最強魔王の背後霊   作:のーぞー

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宿主、打開する。

そのころ、弘太もまた、関に苦戦していた。

「なんて早さなんだ…。」

 

「もう無駄ですよ!ふうくんは倒せないんですから!」

関は、弘太の周りを飛び回る。

 

「私がふうくんを守るんです!これからもずっと!」

関のスピードは加速している。

 

「弘太!ちょっと来て!」

春は何かに気付いたようで、弘太を呼んだ。

その声を聴き、弘太は関の攻撃をバックステップで避けて、一旦引いた。

 

「作戦会議ですか?そんなことしても無駄ですよ。」

そういいつつも、関は風馬の近くから離れなかった。

 

 

 

「風馬って子、全く動かないじゃない?あの子を動かせれば魔法を封じてるのも解けるんじゃない?」

 

弘太は、関との戦闘に夢中でそのことに気が付かなかった。

 

「分かった。風馬の魔法が切れた瞬間、魔法の援護を頼んだぞ!」

 

「えぇ、任せて!」

 

春との作戦会議を終えた僕は、もう一度関たちのほうへと向かった。

 

「作戦会議は終わりましたか?まぁ、わたしのふうくんは傷つけさせませんが。」

 

そう言うと、近づく弘太に向かってきた。

 

しかし、その攻撃を無視して、風馬へと近づいていく。

 

「ダメです!ふうくんには近づかないでください!」

関の攻撃がドンドン激しくなる。

雨のように降り注ぐ、関の攻撃だが、弘太に大きなダメージはない。

 

「確かにあんたは早い!でも、こんな軽い攻撃なら耐えられる!」

 

「行け!弘太!」

 

関の攻撃を受けながら進撃し、とうとう風馬の前に来た。

 

「この魔法解除してもらうぞ!」

風馬に突きを食らわせようとした。

 

「参りました!私たちの負けです!」

関がギブアップした。

 

弘太と春は、一瞬何がおこったか理解できなかった。

関は、風馬を揺すり、魔法陣は解除され、風馬は関の中で眠っていた。

 

「風馬を守り切れんかったのか。」

弘太と春が呆気にとられていると、後ろから猿神が声をかけてきた。

 

「勝手ですみません。ふうくんは、この魔法の代償として、体の中の魔力が無くなるんです。それこそ、少しでもダメージを受けると死んでしまいかねないほどのレベルで。」

 

弘太はそれを聞いて自分が風馬を殺していたかもしれないと考えると怖くなった。

 

「風馬が危険にさらされた時点でおいらたちの負けだしね。」

 

「つまり、風馬チームはリタイアでいいんだな?」

先輩が最終確認を行った。

 

「あぁ、おいらたちの負けだ。」

 

 

 

「勝者!チーム織田!Aパート優勝、本戦出場決定!」

響先輩のその言葉に、会場が大興奮に包まれていた。

 

 

 

「あれ?康太は?」

ふと思い出し、後ろを見ると、康太はボロボロになって気絶していた。

 

「あいつは、漢らしく最後まで立ち向かってきたぞ。死に物狂いで向かってきて、最後にはいいのももらってしまったしな。」

 

そういいながら猿神は鳩尾のあたりをさすっていた。

 

康太は保健室に運ばれ、意識が戻り次第、表彰式、閉会式をするそうだ。

 

 

 

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