魔法少女かのん☆マギカ   作:鐘餅

101 / 105
裏舞台・学

 マズイマズイマズイマズイマズイ――

 

 まず頭に浮かんだのは、そんな言葉だった。

 我ながらかなり混乱してたと思う。だがやるべきことは一つだった。

 あの男を止めねば。

 確実に殺人事件を起こそうとしているのだから――

 

「ふっ!!」

 

 迷わずに私は飛び降りる。

 恐怖がなかったわけではないが、魔法少女をしているうちに慣れた。そして何なく男の前に着地。

 驚いている奴の股間を、思いっきり蹴り上げる。

 

「やぁ!!」

「グゥっ……!!」

 

 哀れ、男は撃沈した。

 ……どうやら上手い具合気絶してくれたみたいだ。

 しかし放置は出来ないので、刃物を取り上げ、男を急いで担ぎ、職員室へとダッシュで駆け込む。

 当然、先生達は驚いた顔をしていた。

 

「!? え、どうしたんだ菊名!?」

 

 それは無理もない反応だっただろう。

 生徒が見知らぬ男を抱えてきたんだから、そりゃ唖然とするというもの。

 そんな先生達に、手短に事情を説明し、男を預ける。

 

「先生! コイツ、包丁持って外を彷徨いてたんです! だから慌てて止めて!! とにかくコイツを縛っといてください!」

「お、おう分かった!!」

 

 先生達は私の勢いに押されたのか、何処からか紐を持ってきて、男の両手首をぐるぐる巻きにしてくれる。手の空いている人が隣で電話をかけていて、警察に通報しているみたいだ。

 ありがたい。

 これで私も自由に動くことが出来る。

 だが案の定と言うべきか。早速お小言が始まって――

 

「おい、菊名。お前無事だったから良かったものの、何でこんな危険な真似――」

「すみません失礼します!」

「ちょ、菊名!?」

 

 だがそれを遮り、私は再びダッシュで廊下へ飛び出す。

 後ろから「待ちなさい」という声が聞こえたが無視。

 良心がちょっと痛む。

 

「ああもう、本当にこんな時に、もうっ!」

 

 走りながら悪態をつく。

 イライラする。なんてバットタイミング。

 せっかくのテストの時だったっていうのに――!!

 

「ッ、とにかく、魔女を探さないと!」

 

 グリーフシードを強奪したり、学校をサボったり。

 悪い子な私だけど、だからって別に人に死んで欲しい訳じゃない。

 口付けがあったのだ。魔女が近くに潜んでいる筈。

 絶対に見つけ出してやっつける。

 

 そうして私はついに校舎を飛び出した。

 魔力反応は外からしていたからだ。

 とは言え制服姿はかなり目立つ。

 致し方なく仮面を取り出し(普段は小さくしておいて、武器のように魔力で大きく出来る。便利)を着用すると、気配遮断を用いて人目につかないようにし、堂々と町の中を散策する。

 

 ひたすらに。

 探して、探して、探して。

 それでようやく見つけた場所はというと。

 

「学校……」

 

 そこは、隣の校区にある中学校だったのだ。

 ……確か名前は牛木草市立第三中学校、だったかな?

 ここから微弱だけど魔力反応がする。

 

「しかしまた学校だなんて……」

 

 これって偶然なの?

 まったく訳が分からない。

 

 だが、もしかしたら――という気持ちが湧いてくる。

 だとしたらもう一度マズイって。

 

「……くっ!」

 

 私は校門を飛び越え、校内に侵入する。

 最早罪悪感を感じている暇はなかった。

 そしてパニクったように急ぎ、怪しいところへ向かっていくと――予想通りというべきなのだろうか。

 

 私の学校の時と同じように、刃物を持った人物が物陰から校舎を覗いていた。今度は若い女性だが、一緒のパターンだ。首元には魔女の口付け。目は虚で理性なし。

 が――その先の展開はちょっと違っていた。

 それは私が止めに入ろうとした瞬間に起きた。

 

「ちょっと何してるのー!」

 

 なんと独特の間延びした口調と共に、女の後ろに影が現れ、肘打ちをお見舞いしたのだ。

 

「!?」

 

 女は不意打ちでやられたらしく、簡単に倒れた。

 一方で私は唖然としてしまう。

 なんて呆気に取られていると、私の後ろから、パタパタと足音が聞こえてきた。

 

「……あれ? 大丈夫だった?」

 

 振り返ると、そこにいたのは水色の髪をお団子にした、眼鏡をかけた真面目そうな少女だった。服装はこれまた隣の校区の、まったく別の中学校の制服。

 恐らく同じ学年だと思われるが……ポカンとしているためか幼く見える。

 

 だが驚いているのは私達だけではない。

 女を止めてくれた影――黒髪のショートカットの少女だって、何だろうって感じで首を傾げている。頭にハテナマークを浮かべているようだ。

 

 ……って、水色の髪の子じゃなく、どちらかと言えば私を見つめているような……?

 

「……。その仮面ー……もしかして柘榴さんとみいかさんのー……」

「!? え、柘榴さんを知って……? というか、いつの間にか気付かれてる!?」

「いや、さっきから普通に見えてたよー? それ慌ててると簡単に魔法解けるからー。変身解除してると特にー」

「し、知らなかった……」

 

 指摘されなんだかショックを受けた気分になる。

 やっぱりこの仮面の魔法は絶対的ではないらしい。

 まあ、普段使う時はグリーフシードを盗む時とかだからなぁ……。

 気を張り詰めてたし、その分集中出来てバレなかったとか、そんな感じか?

 

 ……ううむ。

 知らず知らずに過信してた。次から注意しておこ、ほんと。

 

「でも仮面を渡されたってことは、貴女も柘榴さん達に“仲間として勧誘”されたんだね」

 

 と、ここで、水色髪の少女が不思議なことを言った。

 思わず聞き返してしまう。

 

「勧誘?」

「嘘。何も聞かされないの?」

 

 すると水色髪の少女と、ついでに黒髪の少女も、信じられないって反応を返した。

 

「それは霊園の入場許可証だよ。その中でもみいかさんが“特別”に“目をかけたり”、“有望な人材”だと思った子に渡すものなの。しかもそれ新しいデザインの仮面でしょ。多分柘榴さんが勝手にやったんだろうけど、呆れた……柘榴さんとこゆりさんが怒られてたのって、それが原因だったんだ……」

 

 どうやら水色髪の少女はこゆりさんとも知り合いだったらしく、心底困った顔をしていた。

 って、こゆりさんもみいかさんって人に叱られたのか。

 あの人も不憫な……。

 

「まあ、よく分かんないし、色々気にはなるけどー。マチルダちゃんとこの子が来たのって、魔力反応がしたからでしょー。私もそうだしー」

「うん。私の学校でも刃物を持った奴が現れて。貴女のところでも同じだった?」

「ええ」

「じゃここで三件目ってことか。魔女が潜んでいるとしたら……」

 

 私達は意識を集中させ、魔力を改めて探り、暴き立てる。

 すぐ側の壁にこじ開けられた結界への入り口。

 この感じは予想通り魔女――

 

「いや、これ使い魔だ」

「なら今まで犯人を操ってたのは……まさか魔女が、囮のために使い魔を切り離した……?」

 

 何はともあれ、放置は出来ないだろう。

 あまり大したことはなさそうだし、自然と役割分断をしようということになって。

 

「じゃあ私、この女の人縛ってくるからね。塔子ちゃんと、えーと……」

「夏音です」

「夏音ちゃん、頼んだからね!」

 

 と――水色髪の少女、池水マチルダと名乗ったその子は、若い女を抱えて離れていった。

 そしてこの場に残るのは、私と黒髪の少女だけ。

 彼女は、「茨塔子だよー」と自己紹介してくれた。

 それで私も改めて仮面を外し、自分の名前を名乗る。

 

「菊名夏音です。よろしくお願いします」

 

 そう私が言えば、クスッと塔子ちゃんは笑った。

 

「ふふっ。そんな畏まらないで良いよー! 敬語だっていらないしー!」

「……そう?」

「そうだよー」

 

 そうして塔子ちゃんはもう一度笑った。

 それはとっても可愛い、笑顔だった。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 ――茨塔子ちゃん。

 艶やかな黒髪に、黒曜石みたいなキラキラした黒目。

 何処かぽややんとして見えるけど、でもすごく元気な女の子。

 

 そんな彼女と、私はこの時初めて出会ったのだった。

 

 それはある意味運命の分岐点であり、地獄の入り口。

 まさか塔子ちゃんがこの先、私にとって大きな存在になるとも知らず。

 その時は、ただただ、何処となく苦手だと思った。

 グイグイくるタイプだったから。

 

 けれど、協力しなければ魔女は倒せないだろう。

 だから、ほんのいっときだけの関係だと思い、私は塔子ちゃんと一緒に結界の中へ飛び込んだ。

 

 途端、広がる校庭を模した空間。

 宙空に数式のようなものが走り、墓標のように大きな鉛筆や文房具が地面に突き刺さったその場に、使い魔が鎮座する。

 三角定規の頭にスーツを来た男の姿。手に持つのは沢山のカッター。

 一見すれば怖い相手。でも何も恐れる必要はない。

 ましてや隣には塔子ちゃんがいる。

 

 その変身した塔子ちゃんの格好は、綺麗だった。

 黒を貴重とした、茨があちこちに巻きついた魔法少女服。手には同じように、茨を編み込んだ形をした、無数の針が生えたチャクラム。

 それを二対構え、塔子ちゃんはスカートを揺らしながら疾駆する。

 

 その姿があまりにも華やかで……密かに目を奪われたのは内緒の話。

 

 協力しながら使い魔へ攻撃を仕掛け、そして戦闘は数分で終了した。

 

 そうして息を吐き、現実世界に戻ってくると――丁度良いタイミングだったらしく、マチルダが戻ってきていた。

 

「女の人は縛って置いといたよ。多分これで大丈夫」

「そっかー。良かったー」

 

 報告するマチルダに、私と塔子ちゃんがほっと息を吐けば、更にマチルダは言った。

 

「後、せっかくだから、私女の人の記憶を覗いてみたの」

「記憶?」

「マチルダちゃんの固有魔法。記憶を操れるんだよー」

 

 へえ。

 便利な魔法もあるものだなあ。

 

「それであの人ね、昔、よっぽど勉強に嫌な記憶があったみたいでさ。詳しくは知らないけど、その憎しみを増幅させられて、“テスト”そのものを台無しにするよう仕向けられた……んだと思うよ」

「それはまた妙というか……やり方が遠回し過ぎるというか」

「実は事前に私の学校に来た犯人の記憶も確認してるんだ。そいつも似た記憶を持ってたよ」

 

 となると、マチルダの予想はほぼ確定なのか?

 学校ばかりを狙うのも納得のいく話である。

 

「でも夏音ちゃんが言う通り、すっごい変な話ー。普通は学生を暴れさせたり、勉強を強制させた身内とか親とかを襲わせそうなものなのにねー」

 

 よっぽど“テスト”が嫌いなのかもねー、その魔女。

 

 塔子ちゃんはふと、そんなことを口にした。

 

 だが、それは明らかに矛盾した感情。

 人を、世の中を、ただただ無作為に呪うだけの怪物のくせに。

 特定のものを激しく嫌悪するなんて、なんて人間臭い――

 

「本当に変なの……」

 

 私もまた、奇妙なモヤモヤにポツリと呟く。

 ……嫌な感じがしていたが、とりあえず胸の内にしまっておくことにした。

 それよりも、時間を浪費している訳にはいかないからだ。

 

 それから私達は校庭から出て、再び町に戻った。

 さっきも言った通り魔女の標的は学校……そして恐らくだが、テストを受けている学生や、監督をしている先生も狙っていると思われる。この町には魔法少女がたくさんいるから、魔法少女がいない学校なんてのはないだろう。

 それでも気付かず、対処出来ない可能性はある。だがマチルダが読んだ記憶、これまで犯人が現れた中学校の位置から、魔女の動きはある程度予測出来た。

 

 魔女は一直線に北上している。

 このまま行けば、真っ先にぶつかるのは、嶺岡教育中学校。

 次は渡瀬川学園の中等部で、三番目が六桜花女学院になる。

 

 そこから先は牛木草の外に出てしまうだろう。

 そして一番偏差値が高く、進学高として名を馳せているのが六桜花女学院だ。

 当然、勉強に厳しいことでも有名で、その成績次第でカースト内の位置が決まったり、待遇が変わってくるらしい……とは、かつての後輩の話だったか。

 

 彼女がまさに六桜花女学院の出身だった。契約に関わるくらい、学校に対し鬱屈とした気持ちを抱えていたようだ。

 つまり、後輩と同じように、所属している生徒もプレッシャーを感じていることだろう。

 何でも先生による体罰や、いじめも横行しているとも聞いたし。

 呪いが蔓延りやすい環境に思える。

 

 魔女が最終的に狙うとするならこの学校に違いない。

 

 だから、私達は六桜花女学院に向かうことにした。

 道中、使い魔に出会したりもしたが、こっちは三人もいる。

 一分もかからず倒して、歩みを進める。

 

 嶺岡教育中学校、渡瀬川学園中等部の近くに行くことも忘れず、テレパシーで警告を飛ばし続けた。

 すると在学生の魔法少女から困惑の声が帰ってきたが、事情を説明すると、すぐに動いてくれた。

 これで大丈夫と信じたい。

 

「……ッ。はあッ、はあっ……」

「ようやく着いた」

 

 そうして休みなく走り、私達三人は六桜花女学院に辿り着いたのだった。

 立派な西洋風の校舎が、今はやけに圧迫感を与えてくる。

 それは魔力を感じているからだろう。

 大きな魔女の……。

 

「くっ……」

 

 ここまで魔法少女の力を生かし(おかげでそこまで時間はかかっていない)、フルスロットルで走り続けてきたが、正直不安は大きい。

 大きな犠牲者もなく、間に合っていると思いたい。

 願いわずにはいられなかった。

 

 でも現実はあっさりと私達の祈りを裏切った。

 学校内に乗り込んだ直後、廊下に蹲っている何人もの教員を見つけたのだ。

 

 全員呻いていて、腹部からは諾々と血が流れていた。

 酷い有様だった。

 

「大丈夫ですか!?」

 

 思わず駆け寄る私達。

 しかし返事はなく、掠れた呻き声が出るばかり。

 放って置くことも出来ず、急いで治癒魔法をかけ続けていると――そこで更に嫌なことが起こった。

 

 大きな音が、真っ先に上の階で鳴り響いたのだ。

 

「!?」

 

 それはクラッカーの紐を引っ張った時の、パンッという音とよく似ている。けれど、そんなのより重くて、低くて、身の毛もよだつほど恐ろしい音だった。

 

 ――それは銃声だった。

 同時に理解する。

 

 この学校に来た犯人は、先生達を撃って回ったんだと。

 

 吐き気がした。何故か悲鳴は聞こえてこない。

 治癒魔法が得意な魔法少女はいないから、私達だけじゃ先生達の傷は治しようがない。

 

 と――ここで恐怖のあまりフリーズしていた私達の中で、一番早く冷静になったマチルダが叫んだ。

 

「――夏音! 塔子ちゃん! 行って!」

「――!!」

「ここは私がなんとかするから! 先に上の人達を!」

「分かったッ!」

 

 弾かれたように、私と塔子ちゃんは慌てて、階段を駆け上がっていく。

 血の臭いがキツくなった。

 二階の教室に付く。

 そこはある種異様な雰囲気に包まれていた。

 

「……」

 

 無言で息を飲む。

 

 教壇の近くでは、先程撃たれた思わしき先生が倒れていた。頭を狙われたみたいで、額の穴から血を流して、白目を向いている。

 どう見たって即死だ。

 だというのに、生徒達は恐れを出して逃げるどころか、能面の様な無表情で席に座っていた。

 首筋には魔女の口付け。ぶつぶつと呟き続けている。

 

「ざまあみろ」

「当然の結末よ」

「私達に何もかも押し付けやがって」

 

 でもそんな呪詛を言っていると思ったら、

 

「死を――」

「地獄から解放を――」

「こんなの無意味――」

「必要ない――」

「勉強なんて何の意味が――」

 

 滲み出る諦観も口にする。

 そしてそれに続く、若い女の声。

 

「そうよ……いらないんだわ……おかげで私の人生は滅茶苦茶よ……」

 

 そこで始めてそいつを見て、目を見開いた。

 まさしく黒板近くいるその女が、拳銃を持っていた。

 瞳に狂気的な光を宿し、そっと、花を差し出すように生徒達に銃口を向けて――

 

「やめてっ!」

 

 その途端、体が咄嗟に動いた。

 普段の特訓の賜物かもしれない。

 教室に乗り込むと、タックルを仕掛け、女を地面に組み伏せる。抵抗されたが塔子ちゃんがやってきて、一発手刀を首に落とした。

 意識を手放す女。

 

 けれど……そのタイミングで生徒達の視線が、グリンと一斉に向けられた。

 憎しみさえ感じる闇のような瞳だった。

 

「アンタ達、何をしているの」

「苦しいのに」

「辛いのに」

「どうして開放のチャンスを奪った」

「後悔にサヨナラしたいのよ?」

「もう嫌よこんな世界」

 

 ぶつぶつぶつぶつぶつぶつと。

 相変わらず呪いの言葉を吐きながら、彼女達は立ち上がった。

 フラフラとした足取りなのに、すごい迫力で、私達が怖気付くのも無理はなかっただろう。

 しかもこの人数だ。一人二人なら難しいが、全員となると傷つけずに昏倒させるのは難しい。

 くそ……、と心の中で歯噛みしながら、覚悟を決めていると――丁度マチルダの鋭い声が飛んできた。

 

「二人とも伏せて!」

 

 駆けつけてくれたマチルダは、いつの間にか魔法少女の姿になっていた。

 外套を着込んだ狙撃手のような格好。お団子を結ぶリボンについた、キラリと光るソウルジェム。手には機関銃を抱え、それを見た私達は言われた通りに伏せる。

 

 マチルダは迷うことなく、容赦せず、生徒達に向かって機関銃を撃ちまくった。

 

 ダダダダダダダダダダダダダダ――!!

 

 そんな激しい銃声と共に、放たれるのは銀の針。

 当たると生徒達は次々に倒れていく。

 一瞬ギョッとしたが、それ以外はまったくの無傷なので、多分、睡眠薬か何かを針に仕込んでいたのだろう。

 おかげで助かった。

 

「ありがとー、マチルダちゃん……」

「ええ、貴女が来てくれなかったらどうなっていたことやら」

「……でも」

 

 しかし、そこでマチルダは死んでいる先生に視線を移した。

 私達が助けることの出来なかった命だ。

 そしてここで魔女を倒さなければ、もっと多くの被害者が出ることになる。

 

「そんなことはさせない」

 

 立ち上がり、私が力強く言えば、後の二人もこくりと頷いてくれる。

 ざわり――肌を不気味に撫でる魔力の気配。

 近づいてくる。

 

 こりゃ相当お怒りか?

 

「行こう」

 

 変身して、飲み込まんとする結界の入り口に、逆に飛び込んでやる。

 世界が――変わった。




・100話記念 夏音設定語り 2

菊名夏音の魔法少女服のイメージカラーは赤である。
といってもメインは黒。とにかく中二病ということなので、カッコいい+魔女がプリマドンナをテーマにしているということで、舞台衣装っぽくあちこちヒラヒラしてる(一周年記念のイラストから少しキャラデザや色は変更しています)
下が前垂れなのは作者の趣味。
武器がハルバードなのは、夏音のキャラを考えていた当時、ソウルイーターノットのアニメにハマってたから…(つぐみちゃん可愛いですよね)


【挿絵表示】



【挿絵表示】



【挿絵表示】



【挿絵表示】



【挿絵表示】



【挿絵表示】


尚、所持している仮面は元から持ってたものではなく、後から柘榴にもらったもの。
製作者は色梨こゆり。
夏音にとって大切な宝物で仲間との絆。
すべてを忘れても仮面だけは持ち続け、魔女の姿に反映されるくらい思い入れがある。


【挿絵表示】



【挿絵表示】


ちなみに魔法少女服以外の普段着では、スカートはあまり履かない。
シュッとした服を着る割にアクセ類はゴテっとしてるイメージ。


【挿絵表示】


意外にオシャレ好きで派手な服も好むことも多い。


【挿絵表示】
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。