燃え尽きるほどヒートォ!!

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つい勢いで書いた。

もう評価0だけがつくと確信しながら書いた。



こう、可愛い女の子に声がかすれるまで叫ばせたいと思うのは私だけでしょうか。


もっと!!もっと!!!もっと!!!!まだだぁ!!!!!熱くなれよォォォオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガールズバンド。

 

読んで字の如く、女子だけで構成されたバンドのことである。

 

ギターもベースもドラムもキーボードもボーカルも全部、である。

 

もちろん、それぞれに個性があって良いものではある。

 

しかし、しかしだ。

 

何というか、こう……反骨精神が足りない、気がするのだ。

 

もっとこう、

 

「アタシはやるぞ行くぞ負けるかまだだもっとだまだいけるだろもっともっともっと熱く強く激しくもっとだぁ!!!!!」

 

みたいな熱が無い。

 

 

いや、求められてないのはわかってるんです。

 

でもね。

 

やらせて見たく、なるじゃないですか。

 

それこそが、反骨(ロック)なのですから。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「なぁ、私たちでさ、バンドやらない!?」

「えっ」

 

松岡翔子は、友人である松本浩子に突然こう言った。

普段ならテニスしようぜ!とかお米食えよぉ!とかしか言わない友人の言葉に浩子が戸惑っていると、翔子は更に言葉を続けた。

 

「最近さ、私の情熱(思い)に誰も答えてくれないじゃん?だからさ、やっぱ思ったんだよね!大勢の人に私の情熱(思い)を伝えるには歌しかないってね!ほら、私の歌を聞けええええ!!!!!ってさ!そんくらいすれば多分私の情熱(思い)も届くハズなんだよ!でも、バンドはテニスと違って一人や二人じゃ話にならないんだよね。最低5人だっけ。だからさ、一緒にやろうよ!お願い!」

「えっあっ」

 

そして、浩子がポカーンとしてる間に彼女の中では参加を了承したことになったらしく、

 

「やっぱり持つべきは同じ思いを持った朋友だね!それじゃあ、先ずはどんな人を勧誘する?クールな人?明るい人?でもやっぱアツい人がいいよね!それじゃあ行こうか!」

「えっあっちょっまっ」

「レッツゴーオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」

「ァァァアアアァァァ(ドップラー効果)」

 

引き摺られていった。

 

 

 

 

そして、

 

「ねぇ!」

「〜♪、……何?」

「そのピアノ捌き!あなたキーボードできるよね!」

「え?ええ。まぁ一通りはできるけど」

「バンドやろうよ!」

「は?」

「バンドやろうよ!!!」

「え、いや、私には部活が……」

「大丈夫!二足の草鞋を履いたくらいであなたはへこたれるような人じゃない!アタシにはわかる!」

「そ、そうかしら……」

「あなたが自分を信じられないなら!私が信じるあなたを信じて!」

「…………わかったわ。その話、あなたの熱意を信じて、受けましょう」

「やったーーーーーーー!!!!!!!」

「でも、顧問の先生の許可がもらえたら、ですけれど」

「大丈夫!ここの顧問の先生とは友達だから!」

 

浩子が気絶してるうちに、

 

(なんか最近退屈だナ〜。なんかこう……刺激がないもんかねぇ〜)

「ねぇ!!!!そ〜こ〜の〜あなた!!!!」

「ニャッ!?私!?」

「一緒に、バンドやらない!!!!」

(これは……刺激の予感だ!)

「いいニャ!やってあげようじゃないの!」

「よっしゃあ!!!!!!!!」

 

いつのまにか、

 

「ハァ……」

(顧問のヤローとケンカして退部になって一月。……暇だ。なんか暇つぶしになることないかねぇ……)

「そんなあなたに!!!!」

「うわ!?なんだい!?」

「バンドやろうよ!!!!」

「え?」

「バンドやろうよ!!!!!!!」

「…………ハァ、なんでアタシなんだい。もっと他にもいるだろ?向いてる奴さ」

「ううん!あなたがいいの!あなたじゃなきゃダメなのよ!」

「……なんでさ」

「だって、あなた燻ってるもの。あなたみたいな人が一番強いの。だからあなたがいいの!」

(燻ってる……確かにそうだ。アタシは前の部活程熱中できるものを見つけられていねぇ。………………まぁ、たまには音楽もいいかな)

「楽器とか小学生の頃のリコーダーくらいしかやったことねぇからさ、あんま期待すんなよ?」

「ええ!!!!!未経験者大歓迎よ!!!!!」

 

外堀は埋められ、

 

「ドラムは手足を別々に動かす!ギターはもたもたしない!ベースももっと力強く!まだです!まだいけるでしょう!!!」

「オオオオオオオオオ!!!!!!!!(渾身のドラム捌き)」

「(もっと……もっと速さをニャ!!)」

「パワーをォ!もっとパワーをォ!!」

「1、2、3、4!1、2、3、4!いい調子です!このまま!!!!」

「(……………………)」

 

ライブの日を迎えた。

 

「どうしてこうなったよ」

浩子は頭を抱えた。

まさか一緒にバンドやろうよ!と言って二日で人を集めてくるとはこの浩子の目をもってしても見抜けなんだ……。

しかもなんでアタシがボーカルなのさ。

翔子の方が適役だろ……?

くそぉう……いつもいつも翔子は私を振り回してぇ……。

「何ぶつぶつ言ってんのよ!もう幕上がるわよ!!」

……ええいちくしょう!

こうなりゃヤケだ!

とことんやってやるわーー!

 

 

「聞いてください!『愛をとりもどせ』ぇ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

You は Shock!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、聴衆に電撃が走った。

これまでのガールズバンドは、バンドというパンクな響きの中にある女子らしさが人気の秘訣だった。

もちろん、それだけなんて口が裂けても言えない。

それぞれの溢れんばかりの個性の方が好き、という人が大半だろう。

だが、それこそが女の子の憧れとなり、男達を魅了してきたのは事実であるのだ。

しかし、この『HEA(R)T BEEAT』というバンドは違う。

 

女子らしさなどかなぐり捨てたようなアツいギター!

 

それを引き立てつつもその存在感を主張するベース!

 

縁の下の力持ちとしてテンポを上下させるドラム!

 

それらをやさしく包み込むように響くキーボード!

 

そして!!!

「すぅべてとかぁしむぅ〜ざんにとぉびぃちぃるぅ〜はずさ〜!!!!」

この声量と声にかかった鋭いこぶし。

会場に居た全ての客が、感じた。

もっと熱を!

もっと力を!!

もっと輝きを!!!

その熱気は、この世の全てを巻き込まんとする勢いであった。

そして、曲の終わりに悟るのだ。

そう……これが、これこそが!ロックであると!!!

 

 

その時、会場は一体となった。

 

 

 

「〜♪、どうもありがとうございましたー!」

 

会場が割れるほど響く声援。

なんで突然翔子が私にボーカルをやらせようとしたのかわかった気がした。

バンドの中で声、というのは一番目立つ。

従って、曲が終わると一番目立つのもボーカルなのだ。

小さなライブハウスではあったが、その注目を一身に受けるのはーーー

(なんていうか……スゴく……いいわぁ…………♡)

快感であった。

 

 

そして、響くアンコール。

 

 

彼女たちは誰ともなしに顔を見合わせると、無言で準備を始めた。

 

そして、次の準備が整うと、浩子がマイクの前に立つ。

 

「アンコール!!!いっきまーす!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

You は Shock!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界よ、これがロックだ。

 




松本浩子.CV松本梨香(イメージ)



…………なんか最近ポプテピピックが楽しくなってきた私がいる。

コレが……愛…………!



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