うちの魔法科高校の劣等生にはオリ主転生が多すぎる   作:madamu
<< 前の話 次の話 >>

18 / 68
うちよりブラックでしょ、四葉ですよ


さて、困った。状況がこんがらがってきた。
まず村井大佐に今日のアレコレを報告。
「正直にゲロって転職したほうが給料上がったんじゃない」という嫌味に
「でも、うちよりブラックでしょ、四葉ですよ」と返すの精一杯だ。

当初の目標は七草と十文字への接触および情報の獲得だ。
親しくなってパーティとかに呼ばれて盗聴器を仕掛けるもよし、
身近な人物を内部協力者として見張るもよし。

これって一年くらいで達成できる任務じゃないよな~

問題は四葉であり転生者の面々だ。

俺は職業が「情報狙いのハイエナ」だ。情報・弱味を握り、相手をコントロールする。
だが、四葉はハイエナを嫌っている。
今のタイミングで司波深雪が当主候補とリークされたら四葉は嫌がるだろう。
情報をリークしない代わりに何かしら取引に応じる可能性もある。

現実問題として転生者と睨んでる光夜、雪光は「探られたくない」側で俺は「探る側」だ。
目標が違ってもハイエナが身近にいることに安心はできない。排除するだろう。

だが転生者のよしみで見逃される可能性もある。
反面転生者だからこそ、未来を知っているし余計な事実も知っているから排除する可能性もある。

結局のところ、転生者云々を置いても職業上敵対関係にあることには変わりはない。
溜息ばかりだぜ。

もう少し自重して行動するかな。
モーリー!九校戦は自力で頑張ってくれ!



なんだよ、謝るの早いな。
襲撃事件後の登校日に光夜と雪光から謝罪があった。
「アラタ、お前を傷つけてすまん」
「ごめん、アラタ」

いや雪光、お前はいいんだ。
美少年がする申し訳ない!という真剣な謝罪の表情は説得力がある。
周辺の女子も「何かあったんだ・・・・」と謝るお前の姿に謎の納得している。
男同士のトラブルをみんなの前で簡潔に謝罪するには、一言「ごめん」で通じる。

おい、ボッチ。お前だよ「お前を傷つけてすまん」って、美形に言われたら勘違いするだろ。
女子が。
雪光に向ける視線とは別のベクトルの視線がお前と俺に注がれてるぞ。女子から。

「お前らを当分昼飯には誘わないから!」
そういって憤慨し、席に座る。これで一件落着だ。
雪光も許されたと判断したのか、俺の肩をもみだし「いや~社長、肩凝ってますね~、へへへ」とふざけだす。

光夜については「ああ、当分は俺から誘うよ」と言って微笑みやがった。
だから!ロールプレイ上、「男同士の喧嘩を昼飯誘わない発言で落としどころを見つけた」で終わらすのをお前がそんな言い方するから面倒な感じになるだろ!主に女子からの視線が!

カナデは少し離れたところで口パクで「ごめんね」と言ってきた。
表情は笑ったままだ。おい、おれは別に光夜と付き合ってるわけじゃないぞ。笑うな!笑うなよ。

状況は落ち着いた。
とりあえず光夜も雪光も適度な距離感を保つようになった。
友達としての距離になったのだ。

これで俺の長い長い入学編が終わった。







※この小説はログインせずに感想を書き込むことが可能です。ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。