最強魔王の背後霊   作:のーぞー

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無音と無魔法

弘太たちが第一試合を終えて、控室に向かっていると、響先輩がいた。

 

「やっぱり、おまえら最高だな!俺も勝ってくるから2回戦はよろしくな!」

響先輩は、こちらに笑顔で語り掛けた。

 

「はい!僕も響先輩と戦いたいです!」

康太が食い気味に響先輩に返事をした。

 

 

控え室へ行くと、モニターが用意されていて、試合を見ることができた。

 

 

 

そのころ、スタジアムでは・・・・・・・

 

 

「一回戦第二試合を行う!チームボイスVSチーム伝説打破!」

 

響たち三人に対するのは、サングラスの男、白率いるチーム伝説打破だ。

 

「それでは・・・」

 

会場はシーンとしていた。

 

選手も、観客も審判がコールする瞬間に全神経を向けている。

 

そして、審判の口が開いた。

 

「初め!!」

 

 

< 緑魔法 音極 >

響が魔法を繰り出すと、スタジアム内の音はすべて消えた。

 

< 赤魔法 炎装 >

< 青魔法 氷装 >

 

響の仲間の幸田と高良が魔法を使う。

 

< 緑魔法 風装 >

 

そして響も体に風を纏い三人で白たちに襲い掛かる。

 

それに対し、白たちは魔法を使うことができなかった。

 

 

決着は一瞬でついてしまった。

 

 

魔法を使っていないはずの白が一瞬のうちに幸田と高良の意識を刈り取った。

 

響はギリギリのところで避けたが、白が一体何をしたのか理解することができなかった。

 

< 緑魔法 音極 解除 >

響は意味がないことを悟ったかのように魔法を解除した。

 

「これが俺のマックスボイスだ!」

 

< 緑魔法 爆音波 >

 

目には見えない攻撃が白たち三人に襲い掛かる。

 

それに対し、白の仲間の牛神は地面を強くたたいた。

 

その衝撃で響の渾身の魔法は消し去った。

 

「くそ・・・。参った。」

ここで響は降参した。

 

白たち伝説打破は、魔法を使うことなく二回戦進出を決めた。

 

そして、弘太たちの二回戦の相手も伝説打破に決まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弘太たちはその様子をモニターで見ていた。

 

 

 

「凄かったわね。魔法を使ってないのに・・・。」

春は、風馬たちとの試合で魔法が使えなくなったことを思い出し、相手が魔法を使っている中で、魔法を使わず戦った伝説打破の三人に驚いていた。

 

「あぁ、そうだな。でも、僕らの戦い方は響先輩たちとは全然違うからな。全然勝てると思うぞ。」

弘太は春に対して、説得するように言った。

 

三人はお互いに顔を見つめ合い、決意に満ちた顔をした。

 

 

二試合目も終わり、気分転換に外の空気を吸いに外に行くと、白たち伝説打破がいた。

 

「お前は、初戦試合に出てた・・。」

白の方から話しかけてきた。

 

「はい、織田弘太と言います。初戦突破おめでとうございます。二回戦、よろしくお願いします。」

 

「あぁ、ありがとう。レジェンズの織田冬華先輩って、おまえの姉なんだろう?」

弘太に対して白は質問した。

 

「はい、そうですよ。」

 

「なら伝えてくれ。あんたらを今年こそは倒す、てっぺんで待っていろとな。」

白は弘太のことなどまるで眼中にないようにそう言った。

 

「それなら、伝える必要ないですね。二回戦、勝つのは僕らですから。」

弘太は挑発的な笑みを浮かべて白に言い放った。

 

「そうか、楽しみにしている。」

それだけ言うと、三人は去っていった。

 

 




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