うちの魔法科高校の劣等生にはオリ主転生が多すぎる   作:madamu
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十文字会頭が18歳

 

あ、雪光が青い顔し、膝をついてる。

近くにいた千代田花音や明智英美に心配されてる。

 

一方、俺は歴戦の兵士であり、凄腕諜報員なのでこの程度のことでは動揺しない.

どどどどど、動揺しない!

 

正直、最初に頭をよぎったのは「いつ」「どこで」「どうやって」「殺す」だが

一度顎に手をやり気を落ち着かせた。

 

そうだ!俺はモノリスコード新人戦のサポートスタッフ。

挑戦状に叩きつけたのが「実力者の有名人」が三人。

動揺しない方がおかしい。

 

相馬新は格闘技経験者でクラスの人気者で女子にモテモテだが、決して動揺しない諜報員ではない。

嘘つきました。

 

舌戦は自己紹介で終わった。

「四葉光夜だ」

「一校一年生の森崎駿だ!」

「須田です。よろしく」

 

ここまで来ると泰然自若とした須田ちゃんも転生者に思えてきた。

いかん。それはいかん。疑いすぎるのはよくない。

疑心暗鬼は動きを狭める。判断を鈍らせる。

 

 

「兵介の言う通り、実力を決するなら決勝で決したいな」

一条が握手を求めるよう右手を光夜に差し出す。

「ああ」

握手を返す光夜の目をもう一度見返して、一条たちは人波に戻っていった。

 

気の利いたこと言ってやればいいじゃないか。効率重視か…。

ダメだ。心の中での突っ込みもキレがない。

 

俺は小走りに三人に近づいた。

「大丈夫かよ。クリムゾン・プリンスとカーディナル・ジョージだぞ」

「ここにきて大丈夫もないだろ!決勝と言わず、試合は俺たちが勝つ!」

強気やね、モーリーは。

「同じ一年生とは思えないね。あの黒城くんとか。上級生かと思った。やっぱりデカいと十文字先輩みたいに年齢が上に見えるね」

須田ちゃん、十文字会頭が18歳に見えないとか言うなよ。絶対気にしてるよ。

 

懇親会も、最後に大会委員長のお偉いさんの挨拶で終了となり、各学校は宿舎へと戻っていく。

雪光は最後は会場の壁際の椅子に座っていた。

懇親会が終わる頃には顔色も治り「ちょっと準備疲れかな~」と言っていた。

あいつ、顔と人当たりいいけど動揺出すぎだろ。

 

「雪光、大丈夫か?」

「へーき、ミーティング終わったら温泉行って寝るよ。アラタも行く?」

「え、温泉?使えるの?」

「そんなに遅くなければ使えるみたい。女子も温泉行くらしいよ」

「行く!行く!」

 

そういえば、温泉イベントで深雪のスタイルの良さが再度強調されるシーンがアニメであったな。

あの頃のアニメで女子の温泉シーンって多かったよな~。

 

各自に割り当てられた部屋に戻ると、俺はすぐに持ち込んだノートPCを立ち上げた。

生徒会と部活連のミーティング終わるのが1時間後の予定だから、その間にやりたいことがある。

 

同室になった須田ちゃんが制服を緩め、柔軟体操を始めた。

「何か調べるの?」

まずは立った状態での前屈らしい。ゆっくりと息を吐きながら。

「三校の黒城が出たクロスフィールドのエキジビションの動画」

「え、そんなのわかるの?」

「わかんない。ただ部活紹介とかでエキジビションの動画載せたりで部活の公式サイト賑やかにするじゃん。念のため」

前屈で膝に顔をつけながら「そっか」と答える須田ちゃん。身体柔らかいな。

おじさんも柔軟性は負けないぞ!

 

三校、部活、クロスフィールドetc

 

幾つかの単語でネット検索する。学校のサイト、部活の公式ページ、クロスフィールド高校連盟のサイト

無料の動画アップロードサイトも幾つか回り検索する。

 

出てこない。外れか。

 

試合のライバル校としても、異分子としても何かしら情報が欲しい。

ちょっと裏技使うか。

 

・ここは軍所有のホテル

・支援課の小隊が日本に戻っている

・俺は諜報員

・支援課は諜報組織

 

諜報組織の出来ることは?

 








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