうっと割り込んで来たのは身長2m超は有るであろう巨漢であった。 ガチガチに硬く角張らせた頭髪に眉と唇が太く厳つい顔付きで律儀にも身内の無礼を謝罪してきた筋骨隆々な巨躯を持つその青年が放つ存在的威圧感を前にして六課陣営一同は思わず仰天に身を引いてしまう。 唐突に現れて視界全体を塞いだ巨漢の山脈のように広くゴツゴツとした背中に一驚させられたガンマが猛烈な勢いで文句を飛ばした。
「おいゴリ! いきなし間に入ってくんなや、驚くやろが!!」
「ぬ? そうなのか?」
「当たり前や! アンタみたいなゴッツイゴリラ顔の大男が何の前触れも無く突然横から現れたら、そら驚くわ! ホラ見てみぃ? アンタのデカブツっぷりを眼前にして高町達も超が頭に三つ程付けられそうなくらいにドン引きしとるやろが!」
「そ、そうか。 それはすまなかった……」
驚きに身を引かせているなのは達を指さして機関銃のようにガミガミと苦情を言ってくるガンマに気圧され、両掌を自分の頭部の両脇上に翳してしどろもどろするゴリラ顔の巨漢。 厳つくも巨躯の威圧感を持っているのに反して何所か生真面目な印象という彼のギャップになのは達も思わず戸惑っていた表情を変えて苦笑いをしてしまう。
「あ、ははは……なんだか毒気を抜かれちゃったね、フェイトちゃん」
「うん、そうだね。 考えてみれば
ガンマとゴリラ顔の巨漢が微笑ましくやり取りしている様を愉快に笑っているロストウィングの隊員達を眺めていると今はそう割り切っておいた方が今後に彼等と良い関係を築いていけそうだと、なのはとフェイトは互いに思った。 そう、今はこの摸擬戦で彼等に自分達の事を認めてもらう為に全力を尽くして彼等にぶつかる事が第一だ。
「ふむ。 不届千万なならず者ばかりかと思っていたが、なかなか見所のある者も居たようだ」
其処に
「我は最後の夜天の主八神はやての
「特務遊撃支援部隊ロストウィング、《アームストロング小隊》を率いる隊長を務めている《ゴートン・リライラス》だ。 以後よろしく頼む」
「フッ、少々淡々としているようだが他と比較して良い印象だ。 しかもその大柄な剛健に似合う頑丈な肉体と実戦で鍛え上げられたであろう強靭な剛腕を合わせ持っていると視得る」
歴史ある
「面白い、次鋒は我が出るとしよう。 そなた、気に入ったぞ。 是非とも拳を交えたい」
「……いいだろう。 この《
見た目麗しく叙情的な魔法少女達を差し置いて、次の
団体摸擬戦の初戦はロッキーの勝利。 しかしヴィータの意地と想いはロッキーの固い心を大きく揺らがせて、一度の使用すら拒んでいたレアスキルを使わせる屈辱を刻み付けました。 ロッキーは今後もうヴィータを馬鹿にする事はできないでしょうね、ウ◯コ女呼ばわりだけは実際にやらかした彼女のドジが原因だから止めないでしょうけれど。(笑)
こんな感じで序章後編は摸擬戦を通してなのは達やガンマ達味方陣営の登場人物達が抱いているそれぞれの“渇望”について触れていきます。 やっぱDies要素があるならキャラクターの“渇望”は重要でしょう!
さて、次の対戦カードはザフィーラVSゴートン! リリカルの欠片の要素も見当たらないマッチョモリモリでむさ苦しい事この上ない組み合わせとなりました、あはは……。(男臭)
拳と拳、筋肉と筋肉で激しくぶつかり合う
因みに自分は【ソッチ】の気は全く持っていません、キレーなオネーチャンの巨乳大好きなノーマルスケベですので、だからどうか皆さん勘違いしないでーーーーーッ!!(懇願)