萌えもん~multi travel~   作:マクドール

80 / 89
※番外編です。本編とは関係無いです
※前後の二話分の予定(今度はしっかりと二話に収めます)→一応収まりました。
※今回は番外編の量が多いので本編→番外編→本編→番外編…の流れで投稿予定(あくまで予定です)
※昨日の投稿をサボったのでお詫びのブースト投稿です。(投稿)止まるんじゃねぇぞ…


番外編:『バレンタイン&ホワイト 後編』

 

~case3~

 

 

 

他人が聞いたら怒りそうな考えだ。

 

 

 

 

………貰ったことは嬉しいのだがちょっと違う…そんな感じだ。

 

 

「…高そうな物ってのは分かるけどなぁ」

 

 

…目の前にある高級そうな二つの箱を見る。これは朝一番にアノプスとリリーラが渡してきたものだった。…まぁアノプスはチョコをくれるかなと思っていた。まさかこんな高そうな物だとは思わなかったが。

 

 

一方でリリーラがくれたのは意外だった。彼女はこういう行事に無頓着だと思っていたからだ。………それでも手を震わせながら俺にチョコを渡してくれたのは微笑ましい光景だったな…。

 

 

…でもこういうのって手作りじゃないのか?俺が贅沢を言っているのだろうか?

 

 

「…貰ってない奴が聞いたら怒りそうだな」

 

 

そう呟いて視線を横へとずらす。その先にあるものは…

 

 

 

 

差出人不明の手作りっぽいチョコ、そして煎餅の袋だ。

 

 

 

 

えぇ…?…貰ったのは嬉しいのだがちょっと違う。先程と同じことを頭の中で繰り返した。

 

 

手作りっぽいチョコの方はまだ分かる。…恥ずかしかったとかそんな感じだ。まぁ普通に渡してくれとは思う。…お返しはどうすれば良いのだろうか?

 

 

 

だがもう一つの贈り物…煎餅。煎餅って何か深い意味があるのか?………今までで貰った経験が無いから分からない。

 

 

 

 

………結果として今年は四つ。俺からしてみれば想像以上の成果だ。…でも何か違う。名前が分かって手作りチョコが理想なんだが…。

 

 

ま、俺みたいな人間が貰えるだけ有り難いか。そう頭の中で結論付け、俺は…

 

 

 

 

煎餅の袋を開けた。

 

 

 

~case3 end~

コメント:チョコ以外を貰うと逆に嬉しい時……あるのかな?自分は経験が無いから分からないです(半ギレ)

 

 

 

~case4~

 

 

 

…見てて危なっかしい。

 

 

チョコを湯煎して溶かす時も、溶かしたチョコを固めようと型に入れる時もだ。溶かして型に入れたチョコが無事冷蔵庫に入り、後は待つだけだ。

 

 

「ホロねーちゃん!…どれくらいで出来るかな?もう出来た?」

 

 

「まだよ、ツヴァイ。というかさっき冷し始めた所でしょ…」

 

 

「…むー。冷凍パンチ使えば早く出来るかな?」

 

 

「止めなさい。…怖いから」

 

 

………ツヴァイは待ちきれない様子だ。…でもツヴァイがチョコを作りたいというのは私にも悪くない提案だった。

 

 

ドラ君に…セーレさんに…ケイブさん…彼等に今までの感謝の気持ちを伝える良い機会だ。なので私もツヴァイのチョコ作りに便乗させて貰った。

 

 

因みに自分達用のは作ってない。なぜなら…

 

 

 

「…急げっ!姉さんを待たせるな!」

 

 

「姉さんの姉さんの為にー!」

 

 

「…よーし!もっとでかくしろ!でも味は落とすんじゃねぇぞ!お前ら!」

 

 

「「「はい!!!」」」

 

 

…フィーアと彼女を慕うギャラドス達がとてつもない大きさのチョコレートケーキを作っているから。巨大なケーキが何十人で効率良く分担され、作られている。

 

 

………意外とフィーアはこういうことが得意だった。その技術と皆を纏めるカリスマで今回はやり過ぎなレベルの代物が出来てる…。あれは作ってくれた皆で食べましょうか。

 

 

 

 

…そういえばドライは?今までツヴァイに付きっきりだったから忘れてた。彼女は…あまりこういうことには興味なさそうね。

 

 

そう思っていると部屋にドライが入ってきた。…外出していたのか。入るや否やとてつもない大きさのチョコレートケーキを見て呆れている。そしてフィーアに何か言いながら何かを渡した後、私達の所に来た。

 

 

「ほらツヴァイ…チョコレートだ。…お嬢、よろしければどうぞ」

 

 

「…わーい!」

 

 

「良いの?…ありがとう」

 

 

何とドライが私とツヴァイに渡してきたのは手作りのチョコレートだ。…ツヴァイが喜んでいるのを見てドライも嬉しそうだ。

 

 

「…よーし!皆揃ったな!お前らここでストップ!………姉さん、頂きましょう!」

 

 

「え、えぇ…」

 

 

これ…皆でも食べきれるかしら?…そんなレベルの量になっていた。というかフィーアはドライが戻ってくるのを待っていたのか。

 

 

…ということはフィーアはドライの外出を知っていた…?馬が合わないと思っていた二人だがそれなりの交流はあるみたいだ。

 

 

「さぁ姉さん!号令を!」

 

 

「ご、号令?…えっと………頂きます?」

 

 

 

 

「「「狩りの時間だぁ!!!」」」

 

 

………物凄い勢いでギャラドス達がケーキに食いついている。…部屋の中が戦場と化した瞬間だ。

 

 

…それでもこの量だ。ギャラドス達だけではキツいだろう…私達も協力しないとね。私は巨大なチョコレートケーキの一角を自分のお皿によそる。でも最低でも二口分はお腹に余裕を残さないといけない。

 

 

 

 

…ツヴァイとドライが作ったチョコの分も食べたいから。

 

 

 

~case4 end~

コメント:優しい世界。…ホロパーティは目的の割りにはほのぼのしてると思う。

 

 

 

~caseX~

 

 

 

「…で、大丈夫だったのかよ?」

「………あぁ」

「…嘘だ。お前…チキったな」

「………」

「分かるんだよ。…食い物に関してはな」

「………そういうものなのか?」

「まぁな。…この後に姉さんがトレーナーさん達にチョコを渡しに行く。…その時にもう一度しっかりと渡せ」

「………でももう置いてきてしまった」

「なら買ってこい。折角だから何かしょっぱい物が良いな…煎餅とかどうだ?どうせ周りはチョコばっかりだ。それ以外は印象に残る」

「………煎餅は駄目だ」

「…何でだ?」

 

 

 

 

「先客がいた」

 

 

 

~caseX end~




番外編『バレンタイン&ホワイト』は以上になります。
………え?ホワイトデーが入ってないやん!…だって?

…み、皆様のご想像にお任せします(丸投げ)

次の番外編はお嫁さん企画になります。…多分3か4話分くらいの大きなものになるかも?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。