最強魔王の背後霊   作:のーぞー

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背後霊、酔う。

「今から、山への転移を行う、先生が魔法を使ったら、押さないで、穴の中に入ってくれ。」

 

< 白魔法 転移穴 >

先生が魔法を使うと、先生の目の前に、5人くらいが通れそうなほどの大きな穴ができた。どうやらこれがワープホールのようだ。

 

 

 

 

 

 

 

僕らがつまらない話をしていると、自分たちの番が来た。

 

「次は、私たちの番ね、行きましょう。」

 

「そうねー。行きましょー。」

 

「うん・・・。行こう、織田君。」

 

「あぁ、行こうか。」

(前田みたいなこと言うやつがいるから、どんどん魔法に対して憂鬱になるんだよな・・・。帰りたい・・・。)

 

<な、なんだ、この雑な転移門は!なんだかぐるぐるするぞ・・・。>

弘太は、モヤモヤしながらワープホールの中にはいった。

 

 

 

 

 

 

僕たちが演習に連れて来られたのは、学校からそこそこ離れた、国内有数の樹海を持つ山であった。この山では、熊の出没情報があったり、野生動物も多く生息している。

 

 

「今からここで、演習を行ってもらう。朝話した通り、各班に分かれて、5分ごとに出発、基本的には同じルートを通ってもらう。ルート内には、三人の教師が待機しているから、何かあったら頼ってくれ。あと、今から魔法封じの腕輪を配布するから、全員つけてくれ。特殊性で、教師が魔力を流すことでしか外せない。さて、演習について、なにか質問はあるか?」

 

「ないようだな、それでは、1班ずつ呼ばれたらスタートだ。じゃあ最初は伊達の班からな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの班が出発し、僕らだけが残った。

 

「それじゃあ最後に、織田の班行ってこい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのころ、山の奥地では・・・

 

「なんだか、山が騒がしいな、とうとう嗅ぎ付けられたか。まぁいい。来たものは倒すだけだ。」

 

 

 

 

 

 

行こうとすると、明らかに魔王の顔色が悪いことに気が付いた。

 

 

 

<すまない、さっきの転移で酔ったみたいだ、少し休んでおく。>

 

(ルシ様が弱い姿を見せるなんて珍しいですね。分かりました。)

 

 

「なんだか、怖い雰囲気だね、織田君。」

 

「そうだな、斎藤。まぁ、訓練だからそんなビビらないでいいと思うぞ。」

 

「う、うん。そうだね・・・。」

 

「なにビビってんの?ダサいんだけど。」

 

「まぁまぁ、そんなこと言わないの!楽しくいきましょうよー。」

 

 

「きゃーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

そんな話をしていると、突然前田が叫び始めた。

「どうした、前田!?」

 

「へ、へびぃぃぃっ!!!!!」

 

そう叫ぶ前田の首元には蛇が巻き付いていた。そのまま、前田は、大きくルートをはずれながら走って行ってしまった。

 

「ちょ、前田!前田さん!?」

 

「どうする?織田君?」

 

「とりあえず追いかけよう、この森、熊とかも出るらしいからひとりにするのは危険すぎる。」

 

 

 

 

無我夢中で走っていた前田は、気が付くと見知らぬ男と対面していた。

 

「騒がしいと思ったら学生か、いったいこんなところでなにをしている?」

 

「演習よ!あなたこそなんなのよ!こんな山奥で。」

 

「俺は隠れているのさ、見つかってしまっては仕方ない、おまえには死んでもらおう。」

 

< 赤魔法 火炎陣 >

男の目の前には、炎の陣が形成されている。

 

「きゃあ!なんなのよ!」

 

「貴様に恨みがあるわけでは、俺もこのまま貴様を逃がして捕まるわけにはいかないのでな。」

 

「っん・・・。」

(この腕輪のせいで魔法も使えないし、どうすればいいの・・・。)

 

 

 

そこに、織田たち3人が前田を追いかけて現れた。

「どういう状況なのよー。」

 

「!七條さん!みんな!」

 

「ガキがいくら増えようと関係ない。全員殺すだけだ!」

 

「どうしよう、織田君、なんかやばい人がいるよ・・・。僕たち魔法も使えないし・・・。」

 

「まぁ、戦うしかないみたいだな。」

(まさか、あいつは・・・。)

 

「やる気みたいだなガキども、全員ぶっ殺してやるよ!」

 

< 赤魔法変化式 炎封鎖空間 >

 

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