八幡は魔法科高校ではぼっちでは居られない   作:sinobun

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九校戦編前に何話か入れます〜。


八幡は久しぶりに千葉に帰る

八幡は今千葉に来ていた。理由は久しぶりに小町の実家であり、八幡も小学生から中学二年の冬まで過ごした比企谷家を訪れる為である。小町の母親である芽夜に「高校に入学したら一度顔を出しなさい」と言われていたのだが中々行く事が出来ずにいた。しかしブランシュの件も解決して落ち着いた所でようやく行く事にしたのだ。因みに今日は平日なのだが八幡は学校を休んで来ていた。小町と水波が通う総武中学は千葉にあるので二人も学校帰りに寄ることになっている。

 

そして比企谷家の前まで着いた八幡は今悩んでいた。

 

(インターホンは鳴らすべきか?でも小町から鍵は預かってるしな、自分で開けて入るか。)

 

そして八幡が鍵を使い扉を開くと芽夜が待ち構えていたかの様に抱き着いてきた。

 

「はちま~ん、お帰りなさ~い」

 

「おっお久しぶりです芽夜叔母さん。取り敢えず離れて下さい」

(変わってないな。色々当たってるんですけど・・)

 

「嫌よ!久しぶりに会えたんだから八幡成分を充電しないと」

 

そう、芽夜は八幡を溺愛しているのである。それは小町や芽夜の姉であり八幡の母親でもある真夜が嫉妬するほどに。

しかも芽夜は(真夜もなのだが)見た目がとにかく若いのだ。とても中学二年生の子供が居るようには見えず、どう見ても二十台半ばくらいにしか見えない。

 

「来るのがこんなに遅くなってすいませんでした」

 

「ホントよ!いい加減私が行こうかと思ってたんだから」

 

芽夜をぶら下げたまま、八幡は見慣れたリビングへと移動した。

 

「叔母さん、いい加減離れて下さい」

 

「しょうがないわね。じゃあまた後にするわ。」

 

「勘弁して下さいよ。小町にまた怒られますよ?」

 

「うっ、確かにそれは怖いわね・・」

 

その後二人は早めの昼食を一緒に取ることにした。

 

「やっぱり叔母さんの肉じゃがは美味いですね」

 

「ふふ、ありがとう。でも水波も大分上達したんじゃないの?」

 

「はい。俺が肉じゃがが好きだって言ったら猛練習してましたね。今では得意料理になってますよ。」

 

「そう。まず胃袋を掴みなさいって言ったのは私だからね」

 

「何を教えてるんですか何を・・・」

 

八幡が呆れていると

 

「それで、深雪とはどこまでいったの?」

 

「ブーーーッ!ゴホッゴホッ・・何ですかいきなり」

 

「何って、そのまんまの意味よ」

 

「俺と深雪は従兄妹ですよ?それ以上は何もありません」

 

「兄妹じゃないんだから問題ないわよ。まあ魔法師の未来を考えたら~とか文句を言いそうな人達も居そうだけど」

 

「それ以前に深雪が俺なんかを選ぶわけがないでしょう。俺じゃあ釣り合いませんよ」

 

「何を言ってるのよ。深雪の力に釣り合う人間が一体どれだけ居ると思ってるの?ましてや貴方より優れた魔法師なんて存在しないわよ」

 

「それは・・・でも力だけじゃなくて・・その・・」

 

口ごもる八幡に芽夜はピンときたのかニヤニヤしながら

 

「なあに?深雪程度の顔じゃ不満?」

 

「不満なわけないじゃないですか!あんな絶世の美女が他に居るわけ・・あっ」

 

「ほほ~、絶世の美女ねぇ~」

 

「とっとにかく、深雪と俺はそんなんじゃありませんからね」

 

「まぁ今はそう言う事にしておいてあげるわ」

 

やっとこの話が終わったと思った八幡だったが

 

「深雪が違うなら小町はどーなの?」

 

「ブーーーッ!ゴホッゴホッ・・今度は何を言ってるんですか」

 

「だって小町も従兄妹なんだから問題ないじゃない?」

 

「小町をそんな目で見た事はありませんよ」

 

「なに?小町じゃ不満?じゃあ水波とか?」

 

「不満とかじゃありません。小町は・・水波もですけど俺の本当の妹だと思ってますから」

 

「そっか~、小町はわからないけど水波はもっと頑張らないとダメみたいね・・・」

 

八幡が芽夜の呟いている言葉に無視を決め込んでいると、ついていたテレビから緊急ニュースが流れた。

 

「ニュース速報をお知らせします。千葉県にある総武中学校に反魔法国際政治団体ブランシュを名乗る武装集団が突如現れ、只今学校を占拠しているとの情報が入って来ました。繰り返します・・・・」

 

それを聞いた八幡と芽夜は

 

「ブランシュだとっ!?」

 

「ブランシュって八幡達が潰したっていう?」

 

「そうです。まだ残党が居たのか?まさか俺への報復の為に小町を狙って・・」

 

「それは多分違うと思うわよ。八幡への報復が目的ならわざわざ学校なんて狙わないで、小町個人を狙って攫うなりなんなりするはずじゃない?」

 

「確かにそうですね・・・そうか、総武中学には魔法科がありますよね。」

 

「ええ、そこには十師族の関係者やナンバーズの子供達も居たはずよ」

 

普通科のみしかない中学校が大半を占める中、総武中学には魔法科のクラスが二クラスもある。

さらに総武中学は芽夜が言った様に将来を期待された名家の子供達が関東だけではなく全国から集まってくるほどの名門でもある。

しかし結衣や雪乃の様に魔法師としての資質があっても魔法科に在籍していない者もいる。

因みに八幡も小町も普通科に在籍していた。 

 

「それが狙いか・・取り敢えず俺は現場に向かいます」

 

「ええ。八幡、貴方なら大丈夫だと思うけど小町をお願いね。」

 

「はい。まぁ水波も居るんで大丈夫ですよ。じゃぁ行ってきます」

 

こうして八幡は総武中学へと向かった。

 




ブランシュ残党がまだ居たみたいです。

もちろん芽夜はヒロインではありません。
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