最強魔王の背後霊   作:のーぞー

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勇者の島の来訪者

 

 

それから数日間、弘太と子供たちは鬼ごっこをして魔力操作のトレーニングをしていた。

 

「弘太!こっちだ!」

健がこちらを挑発しながら逃げていく。

 

「こっち・・・。」

怜も弘太に慣れていき、少しづつしゃべるようになった。

 

< 黄魔法 雷無双 >

 

弘太は雷のごとく直進していく。

 

ドーーンッ!!!!!!!!!

 

 

 

が、そのまま曲がれずに木にぶつかった。

 

 

「弘太さん、なにやってるんですか?」

陸が、心配そうな顔をして、こちらを見ている。

 

 

「スピードに体がついていかないんだよ!早すぎるんだよな。」

 

弘太のぶつけた頭にはたんこぶができており、健はそれに気づいて大笑いした。

 

 

 

「なんだか楽しそうだね、僕も混ぜてよ。」

 

 

そんな話をしていると、小柄な少年が弘太たちの前に現れた。少年は8と書いてある仮面をしており、怪しい雰囲気を醸し出していた。

 

 

 

「織田君、久しぶりだね!また会えてうれしいよ!」

仮面の少年はそういうとすぐそばにいた陸の肩に手を触れた。

 

 

その瞬間、陸は石になったように真っ白になり、動かなくなった。

 

弘太は、自分の名前を知っているその少年が誰なのかわからなった。

 

 

そして、陸に何かをして、動けなくした、その少年の行動の意味が全く分からなかった。

 

「おまえ、なにものだ!なんで僕のことを知っている!」

 

 

「この姿で会うのは初めてだもんね!僕の名前はハチっていうんだ。」

少年は嬉しそうな声色で答えた。

 

名前を聞いても、弘太には心当たりはない。

 

「ねぇ、また僕と戦おうよ!あの時みたいに楽しませてよ。」

 

そういいながら少しずつ弘太へと近づいてくる。

 

その途中で唖然としていた、愛の横を通る。

 

 

 

 

反応が遅れた。

 

横を通られた愛も、それを見ていた弘太や健もハチと名乗る男のそのあまりにも自然な動きに違和感を感じることがなかった。

 

そして、まるで当たり前かのように、愛に触れた。

 

 

< 黄魔法 雷装 >

 

発動した時には愛も石になってしまっていた。

 

 

弘太の頭の中に、サクラギとの戦いでやられた康太の姿が浮かんでくる。

 

「くそが!!!!!!!!!!!!!」

 

そのまま、ハチと名乗る男に弘太は殴り掛かる。

 

「怒ってるの?でもそんな攻撃、当たらないよ!」

 

ハチは弘太の猛攻を笑顔で反撃もせずに躱していく。

 

「この前みたいな、もっとすごいのみせてよ!」

ハチはワクワクした顔で弘太の攻撃を躱しながら言ってきた。

 

「なんなんだよ!おまえは!いったい誰なんだ!」

弘太の攻撃が大振りになり、スキができた。

 

 

ハチが、その脇腹めがけて手を伸ばした。

 

 

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