"罪人軍"旧アジト 洞穴
「げ。」
中性的な整った容貌と、黒い軍服。それだけでも目を引く彼は、その瞳に鉤十字を映し出し、同じ意匠の腕章を着けていた。少女のように高い声で。だが少女ならばすべきではない表情で、出すべきではない声を上げた。
「む。」
彼の隣には、長身痩躯の男が佇んでいる。右手に持った──いや、右手そのものである重機関銃が、洞穴に入り込む光を受けて鈍く輝く。彼もまた、隣で玉座に腰掛けている彼のように、不快げな声を漏らす。
二人の視線は同じく、洞穴の入り口に佇む者を見据えていた。
「どうやら、あまり歓迎されていないらしい。お久しぶりですね、閣下。それに"空の魔王"ハンス·ウルリッヒ·ルーデル大佐。」
「"黄金の獣"···!!」
「ゲシュタポ長官殿が、このような場所においでとは。いったい何の御用ですかな?」
「旧友の顔を見に来たまでだ。卿らと事を構えに来た、というのも、それはそれで面白いがね。」
ナチスドイツの総首領、"掌握者"アドルフ·ヒトラー。ドイツ空軍最高のパイロットと名高い、"空の魔王"ハンス·ウルリッヒ·ルーデル。そして、ナチスドイツ秘密警察ゲシュタポ長官にして、彼の死がドイツの敗北を決定付けたとまで言われる、"黄金の獣"ラインハルト·トリスタン·オイゲン·ハイドリヒ。
ナチスドイツを知る者で、知らぬ者はいない三傑が、集結した──集結してしまった。
「はははは···それで、世界制服でもしようってのかい?」
ヒトラーが心底楽しげに、心底の嫌悪感や恐怖を押し込めて笑顔を見せる。ルーデルはただ無言のまま、ラインハルトを見つめていた。
「閣下が未だその夢を諦めていなかったとは、驚きですね。」
傲岸な──いや、獰猛な笑顔を崩さないまま、ラインハルトが心にもない驚きを口にする。
「冗談だよ。今の僕に──僕たちに、もはやその想いはない。」
「ほう?」
「僕たちはね──ただ、"死を想って"いるのさ。僕たち罪人が──この世界に居てはならない僕たちが、どうやって最期を迎えるべきか、とね。」
「ラインハルト。」
ラインハルトがヒトラーの言葉に返すより早く、沈黙を保っていたルーデルが口を開く。黄金の獣の言葉を遮ったのは、後にも先にも二人だけ──彼の親友とも言うべき、未だ見ぬ既知の旧友を含めて三人だけだ。
「奴はどうした? お前の下に居たはずだが。」
「彼なら、そちらと合流したはずだが? そうですね、閣下?」
"空の魔王"ルーデルと比肩して語られる、鋼の英雄。ラインハルトの総軍の一部と化していた彼は、いまは手中にいない。
「ヴィットマン大尉なら、確かにこちらに居る。呼び出そうか?」
「いえ、結構です閣下。いまは、まだ早い。」
「じゃあ、君は一体誰を指して"旧友"と言ったんだ?」
ヒトラーも、ルーデルも。ラインハルトのことを『旧友』とは認識していなかった。それはラインハルトの方も同じだろうが。
「それは──あぁ、来たか。」
「来たか、じゃねぇよ···待ち草臥れたぜ、ラインハルト。」
「壮健そうで何よりだ──」
形容するのなら、それは、"影"だろうか。奥行きのない霧じみた『なにか』から滲み出るように、その男は現れた。
彼こそは、全ての廻り者の中で屈指の──否、"武"の才能の頂点であり極致、森羅万象を闘気で支配する才能、『万象儀』を開花させた者。名は──
「──項羽」
黒円卓を花弁世界にぶちこんでみたssを書いてみた。ぶっ壊れたからボツ。
ハイドリヒ卿の能力を持った不完全な廻り者(灰都ヒロイン)ssを書いてみた。いる? いらんな(自己完結)
練炭をぶちこんでみたssはもはや花弁である必要がなさそうなのでボツ。
マキナ卿ssは割りと善き。ただキャラを動かしにくいのでボツに。
ところでベアトリスって素敵な女性だよね!! ってことで戒メインのベアトリスヒロインssを書いてみた。やはり花弁要素が消えたのでボツ。
ところでマリィってry やはり花弁要素がry
ところで螢ってry
誰かdies×花弁書いて(懇願)