最強魔王の背後霊   作:のーぞー

41 / 49
風馬と犬神

 

 

「やっぱり弘太君は強いね。」

 

風馬は、関と猿神に向かって言った。

 

「今回は間に合ったと思ったのに結局やられてしまったな。」

猿神は悔しそうな顔で風馬のほうを見た。

 

「私もふうくんを守ることができませんでした。」

関も悔しそうな表情をしていた。

 

 

そんな3人に弘太が近づいてきた。

 

「風馬!今日はありがとう!まさか、風馬の魔法にあんな使い方があったなんて驚いたよ。」

弘太は、自分たちが強くなっていること以上に、風馬が自分の欠点をなくしていたことに素直に感心していた。

 

「そうよ!そのせいでまた私の意味が無くなったじゃない。」

春は拗ねながらも風馬の魔法に感心していた。

 

「僕は、弘太さんに勝ちたかったんです!そのために色々やって、やっとのことでこの魔法を手に入れたんです!それなのに!」

風馬は泣きそうな顔をしながら弘太に言った。

 

「だから・・・。」

 

「だから絶対!本戦勝ち進んでくださいよ!」

 

「僕たちを2回も倒したんですから!」

 

風馬はそういうと、関と猿神と共に去っていった。

 

 

 

「3人とも、本当に強かったわね。正直、負けるかと思いました。」

 

 

「そうだな。そんな3人からあんなこと言われたら僕らも負けられないな。」

弘太は真剣な顔で春を見つめながらそう言った。

 

「ええ、そうね。本戦優勝しないといけないわね。」

春もまた、風馬の言葉を頭に浮かべながら気を引き締めた。

 

 

 

なお、そのころ康太は猿神にやられて気絶していた。

 

 

 

 

 

 

 

そしていよいよ、本戦の二日前、犬神と伊達、そして秋が学校に来た。

 

「弘太久しぶり!顔つき変わったね。また強くなったの?」

犬神が弘太のほうに嬉しそうに話しかけてきた。

 

「俺のチームの強くなったから、もし本戦で当たっても負けないけどね!」

弘太のほうを見ながら犬神はそういうと笑い出した。

 

「僕らだって負けないさ!この2か月で驚くほど強くなったんだ!」

弘太も負けじと犬神のほうを見ながら堂々と言い放つ。

 

その言葉に、春は頬を赤らめ、康太は両手を組んでドヤ顔をしていた。

 

そんな3人に伊達が近づいてきた。

 

「まぁ、おまえらが本戦で勝ち上がれるかはわからないけどな。」

 

「いいや、弘太たちなら勝ち上がってくるよ。そして俺に負けるのさ。」

 

伊達の言葉に対して、弘太たちより先に犬神が反論する。

 

「まぁ、俺らが優勝するから楽しみにしていろよ!」

伊達は反論されたことに、気付いてないのかドヤ顔で言い放った。

 

「犬神にも、冬姉にも負けないさ!それだけの特訓を僕らはしてきたんだから!」

 

そしていよいよ、本戦が始まる。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。