ツンデレスナイパーの彼氏でポニーテールと乳の幼馴染みで神崎名人のライバルのいる暗殺教室 作:てこの原理こそ最強
中学三年での大きな行事である修学旅行が終わってしまい、今日からまた学校が始まる
朝6:30。オレは目が覚め夕べ一応かけておいたまだ鳴っていない目覚ましのスイッチをoffにする。そして体を起こそうとするが、腕が何かに掴まれていた。確認するため布団をバッと剥いでみる。するとそこにはピンクのショーパンにコットン系のパーカーを着た桃花がスヤスヤと心地好さそうに眠っていた。いつもは髪をポニーテールで結んでいるが寝るときはさすがに解くようだな。久々に桃花の髪下ろしたバージョン見た気がする
いやいや、そんなことを考えてる場合じゃない。なんだこの状況は・・・
待て。落ち着くんだオレ。一度冷静に整理するんだ。昨日の夜のことを思い出せ。確か夕飯を一人で食べて、皿洗いやら洗濯やらの家事を済ませた後に風呂に入って、凛香と一時間くらい電話して今日の分の宿題を済ませて十二時前には寝たよな
うん、桃花をうちに呼んだ覚えはない・・・玄関の鍵も窓の鍵もしっかりかけているはずだ。その前にここはマンションの三階。窓からの侵入はほぼほぼの可能性で不可能。ということは桃花はオレが寝た後に玄関から侵入した・・・こう考えるのが妥当だろう
考えていてもしかたない。とにかく起こそう。起こしてどうしてここにいるか問い正そう
桃花を起こそうと桃花の方を向くが、こっちに体を向けて気持ちよさそうに眠っている。ただでさえ寝ることがこの世で二番目に至福な時間と思っているオレがこんな顔をしている桃花を起こせるわけがない!
しかしこのままだと桃花がオレの腕を話さないからオレ起きれんし、何より柔らかいもの当たってるし・・・これは桃花を起こさないように腕を抜くしかないな
「んっ・・・」
「っ!」
起きて、ないよな・・・?はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、心臓に悪い。どうにか腕は抜くことはできたけど桃花が変な声出すから起きたかと思ったぞ。さて、桃花には起きてから問いただすとして、とりあえず朝食作るか。っとその前に目覚まし準備するか。7:15ぐらいでいいだろ
ジリリリリリリ
おっ、もう時間か。大体予想通りの時間だな。朝食も丁度できとるし、弁当も作った。ちゃんと凛香と桃花の分もな
・・・
あれ?起きてこない?まだ寝てんのか?仕方ない。オレは桃花を起こすべく目覚ましが鳴り響く自室に向かった
案の定桃花はまだ寝ていた。こんなに目覚ましが大音量で鳴ってんのに。しかもオレの枕を抱き枕にしやがって
「桃花。起きろ」
「ん・・・」
「のわっ!」
桃花の肩を優しく揺らすと桃花が寝返りをうって服がはだけてしまい、中学生としては大きいであろうその胸の谷間があらわになってしまった。オレは急いで目を背ける。こんなん凛香にバレたら殺される!
「桃花。いい加減起きてくれ」
桃花の体が見えないように一旦布団をかけ、桃花の頰をペチペチと軽く叩いたりむにゅーと左右に伸ばしてみる
「んん、んぁ・・・?あ、おはよぅ、カナくん・・・」
「おはよぅ、じゃねぇ。とりあえず顔洗って目を覚ましてこい。話はそれからだ」
「ふぁ〜い・・・」
寝起きでまだ頭が働いてないのだろう、体は起こしたものの欠伸まぎれに返事してきた
「さて、わけを聞こうか」
「ん?カナくんのベッド寝心地良くてさ〜。寝すぎちゃった」
「そういうことじゃねぇ。なんでここにいる」
「だって、修学旅行で凛香ちゃんや有希子ちゃんだけ仲良くしてたから・・・」
「それとこれとどういう関係がある・・・?」
「それは・・・」
そこから声が小さくて聞こえなかった
「まぁそれはもういい。昔から何度かあったことだしな」
「本当!?ありがと!」
「だからってこれからも来ていいって意味じゃないからな!それと、どうやってここに入った」
「え?”合鍵“だけど?」
「・・・」
合鍵?あいかぎ?アイカギ?Aikagi?Supar key?は?なんでこいつそんなん持ってんの?オレは渡した覚えないし、それ以前に作った覚えもない
「どうして、お前がそんなものを持っている・・・?」
「カナくんのお母さんが単身赴任に行くちょっと前にくれたの。カナくんになんかあったらよろしくねって」
「・・・」
あんの人は!なぜそういうことを前もって言わんのじゃ!今度帰ってきたら晩飯抜きだな!!
「そ、そうか。とりあえず今度からは無断で入るのはよしてくれ・・・」
「は〜い」
「んじゃ朝食にすっか。桃花も食べるだろ?」
「もちろん!久しぶりにカナくんの手料理が食べれるよ〜」
「んな大げさな。着替えはどうすんだ?」
「大丈夫!持ってきてるから」
「あ、さようで」
準備は万端で来たってわけか。そこらへんはさすがというかなんというか。でもそれならもう少し寝るときの格好も考えてほしいわ
朝食を終えてオレが後片付けをしているうちに桃花は制服に着替えた。それから二人で学校に向かった
「あれ、カナくんこれ見た?」
「ん?なんだ?」
学校へ向かう途中で突然桃花が携帯の画面をオレに見せてきた。どうやら烏間先生からクラス全員に一斉メールが入っていたらしい。朝からとんだトラブルがあったため確認してなかった
「転校生だって」
「この文面からして間違いなく“殺し屋”だろうな」
「どんな子なんだろうね」
「生徒で来るわけだし、ビッチ先生みたいな人ではないだろ。まぁ行けばわかるっしょ」
「彼方・・・?」
っ!この声・・・まさかと思ってゆっくり声の方を向くとそこには思った通り凛香がいた。しかもすんごい睨んでる
「なんで矢田と一緒にいるの?」
「え、いや、丁度家出たところで会ってな。ほ、ほら、オレら家が隣同士だs「おはよう、凛香ちゃん。私とカナくんが一緒に“カナくん家から”来ちゃおかしいかな?」おまっ!」
「彼方ん家。どういうこと・・・?」
「そのままの意味だよ?昨日泊まらせてもらったから今日は一緒に登校してるんだ〜」
「・・・」
あ、これヤバいよ。凛香めっちゃ怒ってるよ。めっちゃ体プルプルしてるよ。桃花はなんで余計なこと言うかな!
「凛香」
「・・・」
うわぁ、返事までしてくれなくなっちゃった・・・これは本気でマズい・・・
「凛香、もしお前が良ければうちに泊まりに来るか?」
「っ!」
あ、止まった
「いいの?」
「まぁ付き合ってるわけだし、凛香の親御さんに許可得ないといけないがな。オレは別にいいぞ」
さっきまでの凛香が嘘のように普段でも滅多に見せない満面の笑みを浮かべている。とりあえず機嫌は直ったかな
「ふ〜ん、カナくんはそうやってすぐ違う女の子を部屋に入れるんだ。へぇ〜」
「人聞きの悪い言い方すんなよ。桃花は勝手に来たんじゃんか」
今度は桃花の機嫌が悪くなってしまった。ホント女心はわからない
7:55、学校に着いてどんな転校生が来るのだろうと考えながら教室のドアを開けると、窓際の一番後ろ、原さんの席の後ろに何やら黒いモニター付きの長方形の縦長の板のようなものがあった
それから入ってくるクラスメートはみんながみんな「なんだあれ?」と言いたげな顔をしながら入ってきた。ホームルームの時間、今日は珍しく烏間先生も一緒に来た。おそらく転校生についていろいろ説明してくれるのだろう
「みんな知ってるとは思うが転校生を紹介する。ノルウェーから来た”自律思考固定砲台“さんだ」
烏間先生が黒板に”自律思考固定砲台“と書きそれについて軽く紹介するとそのモニターがつき少女の顔が映し出された
「みなさま、よろしくお願いします」
軽く挨拶だけしてまたモニターが消えて真っ暗になった
烏間先生も大変だなぁ。オレがあの人だったらツッコミきれずにおかしくなるわ。おそらくみんながこう思っただろう
「お前が笑うな!同じイロモノだろうが!」
教室の前のドアの前で笑っている殺せんせーに烏間先生が言い放つ。そして自律思考固定砲台の方を見ながら続ける
「言っておくが彼女はれっきとした生徒として登録されている。彼女はあの場所からずっとお前に銃口を向けるがお前は彼女に反撃できない。生徒に危害を加えるのことは許されない。それがお前の教師としての契約だからな」
「なるほど。契約を逆手にとって。なりふり構わず機械を生徒に立てた。いいでしょう。自律思考固定砲台さん、あなたをE組に歓迎します」
「よろしくお願いします、殺せんせー」
転校生はどんな殺し屋なのか、どんな暗殺をするのか。何もわからない状態でホームルームは終わり授業が始まった
「さて、この三人の登場人物ですが一人はすでに死んでいます・・・」
授業が始まって三十分、自律思考固定砲台はモニターも切れてるし静寂を続けていた。茅野と渚が何か話してるな。おそらく彼女について話し合ってるんだろう
すると・・・プシューッっという音とともに彼女が起動。側面から銃が飛び出した
「やっぱり!」
「かっけぇ!」
杉野、今はそんな感想は・・・かっけぇな。でもこれは!
「伏せろ!」
さすが普段から烏間先生に鍛えられてるだけある、全員オレの声で机に頭を伏せる。そしてその銃からの一斉射撃が開始された
「ショットガン二門、機関銃二門。濃密な弾幕ですがここの生徒は当たり前にやってますよ。授業中の発砲は禁止です」
クラス全員分ほどの銃撃を全て躱した殺せんせー。確かにこの程度であればクラスの全員でできる。しかしそれでは終わらないだろう
「気をつけます。続けて攻撃準備に入ります」
殺せんせーに注意されたにも関わらずまだ続けるつもりな自律思考固定砲台さん。そして第二射撃はすぐ始まった。さっきと同じような弾幕射撃。だが同じことをやっても殺せんせーは殺せないと彼女はわかっているはず。何かあるのか・・・?
そしてそれはすぐ明かされることとなった。撃ち抜かれた殺せんせーの触手によって。触手が撃ち抜かれたことによって持っていたチョークがゆっくりと落ちていき教壇の上で砕けた
「左指先破壊。増設した副砲効果を確認。次の射撃で殺せる確率0.001未満。次の次の射撃で殺せる確率0.003未満。卒業までに殺せる確率90%以上」
自律思考、一回の攻撃で再思考。これを繰り返すのが彼女の特技ってわけね
「それでは殺せんせー。続けて攻撃に移ります」
殺せんせーを含めたオレ達は彼女を甘く考えていたのかもしれない。いや、言い方が違うな。根本的に認識を間違っていた。目の前にいるのはついこの間から暗殺を始めたオレらとは違う、紛れもない殺し屋だ
転校生による射撃で潰された一時間目が終わった。教室の床には彼女が打ったBB弾が無数に散らばっている
「これ俺らが片すのか」
「お掃除機能とかついてねぇのかよ。固定砲台さんよぉ」
村松の質問に彼女の反応はなし。モニターも消えて完全に機能停止状態だ
「シカトかよ」
「やめとけ。機械にからんでも仕方ねぇよ」
一時間目だけでもあの迷惑さ。しかも後片付けはこっち。みんながイラつくのは無理もない
「岡野と倉橋は大丈夫だったか?反射角度的に二人大変だったろ」
「うん。でも彼方くんが叫んでくれたおかげで当たってはないよ」
「そうそう。びっくりはしたけど怪我はしてないよ」
「ならよかった。前原ならともかく二人に当たったりしてたら大事だもんな」
「心配してくれてありがとね♪」
「ありがと♪」
「おい彼方!それどういう意味だ!」
そして嫌々でも全員でBB弾の後片付けをした
それから二時間目、三時間目、その日一日中機械仕掛けの転校生の攻撃は続いた