うちの魔法科高校の劣等生にはオリ主転生が多すぎる   作:madamu
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どうだい?怖さを感じないか。達也。


開会式が終わるとルンルンである。時間が空き、ついに会見だ。
国防軍勤めのおじさんが近くまで来ているので会いに行ってくる。
そう言ってホテルを出たのだ。関係者以外宿舎ホテルに来れないしね。
やっばい、なぜかスキップしちゃう。

宿舎近くの別の関係者ホテルへとお邪魔する。
専用のエレベーターにいるガードマンに一度止められるが
「風間さんにアポがある」
と答える不思議そうな顔で通してくれた。
きっと今日二人目だろう。一校生が訪れ、呼び止めるのは。
両者とも風間さんにアポがある。

あのガードマンの顔を見るに、風間さんが貸切るフロアの応接室に全員いるのだろう。
風間さんというか魔装大隊の扱いはこれだ。フロアの貸し切りなぞ日常茶飯事。
予算が多いな~。

ノック、ノック、ノック。
「入ってくれ」
風間さんの返事でドアを開けると全員揃っているようだ。

独立魔装大隊 風間玄信少佐
同 柳大尉
同 真田大尉
同 山中少佐
同 藤林少尉
同 大黒特尉

「遅れたかな。申し訳ない」
謝りつつ、空いている席に座る。大黒特尉の隣の席だ。
身勝手な振る舞いに思えるが、このくらいの強引さで場のイニシアチブを取る。
この空間で大事なのはマナーではなく余裕である。

「すでに話は済んでるんですか?」
「いや、本人が到着してからと思ってな。ちょうどいいタイミングだ。扉の前でタイミング見計らっていなかったか?」
「そこまで演出好きじゃないよ」
「お前ならやりかねんと思ったがね。はっはっは」

風間さんとの慣れたやり取りを見て、周りはあっけに取られている。
偏屈とかと縁遠い風間さんでも、他の面々にしてみれば上官、隊長だ。
ここまで部隊外の人間とリラックスして話している姿も、そうそうお目にかかれないだろう。
それとも一校生が対等に話しているのに驚いているのか。

「では自己紹介を頼むよ」
俺は席を立ちあがり
「国防陸軍情報部支援課 関重蔵少佐。敬礼は無しの方向で」
自己紹介を済ますと、もう一度座った。

おっほ~楽しい~。これですよ。諜報員としての醍醐味は。
敵かな?味方かな?ご同業でした~。ばば~ん!

言った通りに誰も敬礼は返さない。素直でよろしい。
風間さん以外全員口を開けて言葉が出ない。
30秒ほど沈黙が過ぎると大黒特尉が口を開いた。
「相馬、いや関少佐は情報部の方だったんですね」
「その通り。一校生でこの場にいるということが、お前が大黒特尉殿で正解なのかな。司波達也」

面白いものを見た。
あの鉄面皮とも思えた司波達也が大きく唾を飲み込んだ。
緊張しているのだ。

どうだい?怖さを感じないか。達也。







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