雪ノ下の説得により川……川……川なんとかさんの説得は無事成功に終わり、ジョースター家の川なんとかさんの勧誘も無事に終了。
これで円満に終わったかと思われたが、いきなり八幡が妙なことを言い出す。
明日の5時に、妹を連れてマリンスタジアムまで来い。
適性検査だと言う八幡の狙いは一体、何なのか!?
side川崎沙希
バイト先でジョジョの転生である比企谷と話をしてから明けた翌朝5時のマリンスタジアム前。
あたしはタキシード姿にシルクハットと、前世のツェペリスタイルでスタジアムの前に立っていた。
隣に立つ大志はシーザースタイルだ。
京華「う~…さーちゃん、眠いよぅ…」
言われた通り、あたしが連れてきたけーちゃん…妹の京華は目をグシグシ擦って泣きそうになっている。
大志「しかし、何でこんな時間に八幡さんはここに呼び出したんだろうね?姉ちゃん」
沙希「夜じゃあまずい理由があったんでしょ?いくら財団でも、シーズン中のスタジアムを真昼や夜に借りきるなんて無理だったんじゃあないの?運良く今週は球団も地方で試合だったらしい。そうでもなければ早朝であってもスタジアムを借りるのは厳しいと思う」
大志「それでもこんなところを短時間でも借りきるなんてすごいなぁ…まぁ、財団なら出来るか…」
康一「僕でもそう思うよ。でも、そうでもしなければスタンド使い同士の戦いなんて、そうそうできないと思うよ。とある世界の東京ドーム地下じゃああるまいし、一般の人の目があるからね。初めまして、川崎沙希さんと、川崎大志くんだね?僕は関東支部の建築部門部長の広瀬康一。立場上は雪ノ下さんの上司で、八幡君の部下に当たるかな?」
正面の入り口で待ち構えていた小柄な男が声をかけてきた。小柄な体格に穏和な表情。一見して大したこと無さそうに見える中年の親父だが…
大志「あ、どうも初めまして…俺は…」
沙希「大志!無闇に近付くんじゃあないよ!」
大志「姉ちゃん?」
あたしは被っていたシルクハットを広瀬さんに放ると…
ズン!
布のシルクハットがする音じゃあない音をたてて、勢いよく帽子が地面にめり込んだ。
康一「お姉さんの方は良く気が付いたね。大抵は僕の見た目に騙されて攻撃を食らってくれるんだけど。ダメだよ?こんなところに呼ばれるスタッフの大抵は事情を理解した刺客であることが多いんだ。君達は今、敵地に来ている。アーシスである以上、常日頃から気を張っていないと、いつ、どんな形で敵が襲ってくるかわからないからね?拾ってみるかい?大丈夫、今度は襲わないからさ」
大志は言われた通り、あたしの帽子を拾おうとするが…
大志「な、なんだ…この帽子…お、重い…ただのシルクハットが、岩のように重い!」
康一「僕の能力さ。今、解除するから」
大志「うわっ!いきなり解除しないで下さいよ!」
力んで帽子を拾おうとしていた大志が、急に軽くなったせいで後ろに転がる。精神的動揺を誘うにはかなり有効的なやり方だね。恐怖すら覚えるよ。
康一「スタンド使いの戦いにおいて、こういうことはしょっちゅうあるんだ。油断は大敵だよ?二人とも。それじゃあ、はいこれ。あと、その子を僕に預けてくれる?大丈夫、その子には何もしないから、警戒しなくても良いよ。君達を丁重にもてなすように東方社長から言われているから」
随分と含んだものの言い方をする広瀬さんに京華をあずける。京華はすぐに広瀬さんに「こーちゃん」と言ってなついた。代わりにあたし達は広瀬さんが持っていたファイルケースから出したプリントを一枚ずつ受けとる。
そして、あたし達を先導してスタジアムに入り、分かれ道に着いたところで歩みを止める。
康一「僕が案内するのはここまで。君達の大事な妹さんは僕が責任を持って無事にアリーナまで連れていくから安心して。君達が戦う相手は球技場のマウンドの上で待っているよ。そこまでの道筋の見取り図と経路図。矢印の通りに進んでね?逸れるとペナルティが襲ってくるから気を付けて」
そう言って広瀬さんはエレベーターの前まで歩いた後に振り替える。
康一「言ったよ。僕は、油断するなって。君達に、既にさぁ。何で受け取ったプリントをすぐに確認しないの?」
しまった!あたし達はすぐにプリントを投げ捨てようとするが…
プリント「ドラララララ!」
プリントから透明の拳があたし達を捉える。
くっ!まさかこんな攻撃もあるなんて!
京華「さーちゃん!たーちゃん!こーちゃん酷いよ!」
康一「大丈夫だよ?京華ちゃん。あれには仗助君の能力が込められているから、怪我しないようになっているんだ」
京華「なら大丈夫だね?」
康一「そうだよ?」
と言いながら、広瀬さんは京華に見えないように目を細める。何かを察知したように。
あれで京華の何かを見極めようとしたんだ…広瀬さんは…いや、比企谷は既に京華の事を確信持っている!だから連れてくるように言ったんだ!
いつ確信したんだ?わからない…だけど、百年前のジョジョと同じだと思っていると痛い目を見る!それだけは確信できた…。
もうあたし達は比企谷の罠にはまっているんだ…それがわかっていて進まなくてはならないなんて…。
康一「今のは僕と仗助君からのお仕置きだよ。大事な戦いの前だし、新しくできた仲間だから、君達にケガを負わせるつもりはない。けれど、エンジェルラダーの事については怒ってもいるんだ。あそこは千葉支部建築部門の管轄。つまり、僕の管轄でもあるんだ。危うくとんでもない不祥事になるところだったよ。それにね、あそこで12年前に八幡君と死闘を繰り広げたのはジョルノ君だけじゃあない。僕もなんだ。僕もあそこで八幡君と戦い、お互いを認めて友情を結んだ場所。僕達アーシスにとっては心のオアシス。その中でも僕とジョルノ君と八幡君のかけがえのない思い出のエンジェルラダー。二度とあそこを汚すような真似はして欲しくないね」
沙希「すみませんでした…。広瀬さん」
康一「手荒な真似をしてごめんね。でも、君は一度、家族と向き合った方が良い。徐倫ちゃんに色々言ったみたいだけど、徐倫ちゃんや承太郎さんは今でも後悔しているんだ。八幡君から聞いたけど、君は前世でもそうだったみたいだね。誇り高き魂は認めるけど、家族を省みないのは良くないよ。君はジョースター家に戦いを教えた。今後は君がジョースター家から家族愛を学ぶと良い。偉そうな事を言ってごめんね?それじゃあ、既に適性検査は始まっているから、健闘を祈るよ」
ゴゴゴゴゴゴ…
広瀬さんはそう言って京華を連れてエレベーターに乗っていった。その背中には怒りが滲んでいたように見える。広瀬康一さん…この場の案内役を任されるだけあって、大した人だと思う。
大志「ジョジョの…あ、俺が言うジョジョってジョセフの事だけど、ジョジョが認めるだけあって、小さな体に見合わずすごい迫力だった…」
沙希「ここまでのやり取りで、いくつ教訓があったことやら…」
大志「姉ちゃん…経路通りに進まなければ…」
沙希「恐ろしい事になるかもね。例えば、何でもないエレベーターまでの通路、さっきまでは何ともなかったけど…ねえ、そこにいる人?」
あたしがそう言うと、あたし達からは死角になっている柱から、とんでもない有名人が現れた。
トリッシュ「さすがは波紋の戦士ね。恐ろしい気配察知能力だわ」
沙希「イタリアのトップシンガー…トップモデル…トップスターのトリッシュ・ウナ…。イタリアの芸能界の女王がこんなところにいるなんてね」
トリッシュ「今は休業中よ。私もアーシスの一員。初めまして、
大志「お嬢さんとお坊ちゃん…」
イタリア語が堪能な大志が反応した。あのイタリア語がそんな意味だったなんて…。
トリッシュ「見破ったのなら教えるけど、お嬢さんが言ったように、経路以外の道やトイレ以外の場所にはあたしの能力が既に込められている。あたしの能力は物を柔らかくする能力。下手な所に足を踏み入れたら底無し沼のようにあなた達を沈めるわよ。波紋の力で何とかするならご自由に。その段階であなた達は解雇よ。その経路を進めと言う会社の命令に従えない部下に背中を預けられるほど、この世界は優しくない」
トリッシュさんの目がすぅっと細くなり、大志を睨み付ける。
トリッシュ「あなた達が命を落とすくらいならともかく、巻き添えを食らって大切な仲間を失ったら大変だもの。その意味はわかるわよね?川崎大志くん」
大志「く………」
トリッシュ「小町ちゃんの前世、リサリサさんの命令に従わなかったせいで、あなたの前世は命を落としただけじゃあなく、あなたの教官であるメッシーナも
たっぷりと挑発を兼ねた警告をしてトリッシュさんは去っていった。ただの芸能王が発するには異様な殺気を纏いながら。テレビとかでは見ることのない彼女の本性…それが、修羅場を駆け巡ったひとかどの人物だったなんて…。
あたし達は指定された経路を歩く。十分に警戒をしながら、波紋で地形と気配を探りつつ。
沙希「大志……あれも教訓の1つよ。決して短慮になっちゃダメ。アンタも前世でジョセフと戦ったことがあるのなら、侮れないのはわかるわよね?」
大志「ああ。わかってるよ姉ちゃん。この先の道にも、どんな罠が仕掛けられているか…性格悪いよな」
沙希「ふふ…敵として戦ったディオはこんなものじゃあなかったわ。吸血鬼に成りたてだったのに、暴君の素質が半端ではなかったんだから。数々の吸血鬼と戦ったけれど、あんな凄い吸血鬼はいなかった。下手をしたら柱の一族ですら凌駕しかねなかった。………伏せなさい!大志!」
大志「うおっ!」
非常誘導灯から緑色の弾丸があたし達の頭上を通りすぎる。良く見ると通風孔から緑色の管が伸びており、非常誘導灯に擬態していた。
海老名「良く避けれたね。見事見事♪」
沙希「海老名…最近は比企谷や静・ジョースターさんと仲が良いから、多分そうじゃあないかと思っていたよ」
三浦「そう言うこと。勿論、あーしもね」
沙希「三浦……」
三浦「気配を探れるのは何も波紋使いの特権じゃあないし。あーしや姫菜も見えない敵と戦う手段は持っているんよ。波紋の達人だからって、油断してればこういう奇襲もあるって事だし。ようこそ、アーシスへ。あーしらも最近入隊したばかりだから、偉そうな事は言えないけどね。ヒキオと一色にのされたし」
海老名「合格したら仲良くやろうよ。お互い、命を預ける間柄なんだし、良い機会だから話が出来たら嬉しいね♪じゃ、またね?ヒキタニ君一派は強敵だよ?前世でも今世でも私達は負けたから」
三浦「あーしも、アンタらとは腹を割って話したいと思ってたんよ。頑張ってね」
沙希「応援ありがと。まぁ、こんなことに参加させてもらえるくらいには比企谷に信頼されてるアンタ達だ。落ち着いたら色々話したいね」
三浦「楽しみにしているし。行くよ、姫菜」
海老名「期待してるよ?特に大志くん…ジョジョシザの美味しいのをね♪愚腐」
三浦「オメーは少し擬態しろし!」
海老名の鼻にティッシュを詰めながら、三浦達は去っていった。少し前まではうるさい集団にいたから、嫌悪感しか感じなかったけれど、話してみれば良い連中だ。比企谷やジョースターの殺気に当てられてなかったのはわかっていたから、ただ者ではないと思っていたけれど。
あんな中に一般人の雪ノ下や由比ヶ浜がいる方がおかしな話だよね。
大志「危なかった…。普通ならばギャルやカワイイ女の子くらいの雰囲気でしかないのに…」
沙希「これがスタンド使いの戦いの恐ろしい所かもね。何でもない一般人を装って攻撃を仕掛けられる…常に気を張っていないといつ命をおとしてもわからないという教訓になった。まさか三浦と海老名がね…」
さあ、進もう…と、思ったとき、大志が足元に異変を感じてジャンプする。
大志「姉ちゃん…ここに見えない棒がある…バーベルを見えなくして置いてあったんだ…」
沙希「ホントだ…物を透明にする能力?」
静「私の能力よ。二人とも」
急に背後からかけられた声。
沙希「静・ジョースター…いつの間に背後に…」
静「透明人間+気配遮断の波紋法。アンタがバカにしたマーチ直伝の気配遮断の技術、恐れ入った?最初からアンタらの後ろにいたわよ?ね?マーチ?」
小町「昨日は散々言ってくれたけど、もし小町達がその気なら、二人とも死んでたよ。こんな風に」
比企谷小町はスタンドを出し、その五本の指先から天井に向けて何かを発射した。
沙希&大志「!!!」
何をしたのかわからない。わからないけれど、その何かは何層の床や天井をぶち抜いて、そこから青空が見えていた。
小町「正面から戦ったら、確かにその天才的な波紋の応用力で小町が負けるかもしれない。だけどね、そんなんで勝ち誇って油断しているから、いつでも攻撃できちゃう隙が生まれるんだよ。小町が本気なら、今頃は川崎さん達は蜂の巣だったんだよ?ホントなら小町が相手して決着を着けたかったけど、今日はお兄ちゃん達に譲るよ。昨日散々言ってくれた事がハッタリだったら、絶対に許さないからね。いこ?ジョジョお姉ちゃん」
静「了解だよ、マーチ。言っておくけど、ああ見えて夕べはハッチ、結構怒っていたからね?成長した雪ノ下の為だと思って、場を譲って大人しくしていたけど、ハッチがマーチを貶されて怒らないはずが無いんだよ。お兄ちゃんと同じくらい、ハッチはシスコンだから。じゃあ、仕返しは済んだし、私達はここでね」
やられたね。挑発もあったけれど、あたしは比企谷小町を侮り過ぎていた。ジョセフ・ジョースターの必勝の精神は、前世の母親である比企谷小町にも受け継がれている。それに、あの破壊力…。あたしではどうにもできない。力押しと言っても、工夫次第では何の対処もできずにやられる事もあるんだ。
その後もあたし達は罠に苦しめられた。突然虫に集られたり、蔓に足を引っかけられて逆さ吊りになったり(ジョルノさんの罠)、突然横から声がしたと思って振り向いたら反対側から縛られたり(空条先生の罠)、突然壁から日本刀が飛び出して刺されそうになったり(雪ノ下陽乃さんの罠)、閉まっていたはずのドアがいつの間にか開いていて、そこから野球ボールが飛んできたり(空条承太郎さんの罠)、無害そうな亀の横を通りすぎたら吸い込まれ、変な部屋に入ったと思ったら由比ヶ浜のスタンドに殴られ、いきなり不運になったり(ポルナレフさんと由比ヶ浜の罠)、何か冷気を感じたと思ったら、大志とこれまで引っ掛かった罠の責任の擦り付け合いの口論を始めちゃうし(雪ノ下雪乃の罠)、凄い回転の銀色のボールが飛んできて、まるで意志があるように縦横無尽に跳ね回ってきたり、それが途中で現れた外国の女の人が現れて二つに増えたり(戸塚とエルメェスさんと材…材…木材屋の罠)。
それらの罠すべてにやった当人達が出てきて苦言を言われてしまった。それぞれが比企谷(空条博士は違ったけれど)に負けたことがあると一言もらって…。
大志「ね、姉ちゃん……容赦無さすぎじゃあない?八幡さんの罠…」
沙希「いや、遊ばれてるわ…うちら二人とも。本気なら多分、広瀬さんの罠でやられていたもの…油断したつもりはなかったけど…」
ヴァレンタイン「どジャァァ~ン」
黒服達「…………」拳銃を向けられる。
思わず両手を上げてしまうあたしら兄弟。
アメリカ大統領…こんな大物にまで声をかけているなんて…というか、大統領と繋がりがあったんだ…。ホント何者よ比企谷。
大統領が手を上げると、黒服達は銃を下げた。
ヴァレンタイン『君が新しいアーシスの一員だね?(英語)最後の趣向は楽しめたかね?』
沙希『参りました。まさか大統領まで関わっていらっしゃるとは思いませんでした』
大志『完敗です。大統領閣下(イタリア語)』
ヴァレンタイン『それは何より。今後はこういうことが日常的にあるかも知れない。常に心がける事だ。私は知っての通り、ファニー・ヴァレンタイン。アーシスの総司令だ。私が最後の罠だ。良く手傷を負いながらも意識を持ったままここまでたどり着いた。合格だ。君達は晴れて、アーシスの一員となった。中々面白い趣向だったぞ?東方代表』
そう大統領が言うと、東方社長と一色がグランドの方から廊下に入ってくる。
仗助『楽しんで頂けて光栄です、大統領閣下。あのバカが招待したと知ったときは肝が冷えました』
ヴァレンタイン『いや、声をかけてくれて嬉しかったよ。八幡には感謝だ。来れなかった者達は残念がっていたぞ?』
仗助『さすがにここにはいない人間は誘えないですよ。むしろ、閣下がおいでなられたことが驚きました』
ヴァレンタイン『これを使って平行世界から来れば、こちらの時間は停止するからね。それを使えば距離と時間は何とでもなるのだよ。それでは、私はVIP席で観戦させて貰おう。君達、八幡達相手にどう戦うか、楽しみにしているぞ?どジャアアア~ン♪』
大統領はアメリカ国旗を自分と黒服達に被せ、忽然と姿を消した。
現れるのも突然なら、消えるときも突然だ。
いろは「エメラルド・ヒーリング。傷は治しました」
仗助「クレイジー・ダイヤモンド。ボロボロになった服は直しておいたぜ。散々酷い目にあったようだな?少しは慢心がとれたか?」
沙希「文字通り、身をもって痛いほどに」
大志「姉ちゃんと俺が揃えば怖いものなしと思っていましたけど、とんでもなかったっす。あれで手加減されてなかったら、今頃どうなっていたか…」
沙希「夕べは申し訳ありませんでした。目が覚めました」
東方社長は満足げに頷く。
仗助「よし、合格だ。閣下も仰られていたが、お前達は晴れて、アーシスの隊員だ。ここから先はただのデモンストレーション…だがな」
いろは「わたしの大切な人達を侮らないで下さいね?いくら互いに前世で拳を交えていても、今の二人はその時よりも遥かに強いんですから」
仗助「そう言うことだ。せいぜい楽しめ。じゃあな」
東方社長と一色はそう言って去っていった。
沙希「行くよ、大志」
大志「ああ…姉ちゃん」
あたし達は朝の空気が醸し出す潮の臭いがするグランドへと赴く。
そのマウンドに立っていたのは…ニヤニヤと意地が悪そうに笑っている…
八幡「やっと来たか、ツェペリさん」
紫色のノースリーブシャツとジーンズを履いたジョナサンの格好をした比企谷と………。
ジョセフ「待ちわびたぞ、シーザー」
黄色いのシャツと茶色のズボンを履き、帽子を被ったジョセフ・ジョースターさんが立っていた。
沙希&大志「ジョジョ……決着を付けよう」
八幡、ジョセフ、沙希、大志
「コオォォォ……」
初代と2代目の波紋使い達の…
黄金の魂のジョースターと太陽の魂のツェペリの…
互いの魂と誇りを賭けた力と技の決闘が…
今…始まる。
←To be continued
第2巻クライマックス!
初代と2代目のジョジョとツェペリの決闘!
果たしてどうなることか!
うまく纏められる自信ねー…(弱気)