さて、突然だが君は超能力を知っているか?テレパシー、サイコキネシス、透視、パイロキネシス、その他諸々。そのような能力を持てれば夢のような人生を送れる、そう思ったことはないか?
とんでもない、実際には何でも簡単に出来るということは達成感というものを持てないのである。こんなものあっても意味はない。人を傷つけるだけであろうと。物心ついた頃の僕はそう思っていた。彼らにあうまでは。
「楠雄くん、どうしたの?」
いや、何でもないよ。照橋さん。
「……」
???あぁ、なるほど。
「何でもないよ、心美さん。」
「うん、よろしい!やっぱりちゃんと名前呼んでくれると嬉しいな。」
さて、自己紹介が送れたな。僕の名前は斉木楠雄、超能力者である。ん、なに?原作ぶっ壊しレベルで甘々過ぎないかって?そこら辺は後でキャラ紹介の時にでも作者が説明する。確かに僕自身彼女とこういう関係になったのは驚きだがな。先ほど僕は自身が超能力者であると言ったな。それは事実だ。僕はありとあらゆる超能力を使う事が出来る。それも生まれつき。このことを知っているのは家族と限られた友人たち、そして彼女だけである。先ほども僕はテレパシーで彼女と話していた。まあ、基本はちゃんと口で喋るがな。
「あの時はごめんね、私のせいで楠雄くん達まで。」
「きにしなくていいさ、君とまた同じクラスになれたと考えればいい。それにあいつらだって気にしてないさ。」
「そっか、ありがとね。」
さて、またまた遅れたが彼女は照橋心美。神に愛されてるがごとくの容姿と運の良さを持っている。そんな完璧美少女が僕の彼女な訳である。まあ彼女もまた結構ぶっ壊れといわれそうな勢いでデレデレだが気にするな。
「おはよう、楠雄。照橋さん。」
「おっはー!楠雄とてりゅここ朝からマジラブラブじゃね?」
「ああ、おはよう。明久に相ト」
このふたりは僕の幼なじみ、吉井明久と相ト命。明久はバカだが僕が自分の超能力を前向きに付き合って行けるきっかけをくれた親友だ。相トは僕と同じく超能力を持つ人間である。僕と違い予知や、人のオーラを見て行う占いに限られるがその正確さと使いやすさは僕のそれをはるかに上回る。
「そういうなら命ちゃんと明久くんもじゃない?」
「え!?いや、えっとー。あはは」
「あ、あーしらはまあ、アッハッハ!さっさと学校いかね?」
人のことはからかっておいて。よく明久の家に泊まりでいっているくせに。とはいえ、それは僕と心美さんもいっしょだがな。
「なら、行くとするか。」
「ええ。」
「うん。」
「もち。」
僕達はこれから新たな一年を送る。
オカルトと科学が融合したシステムを導入したここ、文月学園で。