最強魔王の背後霊   作:のーぞー

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背後霊、あえて突き落とす。

「これが僕の新しい魔法だ!」

 

「炎魔法  操炎竜  」

昨日のイメージ通り、魔法を使ったはずが、何も起こらなかった。

 

 

 

 

 

「あれ?なんでできないんだ? 炎魔法!操炎竜!!!」

 

「なんだ?織田、赤魔法を使えないのか?」

 

(なんで・・・昨日はあんなに簡単にできたのに、できないんだ・・・やっぱり僕は駄目なのか・・・。)

頭の中では、昨日と同じようにできているのに、いくらやっても発動しない。

 

「すみません、もう一度やります。」

僕は妥協して、ただ一つだけ使える赤魔法を使った。

< 赤魔法 点火 >

 

「初歩の初歩だな、しかし、織田の想像力があればこれからどんどん応用できるはずだから、がんばるんだぞ。」

先生からの慰めに言葉に、僕は惨めな気持ちになった。

 

「はい、ありがとうございます・・・」

 

(なんで、なんでなんだ・・・)

自問自答をしていると、頭の中に、魔王の声が響き渡った。

 

<そんなもの、我の補助がなければまだ発動できるわけもないだろう。これから補助なしでできるようになるために鍛錬するのになぜ、できると思った。力とはそんな簡単に手に入るものではないぞ・・・。>

 

(それなら、せめて言ってください、大恥かいちゃったじゃないですか・・・)

 

<恥などいくらでもかいていいではないか、最後に強ければそれで・・・)

 

「なぁ!さっきの呪文なんだったんだ?」

魔王と会話をしていると、急に瞬から話しかけられた。

「うわぁ!瞬!!びっくりした!さっきのは何でもないんだ・・・。」

 

「あれが、さっき言ってたやつ?普通の魔法とは根本的に違う魔力の流れしていたから楽しみにしていたのに何も起きないんだもん、がっかりしたなー。」

 

「そんなこと言わないでよ・・・。僕でもいつかすごい魔法を使えるように頑張ってるんだからさ・・・。」

 

「うん、弘太のそういうところ、好きだよ。僕にはない発想をいっぱい持てるもんね!さすが、入試総合点、学年一位!」

 

「嫌味にしか聞こえないよ。入試の筆記に来てないのに圧倒的魔法能力で学年2位になった人からそんなこと言われても・・・。」

 

「筆記なんて、おもしろくないじゃんか・・・残りの授業も座学ばかりだからさぼろうかな?」

 

「だめだよ、一般教養も学ばないと、魔法だけじゃ対処できないこともいっぱいあるんだから・・・。」

 

キーンコーンカーンコーン

 

「今日の授業はここまでとする。明日も魔法実習があるから、しっかりと魔力を温存しておくように!」

 

「ほら瞬、教室に戻るぞ。」

 

「わかったよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰り、自分の部屋へ入ると、さっそくルシ様から話しかけられた。

<さて、今日、我の補助なしで魔法を使おうとしてみて感じたことはなにかあったか?>

僕は、今日の失敗の感覚を思い出した。

(自分の魔力を大気中の魔力に反応させるのは、一度体験していても再現出ませんでした。大気中の魔力を感じることもできないですから・・・。自分の中から魔力を出すのはできていたと思います。)

あの時は舞い上がっていたのもあり、、考え切れていなかったが、自分の魔力以外の要素を考えていなかったことに気が付いた。

 

その言葉に、納得したように魔王はうなずいた。

<まぁいい、今日も鍛錬だ、行くぞ。>

 

< 暗黒魔法 孤独牢 >

するとまた、僕の部屋は真っ暗になった。

 

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