修羅の艦隊これくしょん ~鬼神が護り、共に生き続ける者達~ 作:黒い阿修羅
正直アニメや漫画での鬼灯の冷徹では鬼灯様は戦闘はしてないから描写にちょっと困りました…(汗)まあ何はともあれ、鬼灯戦です、皆様、お楽しみください♪
第拾捌話
OP、KANA-BOON「シルエット」
オッス皆、鬼灯の依頼で久々に地獄にきて獄卒としての仕事を地獄で一月にわたってこなしてきた、そして最終日の獄卒としての仕事を終えたあと、遂に俺は地獄での初日に鬼灯と約束した通りに鬼灯との一騎討ちを始めることとあいなった…さて、鬼灯はどれ程強くなってるか見物だな…。
会場の中では既に地獄の獄卒達全員、更に俺の嫁達もがアリーナに集まり、鬼灯と俺との勝負を見守る、中には鬼灯が勝つか俺が勝つかで賭けもやってるようだ…全く…勝手に俺と鬼灯で賭けるな…嫁達もちょっと青筋浮かべてるし…(汗)こりゃ急いだ方がいいかも…(汗)
鬼一「はあ、やれやれだ…さて鬼灯、お前がどれ程強くなってるか…見せて貰おうか…」
鬼灯「はい、お見せしたい所ですが…少々お待ちを…」
そう言って鬼灯が賭けを開催していた獄卒に向かってそのバカデカい金棒をぶん投げて一閃、金棒は見事に賭けをしていた獄卒の後頭部にクリーンヒットし、ゴッ…と言う鈍い音を奏で賭けをしていた獄卒はお仕置きされた、これには思わず嫁達もニッコリとしていた、う~ん…やっぱり嫁達の笑顔が一番だな♪っと…嫁達の笑顔に浸ってる場合じゃないな…鬼灯にお仕置きされた獄卒は…?おぉおぉ…ありゃ普通の人間なら即死だな、中々腕を上げたと見える…こりゃ俺もうかうかしてられんな…。
鬼灯「大変失礼致しました鬼一様…まだあの研修で何も学んでなかった獄卒がいるみたいで…」
鬼一「構わねえさ…まだ信用できないなら出来るように…鬼灯、お前を倒すまでだ…」
鬼灯「そうですね…ですが…私もあれから修業をこなしてきたので…鬼一様、そう簡単に私を倒せるとは思わないでください…少なくとも、貴方を退屈にはさせませんよ…」
鬼一「そりゃあ楽しみだ♪さあ…始めようか…鬼灯」
鬼灯「はい…」
審判「両者、まずは握手っ!!そしたらもとの位置に戻ってください、私の合図で試合開始ですっ!!」
互いに握手を交わし、元の位置に戻る、そして互いに向き合い、それぞれ構える…
審判「準備はいいな?……それでは…始めぇぇいっ!!!!」
激しい銅鑼の音が響き、試合開始を宣告する…それと同時にアリーナ全体が一斉に沸き立ち、大歓声を上げる…。
戦闘用BGM「怨間の契り」 龍が如く0より
鬼一「先ずは小手調べだな…」
お互いに地を蹴って距離を詰め、そしてぶつかり合う…俺は拳で鬼灯は金棒を振りかぶり、互いの攻撃を相殺する…成る程、腕を上げたな…。
鬼一「成る程…腕を上げたな鬼灯、修業してたって言うのは嘘じゃなかったようだな♪」
鬼灯「当然です鬼一様相手に手加減なんて考えてたらそれこそ私が殺されますので…」
鬼一「まあそうだな、戦場では油断したやつから死んでいく…それが戦場だ…だから鬼灯、お前も俺を殺す気で来い…生半可な攻撃しやがったら…わかってるな?」
鬼灯「ええ…勿論分かってます…さあ…そろそろおしゃべりはここまで…行きますっ!!」
鬼一「ああ…小手調べももう飽きた…来いやぁっ!!!!」
そこからは文字通り熾烈を極める戦いだった…鬼灯が金棒を振り回し、俺がその金棒をいなしながら鬼灯の腹に拳をカウンターで叩き込む、だが鬼灯も負けじと俺の頭をホームランするかのような勢いで金棒を俺の頭にクリーンヒットさせ俺はアリーナの端まで飛ばされる、流石に金棒でぶん殴られただけあってとても頭がクラクラする…。
だが、そんな痛みにも耐えて俺も鬼灯の元に突っ込み、加速も乗せて一気に距離を詰めて拳を反応が遅れた鬼灯の顔面に叩き込み、鬼灯をアリーナの端までぶっ飛ばす、鬼灯も頭を押さえてるがすぐに立ち直りにまだまだと言わんばかりに俺を睨み付け俺の元にすっ飛んでくる、俺の間合いから半歩手前で鬼灯は飛び上がり金棒を上段から思い切り俺の頭蓋を叩き割ろうと振りかぶり、俺もその金棒を片腕で受け止める。
鬼灯「全く…はあ…貴方はどこまで…はあ…強くなる…っ…おつもりですか…?はあ…はあ…」
鬼一「さあな…だが…少なくとも、嫁達をこの手で護れるくらいには強くなる…それぐらい出来なきゃ俺は男でさえも…いや、そもそも人間じゃなくなる…だから…俺はこれからも強く、世界から恐れられる鬼神でなければならない…もう二度と…俺の嫁達をあんな目に遇わせないためにも…」
自分でも気づかない内に極密度の殺気を周りにバラ撒いてしまっていたようでそこらじゅうの獄卒達が殺気に充てられて冷や汗に加えて恐怖も叩き込まれ、中には漏らしてしまった獄卒もいた…。
艦娘&棲艦「鬼一(あなた、旦那様)…」
鬼灯「……(やはりこの人は優しい…飛び抜けて優しい…ですが鬼一様、それでは貴方様がいつか疲弊しきってしまいます…ですから、どうか家に帰っている時くらい嫁様達に癒して貰ってください…弱いところも見せていいんです…私では無理でした…私と閻魔大王では鬼一様の弱いところを見ることは出来ませんでした…ですから…どうかご自分の嫁様達の前くらいは…弱いところを見せて癒して貰ってください…艦娘の皆様、大戦時でのご活躍は聞いております、どうか我らの鬼一様を…よろしくお願いします…)…では鬼一様、そろそろ続きと行きましょうか…」
鬼一「おっと…いけねえなあ…また殺気を抑えられてねえ…俺もまだまだだな…」
鬼灯「お気になさらず…行きますっ!!」
ーーーーーー互いの武器と拳がぶつかり、まるで鉄が弾けたような音を立てて金棒と拳がぶつかる…どちらも譲らず金棒と拳が激しく交錯する、あの恐ろしいトゲの付いた金棒と拳がぶつかれば普通は拳の方がただじゃ済まない、だが俺は武装色の覇気を纏い、拳だけを硬化させてやっと対等に殴りあえている、まあかく言う鬼灯も金棒に俺と同じ武装色の覇気を纏わせて戦っている。
ーーーーーーなぜ鬼灯が覇気を使えるのかを説明するとまあ結果からすると俺が教えたからだ…経緯を説明するならば、俺が地獄に来て数百年経った頃、鬼灯が俺に戦う術を教えてくれと頼み込んできた、それで数十年に渡って覇気やその他俺の当時修得していた武術を鬼灯に叩き込んだ、もし仮に地上で鬼灯に敵う奴は俺ぐらいなものだろう…それぐらいに鍛えに鍛えてある、そしてそこから更に鬼灯は修業を積んで俺に挑んできた…弟子が師匠を超えるかもしれない…。
ーーーーーーだが、俺はまだまだ鬼灯に超えられる訳にはいかない…自分の嫁さん達護れずに何が鬼神だ…何が男だ…何が人間だっ…!!俺は誓った…二度と、もう二度と俺の嫁達をあんな目に遭わせないとっ…だから相手が誰であろうとも、何人たりとも負ける事は許されない…鬼灯っ…お前を倒すっ!!!
鬼一「来い…鬼灯ぃぃぃぃぃぃっ!!!!」
鬼灯「おおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
金棒と拳がぶつかり、また先程と同じ乱撃戦になる…お互いの武器がぶつかりあって鈍い音が鳴り響き、又は互いの攻撃が空を切る音も同時になり、いつどちらかの悶絶ものの攻撃が当たってもおかしくない…そして、決着はすぐに訪れた…打ち合ってから数分が経ったその時、とうとう互いの攻撃が相打ちになり、鬼灯と鬼一がよろめき、鬼灯がよろめきを耐えて強引に鬼一の頭に金棒をクリーンヒットさせた。
鬼灯「おぉぉぉおおおっ!!!!」
鬼一「がっ!!」
吹き飛ばされて地面に突っ伏して立ち上がろうとするも、鬼灯はこれを好機と見なしとどめに金棒を突くように突進してくる、鬼一はそれを逆手に取って鬼灯の金棒突きを寸前でかわし、鬼灯の腕を取って腕ひしぎの要領で抱え込み、逆の手を両足で抑え込んで鬼灯の動きを止める。
鬼灯「好機ですっ!!でやぁああああっ!!!!」
鬼一「
双魚之縛で鬼灯の腕をへし折り、更に鬼灯の頭部に強烈な蹴りを喰らわせようとする。
鬼一「これでどうだっ!!」
鬼灯「くっ…!!まだまだっ!!!!」
が、その超人的な反射神経でかわしてもう片方の腕で金棒を振り鬼一に当てようとするが…。
鬼一「…へっ…残念っ!!」ニィッ
金棒をギリギリ空中でかわし、先程の蹴りの勢いをそのままに身体を回転させて逆の足で更に踵落としで鬼灯の脳天を思い切り叩き込む。
鬼一「
鬼灯「ぐおっ!?くぅっ…流石、ですね…鬼一様…はあ…はあ…」
鬼一「鬼灯もやるようになった…俺に二虎流を使わせたんだからな…久々に実戦で二虎流を使った…さあ鬼灯…そろそろ終わらせよう…中々楽しめたがまだまだだな…」
鬼灯「ええ…悔しいですが…まだまだ鬼一様を超えるのは難しそうです…これで最後にしましょう…この一撃で…終わりにしましょう…」
二人とも、最後の一撃を放つためにそれぞれ構える。
鬼灯「スゥゥゥゥ……ハァァァァ…」
鬼一「フゥゥゥ……ハァァァァ…」
息を整えて、そして睨みあい、そして読み合う…。
ーーーーーーそうして睨みあい読み合いが始まって三十分が経ったその時、両者は同時に動いた。
鬼灯「おぉぉぉぉおおおおおおおっ!!!!」
鬼一「ぜやあぁああああああっ!!!!
鬼灯「なっ!?」
鬼灯は金棒を上段に構えて距離を詰めて小細工無しの本気で思い切り金棒を振り下ろし、鬼一は鬼灯の渾身の金棒の振り下ろしをギリギリ流刃で金棒を弾いて鬼灯の攻撃をかわす、そして…一気に距離を更に詰めて体当たりし、あの技へと混成接続する。
鬼一「はぁああああああっ…
ユーラシア大陸奪還作戦でウェスカーに放った極・瞬獄殺、今回は試合なので殺しはしないが、それでも充分すぎるほどのダメージ、鬼灯は全身を拳打で圧倒し、鬼灯は倒れた。
鬼一「これぞ…滅殺…」
審判「勝負ありっ!!!!勝者、鬼一様!!!!」
試合が終わり、アリーナでは大歓声が上がった、嫁達ももちろん喜んでくれたが獄卒達も盛大に盛り上がった様子で歓声を上げていた、そんな中俺は鬼灯を起こしてアリーナを去って病室に担ぎ込んだ、そこでは鬼灯を思っているお香がいた。
鬼一「ようお香、見舞いか?」
お香「はい…鬼一様…その…鬼灯様は…」
鬼一「大丈夫だ、暫くは起きない…それに、暫くは右腕は使えないだろう…補助する人が必要だろう?側に居てやれ…お前さんが一番適役だ…」
お香「…////」
鬼一「ほれ、もうベッドに寝かせてあるから、様子を見に行きな、俺はこれで帰るから…鬼灯が起きたら伝えてくれ、また仕合うぞ、次は俺に勝てるように修業を怠るなとな…♪」
お香「お受けしました、伝えておきます」
鬼一「おう、それじゃあなお香♪鬼灯とお幸せにな♪」
お香「鬼一様っ!!!!////」
鬼一「ふふっ…じゃあな♪」
そうして病室を離れ、念のために人払いの結界を張っておく…これで素直になれば御の字だ♪あばよ鬼灯…また来るぜ♪。
そうしてどうにかこうにか、地獄での新婚旅行の予行は幕を閉じた、さて…次は一体どんなこと待ち受けてるやら♪
第拾玖話に続く
この艦これの小説が終わったら次は何が見たいですか?
-
GOD EATER2
-
討鬼伝極(2はやってないため無し)
-
東方(ただしにわかです)
-
インフィニット・ストラトス一夏TS
-
ハイスクールD×D