最強魔王の背後霊   作:のーぞー

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魔王、動揺する。

翌日、学校へ行くと先生に職員室に呼ばれた。行くと、僕らの班のメンバーと、早雲先生、そして、警察の方々が来られていた。

 

「今回、君たちに集まってもらったのは、他でもない、サクラギについてだ。特に、昨日話を聞けなかった二人に聞きたいのだが、その男は間違いなくサクラギだったのか?」

 

警察官の一人がそうたずねてきた。

 

「たぶんまちがいないと思います。見た目が指名手配の映像にそっくりでしたし、事件の映像と同じように、赤魔法を使っていましたから。本人をサクラギと呼んでいも否定してませんでしたし。」

 

「僕もそう思います。あの殺気は普通の人ではありえないものでした。」

僕の言葉に、斎藤も補足する。

 

「それならいいが、何分死体も残っていないからな。警察でもどう判断するのか困っているんだ。人を消し灰にするほどの魔法を学生が使ったといっても信じてもらえないし。」

 

その言葉に、自分が殺したと思われていると知って僕はひどく動揺した。

「消し灰になったのは、サクラギが自爆魔法を使ったからで、僕はただ、黄魔法で拘束しただけです!殺してなんかいません!」

 

「そんなわけないだろう。サクラギのように魔法大学で落ちこぼれて暴れるような奴にそんな高度な魔法が使えるわけがないだろう。資料では、変化式もままならないとされているし。」

 

その言葉に、僕らは4人とも動揺を隠せなかった。

 

「そんなわけないわ!あの男、変化式を使って私たち4人を閉じ込めたんですもの。」

 

「それに、変化式を展開しながら、魔法の装備もしていました!」

 

その言葉に、警察の方々は驚きを隠しきれなかった。

 

そんな、警察との食い違いの中、慌ただしく、一人の警察官が飛び込んできた。

「警部!サクラギの死体が発見されました!両手足と縛られ、首が切り落とされており、腐っていて、おそらく4日以上前に殺されたと考えられます。」

 

その言葉に、この場にいた全員が驚愕した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方そのころ、国内のある工場跡にて・・・。

 

「なんかいいことでもあったの?ハチ?」

金髪ロングの革ジャンの女は、奇妙に笑う小柄な少年に話しかけた。

 

「ちょっとね、おもしろいことがあったんだ。たまには町に遊びに行くのも楽しいね。」

ハチと呼ばれた少年はわくわくとした顔をしている。

 

「なにがあったのか教えてよ。そんなに楽しそうなの久しぶりじゃない?」

 

「そうだね、ロク。チョット殺し合いしたんだけど、生きるのに必死なところとか、戦いになかで成長してるのがおもしろくてね。若い奴の相手ってたまらないね。」

 

 

そう言う彼の手の中には、サクラギの持っていたナイフが握られていた。

 




ここでとりあえず、一区切りです。
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