やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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承一郎&忍チーム…ライバル戦

一条承一郎…アメリカン・ヒーローズチーム(テリー・ボガード&ロック・ハワード)

サウスタウン…サウンドビーチ(餓狼伝説3テリーステージ)

BGM…BIG・SHOT(餓狼伝説3テリーのテーマ)

 

テリー「ヘイ!あんたら、新顔だな。決勝にまで上がって来るとは大したもんだ。毎回こういう新人が出てくるのがKOFの醍醐味だな」

 

承一郎「えっと……随分と陽気な方ですね……」

 

忍「承一郎ちゃん。見た目の雰囲気に騙されちゃダメよ。この人、テリー・ボガードよ」

 

サム「テリー・ボガード?テリー・ボガードと言えば、あのギース・ハワードを倒したことがあるという、サウスタウンヒーロー………」

 

ハガー「ハハハハ。流石は有名人だな。テリー」

 

忍「あらやだ。良く見ればそうそうたるメンバーじゃない。ファイナルファイトのコーディーとハガー。メトロシティの市長までこんな大会に出てくるなんて。市長と言うのは暇なのかしら?Mr.マイク・マッチョ・ハガー」

 

ハガー「ギースにちょっかいをかけられている我が街を守るのも市長の役目なのでね」

 

コーディー「俺は何だって良いぜ………好きなだけケンカが出来ればそれでな」

 

陳宮「この男の服装は………罪人が着る服装。恋殿。この男の目は腐っています!」

 

呂布「………罪人。それが英雄と組んでいるなんて…」

 

コーディー「英雄なんて持て囃されても、嵌められて、1つ人生が狂っちまえば、堕ちるもんさ………。あんたも俺と同じように、いつか堕ちるかも知れないぜ?」

 

呂布「月(董卓)がそうされそうだった………だけど、月は堕ちなかった………堕ちたのは………こーでぃーが弱かったから………。恋は堕ちない……誰も、堕ちさせない」

 

ロック「そんな事はどうでも良い。あんた達、ギースと言ったな。アイツと何かあったのか?」

 

承一郎「大会が始まる前に少しね。借りを返すためにこの大会に参加したのさ。君は?」

 

ロック「ロック・ハワード……」

 

承一郎「ハワード?じゃあ君は………」

 

ロック「確かに俺はあの男の息子だ。けど、あいつを俺は父親だと認めない。あの男の血を引いているなんて思うと、反吐が出る。俺の家族はテリーだけさ」

 

承一郎「似ているな………僕と君は………悪のカリスマを父に持つ所と言い………」

 

テリー「ギースと何かあったかは知らないが、あいつを倒すのは譲れないぜ?あいつは俺の父さんの仇だからな。それに、ロックを色眼鏡で見るなよ?これでも俺の自慢の子供だからな」

 

ロック「よく言うぜ。俺がいなければだらしない生活をしている癖に。どっちが養われているんだか」

 

承一郎「ふはははは。なるほど………本当にテリーさんとロック君は僕やジョルノ兄さん、それにジョースター家に似ている。親近感を覚えるよ、だけど、それとこの決勝戦、それに誰がギースを倒すのかについては話は別だ。資格がある者が先に進む。それが、牙を持つ狼の宿命じゃあないか?伝説の餓狼、テリー・ボガード。そして狼の魂を継ぐ男、ロック・ハワード」

 

テリー「オッケー!わかってるじゃないか。お前も牙を持つ狼ってわけか!ヘイ!カモンカモン!」

 

ロック「どこまでも……羽ばたいてやる!限界まで飛ばすぜ!」

 

承一郎「オッケー!こっちもだ!限界まで、飛ばす!」

 

 

 

 

サム…異世界女性格闘家チーム(雪ノ下陽乃)

サウスタウン…水族館(餓狼伝説3不知火舞ステージ)

BGM…餓狼伝説3舞のテーマ

 

サム「む…………お前はあの時の………」

 

陽乃「いやぁ、まさか決勝戦で対戦する相手が知り合いばかりなんてねー。ひゃっはろー。承一郎、忍さん、それに………確か」

 

サム「サムだ。アームストロングに一泡吹かせたようだな。雪ノ下陽乃」

 

陽乃「まぁ、成り行きでね?それにしてもあなた、確かあの時に………」

 

承一郎「まぁ、そう言うことだよ。でも、決勝戦で君達と当たって良かった。この先に進ませる訳にはいかなかったからね」

 

忍「そうそう。いろはちゃん、陽乃ちゃん。仗助が心配していたわよ?多分、ジョルノちゃんも心配しているわね。じじいはどうでも良いけど」

 

一色「それが帰れないんですよー。サムさんには悪いんですけど、原因は地獄門だと思うんですよねー」

 

呂布「………仗助の妹、恋の妹。ここから先は、恋達が行く。だから行かせない」

 

承一郎「どうしても行くと言うならば、力ずくでも止めるよ。それに、エリナお母さんにはいつもしてやられているからね。ここらで借りを返しておくのも悪くない」

 

一色「うわっ!ワシントンの事、しっかりと根に持ってるんですか!?」

 

アーサー「何があったのかは知りませんけど、随分と執念深いですね………何ですかある意味でエリナさんを口説いてるんですかこれはキッツいお仕置きが必要みたいですねー」

 

承一郎「僕は……春ちゃん声に呪われてるのか?」

 

いろは「呪われているのならば、ナコルルさんにお願いしてみてはいかがですか?それか、ダルシムさんとか」

 

忍「キッツいお仕置きが必要なのはいろはちゃん達の方じゃない?毎回毎回承一郎ちゃんにちょっかいをかけているそうじゃない」

 

承一郎「主に感想欄でね……」

 

サム「苦労しているな……」

 

陽乃「ま、冗談はさておき、承一郎君。わたし達スタンド使いはベガに狙われているんだよね~。スタンド能力って一種の超能力でしょ?ベガのサイコパワーも超能力だからさ、スタンドに興味持っちゃってて」

 

サム「なるほど。承一郎とジョニィもスタンド使い。それに忍の能力も狙われるな」

 

呂布「忍もすたんど使い………大丈夫。忍は恋が守る」

 

忍「あちしの変身はスタンドじゃ無いわよ!」(こちらの忍はスタンドに目覚めていない)

 

サム「となればだ………どちらが先に進むか……決勝戦らしく武術で決めるほか無いだろう。幸い、この世界はそういう世界だ」

 

陽乃「そうね。幸い、互いに刀や剣使いだらけだし、面白いカードかなぁ?…………わたしは絶対に負けない!」

 

サム「オーケー!いざ参る!」

 

 

 

 

藤崎忍…三種の武神チーム(草薙京&八神庵)

パオパオカフェ2号店(餓狼伝説3ボブステージ)

BGM…Tears(KOF99…オリジナル草薙京のテーマ)

 

京「また新顔が出てきたのかい?おっさん二人に俺と同じくらいの学生。それに妙な武器を持った女か……統一性のないチームだぜ」

 

忍「その減らず口………今度は本物の草薙京ちゃんのようね?」

 

京「はぁ?どういう意味だ?オカマのおっさん」

 

忍「あちし達、どうやらベガやルガールに目を付けられたゃったみたいなのよ。たま~に、何人もの京ちゃん達に囲まれちゃって、酷い目にあったわ。何回髪の毛をアフロにされたかわからないわよ」

 

恋「…………草薙………嫌い。炎、嫌い…………」

 

京「テメェはK´の所のクーラか。………にしても、ギースやルガールの野郎………ネスツの技術を使って俺のコピーを沢山作りやがったのか。迷惑をかけたみたいだな」

 

庵「貴様がネスツなんぞに捕まるからこんなことになる。このくたばり損ないが……何なら今すぐに俺が殺してやるぞ。京」

 

京「テメェ……八神!毎度毎度俺に絡んで来やがって。対戦相手はあっちだろうが!」

 

承一郎「なんだコイツら……同じチームなのにいがみ合っている」

 

サム「呉越同舟どころの騒ぎではない。俺達の関係なんてこれに比べたらカワイイものだな」

 

ローズ「ええ………三種の神器の力が必要な時に……それよりもあなた………あなたも私と同じ……」

 

サム「お前も………か」

 

ガイ「貴殿……その武器は伝説の……」

 

呂布「方天戯画が……どうしたの?」

 

ガイ「やはりでござるか………わぁるどひーろっずは何をしているのでござる。裏切り者の呂布がもしベガやギースに寝返りでもしたならば………」

 

呂布「恋、月やねねを裏切らない………」

 

陳宮「訂正するのです!恋殿は仲間を絶対に裏切らないのです!だくととかいう所の呂布殿と一緒にするなです!」

 

ガイ「確かにそのような事をされる者には見えぬでござる。しかし、人の世が乱れる時、武神の影あり。呂布殿を進ませる訳にはいかぬでござる。悪く思われるな」

 

呂布「武神流………嫌い……」

 

忍「ちょーっと気分が悪いわね。あちし、ダチが悪く言われるの、嫌いなのよ。コーディーちゃんやハガー市長と盟友のメトロシティの英雄、ガイちゃん。恋ちゃんに謝りなさい」

 

庵「誤解される奴を連れ回している貴様が悪いんだろう?あんまり喚くと貴様らを灰にしてやるぞ。貴様の血で染まった真っ赤な灰にな………」

(青い炎を手に発生させる)

 

忍「ふぅ……八幡ちゃんに似ているのは、腐った目だけじゃないみたいね?むしろ性根は八幡ちゃん以上かしら?あなたの炎は何色かしら?」

 

庵「言いたいことはそれだけか?ならば……死ね!」

 

京「どうしてもやるのか?」

 

忍「今更命乞いかしら?どんなに特別な炎を持つ草薙と八神、武神流の英雄でも、こんなあなた達を先に進めさせる訳にはいかないわ」

 

京「そうかい。ならば……炎がお前を……呼んでるぜ!」

 

忍「なら燃え尽きなさい。潔くね!」

 

 

 

呂布奉先(恋)……空手家チーム(リュウ&ケン)

サウスタウン極限流空手サカザキ道場本部…龍虎の拳リョウ・サカザキステージ

BGM…ストリートファイターゼロ・リュウのテーマ

 

忍「か、彼らは………」

 

恋「ん……………?忍、知ってる人?」

 

忍「リュウ……ケン………現実として彼らに会う日が来るなんて思ったことが無かったわ……」

 

リュウ「俺を知っているのか。光栄だな。それに、そこの君……君はさくらのように若いのにものすごい才能を持っている。その奥に秘める意思の強さも、まっすぐな心も………」

 

恋「ん…………」

 

ケン「嬉しいねぇ。サインでも書いてやろうか?」

 

忍「それも良いけど、この子に取っては実際に戦ってあげた方が喜ぶわよ?」

 

ケン「そうなのか?さくらみたいな奴だな 」

 

リョウ「だが、優勝は譲らないぜ?」

 

承一郎「いや、譲ってもらう。ここで優勝すれば、ギースにリベンジ出来るチャンスが出来る」

 

リョウ「ギースか……その名を聞いたらなおのこと、黙って譲る訳にはいかないな。アイツのせいで俺達の家族はめちゃくちゃになったんだ」

 

ユリ「お母さんは死んじゃうし、お父さんは長年いなくなっちゃうし…………」

 

サム「…………互いに譲れない事情があるというわけか」

 

呂布「ならば互いの武で決めるのが一番簡単……恋もリュウやケン達と武を競ってみたい……」

 

リュウ「良いだろう!受けて立とう!」




承一郎&忍チームのライバル戦でした。
次回はボス戦のデモです。

それでは次回もよろしくお願いいたします。

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