小ボス戦(暴走チーム)
「優勝おめでとうございます。これから優勝セレモニーを行いますので、一緒に来て頂けますか?」
裏陽乃「優勝セレモニー………ねぇ?」
裏一色「あ、はるさんもご存知ですか?KOFは大抵、優勝の後に……」
裏陽乃「分かってるって。特に今回の場合は分かりやすすぎるもの♪」
キング・クリムゾン
裏一色「いつの間にか地下に……」
裏陽乃「ここまで分かりやすすぎるのもどうかと思わない?いろはちゃん。いえ、あなたは……」
裏一色「おーっと、それ以上は詮索なしですよ?はるさん」
裏陽乃「それもそうねー。それよりも、わたし達はどこに運ばれてるのかしらね?」
裏一色「飛行機に乗せられて、アメリカのサウスタウンというところまではわかりますけどねー。車ごと地下に運ばれて、エレベーターでドナドナーですから……♪」
裏陽乃「あら?丁度それらしい場所にドナドナされたみたいだよー?最終的にどっちが怖い目に遭うかは分からないけどね?」
扉が開き、どこか広い場所に出る。
ギース「優勝おめでとう、諸君。素晴らしい試合の数々には我々もいたく感動した」
裏一色「ギース!それにベガ、ルガール!」
裏陽乃「いろはちゃん。わざとらしすぎだから」
裏一色「ノリですよ、ノリ」
ベガ「早速だが、君達には素晴らしい歴史的な実験に付き合って貰うことになる」
裏陽乃「へぇ?このわたし達に対してかなりの大風呂敷を広げたものね。どんな手品が出てくるのかしら?」
裏一色「ワクワク♪ワクワク♪」
ルガール「ネスツやWARZが残した技術を我々が利用して作り出した実験体だ」
裏陽乃「ネスツやWARZ……かぁ。まぁ、予想通りかな?」
カプセルが開く
裏一色「豪鬼……ですか。あなた達程度が彼を捕縛している……ああ、だからネスツの技術なわけですね?完全な豪鬼のクローン……しかも殺意の波動付き。あなた達に扱えるとは思えないですけど?殺意の波動は」
裏陽乃「比企谷一家は本物の鬼だしねー。まぁ、殺意の波動とやらはそれなりに面白そうかも?それなりに…だけれど」
ギース「ネスツが生み出したクローン技術。草薙京のクローンを大量に生み出した技術を、我々が使った」
裏一色「完全なクローン技術。10年以上も先を行く貴重な技術を下らない事に。わたしならもっと有効な事に使いますけどねー」
裏陽乃「うちはちょっと笑えないかな?一度、痛い目を見ているから」
ベガ「それを我がシャドルーが持つ豪鬼のデータを反映させ、より本物の豪鬼に近付けてある」
裏一色「豪鬼の量産。わたしには破滅しか見えませんけどね?色々な意味で。まぁ、今すぐ破滅させますけど」
ルガール「出来るかな?君達に。手始めに別の個体を相手にしてもらおう」
裏陽乃「あれは……リュウ?」
裏一色「リュウさんだけじゃないですねー。ケン・マスターズさんに八神庵さん、レオナさんもいます。みんなクローンみたいですけど」
ギース「いずれも殺意の波動やオロチの力を注入し、本物よりもより強力にしてある」
裏陽乃「はいアウト。殺意の波動にオロチの力?全部わたしの組織の始末対象じゃない。これはホントに破滅させるしかないかなー?」
ベガ「これらに屈するようでは豪鬼の実験に耐えられんだろう」
ルガール「せいぜい頑張ってみたまえ」
裏陽乃「いろはちゃん。体力は有り余ってる?」
裏一色「有り余りすぎです♪逆に今までフラストレーションを溜め込んでいたくらいです♪」
裏陽乃「準備運動がてら、潰すわよ?」
裏一色「ですです!覚悟、良いですねー?」
殺意リュウ「殺す………」
洗脳ケン「俺は………俺は……」
暴走レオナ「ウウウ……」
暴走庵「京………キョオオオオオオオオオオ!」
小ボス(暴走キャラチーム)
中ボス戦前デモ
裏陽乃「肩慣らしにもならないわよ?」
ギース「中々やるではないか。だが、これでより豪鬼は完璧になった」
裏一色「はいはい。そういうのは良いんで、早くしてください」
ベガ「ムハハハハハ!だが、これからが本番だ!」
裏一色「今度は与太者三人が相手ですか。世界転覆3トリオ」
裏陽乃「プラス豪鬼のクローンね?さて、覚悟は出来ているかな?ここまでのフラストレーション、全部ぶつけてあげる」
ルガール「是非ともフルコースで頼もうではないか」
裏一色「そうですか。オードブルで終わらないで下さいよ?」
豪鬼「……」
ギース「さぁ、殺意の波動の力と我々の暗黒の力をとくと味わうが良い」
ボスチーム戦
真ボス
裏一色いろは1(チームに殺意の波動系がいない)(ベガ2)
裏一色「案外、呆気なかったですねー」
画面暗転
裏陽乃「ん?ここに来て何かの仕掛け?」
ベガ2「ムッハー!私を含めた我々を倒したのは称賛に値する。お陰で邪魔物の始末も楽に済んだわ」
裏陽乃「ベガ?へぇ………ここでサプライズかぁ。流石にこれは意外だったかな?」
ベガ2「ネスツの技術を使って生み出したクローンの体に我がサイコドライブを使って代替えしたのがこの新たな私だ。そこにいるのは私が捨てた古い体……いわば脱け殻に過ぎぬわ!」
裏一色「そういえばありましたね。そんな裏技が。潰し忘れてましたよ。ネスツの残党とかを優先して調べていましたから」
ベガ2「フッフッフッ……ギースは私を始末した後に、このクローンを影武者にしてシャドルーを牛耳る傀儡にするつもりでいたようだが……それが逆に私に力を与える事になるとは思わなかっただろう」
裏陽乃「ギースも大概ね……どっちもどっちって感じかな?」
ベガ2「フッフッフッ……朽ち果てかけていた我が体だったが、ネスツの技術によってリュウの体やローズのように代替えの体を奪わずとも私は新たなる体を…全盛期の力を手に入れる事が出来た。もう殺意の波動など、おそるるに足りぬわ!」
裏一色「それでどうにかなるとでも思ってますか?いい加減に気がついてますよね?わたし達がエリナさんやアヌビス神……スタンド使いの二人では無いことに」
ベガ2「むっはー!最初から気がついていたわ!もはやスタンド使いとやらの二人は不要!もっと価値がある者達がこの場に現れたのだからな!」
裏陽乃「強気なのは構わないけど、わたし達がお宝か、それとも破滅を呼ぶ地獄の使者なのか……その区別が出来ていない段階で、あなたの運命は決まっていたのよ」
ベガ2「ふん!生意気な………高々20年前後しか生きていない貴様らごときに、太古より蔓延る世界の災厄たる私をどう始末するつもりだ?」
裏一色「世界の災厄?そんなの……ストーンオーシャンに比べたら何でも無いですよ」
裏陽乃「そうね。レクイエムやオーバーヘブンに比べたら…ね」
ベガ2「そのレクイエムやオーバーヘブン、それらを全てこの私がもらい受ける!そしていつか貴様らをここに送り出した存在をも、この私が屈服させる!なに、殺しはしない。私の前に倒れ伏した後は、我がサイコパワーとネスツの技術でお前達を我がシャドルーの新たなる兵として使ってやるわ!」
裏陽乃「殺しはしない?甘いわね、ベガ。殺すつもりで来なければ、わたし達をどうにか出来るとわからないの?この後に地獄門の封印っていう大仕事が待ってるんだから、手間を取らせないでよね?」
裏一色「わたし達が、あなたの本当の天敵だと言うことをわからせてあげます♪もっとも、わたし達に勝ったところで、あなたに待っているのは本当の地獄ですが。さぁ!フィナーレです!偽アーシス、スクランブルです!」
裏一色いろは編2(真・豪鬼)
(殺意の波動関連キャラ(リュウ、ケン、さくら、剛拳、ダン、ベガ、ルガール、豪鬼)がいるチーム)
裏一色「案外、呆気なかったですねー」
関連キャラ「信じられない……クローンとはいえ、豪鬼がこんなにもあっさりと……」
立ち上がる豪鬼
豪鬼「ふ…笑止!我は……」
画面暗転
突然現れ、豪鬼を瞬獄殺で始末する真・豪鬼(本物の豪鬼)
関連キャラ「お前は……本物の豪鬼!」
真・豪鬼「我は拳を極めし者なり。殺意の波動は、作られし力では極めること不可能なり」
裏陽乃「これが本物の殺意の波動ってヤツね。へぇ、これ、本物の鬼かそれ以上ね?」
裏一色「本物の鬼を知ってるんですか?」
裏陽乃「まぁ、職業柄………ね?」
真・豪鬼「オロチ、地獄門、魔界、サイコパワー……如何なる力も極めし真の力に比ぶれば、児戯にも劣る」
裏一色「極めた拳……ねぇ。わたしには破滅の力に屈した負け犬の拳にしか見えませんけどー」
真・豪鬼「笑止!真の拳、受けてみるか?」
裏陽乃「どっちが笑止なのか……まぁ、楽しめそうではあるけどね?」
真・豪鬼「我は拳を極めし者なり。強者と名乗るであれば、我を超え、そして真なる拳を極めて見せよ!」
裏一色「今度こそ、遠慮が要らない相手みたいですね。久々の本気を見せる時です!さぁ!フィナーレですよ!偽物アーシス、スクランブル!」
裏雪ノ下陽乃編1(ナイトメア・ギース)
(ネスツ関係者・被害者がチームにいない場合)
裏陽乃「こんなもの?ベガ、そしてギース」
ギース「ぬぬぬぬ!許るさーん!よくもこの私を……」
裏陽乃「『る』が一文字多いんだけど……!誰!?」
画面暗転
???「はしゃぎすぎたようだな……影よ……」
ギース?「ギ……ギ……ギースゥゥゥ……」
裏陽乃「ギースが二人?ああ、そう言うこと。後から来たギースが本物のギースってわけね。影武者かぁ。道理で手応えがなかったはずよ」
影武者「い、生きていたのか!ギース!」
ギース「クラウザーが用意した影武者よ……勘違いをしていたようだな?」
影武者「ギースゥ!私が……私こそが世界を!世界を手にするに相応しいのだぁ!」
ギース「ふ……レイジングストーム!」
影武者「くえぇぇぇぇぇぇぇ!」
壁を突き破り、高層ビルから転落する影武者。
裏一色「影武者のギースとは明らかに違いますね。これが本物のギースの力ですか……」
暗黒の力を開放してナイトメア・ギース(足元から暗黒の気が渦巻いている)となる。
ギース「愚かな………貴様にこのギースの代役など務まる訳がないと言うのに…大人しく踊っていれば、生かして泳がせてやったものを、このギースの影に怯え、踊り疲れ、分不相応な野望を持ち……思えば可愛そうな男だった」
裏陽乃「自分が殺しておいて言う言葉?」
ギース「壊れた人形は、しっかりと始末するのがマナーと言うものだ。だが、壊れた人形は壊れていたなりに、この私の役に立ったようだ。シャドルーの総帥、ベガ。ルガール……そしてここまでに来る過程で、沢山の邪魔者をお前達は始末してくれたようだな。どうだ?その腕を見込んで私の部下になるつもりはないか?」
裏陽乃「へぇ?中々面白い冗談じゃない。ここまで面白い冗談は中々ないわよ?冗談ならね。本気ならば笑えないわ。悪のカリスマ、ギース・ハワード」
ギース「ふん。やはり私の最大の邪魔者は、お前達のようだな。お前達を痛め付ければ理解するか?どちらにしてもお前達は私の部下になってもらう。自らの意思で私の部下になるか、それとも影が研究したネスツの技術によって記憶を消すか……どちらかになるが……」
裏陽乃「へぇ…………ねぇ、ギース・ハワードさん。平行世界の雪ノ下陽乃同士って、世界毎に色々と違いはあるんだけどさ………いくつかの共通点はあるんだよね。気に入ったモノに対して過剰に構いすぎちゃうところとさ……逆に気に入らないモノは徹底的に破壊することがね………壊してあげるわ。ギース・ハワード……。徹底的にね」
ギース「面白い……やってみろ。このギースに対して!」
裏陽乃「後悔しながら……死になさい」
裏雪ノ下陽乃編2
オメガ・ルガール
(ネスツ関係者・被害者がチームにいる場合)
(K´、クーラ、マキシマ、京、京ー1、京ー2)
裏陽乃「こんなもの?ベガ、ギース、ルガール」
ルガール「ハッハッハッハッハッハッ!ご苦労だったな!諸君!」
立ち上がるルガール
画面暗転
ギース、ベガ、豪鬼の体から力を吸収し、髪の毛が銀髪になり、オメガ・ルガールになる。
裏一色「そう言えば、過去のデータで見ましたね。ルガールは横から他人の力を掠めとるのが得意だって?」
裏陽乃「いろはちゃん。それ、一番の重要な情報でしょ」
裏一色「てへ♪」
オメガ・ルガール「諸君!君達には感謝するぞ!豪鬼の殺意の波動!ベガのサイコパワー!ギースの暗黒の力!更にはオロチや三種の神器、ネスツが持っていた力も我が物にすることが出来た!」
「ネスツの力だと?」
裏陽乃「………なるほどね。ルガール……あなたの本当の目的は……」
オメガ・ルガール「これは素晴らしい!オロチの力など比にもならない全能感!世界の覇権はこのルガールが手に入れた!この私がネスツやシャドルーに代わって新たなる神として降臨しよう!」
裏一色「ぷくくくく………この程度の力で神を気取るなんて。ネスツのイグニスそのままですね?」
裏陽乃「本当にね。気に入らないわ。全てが借り物の力の癖に………」
オメガ・ルガール「どうやら理解できないようだ!この私の新たなる力を!良いだろう!この新たなる神、ルガールを称える神話の最初の1ページは、君達の無惨な死から始めるのが相応しかろう!」
裏陽乃「…………なさい………」
オメガ・ルガール「せいぜい足掻いて見せるが良い!私の強さを引き立たせる為に!そして君達の体は、それを後世に伝える銅像そのものになってもらおうではないか!」
裏一色「うわっ!うら若き乙女達を銅像そのものにするとか、本気で狂ってますね!」
裏陽乃「黙りなさい!」
裏一色「!?」
裏陽乃「……銅像?良いわよ?わたしを倒すことが出来たのならば、銅像にでも剥製にでも好きにすれば良いわ。出来るものならばね?ここまでわたしを怒らせた人って本当に久しぶり………あなたの企みも含めて、すべて壊してあげるわよ」
オメガ・ルガール「企みだと?」
裏陽乃「今度はネスツのクローン技術を使い、その死んだ仮初めの体ではなく、生きた自分のクローンを作って記憶と奪った力を移植する……そうすれば今度こそ本当にあなたは復活できるものね?」
オメガ・ルガール「……」
裏陽乃「死んだものは甦らない。甦らせない。その企みは……絶対に成功させない!」