東方三眼録 作:残念美人布教教会関東支部支部長斎藤宰慈
はあ、一頻り絶望したのでいい加減気を持ち直しましょう
私は覚妖怪として発生し、具現化した古明地さとりと云う存在で、私の妹は古明地こいしという瞳を閉ざした覚り妖怪だという設定でしたが、目の前にいるこいしを見るからにはまだ瞳を閉ざしていないようですし、どうにかしなくてはいけませんね。妹が心を閉ざしてグレたなんてことになったら、私はその原因の輩を消さなくてはいけませんからね
シスコン? 何を言ってるんですか貴女は? 姉が妹を守るのは一般常識ですよ
「お姉ちゃん、大丈夫??」
「はい、大丈夫です。こいしは何か不都合はありませんか?」
何やらこいしが目をビー玉の様に真ん丸に開いて『きょとん』と擬音が聞こえそうな顔をしていますが、私は何か可笑しなことを言ったのでしょうか?
「『こいし』って、私のこと?」
「はい。私が『さとり』で、貴女が『こいし』です。それから、私達は姉妹ですから、わかりやすいように共通した呼び名として名前の前に『古明地』と入れます。どうでしょうか? 気に入りませんか?」
「ううん! すっごく、すっごく良いと思うよ!!」
よかったです。これが断られてしまったら、私が生前に書いたマイナーな漫画(※結構有名な作品でした)の『マジカル☆ユニクル』から適当にとる予定でしたから、私のような喪女(※むしろ真逆でした)が考えた名前よりも、誉れ高きZ○N殿の考えた名前の方が幾億万倍もマシですからね
それにしても、私の口八丁が何時にも増してキレがありますね。やはり、古明地さとりと云う存在に為ったからなのでしょうか? 彼女は常にジト目で無表情がデフォルトで、人によっては皮肉屋だったり、照れ屋だったりと表現は変わりますが、私は基本的にはデフォルトと同じようですが、確りと感情表現が出来るようですね
───特典を表記します
───特典1 古明地さとりに〝心を読む程度の能力〟に加え〝弾く程度の能力〟を付与。古明地こいしに〝心を読む程度の能力〟に加えて〝無意識を操る程度の能力〟を付与。了
───特典2 古明地さとりを
───特典3 古明地さとりを
(※ドイツ語の読み 日本語訳>>>儚き夢の理想郷)
───特典4 古明地さとりを
は? あの駄女神は『
まあ、所々省いている設定もありますが、結論を言うのならば、「専門家だろうと所持しているだけで死ぬ、書籍型で多目的利用可能な大規模殲滅兵器」です
あの駄女神は一体何をやっているんですか? 私を殺す気ですか?
「お姉ちゃん?」
これはうっかりでした。駄女神に対しての憤りで、最愛の妹への配慮が足りなかったですね
いつまでも外に滞在するのは危険ですので、駄女神からの頂き物を有効活用させて戴きましょう
「私は大丈夫ですから、少し目を瞑って貰えますか?」
「ん~、わかった!」
それでは、私達の住まうべき場所へいきましょうか