某年末のお祭りで配布される、某東方同人お笑いグランプリのネタを、デレマスでやれと。
つまりは、そういうこと。
バレンタインの日、主人公である凛の父親は異変に気づく。
そこから始まるサスペンスドラマ。いざ開幕(始まらない)
某東方お笑いグランプリのネタを、デレマスにぶちこめと。つまりはそういういこと。
なお、しぶりんの両親は良くわからなかったので口調が変じゃね?とかはなしの方向でおなしゃす!
2月14日、今日は例年と違い大雪という異常気象。明らかにおかしいが、寒すぎて何も考えられない。だからコタツで寛いでしまうのは仕方がないことだ。
さて、今年はおかしいと言ったがおかしいのはそれだけではない。
うちの
強いて言うのであれば、大事な試験を目前にして緊張しているかのようなのだ。
バレンタインなのもあり、女の子友達に手作りチョコを渡す。というのも考えたのだが、去年うちの娘が同じユニット
いったいうちの娘に何があったのだろうか。
妻が娘に問いかけた。
「凛ちゃん、今日ちょっとおかしいよ。何かあるの?」
「べつに...」
娘は心当たりがあるのか、頬を紅く染めポリポリと人差し指で掻いていた。
照れている時によくする反応だ。何に照れているのか。それが全ての答えなのがさっきの反応でまるわかりだ。
「どうした凛、彼氏でも紹介しようとしてる訳じゃないんだろう。そんなに緊張してどうしたんだ」
「っ!?な、何でもないって!」
娘は私の問に対して、まるで図星かのような反応をして体ごとそっぽを向いてしまった。
...え?マジで?
まさに、平穏が崩れ去る瞬間だった。
「凛、まさか...」
「凛ちゃん、本当に彼氏を紹介しようとしてるの...?」
娘はかなり長い間をとって、諦めたようにため息をついた。
そして私と妻の問いかけに無言うなずき、二人の質問に対して肯定した。
これはマズイ。今日は、
しかし、娘の彼氏が挨拶に来るのだ。娘の選んだ彼氏なんだ、挨拶にも来るしきっとイケメンで格好いい素晴らしい彼氏なんだろう。それ事態はすごく
けれどもやはり、タイミングが悪い。
まだ会ったことのない男相手に対して、戦う術がないのだ。もし殺人鬼だったら太刀打ちできない。
万が一の際に皆を守ってくれる勇敢な
隣を見ると、
...妻がこれだけ怯えているのだ、これから来る男は絶対に殺人鬼だ。それ以外あり得ないだろう。
彼氏殺人鬼説が私の中で確立されたその時、まるで見計らったかのように玄関からチャイムが鳴った。
これは死んだ。と思いながら、私は娘の方を向く。すると娘もこちらへと顔を向け、「あ、来たみたい。上がってもらうね」と言った。
私も妻も、「お願いね」と言う事しかできなかった。
暫くすると、娘の可愛らしい笑い声と明るく活発的で、爽やかな男を想像させる声が聞こえてきた。
「いらっしゃい、今日は雪が降ってて大変だったでしょう。どうぞ寛いでね」
妻のその言葉で私はふと、目が覚めた。もう男は目の前まで来ていた。
そこには新品のジャケットを着こなした、想像通りの爽やかな青年が立っていた。
なんだ、普通の男じゃないか。私の娘が選んだんだ、当然だよな。
落ち着いて漸く喋れるようになった私を嘲笑うように、青年は私が口を開いたタイミングで自己紹介を始めた。
「殺人鬼です、よろしくおねがいします!」
私は今度こそ倒れた。