※5分割で行きます。あーもう目茶苦茶だよー。
※コガネシティ時の話なのに何故からーらとフィーアがいます。…そこは番外編パワーですよ!番外編パワー!
※今回は番外編の量が多いので本編→番外編→本編→番外編…の流れで投稿予定(あくまで予定です)
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周りは何も言ってこない。
「…らーら。どうすれば良いのかな?」
「分からない」
…らーらから返ってきた答えは芳しくないものだ。なので自分でこの状況をどうすれば良いのか考える。
今はテレビの撮影でらーらとイチャイチャした風景…?とやらを撮りたいらしいのだ。でも僕も何をしたら良いか分からないし、それを見た周りのスタッフが何かを言ってくる訳でもない。
「分からないじゃ不味いよ、らーら。どうにかしないと…」
流石に僕達が何もしないのは駄目だろう。そう思い、僕は背中にしがみついているらーらにそう伝える。
「…でも分からないのは分からない。ごめん…」
…少し振り向くと背中にしがみついているらーらの申し訳無さそうな顔が目に入る。いや…別に謝らなくても………。僕は謝らせてしまったのを少し後悔してらーらを優しく撫でる。…すると申し訳無さそうな顔が少し和らいだ気がする。
「あっ…」
「いや、大丈夫だよ。…ちょっと周りに聞いてみるからね」
「すみませんー!どうすれば良いですかねー?」
『そのままで良いです!!』
「えっ…でも…」
『そのままで良いです!!』
「えー…」
「…ならそのままだ。主人」
「いや…でもいつも通りだよ、これ?」
『だがそれがいい!!』
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ドラ君のこういう事に関する手腕は流石だった。
まぁ見習いたいかというのはまた別の話だが…。でも手早く撮影を一つ終えたのは羨ましかった。多分…いや、絶対私とこの子は苦戦する…
「あ、姉さんっ!お嫁さんとかってどうすれば!?」
「…知らないでこれに乗り気だったの?」
…今回の相手はフィーアだ。何とフィーアは意外にも最初からこの企画にやる気だった。後の私のパーティだとツヴァイは興味本意、ドライは仕方無く………と言った所か。フィーアがやる気なのは珍しいわね…
「…はい。すみません、姉さん…」
「…なら何で乗り気だったの?普段からこういうのに関心無かったのに」
そう、普段のフィーアならこういう物事は鼻で笑うタイプなのだ。『馬鹿じゃねーの?』と言うフィーアの姿が容易に浮かぶ。
「………えーっとですね…」
「ア、アタシの部下にこういうのに興味がある奴がいるんで…」
「アタシが見本にならないとなって…アイツらも多分この番組見てくれっから」
顔を真っ赤にしながらフィーアがそう言ってくる。何だ、そういうことか…。珍しいなと思ったがそれは勘違いだ。…フィーアはいつでも仲間思いなのだ。今回もそれ故の行動だった。
「立派になったわね、フィーア。昔とは大違い…嬉しいわ」
「…姉さん程じゃないです」
…私がそう褒めるとフィーアは照れながらも満更では無さそうだ。そんなフィーアの想いに私も応えなければならない…。ドラ君みたいに上手くは出来ないけど…
「いいえ、…じゃ頑張りましょう。フィーアの部下達に満足して貰わないとね…。さて…」
「…どうすれば良いですかね?」
『…そうですね、もっと親しい感じで…』
『馬鹿!!ヨウちゃん、凝を怠るなと…これで良いです!!これはまな板ガールの方がお母さん味がありますが問題無しっ!!』
「………フィーア、解説席にフィニッシュバーンよ」
「姉さん!?フィニッシュバーンは不味いっすよ!火の粉くらいに…」
「やれ」
「いや、流石に…」
「やれ」
「アッハイ」
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解説席が黒焦げだ。
何があったのかと聞くとジツキちゃんは気にするなとのこと…。でも頭がアフロ状態なんだけど…。一方でヨウちゃんの方は何も言わずに服に付いた埃を払っているだけだ。…意外とこの子も肝が太いのかもしれない。
まぁ…『気にせずやって下さい!』とのことなのでやりましょうか。ある意味、問題児は最初に処理したいしね…
「ん?どうしたの?マスター?」
「…何でも無いわ。頑張りましょ」
…それがライだ。私のパーティだとヤドも少し不安だが、それ以上にライが問題を起こさないか不安だ…。…泥棒とかしないでね、頼むから。
「…じゃあ一旦出て、そしてただいまー…って感じで入ってきてよ。こういうのはシチュエーションが大事だからね」
「?…分かったわ」
私はライの指示に従い、一旦スタジオから出る。…でここからライのいる所に行けば良いのね。にしてもライからこういう指示が出るとは…意外だ。まぁ私としては指示してくれた方が楽だから助かるわ。
「ただいまー、今帰ったわよー」
「…あ!おかえりなさい、あなた。今日もお疲れ様」
………誰だこれ。スタジオに入ると私に向かって微笑みながら労ってくれる理想のお嫁さんがいた。…違う、ライだ。
「………」
「…?どうしたの?あなた?」
いつものライとの違いに言葉が出ない。…え?本当にライなの?これ?………もしかしてこれがドッキリ企画とかでテレビが用意したメタモンだったりとか…。
「………」
「………マ、マスター?駄目だったかな?ウチなりに練習したつもりなんだけど…」
………あ、良かった。ライだ。私が黙っていたからかちょっと涙目の不安そうな表情でこちらを見てくる。…練習、したのか。
「…いや、大丈夫よ!」
「よ、良かった…。フフ…全くあなたったら…面白いわね」
ライは一瞬素に戻ったものの演技を続ける。………そう言いながらライは笑ってはいるが相手を馬鹿にしている雰囲気を全く感じさせず、その一面を受け入れている感じがする。
…あ、これヤバイわ。完全に理想のお嫁さんじゃない。こんな子が嫁に欲しいわ………私女だけど。
「さ…早く上がってゆっくりしましょう?」
『「ママーッ!!」』
「…わっ!どうしたのマスター!?」
『ジツキさん、うるさいです』
『「いや、魂の叫びが…」』
「これは旨いお味噌汁作るわ、間違いない」
『…時折見せる素の状態がたまりませんっ!!』
「え…ええっ、そ…そんなこと…。お味噌汁とか作ったことないし…でもやれって言うなら頑張る…」
『あー………これは叫ぶのも致し方無いですね。完璧です』
…終始こんな感じの予定。
…この中だとしっかりお嫁さんやってるのライしか居ないけどね。