八幡は魔法科高校ではぼっちでは居られない 作:sinobun
八幡は総武中学を出た後比企谷家に帰る前に買い物をしていた。
「お兄ちゃんスーパーなんかに寄って何買うのさ?」
「十文字先輩に頼まれてたマッ缶だ。あとあーちゃん先輩の分も買って行かないとな」
「あーちゃん先輩?ああ、お兄ちゃんに怯えてるって言う先輩だね」
「そうだ。あーちゃん先輩に嫌われたままじゃ嫌だからな」
「マッ缶じゃダメだと思うけどね・・・」
「八幡様・・今度はまた別の先輩ですか?次から次へと・・全く」
「おい水波、何がまたかは分からんがあーちゃん先輩とは何もやましい事はないからな?」
「お兄ちゃんがもう何言っても信用ゼロだけどね・・」
「そう言えば小町ちゃん?さっき深雪になんか報告してたよね?」
「うん!洗いざらい伝えておいたからね!帰ったら覚悟しておいた方がいいよ!」
「・・・・・・」
八幡は深雪の分のマッ缶も一ケース買い足す事にした。
帰って来た三人を芽夜が待ちわびて居た様に迎えた。
「お帰りなさい、やっと帰って来たわねー!ニュースで見たけど無事解決した様ね。八幡も映っていたわよ」
芽夜の言葉を聞き八幡は驚愕する。
「な・・何だ・・と・・・」
「そう言えばテレビ局の中継が結構居たよね」
「はい、むしろ皆さん八幡様ばかりにカメラを向けて居ましたよね?」
「勝手に人の顔を晒しやがって、訴えてもいいかな?勝てるよね?」
「諦めなさい、それに別にいいじゃない。まるで英雄扱いだったわよ?『四葉家の御曹司母校を救う』とか『やはり最強は四葉か?テロリスト数十名を無傷で撃退』とかね」
「おいおいマジかよ・・・他の十師族を刺激するんじゃないですか?母さんにも何を言われるか・・・」
「姉さんなら大丈夫でしょ?むしろ面白がってきっと楽しんでるわよ」
「確かにそれは有りそうですね・・・」
「取り敢えず詳しい話も聞きたいし続きは中でしましょう」
リビングに移動した八幡はさっき起きた事を芽夜に全て話した。
「七草の魔法ね・・確かにそれを見せたのはまずかったわね。貴方なら他の魔法で全員倒せたんじゃないの?」
「確かに倒すだけなら簡単でしたけどなるべく怪我はさせたくなかったので・・操られてる可能性もありましたしね・・」
八幡がそう言うと芽夜は八幡の顔を見つめる。
居たたまれなくなった八幡は
「なっ何ですか一体?そんなに見つめて」
「テロリストを無傷で倒した理由だけど・・・それって嘘よね?だって平塚先生が撃たれたのに貴方が我慢できるわけないもの」
「そう言えばお兄ちゃん生徒会室ではめちゃくちゃ怒ってたよね?」
「じゃあ本当の理由は・・八幡様何故ですか?」
八幡が中々答えないので芽夜が代わりに答える。
「小町に水波、それはね?八幡はそこに居た生徒達に凄惨な光景を見せたくなかったからよ?」
「「えっ?」」
「いくら才能があるとはいえ中学生はまだ子供よ?そんな子供達が本当の殺し合いを見てしまったらどうなると思う?全員じゃないにしろトラウマなり精神的なダメージを負いかねない。そうなったらその時点で魔法師を諦めなければならない子供達も出てくるわ。八幡はそれを避けたかったのよ」
芽夜はそう言いながら八幡を見るが、八幡は恐らく言い当てられたのが恥ずかしいのかそっぽを向いていた。
「お兄ちゃん・・そこまで考えてたんだ。小町的に超々ポイント高いよ!」
「流石です!水波的にも超々ポイント高いです!」
「もちろん芽夜的にも超々ポイント高いわよ!」
「もういいだろこの話は。俺は疲れたから少し寝る。夕飯ができたら起こしてくれ」
八幡は恥ずかしさのあまり逃げるようにリビングを出て行った。
「本当にあの子は変な子よね。時には一切の情を捨てた冷徹な悪魔、かと思えば今日みたいに誰よりも優しくなったり・・」
「でもお兄ちゃんがその悪魔になる時も誰かのためだけどね」
「はい!結局誰よりも優しくて強いのが八幡様ですから」
「その通りね。どうやら女の子にも結構モテてるみたいだしね?」
「いやいやお母さん、あれは所かまわずフラグを立てる天然ジゴロ野郎だから」
「そうですよ芽夜様。八幡様はもう少し自分の行動に責任を持った方がいいです!」
「あらあら、それは水波も深雪も大変ね?」
「わっ私は別に・・ただ八幡様が心配なだけで・・・」
「ふ~ん、そんなんじゃ小町に取られるわよ?」
「「はっ?」」
芽夜の発言に二人は一瞬固まる。
「こっこここ小町っ!?そうなんですか?」
「いやいやないから!小町は妹だからね?」
「さっき八幡にも言ったけど貴方達は従兄妹同士よ?」
「・・・・・、いやいやそれでもないからね?」
「今の間はなんですかっ!?」
「あら?小町もまんざらでもないのかしら?」
「もぉお母さん変な事言うのやめてよ!小町はお兄ちゃんの妹です!」
結局この話題は夕食の時間になるまで続いた。
そして八幡を起こして四人で夕食を食べているのだが・・・
「小町」
「なっ何?」
「なんかあったのか?」
「べっ別に何にもないよ!いつも通りだよ(もぉ!お母さんが変な事言うから変な空気になってるじゃん)」
さすがにからかい過ぎたと反省した芽夜は話題を振る。
「そう言えば八幡は九校戦には出るの?てゆーか出て!八幡の活躍する所が見たいわ」
「まだ先の話し何でわかりませんよ。取り敢えず選ばれるかもわかりませんし」
「あなたが入試みたいに手を抜かなければ選ばれるでしょ。むしろ手を抜いても選ばれるんじゃない?」
「例え選ばれたとしても出るかどうかは母さん次第ですね。まぁ深雪は必ず選ばれるでしょうからそちらを楽しみにしてて下さい」
「深雪が出たらきっと注目の的でしょうね。ファンクラブとか出来ちゃったりして」
「ファンクラブ・・」
「あれだけ綺麗だったら他校の男子もほっとかないでしょ?」
「まっ、まぁ深雪はそんなの気にもしないと思いますけどね」
「(おっ、動揺してるわね?)そうかしら?深雪だって年頃の女の子だし興味がないわけじゃないんじゃない?」
「なっ!?そうなのか小町?」
「ん~、そうかもね?小町だって興味はあるしね」
「なんだと?水波もか?」
小町は水波に目で合図を送る。
「えっ?あっ。はっはい!それは勿論ありますよ」
「・・・・・そうなのか」
八幡は何かを考えるように黙り込んだ。
「(ちょっとからかい過ぎたわね。この位にしとくかしら)なーんてね、冗だ・・・」
芽夜がそう言おうとした時八幡は答えが出た様で
「九校戦って確か魔法協会主催だったよな?あそこが無くなれば中止になるよな?」
「「「はい?」」」
「ちょっと今から消してくる」
それを聞いて三人は本気で焦りだす。
「待ちなさい八幡!今のは冗談だから!そんな事したら日本中の魔法師と戦争になるわよ!」
「そうだよお兄ちゃん!いくら何でもそれはダメだから」
「八幡様、落ち着いて下さい!」
すると八幡は
「なんてな。冗談に決まってるだろ?仕返しだ」
「貴方が言うと冗談に聞こえないのよ!」
「そうだよ!実際に出来ちゃうじゃん!」
「勘弁して下さい」
「とにかく九校戦の事はまだわからんな。あと小町と水波の彼氏は俺より強くないと認めないからな」
「八幡のシスコンぶりは達也以上よね・・」
「お兄ちゃんより強い人なんていないから」
「私は彼氏何て作りません・・」
この日三人は比企谷家に泊まり、八幡は翌日早朝にマッ缶を抱えて自宅に帰った。
途中から何書きたいのか分からなくなりました(;'∀')すいません
次回からようやく九校戦編です。