うちの魔法科高校の劣等生にはオリ主転生が多すぎる   作:madamu
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第一部完!


俺はモーリーに泣きついた

十文字戦から数日。

 

風間さんと定期連絡し十文字戦の話をしたら「村井大佐はこの苦労をずっとされていたのか」と言われた。

そうなのよ。

 

「真剣な話、お前をうちに置いたのは敵対しないためだ」と異動の真意を言われた。

「高い評価どうも」

「お前が下手な部署で内部調査始めたら、うちの手の内がバレるからな」

モニターの向こうで肩をすくめる風間さん。部下が見たら珍しい光景だろう。

「それだったら、今のうちに藤林少尉を防諜向けに仕込んだ方が早いよ。あれは筋がいい」

「そうしたいところだが、使い勝手が良すぎて重要な仕事を任せていてな」

困り顔だ。他に当てはないのか?

「柳大尉は、あれは前線だな。真田大尉は?」

「いや技術畑だ。誰かいないか?」

何人か、第二班だったころの部下の名前を出した。

ただ非魔法師なので、旅団の性質上魔法師の方が望ましい。人員を引っ張ってこれるか微妙だ。

いくつか防諜体制拡充に向けて話をし、俺の紹介という形で情報部の佐官を講師として防諜研修を行う方向になった。

あとカナデとの関係を伝えると

「藤林から聞いていたが、責任はとれよ。大隊の解散理由が痴情のもつれによる九島老師の激怒じゃシャレにもならん」

「披露宴には呼ぶよ」

今日一番の風間さんの困り顔で定期連絡は終わった。

 

 

十文字戦は意外と校内で話されていない。

というのもギャラリーの面々が意気消沈する十文字さんを気遣って、あまり外部に話をしていないらしい。

一応模擬戦の動画は閲覧可能なアーカイブに入れられるが、殆ど閲覧されていない。

それよりも問題はこっちだ。

 

「モーリー、試験のヤマ教えてよ~」

「うるさいな!こっちだって、試験勉強くらい自分のペースでさせろ!」

食堂での昼食。

俺はモーリーに泣きついた。試験時期なのだ。

既に部下には魔法大卒の新任少尉はいないので、勉強は自分でやるしかない。

カナデに「勉強教えて!」と言ったが「う~ん、どうしようかなぁ」とはぐらかされた。

意地悪顔も可愛いのである。

 

意外と勉強のできるモーリーに試験のヤマを聞いたが怒られている。

光夜は「教えるのは苦手だ」でばっさり、雪光は「弱点ぐらいないとね~」とこっちも意地悪な顔しやがった。

昼食のトレーを持ちながら男二人で座る場所を探すと、ちょうど司波達也一行と鉢合わせした。

司波達也、司波深雪、千葉エリカ、西城レオンハルト、吉田幹比古、柴田美月、光井ほのか、北山雫だ。

「あ、司波兄!お前、筆記得意だろ、こいつ引き取ってくれ!」

テーブルの脇を通る時に、モーリーは司波達也に俺を顎で指しながら言った。

モーリーは深雪を「司波さん」、司波達也を「司波兄」と言っている。本人曰く「わかりやすい」らしい。

司波達也も「俺が司波深雪の兄なのは事実だしな」と気にはしていないようだ。

 

「森崎、なぜ俺なんだ。深雪もいるし、ほのかも雫もいるぞ」

司波達也の冷静な返しに、モーリーは近くの空いたスペースに着席しながらさらに返す。

「レオに教えてるんだから、人に教えるのは得意だろ」

「あ、なんだその言い方。俺は別に勉強できないわけじゃないぞ!」

引き合いに出されたレオンハルトが、モーリーの言い草にモノ申した。

モーリーもモーリーで

「じゃあ聞くが、レオ、お前は前回の筆記どうだった?」

 

「「う」」

 

そう言われて、俺とレオは言葉が詰まった。

あまり思い出したくない。

「一科、二科関係なく日頃からちゃんと勉強しろ!」

ド正論を言われ、俺とレオはほぼ同時に

 

「「勉強教えてください」」

 

と司波達也に頭を下げた。

 

 

「ふふ、達也と勉強会ね~」

カナデは紅茶を飲みながら昼にあったことを笑った。

「あ~、もっと勉強しときゃよかった」

テーブルに突っ伏して呟いた。

いや、授業にはついていけるが現在最先端の魔法の講義はおっさんには厳しい。

20年近く前に習った理論が、時代遅れの理論扱いで下手に知識がある分理解に時間がかかる。

 

「で、光夜はなんのようなんだ?」

いつもの人のいない喫茶室。周辺の景観はあまりよろしくない。ロボ研の建物が窓から見える。

「さあ?いきなりなんだろね?」

雪光も目の前のケーキセットをパクつく。

そう言えば風間さんが「雪光君も魔装大隊に入れたい」とか言ってたな。

三校にもイキのいい奴いるから全部まとめてリクルートしてしまえ。

 

「待たせた」

光夜が重い空気を纏って来た。

おい、なんだ?中条会長に副会長解任とか言われたか?

あれだけ生き生きやってた生徒会業務外されて凹んでいるのか。

 

光夜は椅子に座ると

「留学生の情報が入ってきた」

留学生?あれ、たしかスターズのリーナが来るんだっけか。目的はパラサイトの退治。違ったか?

雪光がケーキを食べ終わる。

「あれだよね。北山さんと交換留学名目でUSNAからリーナが派遣されてくる来訪者編」

「そうそう、でも周公瑾はこっちにいるから、相当未来は変わるわ。ちょっと先が読めないわ」

カナデの未来知識で周公瑾がキーマンらしい。あの人、どう扱おう。

光夜は二人の発言にうなずく。

「だが、それは大きく変わる」

手にしていたタブレットを見せる。何となく声が震えている気がする。

「先ほど中条会長から教えて頂いた」

 

 

タツヤ・クドウ・シールズ??????????

 

タツヤ・クドウ・シールズ??????????

 

タツヤ・クドウ・シールズ??????????

 

タツヤ・クドウ・シールズ??????????

 

タツヤ・クドウ・シールズ??????????

 

タツヤ・クドウ・シールズ??????????

 

 

タブレットに映し出されたのは、フォーマルなジャケット姿の少年。

落ち着いた表情に黒髪で黒い瞳。アジア系、いや日系か?

どうやら留学生用の提出資料のようだ。

 

ん?

司波達也に顔つきが似ている。

 

雪光もカナデも無言だ。俺と同じ困惑と驚きがない交ぜの表情だ。

5分近く誰もしゃべらず、タブレットの写真を睨んでいるとカナデのタブレットが振動した。

メールなのか、突然の衝撃が抜けないまま虚ろな目でタブレットを操作する。

 

「なによ!」

 

突然の大声に、俺も雪光も光夜も体を驚きで震わした。

カナデは手にしたタブレットを俺たちに向けて見せる。

 

『アンジェリーナ・クドウ・シールズが二校に留学してくる』

 

送信元にはカチューシャと記載があった。

カナデが横浜で知り合った転生者の名前のはずだ。

光夜にきつい対応された話は先日聞いた。

 

カナデの大声も理解できた。

俺たちの来訪者編は今までの比ではない波乱が起きるかも知れない。

 




第二部は著者が斜め読みしていた来訪者編の読み直しが終わったら。

第一部のアレコレの話。

・九校戦でのモーリーの怪我
最初は須田即入院で、モーリーは意識のある状態での重傷。
モーリー相手校に重傷のまま怒りの殴り込み。周りも止めようとするがモーリーアドレナリン出まくりで止まらず。渡辺摩利が調香した鎮静作用のある香りで無理やり落ち着かせる。
アドレナリンが止まり、アドレナリンでごまかされていた傷の痛みが一気にモーリーを襲いモーリー失神。
須田の入院手配をして現場にいなかったアラタがその話を聞いて渡辺に「くそ素人が!」と一喝するというシーン。

あまりにも渡辺先輩が馬鹿扱いなので止めた。

・vs呂剛虎
学校云々よりも、重蔵の趣味ということで洋楽をガンガン鳴り響く中での戦闘!を考えたけど、工作員にしては派手過ぎるので断念。
著者は戦闘シーンはsaturday night alright for fightingをエンドレスで流して書いてる。

・黒城兵介
転生者組だと、一番扱い難くて扱いやすい。
本来はもう少し腹黒いイメージで、横浜騒乱時のカチューシャとのコンビも想定していたけど雪光のモノリスコード時の相手と意識したら一気にこういうヤツになった。

魔法不使用時の身体の頑丈さだとレオよりも上。
兵介>レオ≒関重蔵>頑丈なメインキャラ>>一般人くらいのイメージ。あくまでイメージ。

・周公瑾
普通の周公瑾のはずが、感想でアレコレ書かれていたので度肝抜かせてやろう!と奮起して憑依系転生。
もうね、周公瑾の横浜騒乱編後の行動を確認するの大変。

・カチューシャ
もっと冷酷で悪人然とした「女版光夜」のつもりが、状況が大きく変わり過ぎて膝カックンを食らって驚く感じになってしまった。
本来はもっと凄いのよ。

・雪光
もう少し悪戯小僧的な立ち居振る舞いする予定が、末弟として可愛がってしまった。
兵介との絡みは書いてて楽しい。

・光夜
どうしてこうなった!

・カナデ
ジュークボックスで一気に化けた。もう少し脇役のつもりだったが一気にヒロインに。幸せになってもらいたい。
ちなみにウエストからヒップラインが凄いいい(妄想)

・「貸一つな」
重蔵が殴られるシーンはもっと長くて、描写も少し細かく書いていたが書いてて「ちゃんと書くとテンションが下がる」という理由で簡素化。

・「それもフレアスカートのミニ」
う~ん、重蔵もカナデも大人だからいつかはSEXするよね。会話で誤魔化した。偉いぞ、俺。

・森崎駿&須田渉
癒し。

・関重蔵
主人公だけど、「活躍」は地味。呂剛虎との戦闘までは派手な行動はほとんど無し。地味。
コブラと、冴羽遼のセリフ回しの偉大さがよくわかった。

・感想&感想返し
真面目に受け取り過ぎるとモチベーションへの影響があるし、感想くれたお礼に感想返ししたいし。
そうだ!好きに書こう!



なんで毎回ネタ書いてるんだよ!俺!ばかばかちんこ!








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