ツンデレスナイパーの彼氏でポニーテールと乳の幼馴染みで神崎名人のライバルのいる暗殺教室 作:てこの原理こそ最強
「ここが今日から通う校舎かぁ。ていうか来るまでに山道を1Km登るってどんだけよ・・・」
今まで通ってきた校舎とは打って変わって、目の前にある校舎は木造で一箇所でも破損したら直ぐにでも倒壊しそうなほどにボロい校舎。しかもここは山を登ったてっぺんにあり、それまでの道のりはちょっとした山登りだ
「ちと早く来すぎたかな」
そう呟いて左腕に付けてある腕時計に目をやった瞬間、一瞬強い風が吹いた。そして顔を上げた目の前には・・・
「おや、君が波風 彼方くんですか?」
「・・・あ、すいません。波風 彼方です。そういうあなたがもしかして・・・」
「はい。おそらく君が想像している通りです。私が月の7割を破壊した超生物、今はここで教師をしてます。殺せんせーと呼んでください」
そこへ現れたのはガウンを羽織り昔の大学帽を被った、手足ではなくうねうねと動く触手のようなものが生えている、全身黄色く顔はまん丸、いかにも地球の生物ではないのは明らかだ
「よろしくお願いします、殺せんせー」
「はい。しかし彼方くんは早い登校ですね」
「昔から欠席よりも遅刻に腹が立つたちでして。集合とかだと早めに来ちゃうんですよね」
「そうですか。早めの行動は大いに結構!では他の皆さんが来るまで職員室でお茶でもしましょうか」
「そうですね。他の先生にも挨拶しなきゃいけませんし」
「では行きましょう」
オレは殺せんせーに続いて校舎に入っていった。今日から通う”3年E組“のクラスがある校舎に・・・
職員室にはスーツに身を纏った先生が1人机に座ってパソコンに向かっていた
「おはようございます」
「あぁ、おはよう。早いな」
「えぇ、まぁ」
「烏間先生もどうですか?」
「あぁ、もらおう」
いつの間にかお茶を淹れ終わって湯呑みを器用にその触手で持っている殺せんせーからその湯呑みを受け取る烏間先生
実は一週間前、うちに訪れて来た烏間先生から大体の話は聞いている。殺せんせーが最速マッハ20で移動することや対先生用に作られた弾やナイフでないと殺せんせーの触手にダメージを入れられないこと。そして、
「先日も聞きましたが、ホントに先生を暗殺しなきゃいけないんですよね」
「あぁ、そのために俺はここに派遣された」
「そうですか。これからご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします」
「ヌルフフフフフ、殺せるといいですねぇ」
オレと烏間先生で真面目な話をしてるというのに、その横で顔に緑の縞模様を入れて笑う殺せんせー。今に見てろ・・・ギャフンと言わしたる!
時間が過ぎるに連れてどんどん生徒が登校して来た。ホームルーム5分前になるとオレも殺せんせーと共に教室へ続く廊下を進んだ
椚ヶ丘中学校3年E組。そこは中学の中では最低のクラス。本来名門進学校であるこの学校で成績の悪化した者や校則違反者が自動的に送られる場所。そんなこの場所は通称”エンドのE組”と呼ばれ、そこに通う生徒は他クラスのやつらから冷ややかな目を向けられる
『それではホームルームを始めます。日直の人は号令を』
『起立、気をつけ・・・』
殺せんせーが先に入りオレは廊下で殺せんせーに呼ばれるまで待機だ。教室のドアから中の状況を見ていると日直の号令と共に全員がそれぞれ
『礼!』
その礼の号令で普通は頭を下げておはようございますと挨拶すると誰もが思うだろう。しかしこのクラスは違った。号令と共に全員が殺せんせーに向けて一斉射撃を行なったのだ
『では出席を確認します』
しかしそんな激しい銃弾の嵐の中で殺せんせーは自慢の速さで全ての銃弾を避けながら全員の出席を取っていく。ホントに化け物だな
そして殺せんせーが全員の出席を取り終わると同時に銃声は鳴り止んだ
『では今日はみなさんの新しい仲間を紹介します。入って来てください』
殺せんせーのお呼びでオレはドアを開け教室に入り殺せんせーの横に立って黒板に自分の名前を書いてみんなの方に顔を向ける
「A組から来ました、波風 彼方です。前のクラスで教師殴ってここに落とされました。A組出身だけどみんなとは仲良くしたいので気軽に彼方って呼んでくれ。よろしく」
オレは軽い自己紹介を済ませてその場にいる全員の顔を見渡す。そして驚いた顔をしている3人が目に入る
「ということで今日からクラスメイトが1人増えます。戦力が増えましたね」
と殺せんせーはさっき職員室でしていたような緑の縞模様を顔に浮かべる
「彼方くんの席はカルマくんの隣です」
「はい」
殺せんせーに指定された席に進むとそのカルマが声をかけてきた
「久しぶりだね、彼方」
「あぁ。また同じクラスになったな」
「だね〜。ま、よろしく」
「よろしくな」
「おや、カルマくんとお知り合いでしたか」
「そうですね。それにこのクラスの何人かとは顔見知りです」
殺せんせーからの質問にオレはそう答えてカルマの前に座っている千葉 龍之介に目を向け、龍之介はそれに気づいたのか手を少し上げて答えてくれた
「では彼方くんとの交流は昼休みにするとして、早速授業を始めます」
E組になって初めての授業、1つわかったことがあった。殺せんせー教えるの上手くね?
午前中の授業が終わり昼休みになった。E組には給食いうシステムは存在せず、各自お弁当を持参して仲のいいメンツが集まっている
そんな中、オレはカバンからお弁当を1つ出してオレの席の2つ前に座っている生徒の机に向かった
「ほれ、凛香」
「ありがと」
なんとも素っ気ない返しをしたのは速水 凛香である。いわゆるツンデレさんだ
「おい波風。なんでお前が速水に弁当渡してんだ?」
すると凛香の左隣のやつに尋ねられた
「ん?あぁ・・・悪い。名前教えてもらっていいか?」
「あ、悪りぃな。俺は杉野 友人だ」
「オッケー、杉野な。オレのことは彼方で構わないぜ?それとさっきの質問だけどな・・・あぁ、話していいのか?凛香」
「・・・」
「わりぃ、秘密だ」
「え〜。なんだよ〜」
「悪いな」
「ちょっと、カナくん!」
オレが杉野の質問に断っていると今度は少し背の大きい、ポニーテール少女が何やら声を荒げてやってきた
「なんだよ、桃花」
「なんだよじゃないよ!なんで凛香ちゃんのお弁当をカナくんが持ってるのさ!」
「だからそれは秘密だって今話したばっかだ。それよりもその呼び方やめい」
「波風くん、矢田さんとも知り合いなの?」
「ん?あぁ、君は・・・」
桃花にいい詰められているところに今度は水色の髪でツインテールのような特徴的な髪型をした男か女かわからないやつが入って来た
「あ、ごめんね。僕は潮田 渚」
「おう。杉野にも言ったがオレのことは彼方でいい」
「わかった。僕のことも渚でいいよ」
「わかった、渚。桃花とのことだっけな。こいつとは・・・まぁいわゆる幼馴染ってやつだ」
「へぇ〜、そうなんだ」
「今はそんなことどうでもいいの!なんで凛香ちゃんのお弁当を!」
「あぁ、お前はなんでそんなムキになってんだよ」
「ム、ムキになんてなってないよ!ただ、気になって・・・」
とさっきまでの勢いが一転、俯いてなんともしおらしくなってしまった桃花
「彼方くん」
「神崎さん!」
「ん?おぉ、ユキリn「有希子」・・・有希子」
次に割って入って来たのは清楚な雰囲気をした黒髪ロングの神崎 有希子だった。オレがいつも通りの名前を呼ぼうとすると彼女から笑顔の圧力を受け有希子と呼んだ・・・怖かった・・・しかし、杉野はなんで固まってんだ?
「おいおい、今度はクラスのマドンナとも知り合いかよ!ハーレムかよ!爆ぜろリア充が!」
「岡島くんは少し黙っててもらえるかな・・・?」
「アッハイ・・・」
またも有希子の笑顔の圧力に顔色を悪くする岡島くんとやら。南無・・・
「それで彼方くん。どうして速水さんのお弁当を持ってたのかな・・・?」
「い、いや。それは秘密で・・・」
「どうして持ってたのかな・・・?」
「・・・」
笑顔で迫ってくるのやめて!なんか知らんけど変な汗止まんないから!
「カナくん!」
「彼方くん・・・?」
ダ、ダレカタスケテー!!!
するとその願いが叶ったのか凛香がオレと2人の間に入ってきた
「2人とも、これ以上彼方を困らせないで」
「私達はただ質問してるだけだよ」
「それとも速水さんが代わりに教えてくれるの?」
2人の言うことに数秒の間をあけて凛香が言い放った
「彼方は、私の彼氏だから・・・」
『・・・』
またしばしの沈黙
『えー!!!』
そしてクラス全員の叫び声。その中恥ずかしかったのか凛香の顔は赤い。しかしその目はしっかりと桃花と有希子を捉えている。それに負けじと桃花と有希子も凛香に穴でも開けそうなほど凝視している
そう、オレがクラスに入った瞬間驚いた表情をしていたのがこの3人。オレは助けを乞うべく龍之介に視線をやるが、いかんせん彼は前髪で目が見えないためアイコンタクトによるコミュニケーションが非常にわかりにくい。よって助けが来るのは皆無
「3人ともなんでそこまで睨み合ってんの。いいからお昼食べようぜ」
オレはそう言って自分の席に戻ろうとするが、三本の手によって制服の裾を掴まれて阻まれた
「彼方、一緒に食べよ」
「カナくんは幼馴染みである私と食べたいよね?」
「彼方くん」
「ん?そんなもんみんなで食べればいいだろ?」
『はぁぁぁぁぁぁ』
3人にそう答えた瞬間、クラス中から大きなため息が聞こえた。みんな午前の授業で疲れちまったのか?
そんなオレを横に3人は再び向かい合う
(((他の2人には渡さない!)))
オリ主の席はカルマの左隣です