むしろメインはあとがき。
「ようやく見つけた。
兄さんのカタキは、わたしがとる……」
「はろうぶろっさむさん・りりぃ。いまのじょうたいならけっこうすとらいくぞーんだぜ」
「えっと、ほら……ソウイウのは、もっと大人になってからで……」
「おとなになったらいみがないんだよ」
さて、ちゃんちゃんちゃーららな挨拶が終わった所で、二戦目である。
負けて「目の前がブラックになった」になるだけで済むならともかく、一応とはいえここも型月世界。ミスはイコールで死につながる可能性バリバリである。
なら、やはり勝利するしかないだろう。
「それっ……」
「いけ、きゃすたー!」
さぁ、それぞれ最初のさーばんとを繰り出します。
東方、サクラ。天真爛漫な笑顔から繰り出されるのは、兄シンジが使用していた青セイバーが反転した姿である、黒セイバー! 青セイバーより若干攻撃力が高い!
対して西方、アスカ。若干東方サクラを見る目が危ういが大丈夫か!?
その手から繰り出されるさーばんとは……おっと、本、本です! 一冊の本が、その場から動くことなく浮かんでいる――ッ!
なるほど、初手デバフですか。考えましたね、西方アスカ。
攻撃力の高いさーばんと相手に自らの忍耐力をあげるのではなく、敵の忍耐力を下げる事で何もさせない内に倒してしまう、ある意味でのノーガードによる戦法です。
まぁ、彼女は異様なマナ充填がありますから、ここへさらに和サシンを投下する事で、より安定した戦法が測れることと思われます。
「よろしく……」
「いけ、あさしん!」
未だ忽然として動かない本のさーばんと! ですが、彼女がいる事によってフィールドにいる東方サクラのさーばんと全員が忍耐力低下のデバフを受けているようだ!
そこへ襲い掛かる、機動力と全体攻撃に長けた和サシン!
これは痛い!
青セイバーも黒セイバーも歩兵ですからね。黒セイバーは少しばかり攻撃力と攻撃範囲が上がっているとはいえ、あの速度の和サシンには手も足も出ないでしょう。あ~、やはり通り過ぎ様の攻撃に対応できていませんね。拠点の方も、ガリガリと削られています。
「いけ、きゃすたー!」
おーっとここで西方アスカ畳みかけるようにさらにキャスターを追加サモン!
忍耐力ダウンは既に半減の域です! それにしても、二冊の本を浮かべてふんぞり返っている様子はまるで魔術師のようだ!
現実では手の届かない事柄でも、こうして遊びの世界なら頂点を取れる。カプさば弁慶の見本例ですねぇ。
個人的な意見ではありますが、あの本のさーばんとが倒れる際に見せるロリロリとした姿は見てみたかったですねぇ。
「いけ、あさしん!」
西方アスカ、最後の追い討ちとばかりに和サシンを追加します、が……先に召喚されていた二体の和サシンが敵の牙城を陥落させたようです! なお、勝ったからといって触れて良いわけではありません! お触り厳禁です!!
★★★★
いやぁ接戦でしたね。
うん、序盤でデバフは強い。移動できないから貫通系には弱そうだけど、そこは他で補えばいい。一応ダメージくらっても自力リジェネするみたいだし。
しかし、何故本のままなんだ。
姿を見せてくれたっていいじゃあないか。
そして愛でさせろ。どこぞの電気鼠みたいに一緒に旅しようぜ。
キャスター ナーサリー・ライム
レベル 99
経験値 00 体力 63
次のレベルまで 0(上限) 攻撃力 0
召喚コスト 600 マナ 忍耐力 58
再召喚待ち 20 秒 突破力 0
プロフィール
被創造物が寄せられた想いによって概念英霊となった、文字通り本体が本のキャスター。
もっと正確に言うと、この概念英霊の持つ固有結界こそが本体なのだが今作では割愛。
どこぞの月でマスターになった少女の姿を借りているが、その辺の話も今作では割愛。
アクション
その場に在り続ける限り敵全体の忍耐力を少しダウンさせる。
また、常時リジェネがかかっている。リジェネを上回る攻撃力を受けると普通にダメージを受ける。
撤退時に可愛らしいロリィが本から弾き出されるぞ! ●REC