何故か英雄になったけど俺は闇堕ちしない   作:稲荷猫

7 / 8
感想読みました。アンチがもっと増えてくれると嬉しいな、と思いました。
だってさ、それって御伽草子先生の作品と執筆力が如何に素晴らしいか、更に浮き彫りになるってことじゃないですか。

来いよ、アンチ共。
ここがお前たちのヒーローアカデミアだ!

ある意味間違ってはないよね(英雄が活躍する素晴らしい作品を知る公共の場的な意味で)ね?

だからもっと私の作品を罵倒して貶して悪いところを指摘してくれ!滅茶苦茶やる気出るから!あと他の人の感想も嬉しいです

あ、あとやっとタグがアップを始めました。






A市壊滅

 

 

 

 その日、A市は消滅した。

 

 順を追って話そう。

 その日は大予言者シババワが死の間際に残した言葉を重大視した協会職員によってS級ヒーローたちが集められていた。

 大予言者シババワは大きな災害を予知することのできるエスパーであった。全ての災害を予知することは出来ず、然れどその予知は的中率100パーセント。

 それを重要視した協会はシババワを守り、協会に協力してもらうべく彼女を抱き込んだ。

 そんな大予言者が死んだ。ヒーローたちの間に激震が走った。

 

 死因は喉に飴を詰まらせたこと。だがその原因が問題だ。

 予知的中率100パーセントのシババワが最後に占いを行い、その結果に動揺して喉に飴を詰まらせたのだ。

 

 その内容は最後の力を振り絞ったシババワがメモ書きを残したことで、協会職員並びに本日集ったS級ヒーローたちに知れ渡った。

 

 メモ書きには『地球がヤバい』とただ一言残されていた。

 

 S級2位ブラストとS級7位メタルナイト以外の集まったS級ヒーローたちと、何故かいるB級に昇格したサイタマ。そして協会職員のシッチはメモ書きについて言葉を交わした。

 その途中、堅牢な協会本部に集まった彼等の鼓膜を、大地震のような轟音が幾度となく震わせた。

 

 時間にして数秒か。鳴り止んだ後の静寂が嫌に場を圧巻するようだった。

 

「うわああああああああああああああ!!!!」

 

 机上にA市の立体ホログラムを立ち上げたシッチは悲鳴を上げた。当然だ。何故なら。

 

「まさか今すぐ予言のときが来るなんて誰が予想できる!!? A市が……一瞬で壊滅したらしい!」

「おい! 何故この建物は無事なんじゃ!?」

「この本部の建設はメタルナイトに依頼して並のシェルターより強固にできている! だが外は壊滅だ!」

 

 A市はすでに壊滅していた。一つの市が一瞬にして瓦礫の山へと変わっていた。仕方がない。仕方がないのだ。

 常人にすぎないシッチが取り乱すのを誰が責められよう。だが彼は協会職員。仕事を遂行しなければならない。

 そしてそれはヒーローたちも。

 

「──落ち着け」

 

 それまで口を開かなかった男が言葉を放った。言葉は波紋のごとく広がり、次瞬には穏やかな水面が出来上がっていた。

 

「セフィロスさん……」

 

 S級6位童帝が期待の眼差しを向けた。

 本日集まってから多少の言葉をヒーローたちと交わし、しかし会議が始まってからは一言も喋らなかったセフィロス。

 一言も喋らなかった者はそれなりにいたが、彼は目を閉じて何があろうと動揺の一つも起こさなかった。A市壊滅の初動である、大振動が起こったときでさえ、だ。

 

 皆が少なからず動揺や焦燥、疑問を心に据えている中。一人落ち着いたまま座し、机の上で組んだ手をそのままに瞼をゆっくりと開いた。

 

「シッチさん。ヒーローを緊急収集。生き残った市民の救出を」

「あ、ああ……。セフィロス君は出るのかね…?」

 

 組んだ手をほどき、立ち上がりながら彼は言った。

 

「当然だ」

 

 コツリと足音を鳴らし、バサリとコートが棚引く。

 うっすらと笑みを浮かべて背を向ければ、彼は颯爽と歩き出した。

 

「戦う意思のある者は付いてこい。怖ければ───逃げても構わない」

 

 その瞬間、S級ヒーローは、職員は、顔を引き締め心を昂らせた。

 プライドを刺激された者。自負を思い出した者。己の役割を全うしようとする者。勇気を抱いた者。

 様々な心境だろう。だが、ここに怖じ気付く者はいなかった。

 

「まあ……すでに事は終っているかもな」

 

 雷鳴のごとき速度で天井をぶち破り出ていったハゲ頭を思い浮かべ、誰にも聞こえることの無い独白をセフィロスは溢したのだった。

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 S級ヒーローたちは協会本部を出てから三手に分かれた。

 すぐさま戦場へ駆け付ける者たち。

 協会本部屋上から状況確認を行う者たち。

 出番は無さそうだと早々にこの場を去る者たち。

 

 セフィロスはこの中で二つ目を選択していた。

 眼下の戦場には意気軒昂たるS級ヒーローが4人。相対するは怪人たったの一人。S級ヒーローたちは危なげなく立ち回り、怪人の攻撃を受けてもダメージはそれほどないようだ。

 セフィロスは自分に出番が無いことを悟り、その視線を上空へ向けた。

 

「………相当な巨艦だな」

 

 セフィロスが呟く。S級ヒーローでも墜とすのは難しいと思わざるを得ない程に巨大な宇宙船故、どうしたものか思考する。

 

「あれを墜とすのはセフィロスさんでも難しいですか……。確かにあんな上空じゃ手が出せない。乗り物を用意しても一瞬で撃ち落とされるでしょうね」

 

 童帝はセフィロスの言葉をどうも勘違いしているらしい。

 セフィロスの発言は何も考えず思ったままを言っただけなので無視してよかったのだが、深読みする天才少年童貞。君これから苦労するぞ。

 

「キングさん。S級でもトップだと言われているあなたの意見が聞きたいな」

 

 言ったのは超合金クロビカリ。トップがいるこの場で言うとは……! 地上最強の男も顔を引き吊らせて……いや不敵に笑っているようだ。

 やっぱ見間違いだった引き吊ってる。けれどそれは上位世界の者どもにしか認識できないので問題ない。よかったねキングさん。

 

「……俺は何もできん。あんな上空に構えられたのでは攻撃する手段がない。メタルナイトに救援を求めるのがいいだろう」

「何よそれ!? 情けないわね! あんたそれでも最強の男なの!?」

 

 緑髪巻き毛のチビガキが怒りの声を上げた。S級3位のタツマキだ。子供に見えるが御年28歳のでぇベテランだ。よろしくな!

 ちなみにタツマキと関わるほとんどの者は彼女とよろしくしたくない。それは先の発言で理解して頂けたと思う。

 だってこいつ、いつもこんな感じなんだもん。

 

 その後すぐにタツマキが一人で片付けるなんていうワンマンプレイを発揮しようとした。

 おいお前それでも28歳の社会人かよ。だから童貞な童帝にフブキさんの妹って思われるんだぞ!

 

 だがそこは流石にトップから待ったが掛かった。

 

「タツマキ」

「何よ!」

 

 キレすぎである。

 しかしセフィロスも慣れたもの。ヒーロー協会設立から三年間同じ職場で過ごしたのだ。扱いには慣れている。

 

「宇宙船の真下とその周囲にいる生存者を救ってくれ。お前にしか出来ないことだ。やれるか?」

 

 デレがなく、ツンしか存在しないタツマキは持病(仕事中毒)を発揮する。

 実は『お前にしか出来ない』とか言われると即堕ち2コマしちゃう系のクソザコナメクジだったのだ!

 

「はあぁ? 何よしょうがないわね! その程度あたしに出来ないと思ってるわけ!? 簡単過ぎて欠伸が出る前に寝ちゃうわ!」

「助かる」

 

 素っ気なく返すセフィロスだが、その表情は菩薩のようだった。

 セフィロスはタツマキのことを、超能力を持った幼女だと思っている。なら我が儘で高飛車になっても仕方ないと考えている。なんでも自分の思い通りになる力があれば、大人でさえそうなっても仕方ないだろうと勝手に納得している。あまつさえ、大人の自分がタツマキをいい方向にそれとなく誘導教育してあげよう、とか目標を作ってしまっている。

 止めておけ。そこから先は地獄だぞ……!

 

 セフィロスの思考は全て勘違いで明後日の方向にフライアウェイしているのだが、残念なことにそれを指摘してくれる者はいなかった。

 取り敢えず君たちはコミュニケーションのキャッチボールをしようね!

 

「タツマキさんに人命救助を優先させるということは何か手があるんですね、セフィロスさん」

「ああ」

 

 キラキラお目々の童帝が笑顔で言った。あまりその男を盲信しない方がいいと思いますよ。

 しかし力だけは本物なのがこの男。非常に性質が悪い。

 

「──私が斬ろう」

 

 多分サイタマが真っ先に突撃したこと忘れてるよね。

 そう突っ込んでくれる者はいなかった。

 

 そこからの動きは迅速だった。

 タツマキが超能力で町を更地にし。

 クロビカリはテカテカと光を反射し。

 童帝はお目々をキラキラ光らし。

 キングは静かに船を見上げた。

 

 そしてセフィロスの放った斬撃が宇宙船を輪切りにした。

 

「───ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!???」

 

 宇宙船の真下で戦っていたヒーロー達が驚くべき速度で退避する。

 彼等がこの程度で死ぬわけがない。彼等こそ超人。ゆえに事前に宇宙船を墜とすことなど伝える必要なし。

 面倒臭かったわけではないだろう。適当に避けてくれるでしょとか考えていた訳でもないだろう。

 ただ彼等のことを誰も考えてなかったんだろうなぁ……。人はそれを忘れていたという。

 

 墜ちた宇宙船は盛大な轟音と土煙を上げ、その超高度な光を絶やす。

 誰もが驚くべき結果と相成った。

 

 しかし更なる驚愕は生まれる。

 

「なんだ? 宇宙船墜ちたのか?」

「……この船を輪切りにするとは。この星は粒揃いだな」

 

 宇宙船の残骸から傷一つなく現れた二つの影。

 一人はB級ヒーローのサイタマ。

 一人は宇宙海賊の首領ボロス。

 

 今起こったことなど些事としか捉えていないのか。比類なき強者共に微塵の揺るぎ無し。

 

 驚愕したのは周囲のS級ヒーローたちだ。

 

「なんであのハゲがあんなとこにいるのよ!?」

「あの人は会議のときにいた……」

「ありゃ敵のボスか? 斬りがいがありそうだ」

 

 そんな周囲の反応など知ったことかと二人は拳を振るい戦い始める。

 超スピードの戦闘はS級達ですら何が起こっているのか分からない程。

 辛うじて影を追う。それすら困難であった。

 

 ボロスが疾走すれば地面が抉れ、その拳を振るえば大地が鳴動する。

 特別な肉体から放たれた強烈な攻撃だった。

 

 「いい動きだ! 流石に強いな! このボロスと互角に戦える者はお前が初めてだ!」

 

 言うと同時、ボロスの身体に稲光が走る。それは内に秘めるエネルギーの発露。

 

 「はあッ」

 

 気勢と共に放たれたるは一筋の光。端から見ても分かるエネルギーの奔流。

 

 「体内にある莫大なエネルギーの放出! 雑魚がこれに触れれば骨すら残らん!」

 

 光は高熱を伴い、崩壊した市街を焼き付くしサイタマを飲み込んだ。それどころか後方へと存在する瓦礫も、宇宙船の残骸すら飲み込んで大爆発を起こす。

 あとには土煙が辺りを包み込む静寂な空間が形成され、二人がどうなったのかヒーローたちには認識できない。

 

 「後ろだ!」

 

 鋭い声と共に、響き渡る鈍重な音がした。

 煙に巻かれる声の出所へヒーローたちが目を凝らせば、後頭部に打撃を叩き込む影と、叩き込まれた影が見えた。

 

 棚引くマントと特徴的な禿頭は動かない。嫌でも誰が攻撃を受けたか周囲に知らしめた。

 

 「先生ッ!」

 

 ジェノスが叫ぶ。すぐに駆け出そうとして、それを止める者がいた。

 

 「待て」

 

 セフィロスだ。

 彼はジェノスの肩を掴み、一歩踏み出した足をこれ以上進ませまいとしていた。

 

 「何故止める!」

 「行く必要がないからだ」

 

 その眼差しはどこまでも怜悧。思考も判断力も冷静極まりないことを思わせる。故にジェノスは踏みとどまった。

 

 「いい判断だ」

 

 微笑と共に放たれた言葉。セフィロスはその視線を晴れていく土煙へ向けながら、童帝へ尋ねた。

 

 「童帝。あの怪人の災害レベル、幾つと見る?」

 

 童帝は冷汗を流しながらも、天才と名高い能力に見合う意見を口にした。

 

 「災害レベル竜は硬いと思います。S級でも確実に勝てると言えるのは数人かと」

 

 S級ヒーローは災害レベル鬼以上を単独で相手取ることが可能なヒーローの集まりだ。故にその強さにもばらつきがある。相性もあるだろう。

 ボロスと名乗った怪人は秀でた格闘能力に加えて脅威的な遠距離攻撃を有している。

 童貞はS級ヒーローたちの能力と戦果及び戦闘情報を照らし合わせて分析を熟して見せた。それは限りなく正しい分析結果だ。

 災害レベル鬼以上竜未満を対処可能なS級が出ても、まず地力と能力の差は埋められず敗北するだろう。

 

 ───ボロスが現在の状態ならば。

 

 「メテオリックバースト!」

 

 ボロスから吹き出したエネルギーが土煙を完全に払いのけ、その変貌した姿を露にした。

 先ほどより明らかに増えた圧。感じるエネルギーの波動。それは誰が見ても強化されたとしか考えられない姿。

 

 ボロスの姿が掻き消える。ただの踏み込みは、ヒーローたちの視界からボロスの姿を消し去った。

 現れたのはサイタマの眼前。その時には振り上げられていた拳が振り抜かれ、サイタマ諸共に前方全てを吹き飛ばした。先程のエネルギー波よりも大きな被害を拳の一振りで生み出したのだ。

 

 吹き荒れる旋風は周囲のヒーローたちの頬を撫でる。

 

 「駄目じゃな。ありゃワシの手に負えんわい」

 

 ぶつかるサイタマとボロスを眺めながら、シルバーファングが合流し呟いた。後ろにはアトミック侍、金属バット、ぷりぷりプリズナー、そしてA級2位のイアイアン。

 

 「おいセフィロス、こいつを頼む」

 

 声をかけてきたのはアトミック侍。横に控えるは弟子のイアイアン。

 アトミック侍は頭を下げていた。

 

 「師匠! 何故!?」

 

 いきなりの師の行動にイアイアンは驚いていた。無理もない。いつも飄々としている我の強い師が、いつになく真剣であったから。それは剣に関する事柄と向き合うときに見せるアトミック侍の真摯さと比肩し得るほど。

 

 「お前は他者の傷を癒せると聞いた。イアイの腕はもうない。だがお前ならもしかすれば癒せるんじゃねぇかと思った。無理は承知だ。俺に出来ることならなんでもする。だから駄目元でも、こいつを治療してやって欲しい」

 

 頼む。そう言ってアトミック侍は再度頭を下げた。イアイアンもまた無言で頭を下げた。師が己のために頭を下げた。それが何を意味するか分からぬ男ではなかった。

 

 「頭を上げてくれ」

 

 セフィロスの言葉にアトミック侍とイアイアンは頭を上げた。セフィロスがイアイアンの前に立ったことで、施術を施すつもりなのだと察したからだ。

 

 セフィロスはイアイアンの血止めの布を外し、呻き声と吹き出す鮮血が二重奏を奏でる中で一言唱えた。手早く、一瞬の出来事であった。

 イアイアンは片腕を失い、失血も多い。それは戦闘不能の状態。故に。

 

 「──アレイズ」

 

 傷口に当てたセフィロスの掌。そこから暖かな陽光にも等しい、穏やかで力強い光が放たれた。

 セフィロスの持つ最上位の回復魔法。蘇生に近いその魔法はイアイアンを完全無欠に癒してみせた。

 

 セフィロスは考えたことがある。回復魔法とは傷を癒し体力を元通りにしてみせる。ならば回復魔法とは本人の治癒力を促進させるのか、と。

 答えはノーだ。治癒力を促進するということは細胞分裂を活性化させるということ。ならば人は恐ろしいほどのエネルギーを一瞬で使うことになり、むしろ体力を失う。最悪は死に至るだろう。だが結果はそうではない。傷を癒し、体力も回復させる。つまり、全てをセフィロスのエネルギーによって補填しているということに他ならない。

 故に細胞分裂による傷の治癒ではない。まさしく魔法。人界から外れた超技法。

 

 「──な、んと……」

 

 だれの言葉か。驚愕し、茫然自失としている声。それも仕方ない。イアイアンの無くなった腕は、そこにあったのだから。当然のように、傷など一つもなく。

 

 アトミック侍は無言で頭を下げた。イアイアンも同じく。

 

 セフィロスはサイタマとボロスの戦いを再度眺めながら二人に言った。

 

 「なんでもする、か」

 

 頭を下げる二人が覚悟を固めた。英雄と呼ばれる男が無償で人助けをするのは有名だ。だが二人は英雄と同じくヒーローだ。無辜の民ではない。無償で助けられるなど、むしろ拒否する。助ける側であり、力を持つ者としての矜持がある。

 

 アトミック侍は特に。己の認める数少ないヒーローからの施しなど認めないだろう。彼は己の認めるヒーローたちを戦友だと思っている。戦友(ライバル)であり、戦友(とも)であると。

 

 だから英雄の言葉は少し嬉しかった。そして不満だった。

 

 「旨いたこ焼き屋があるんだ。今度奢ってくれ」

 

 もう一度言おう。

 

 英雄は無償で人助けを行う。無辜の民へ──。

 

 

 

 

 

 

 







ちなみにプロットとかいうものをさっき始めて作りました。次話まではプロットとかねぇから。
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