うちの魔法科高校の劣等生にはオリ主転生が多すぎる   作:madamu
<< 前の話 次の話 >>

32 / 112
ジャケットは彼氏とおそろい

駐車場に見える高級車を見ると、ぼちぼち車が欲しくなる。

任務で国外に行くことが多いので、費用対効果を考えて車は持っていない。

あ~誰か車買ってくんないかな~。今度の賞与でちょっとディーラーに相談するか。

電動車の丸っこいフォルムより、少し角ばっている方がいいんだよな~。

 

さて風間のおっさんはどの程度話すだろうか。

昔に話した「母親が安産祈願した神社の御神体が軍神だったので、兵隊として才能を授かった」という話もしただろうか。

 

銃火器に始まり、武器格闘、爆弾設置・解除、罠工作、諜報、隠蔽、格闘、潜入、警備、建造物侵入etc

軍事に関わることならなんでも出来る。ヘリと戦闘機と戦車の操縦なんて目隠ししてでもできる、はずだ。やったことはない。

ついでに歌を唄うのも上手い。軍歌で鍛えたし。

戦闘服のほころびを治すのなんて神業レベルで裁縫も得意だ。

 

まさに加護を授かったのだ。加護を。

ただ、出来ることはそれだけじゃないけどね。

 

魔法については努力した。

国防軍高等学校で座学、訓練を軽くこなし、余った時間を魔法の専科授業の予習復習にぶっこんで得た努力の証だ。

今回の任務が魔法科高校の入試合格でよかった。

大学入試だったらもう半年は欲しいところだ。

 

そんなことを思いながらホテルにつく。

 

明後日は女子バトルボード決勝、「渡辺摩利a.k.aジャケットは彼氏とおそろい」先輩のあれだ。

ここで事故が無ければ、光夜と雪光の仕掛けはばっちり。OK、素晴らしい、ハラショー。

さて電子金蚕防衛はどうなるか。

渡辺さんのジャケットは彼氏とおそろいでいいんだよね?あれ?

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・はい、優勝です。

おめでとう!ジャケットは彼氏とおそろい先輩!

で、そうなると無頭竜の賭博が既知未来と変わってくる。

場合によっては早く仕掛けてくるかもな。

 

そう言えば達也は未来知識をあの二人から聞いているのか?

そのあたりもそのうち聞いてみよう。

 

大会三日目の夜のミーティングも終わった。

こっちは明日からモノリスコードの下準備。競技エリアの下見がある。

 

あの広い競技エリアにポツンとモノリス置いて、探して戦え!だと一回の競技終了まで半日はかかる。

 

なので、試合までの数日間で各校交代で競技エリアに入り、モノリス設置予定地(と言っても直径200mの範囲でランダム)の下見と競技エリアの高低差、危険個所、戦術を有効に使える建造物の確認などを行う。

 

いや~モノリスコード選手って試合日までこんなことしてたのね。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え、もう明日モノリスの試合?

 

モーリー、スピードシューティング準優勝おめでとう。

無頭竜は君の優勝オッズをどの程度にしていたか気になるが一校の総合優勝に貢献したぞ!

 

電子金蚕の混入については今のところ見受けられない。

泥棒騒ぎで警備が強化されているのが効いているのか?

雑な泥棒というのも大変だった。盗んだ痕跡を隠すようで隠さず、情報端末の微妙な操作痕を残すとか、手間がかかった。あとプロ意識を抑えるのって意外とストレス。

 

それと雪光スゲー。まじスゲー。完全に王子様しやがった。

バトルボード女子新人戦の練習で、コースアウトした女子生徒を地面に激突する直前で助けた。

お姫様抱っこしてセーフエリアに避難させるとき「ごめんね、重いよね」と言われて「いや、恋人が出来るとしたら君と同じくらいのスタイルだろうから、大したことじゃないよ」とサラッと言いやがった。

声が聞こえてた女子生徒顔真っ赤。周りで見ていた女子生徒も顔真っ赤。男子生徒も顔真っ赤。

その話を聞いたおじさんも顔真っ赤。

 

なんでも光井ほのかに試合開始までのスケジュールを伝えにコース脇に行ったところ出くわしたそうな。

美少年め~。モテない男子からの怨嗟を食らえ!これは一条の分!これは将輝の分!これは一条将輝の分!

一条はモテるかもしれんが、片思いの相手には振り向かれないから、実質こっち側だ!

 

カナデの動きも地味だが凄い。

あいつ、どうやったのか既知未来では電子金蚕を混入させる運営スタッフのCADから

電子金蚕を探し出して、じい様に告げ口したようだ。

 

運営スタッフがざわついていたので、ちょっと(非合法な方法で)確認したら

「テロ防止法で~」「あの人が~」「不倫してたらしいよ」等々判明した。

 

直接、九島の爺様が一校の待機用テントまで来てカナデを褒めたのは驚いた。

その時、司波達也と九島烈が接触した。

お互い目を合わせて「懇親会の時は見事だったね」「偶然気付いただけです」のやり取り。

俺も知ってましたからね!見破ってないけど!

 

で、黒城兵介の情報だ。

白、あいつ名字が黒だけど白!

 

生まれから入学までをまとめた報告書を確認した。

 

余談だが、100年前からスパイというのはすれ違いざまに物を渡す訓練をしている。

実は直接会って渡すのが一番確実で安全な場合もあるからだ。

身近にすれ違いざまに物を渡すのが上手い奴がいたら気をつけろ。

そいつがルパンだ!

 

あと今回は紙の報告書だ。うちの課が使用しているのは「食べれる紙」で水に溶けやすい。

水で洗えば報告書は溶けるし、口に入れて胃まで持って行ければ証拠隠滅は完璧。

ただ3枚以上重ねて食べるのはお勧めしない。美味くないから。

 

黒城の両親は、金沢の呉服メーカーの営業マンと未就学児童向けの魔法練習クラブの先生だ。

小学校、中学校でサッカーとラグビーをやり、佐渡侵攻の時も避難所にいたし

海外渡航歴なし、どこかの組織ともつながりはない。

 

以上、経歴から見るに白なので、今のところは大丈夫そうだ。

決勝でレギュレーション違反の裏技を持っていないことを祈るばかりだが。

 

さて、明日はモノリス初戦だ。頑張るぞ!特にモーリーが!








※この小説はログインせずに感想を書き込むことが可能です。ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。