修羅の艦隊これくしょん ~鬼神が護り、共に生き続ける者達~ 作:黒い阿修羅
第捌話
ある日の事、それは突然に来たーーーー
鬼一「俺に修業をつけて欲しいだと?」
榛名「はい、私達と深海の皆を鍛えて欲しいんです」
鬼一「そりゃまた何で突然…」
防空「私達はまだまだ弱い…ずっと貴方に護られてるだけじゃあ駄目だっておもって…少しでも貴方の力になりたくて…強くなりたいの…」
雲龍「貴方の背中を護れるように…」
戦艦(姫)「貴方と共に戦いたいから…」
全員「私達を…どうか鍛えてくださいっ!!」
皆一斉に頭を下げて鬼一に頼み込んだ…自分達が強くなるならこれ以上の相手はいないだろう…。
鬼一「……ふむ、そこまで頼み込まれたら断るわけにもいかんな…よし分かった、修業の相手をさせて貰おう…」
了承されて皆歓喜に沸く、だがしかし…
鬼一「ただし…俺は修業では手は抜かない…やるからには死ぬ気でついてこい…たとえ未来の嫁さん達でも修業では俺は一切合切手は抜かない…良いな?くどいようですまないけどもう一度言っておく、死ぬ気でついてこい…」
全員「はいっ!!!」
鬼一「よし、修業は明日から始める…今日は確りと身体を休めておけ…明日は地獄を見るぞ…」
全員「はっ…はいっ!!!」
鬼一「いい返事だ♪…嬉しく思うぞ…向上心が良いと修業メニューが捗る♪」
全員「おっお手柔らかに… 」
鬼一「手は抜かんといったろう?♪」
ーーーそして翌日。
場所は富士の樹海、この広大な樹海で艦娘&深海棲艦達は修業の前座として樹海で数十㎞もの距離を艤装を装備した状態+各艦娘&深海棲艦達の艦種に合わせて最大2トンの重さを掛けながら(2トンにした理由は艤装を外した状態と艤装状態では出せるパワーが違うのでこちらにしました)樹海を走らされ、更には鬼一の上空から気弾が雨あられのように降り注ぐという地獄の修業を課していた。
鬼一「ホラホラどうしたぁ!?まだまだ先は長いぞっ!!走れ走れ!!!!」
駆逐(姫)「くっ…負けてたまるもんですかっ!!諦めないっ!!」
天城「はあ…はあ…自分で決めたんですっ…こんなところでへばってられないんですっ…」
長門「くっ…なんて攻撃が激しいんだ…だが負けんっ…この長門、惚れた男の背中くらいっ預けてもらえるほど、否っ…私が護れるほどに強くならなければっ!!!」
それから三時間後、全かなり気合いが入っていて重さを掛けられても尚進んでいき全員でゴールを走りきり、次の修業に移るーーーーーーー
鬼一「…よしっ全員たどり着けたな…それでは前座はこの辺りにして本番を始めるぞ…」
そう言って全員瞬間移動で海上へ連れていく。
鬼一「さあ、こっからが本番だ…全員、艤装は着けたままだな?それでは今から行う修業はあの
(戦闘用BGM Devil May Cry2より Evil Tower)
先ずは
武蔵「くっ…何という攻撃の物量と濃密さだ…だが、負けんぞ…相棒…いや、私の夫にも負けっぱなしは性に合わんのでなっ!!!!」
大和「っ!?ミサイル来ますっ!!戦艦全艦っ三式弾装備っ!!!!撃てぇっ!!!!!!」
ミサイル系統の攻撃は大和達戦艦組の三式弾で次々と落とされていく…そして、
陸奥「さあ、懐に入ったわよっ…全砲門…撃てぇ!!!!!!」
戦艦(姫)「沈めっ!!」
鬼一「易々と沈めさせると思うか?俺がいるのを忘れないで欲しいな?三刀流、千八十煩悩鳳!!!!!!」
連合軍が砲撃を始めようとしたその瞬間、上空から巨大な斬撃が飛んでくる。
山風「っ!!!避けて!!!」
防空「くうっ!?」
鬼一「ふむ…誰も喰らわなかったか、まあ当てるつもりで放ってないからな…さあ、ここからだ…さあ…死ぬ気で掛かってこい!!!!!!」
全員「はぁぁあああああああああ!!!!!」
そこから先は正に地獄だった、誰も鬼一に一撃も入れることができず轟沈判定、大破まで一撃で持っていかれる…そして最後の一騎討ちは大和であった…
大和「強い…やはり強いですね…貴方の強さの秘訣って何ですか?」
鬼一「大したことじゃない…ただ人より大分長生きで…経験が勝ってるだけだ…」
嘘は言っていない…事実、もう何十億年過ごしてきて戦などやりにやり抜いてる、だから経験で、技で相手を圧倒するなど造作もないことであった。
大和「…実際おいくつなんですか?鬼一さんは」
鬼一「…信じちゃくれないかもしれんが…46億歳だ…地球が産まれてから俺は生きてる」
全員「…………」ボーゼン
鬼一「まあ、そんな顔もするわな…それより大和…何を呆けてる、終わらせるぞ……」
大和「はっはい……超弩級戦艦、大和型一番艦大和、行きますっ!!!」
鬼一「ふっ……ならば俺も名乗るのが礼儀だよな…修羅鎮守府所属、提督の
そして、二人がぶつかり……。
大和「……」
鬼一「……」
結果としては大和の完全敗北であった、一撃入れることも叶わず一方的に蹂躙された…大和は海の上で浮かんでいた。
大和「……せめて、一矢報いたかったですね…」
鬼一「今のお前らじゃ無理だ、これからはこの修業をベースに続けるぞ…何事も継続だ…全員にいっておく、いつか俺に一撃入れてみろ…マグレじゃなくて確実な一撃を一発、俺に叩き込んでみろ…そしてそれを2、3と増やせ、俺もそれに負けないくらいに修業するからな…さあ、今日は終わりだ、各自明日に備えてゆっくり休むように…」
そして全員鎮守府に帰り、修復や補給も済ませ皆会議室で鬼一に対する対策を講じていた。
大和「…正直言って化け物です…一矢報いれる気がしません…」
北上「まあ、真正面でゼロ距離から46cm三連装砲の砲弾をよりにもよって手刀で斬ってたらそう思うのも無理ないかもね…あたしもあそこまで綺麗にやられるとは思わなかったし…」
大井「ほんっとうに人間なのか疑いたくなりますよ…」
回想ーー
北上「このぉっ!!!!」
鬼一「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!!!」
北上の渾身の魚雷も鬼一の前ではただの有象無象の一つでしかなく、全て上空へとんでそこから拳の拳圧で全て爆発させたのだから
北上「うっ…嘘っ…」
鬼一「余所見とは余裕だな?」
北上「っ!?しまっ…」
大井「北上さんっ!!」
鬼一「ふんっ!!!!」
大井の援護も間に合わず、刀の峰で腹を打たれ蹲る北上、大井も負けじと反撃するがそれすらも全て回避、または迎撃されて大井も鬼一の技の前では無力であった。
鬼一「さあ、次は誰だ?」
扶桑「行きますっ!!!!」
山城「胸をお借りしますっ!!!!」
空母(姫)「行くわよっ…」
ヲ級「負けないっ…」
防空巡(姫)「はあ…はあ…一撃くらい貰いなさいよ…」ゼェゼェ
鬼一「バカもん…戦場でも同じ事を言う気か?余計な考えは捨てろ…でなければ命取りだからな…」
雲龍「…そう言いたくもなるわ…私達の総攻撃をものともしないで…後でたっぷりと癒してよね…鬼一の身体…抱き心地良いから…」ハアハア
雲龍以外全員「あっズルいっ!!!!」
鬼一「ああもう…修業終わったら俺ができる範囲で何でもしてやるから…集中しろ…」
全員「っ!!はいっ!!!!!!」
全員がやる気が上がったところで鬼一からの攻撃の濃度は跳ね上がった…
鬼一「……中々頑張ってるようだがそろそろ終わらせる…」
全員「っ!!」
鬼一「影分身の術……飛天御剣流…九頭龍閃…」
影分身で人数を増やし、人数×九頭龍閃を放ち、残りの連合軍を撃滅判定して今日の修業は終了した…
回想終了ーーーーーーー
夕雲「私達相手でも容赦してなかったわ…」
巻雲「あうう…鬼一様あの時は怖かったです…」
島風「私にも追い付いたから速いよ…鬼一さんは…振りきれなかった…」
長良「あの圧倒的な強さ、正しく「鬼神」の名に恥じない動きでした…もっと、もっと強くなりたい…」
武蔵「ああ…長良、お前の言うとおりだ…私も…まだまだ精進が足りなかった」
北上「悔しいなあ…あそこまで徹底的にやられると清々しくも感じるけど…やっぱり悔しい…」
大井「はい…とても…悔しいです…」
天龍「…強く…ならねえとな…」
鬼一「……なあ…」
大井「何ですか?鬼畜の鬼一さん?」
鬼一「その話は俺のいないところで普通やるべきだろ?なんで態々俺の部屋でやる必要がある… 」
ヲ級「…癒されに…」
鬼一「今することか?俺風呂入ってないから臭いぞ?」
ル級「問題ないわ、とても良い匂いよ♪」
鬼一「やれやれだぜ……」
防空巡(姫)「ふふ♪これだけの美女美少女に囲まれて…まさにハーレムね♪」
鬼一「うぬぬ…////」ホホソメ
そしてその後は暫くからかわれながらも雑談を交わして何を思って出たのか急に下ネタで猥談しはじめて鬼一は逃げようとしたところ捕らえられ、引きずり込まれるように部屋に消え、その日の夜は全員と大層揉みくちゃにされたとさ…。
翌日ーーーーーー
鬼一「………ここのところなんでこんなに異様に疲れるんだ?ちゃんと寝てるはずなのに休めてない…」ゲッソリ
ゲッソリした姿で部屋から出てきて全員に盛大に揉みくちゃにされて疲労困憊になりながらも食堂へ向かう、鬼一が起きた頃にはもう皆いなかったのでそれぞれあの修業をしに向かったのだろう…あの修業とは、先日挑んだ
鬼一「それにしても…結婚か……俺が…結婚…想像できないな…」
一人ご飯を食べながらそんなもの思いに耽る…そして昼食をとり、埠頭で嫁達の帰りを待つ…そして…
鬼一「……おっ…帰ってきたか…」
海岸から漸く嫁達の姿をとらえて皆を迎える。
鬼一「お帰り♪……うん、練度は99にまで上がったようだな♪皆おめでとう……自分の事のように嬉しいぜ…」
全員「はいっ!!ありがとうございますっ!!」
鬼一「よし、皆、俺から指輪を贈るのはもう少しあとにして今から一時間ほど休憩をとる、完全装備で一時間したら海上で俺と勝負だ…良いな?今の俺の本気を見せてやる…」
全員「はいっ!!!!」
そしてそこから一時間後、全員完全装備での布陣で海上にいる鬼一に向かって出撃する…。
鬼一「…来たか…」
長門「艦娘、棲艦連合、ただいま馳せ参じた」
鬼一「ご苦労さん、まだろっこしい事は抜きにして早速始めるぞ…」
全員「はいっ!!!!お願いします!!!!」
鬼一「よし……行くぞ…覚悟は良いか?」
声が震え、辺りの海面が慌ただしく揺れ始める…、そして鬼一の姿が段々と変わっていく…髪は真っ白な白銀の髪から真っ黒に染まり、赤、青、黒の混ざりあったオーラを放ち、肌色だった身体の色が真っ赤に染まった…その姿…正しく"鬼"、"修羅"であった…。
鬼一「頼むから…一振り二振りで撃沈判定になってくれるなよ?」
雲龍「あの姿は…」
ほっぽちゃん「お兄ちゃん…怖い…っ…負けない…お兄ちゃんにだって!!!」
空母(姫)「ほっぽ…」
千歳「…あの子が身体張ってるのに…私達が引くわけにいかないわよね?千代田…」
千代田「うん…千歳お姉…行こうっ!!!」
全員が決意を固めてる間に鬼一自身は気や魔力を溜めていた…鬼一の足の周りの海水だけ
全員「…っ!?!?!?」
鬼一「どうした?さっさと掛かってこい…敵はここだぞ?俺はここだ…ここにいる…さあっ!!!…敵はここだっ!!!!ここにいる…お前達はそこにいて…俺は…ここにいる…」
長門「……全員、撃て…撃てっ…撃てっ!!…
戦闘用BGM、龍が如く0誓いの場所「Two Dragons」
全員「はあああああああああああああああああっ!!!!!!」
鬼一「行くぞおらぁあああああああああ!!!!!!」
ボスバトル、修羅鎮守府提督、階級元帥、陸奥修羅守鬼一
長門の号令で全員砲門を開き砲弾を鬼一向けて一転集中で放つ、空母や潜水艦は艦載機を発艦させたり魚雷を鬼一に向かって一転集中で一斉射させて攻撃を仕掛ける。
鬼一「
一転集中に集約された砲弾を火遁、業火滅却で蒸発させて、魚雷は巨大な鮫のチャクラの気弾を飛ばし魚雷を次々と撃ち落とす。
金剛「Shit!!これでも通じないなんて…」
比叡「諦めてはダメです姉様!!!」
榛名「まだまだ行きましょう!!活路は見えるはずですっ!!」
霧島「勝って行きましょうっ!!!いつまでも彼に護られるだけでは駄目なんですから!!!!」
金剛「…そうネ…行きましょう!!!!」
比叡&榛名&霧島「はいっ!!!!!!」
吹雪「私達も負けてられないよっ!!!!全力で戦おう!!!!」
叢雲「逃げるわけにはいかないわっ!!!」
古鷹「せめて一撃…一矢報いて見せます!!!!」
加古「あたし達の意地を見ろぉ!!!!」
全員「絶対に勝つ!!!!」
あれからかれこれ半日は戦っていただろうか、艦娘達は疲弊し、憔悴しきり、立ち上がるのがやっとであった、しかし目は死んでおらずまだ戦えると言わんばかりの眼光を鬼一に向ける。
鬼一「……良い気合いだ♪…だが……残念ながら…もう終わりだ…」
全員「ーーーーーーえっ…」
ーーーーーーー終わりは唐突だった…皆何をされたか分からずに視界が真っ白になり、海面に崩れ落ちる、鬼一の手には一振りの刀が持たれいた…そして峰打ちで一瞬で艦娘&棲艦連合の全てを断ち切っていた…長さは大太刀クラスの中でもかなり大きい方で真っ黒な黒刀を持っていた…
鬼一「
この技で全員が撃沈判定をくらい、連合が全滅と言う結果になった…
(技のイメージとしては戦国BASARAの石田三成の斬滅と片倉小十郎の霹靂が合わさったような技です。)
鬼一「…中々楽しかったぜ」
気絶した皆を運び、お風呂にぶちこんで休ませる。
鬼一「…ふう…」
皆をお風呂にぶちこんでから数十分後、皆が自分の部屋に入ってきてまた雑談をかわす。
浜風「はあ…強すぎじゃありませんか?いくら歳を重ねても身体的限界は来てた筈なのに…」
鬼一「まあ、そこら辺は主人公補正という事で」
秋月「旦那様メタいです」
鬼一「まあまあ、今日は皆お疲れ様♪ゆっくり休んでくれよな」
全員「はいっ♪」
それから毎日、地獄の修業を潜り抜け、漸く結婚へと踏みきり、艦娘&棲艦連合の皆を鬼一の嫁として正式に迎えて幸せに暮らし始めましたとさ♪めでたしめでたし♪
鬼一「いやまだ続くからね!?」
第玖話に続く
さっき確認したらもうお気に入りが40件になっててマジかって思いました、感想とかも頂けると更に頑張れます♪不定期な更新ですけど頑張りますのでどうかよろしくお願いします♪
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