美少女に"格闘戦"をしかけるのは合法である   作:くきゅる

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第七話 楽園への誘い

 

「はぁ……はぁ……初めまして、ヴィヴィオさん────」

 

 

 かくして、アインハルトとヴィヴィオの再戦は果たされた。

 

 結果的に言えばヴィヴィオの負けなのだが、シャロンとの"秘密の特訓"のお蔭でかなり善戦することができた。

 

 当初、シャロンと共に消えては目のハイライトを消して帰ってくるヴィヴィオを周りは心配して、何かしらの事件を疑ったのだが、リオコロナ等をクーベル邸に招くことによってそれは解消された。

 その際、ヴィヴィオの母親二人も相当心配していたりいなかったり。

 尚、今まで誰ともつるむ様子が見られなかったシャロンに対する噂は、これを機に大きく広がることになる。

 

 

 

「どうだ。指導と呼べる程ではないが、ヴィヴィオは強くなっただろ?」

 

 

「はい……なんというか、別人みたいになってました……」

 

 

「あぁ。我ながら一週間前と同じ人間とは思えない」

 

 

 

 アインハルトの言う別人とは、ヴィヴィオの悟りを開いたような表情のことであり、大してシャロンは実力の急成長について話している。

 微妙に噛みあっていないが、シャロンは彼女の仕上がりに色んな意味で満足して笑っていた。

 

 余談だが、当初リオやコロナもシャロンの"指導"を受けたがっていたが、ヴィヴィオの特訓内容を見て顔をひきつらせながらついていったことに全力で後悔していた。

 

 "このやり方はお前らにはあまり意味がない"

 

 というシャロンの言葉を受けた時の、九死に一生を得たような表情が印象的だった。

 

 

 

「とにかく殴り続けることで、その反骨精神を存分に高めたからな。幾ら脆くても、痛みに慣れれば倒れる前に反撃も撃ちやすくなる。それに、よく避けるようになってただろ?」

 

 

「そ、そんなことをしていたんですか……」

 

 

「……あたしも止めようとしたんだけど、逆にヴィヴィオに止められたんだ」

 

 

 

 "だいじょうぶだよ、のーう゛ぇ……これは、あいんはるとさんにかつためにひつようなことだから……"

 

 呂律も上手く回らないほどボロ雑巾のようになりながらも、不屈の精神で最後まで食らいついたヴィヴィオ。

 日に日に弱りながらも特訓を続けるヴィヴィオは、もはや何か弱みを握られていてもおかしくない程だった。

 一応、実は結んで成果が出たのだから結果オーライと言えなくはない。

 

 すると、アインハルトにおぶられているヴィヴィオが"うぅ"と覚醒の兆しを見せた。 

 

 

 

「────はッ!? ごめんなさい、すぐ立ちますッ!?」

 

 

 

 目の焦点が合ってなくて何か怖い。

 

 

 

「ヴィ、ヴィヴィオさん!?」

 

 

「……あれ、拳が飛んでこない?」 

 

 

「ヴィヴィオ、しっかりしろー!」

 

 

 

 パブロフの犬が如く、覚醒と同時に立ち上がり構えようとするヴィヴィオ。

 ぼろかすにやられているので力は入らない筈だが、それでも本気で構えようとしている。

 

 己の調教の成果を知り、曲がりなりにも指導者としてもやっていけると確信したシャロン。

 

 これ以上、被害者が出る前にどうか挫折してくれることを祈るほかない。

 

 

 

「はははは!」

 

 

「笑いごとじゃねぇ!?」

 

 

「すいません! 意識失っても、すぐにリカバリーできるよう躾けたら……ふふ!」

 

 

 

 人前でシャロンが笑うのは、とても珍しい。

 そのせいかは知らないが、笑いの壺が常人とかけ離れていた。

 

 ただのサイコパスにしか見えない。

 

 

 

「次こいつ等に何か教える時は、ぜったい! ぜったい、あたしを通してからにしろ! いいな!」

 

 

 

 言われなくても、内密に特訓を申し出ることは絶対にしないとコロナとリオは心に誓っていた。

 アインハルトは少し興味深そうにしていたが。

 

 

 普段はとてもクールで、寡黙なイケメンだと思われていた少年シャロン。

 交流のある者は、その見えざる内側に武に対する灼熱のモノがあるのも知っていた。

 そんな者達でさえも、シャロンの"武"に対する熱意は尋常じゃないのだと再認識させられた。

 

 スパルタ教育という言葉があるが、あれは異世界の古代の某国で行われていた指導方針が由来である。

 本国の人口の大半が奴隷ということもあり、それを束ねられるだけの武力を必要とした。

 故に究極軍事国家としてその名が知れ渡り、昨今の"スパルタ教育"という言葉が普及したのである。

 

 別にスパルタの話は今はどうでもよくて。

 

 かくしてシャロンの不退転伝説に新たなページが刻まれたのだった。

 

 

 

 

 

 

 あれからまた暫く経った。

 新緑もすっかり深まり、春真っ盛り。

 

 シャロンから解放されたヴィヴィオは次第にいつもの天真爛漫なヴィヴィオに戻っていった。

 間違っても目からハイライトは消えていない。

 

 周囲が本気で安心したのは言うまでもないだろう。

 

 

 

「……ていうかー」

 

 

 ──今日も試験だよー! 大変だよー!

 

 

 そんな少女の嘆きが、どこからか聞こえてくる。

 

 この時期はどこも定期試験をやっている。

 シャロン等が通うSt.ヒルデ魔法学院もその例に漏らさない。 

 

 鍛錬か妄想しか行っていないシャロンの成績はやばいと思われるかもしれないが、その逆である。

 校内ランキングに張り出される程度には、筆記の方も卒がない。

 実技の、特に魔法体術に関する成績にいたってはぶっちぎりでトップである。

 

 

 ──(旧暦以前におけるアニミズムの存在を示唆する遺品の名称……? 知るかボケ)

 

 

 ただ、覚えないといけない文系暗記科目は少し苦手だったりするシャロン。

 理由は、覚えるのが面倒だから。

 しかも名門校仕様なのか、無駄に難易度が高い問題が混じっていたりする。

 意地悪問題に溜息を吐きながら適当に記入して終了時刻まで伏して待つ。

 

 その後、全ての試験が終了してさて帰ろうかという最中。

 

 

「シャロンさん」

 

 

 ちょっと困り顔のアインハルトが近寄ってくる。

 何か相談したい風なのが伝わってくるが、シャロン的にはむしろもっと困らせたい欲にかられる。

 

 

「どうした」

 

 

「いえ、その実は……」

 

 

 アインハルトが持ってきたのは、ノーヴェからの合宿の誘いだった。

 無人世界のカルナージ、そこにある通称ホテルアルピーノとか呼ばれる邸宅であった。

 

 人が普通に住んでるなら、無人世界じゃなくね?っと思うかもしれないが突くのは野暮である。

 

 とにかくそこで、訓練合宿なるものをやるらしい。

 AAからオーバーSランク魔導師の模擬訓練を見学できたり、大自然に囲まれた特設訓練場に豪華な宿泊施設を無料で使わせてもらえるという。

 しかも、三泊四日。

 

 断る要素が見当たらないというか、どうしてアインハルトは悩んでいるのかシャロンには分からなかった。

 

 

 

「あとでメールが届くみたいなんですけど、シャロンさんにもお誘いが来ていました。どうしますか?」

 

 

「興味はあるが、お前はどうするんだ?」

 

 

「私は正直迷っていたのですが、ノーヴェさんに押し切られてしまいまして……」

 

 

 

 用件ならまとめてメールで連絡すれば良かったと思うが、アインハルトの遠慮気味で押しに弱そうな性格を考えると確かに直接話した方が来てくれそうだ。

 その辺、ノーヴェという人間はアインハルトのことをよく見ていた。

 さすが、後輩組のコーチというだけはある。

 

 アインハルト自身も興味がないというわけじゃないが、半ば旅行のような合宿に現を抜かしてよいのだろうかと不安のようなものもあるのだろう。

 しかも、初対面に近い大勢の人達に囲まれながら、三泊四日過ごすというのは遠慮するのも無理はない。

 

 シャロンはそんなの関係なく行く気まんまん────なのだが。

 

 

 

「テスト明けの休みなんだよな。そういえば、俺は用事があったような……」

 

 

「え?」

 

 

 

 

 用事なんて一切ないが、嘘を吐く。

 アインハルトの目は点になり、間抜けな口が開いたままになっている。

 

 

 

 

「ま、そういうわけだ。お前だけで行って来い」

 

 

 

 

 "楽しんで来いよ"とだけ告げると、鞄を持って帰ろうとするシャロン。

 

 アインハルト的には、シャロンも行くならまぁ良いかなと納得しようとしていたのに、これではその決心もご破算である。

 流れ的に、そういうお約束ではないのか。

 

 

 

 

「え……え? ちょ、ちょっと待ってください!?」

 

 

 

 

 ガシッとシャロンの腕を掴むアインハルト。

 心なしか、十二歳の子供の力とは思えない握力を感じたがシャロンは気にしない。

 

 どころか、掴まれた瞬間気持ちよくなっていた。

 

 

 

 

「何だ? 今から鍛錬の時間なのだが」

 

 

「た、鍛錬なら何時でも出来るじゃないですか!?」

 

 

「何時でもできるから、毎日欠かさずやってるんだろう」

 

 

「…………」

 

 

「じゃあ、帰るぞ」

 

 

「ま、待ってください!?」

 

 

 

 

 声をかけてから、アインハルトは考える。

 何かシャロンを引き留める材料を探そうにも、用事があるのなら引きとめるもなにもない。

 

 

 

 

「そんなに外せない用事なのですか……?」

 

 

 

 

 最終的にアインハルトがとった手段は、泣き落としであった。

 クラス中に注目されているが、本人は必死なので気づいていない。

 上目使いで腕をひっぱるアインハルトの姿は、年頃の男子にとっては理想のシチュエーションだろう。

 シャロン本人より、それを見ていたクラスメイトの方が胸をきゅんきゅんさせていた。

 

 当人は自身とそれを取り巻く状況に気づきながら、更なる高次元の悦に浸っていた。

 一般人とは格の違う変態なのである。

 

 

 

「いや、ぶっちゃけ外せるんだけど」

 

 

 

 

 シャロン、内心ほくそ笑みながら隙をちらつかせる。

 

 

 

 

「ほ、ほんとですか!? じゃあ、一緒に行きましょう!」

 

 

 

 

 ぱぁっと分かりやすく明るくなったアインハルト。

 

 なんだか犬みたいで可愛いなぁ、と保護欲ではなく加虐心をそそられるシャロン。

 

 

 

 

「まぁ、わざわざ行かなくてもいいかな」

 

 

「じゃ、じゃあ、やっぱり私も断って……」

 

 

「でもお前は直接誘われて、返事しちゃったわけだろ?」

 

 

「…………」

 

 

「断ったら、ヴィヴィオのやつがっかりするだろうなぁ」

 

 

「そ、それは、卑怯ですよ!」

 

 

 

 

 実際はヴィヴィオには内緒にしているのでそんなことにはならないが、今更断り辛いのは事実だった。

 

 このくらいで勘弁してやろうかとシャロンが考えていると、アインハルトに予期せぬ助け舟が現れた。

 

 

 

 

「よく分かんないけど、アインハルトさん困ってるみたいだしあんまり意地悪しちゃだめだよ~」

 

 

 

 

 声の主に振り向く二人。

 

 

 

 

「……ユミナ、さん?」

 

 

 

 ユミナ・アングレイヴ。

 皆に愛される、シャロン等のクラス委員長。

 彼女は格闘技こそやっていないものの、格闘技者の熱烈なファンである。

 そのよしみでシャロンとは交流があった。

 

 まさかの介入に、今度はシャロンが驚かされる。

 

 

 

 

「誤解だ」

 

 

「でも、アインハルトさんなんか泣きそうだったし」

 

 

「な、泣きませんよ!?」

 

 

 

 アインハルトを庇いにきたのかと思えば、どこか茶化したような態度のユミナ。

 ならばと、シャロンも乗っかることにした。

 

 

 

「あー、それは悪い事をした。悪気はなかったんだが、まさか泣く程だったとはな……」

 

 

「クラス委員長として、クラスメイトが泣いているのは見逃せないからね~」

 

 

「だから、泣いてませんよ!?」

 

 

 

 

 助け舟かと思ったら、アインハルトにとってはただの敵艦であった。

 悪戯っぽく笑っているのを見ると、やはりわざとやっているようだった。

 

 "もういいです"と、アインハルトはすっかり拗ねてしまう。

 それを"可愛い"と見惚れる二人。

 

 

 からかい上手のユミナさんは、意外とシャロンとの相性も良いのかもしれない。

 

 

 

「悪かったよ、ストラトス。俺もほんとは行くつもりだったんだ」

 

 

 

「……ほんとですか?」

 

 

 

「あぁ。だから、許してくれ」

 

 

 

「……じゃあ、一つお願いを聞いてくれたら許します」

 

 

 

 

 アインハルトって、こんなにピュアな娘だったかと疑問に思うシャロン。

 彼の中のアインハルト像は、少なくとも同性のヴィヴィオに一目ぼれしちゃうくらいには特殊な娘だと思い込んでいた。

 まぁ、どれだけ痛い子だろうが特殊な娘だろうが、可愛ければ構わないシャロンには関係ないが。

 

 

 

「今度から私のことは名前で呼んでください。なんだか、ヴィヴィオさん達よりも距離を感じます!」

 

 

「え? うん、まぁいいけど」

 

 

 

 なんだろう。

 ラブコメの波動を感じる。

 

 そして、それにすかさず食らいつくユミナ。

 

 

 

「あ、もしかして、例の後輩ちゃん達のことかな? シャロンくんって、意外とプレイボーイなんだ~! このこの~!」

 

 

「否定はしない」

 

 

「否定しないんですか!?」

 

 

「きゃ~!」

 

 

「違います! シャロンさんとは、格闘技が関係していまし……って、もう聞いてください!!」

 

 

 

 流れに身を任せるように適当に返事をするシャロンと、それに伴い加速的に飛躍していく誤解。

 後々、アインハルトの必死な弁明とユミナのネタばらしにより、一応は収拾したが、クラスメイトの二人に対する印象は大きく変わった。

 

 元々、寡黙で近寄りがたい空気を出していたシャロンは意外と冗談を言えるんだとか、同様に物静かなアインハルトも本当はおちゃめで可愛らしい一面もあるんだなとか。

 

 あまり馴染めていなかった二人がクラスに馴染む切っ掛けとなった。

 

 

 

「で、では! お先に失礼します!」

 

 

「またね~!」

 

 

「じゃあな」

 

 

 

 教室に残ったのはユミナとシャロンの二人だけだった。

 

 

 

「俺も帰るよ」

 

 

 

 かなり長居してしまったと改めて帰ろうとするシャロン。

 

 すると、今度はユミナから思いもしない一言が飛んでくる。

 

 

 

「……シャロン君はやっぱり優しいんだね」

 

 

「は?」

 

 

 

 取り繕うまでもなく、本心からの"は?"だった。

 

 何かを勘違いしているユミナは、"私は分かってるよ"とばかりにニコニコしていた。

 

 

 

「アインハルトさん、ずっと思いつめたような顔だったし、皆も話しかけずらかったんだよね。それはシャロン君もなんだけど、シャロン君のとはまた違う感じ」

 

 

 

 確かにアインハルトは自身の境遇について、ずっと思い悩んでいたる節があった。

 それは今も変わらないのだが、シャロンとの出会いで決定的に変わった。

 

 

 

「シャロン君の場合は、選手同士の交流があるのも知ってるし、初対面の時も普通に話してくれたよね。でも、アインハルトさんはそうじゃなかった……」

 

 

 

 シャロンが感情を込めて接したのは、ユミナという美少女だったからなのだが。

 

 アインハルトは自分の記憶の事でいっぱいいっぱいで、周りと距離を取るような態度をしがちだった。

 ユミナは委員長としても、彼女のことを酷く気に病んでいたらしい。

 

 

 

「だからさっきみたいに話せて、私もクラスの皆も凄く嬉しかったんだ!」

 

 

「それがどうして、俺への礼に繋がる?」

 

 

 

 ご機嫌な様子で、ニコニコするユミナ。

 

 

 

「ふふ、素直じゃないな~! シャロン君は拒絶するタイプではないけど、積極的に誰かの輪に入ったり喋ったりしないでしょー? ……気を遣ってくれてたんだよね」

 

 

「…………」

 

 

 

 

 全く気を遣った覚えもなければ、美人や美少女以外は積極的に拒絶するタイプである。

 あらぬ誤解を受けているのは薄々感づいてはいたが、どうしたらそんな結論に至るのか皆目見当がつかなかった。

 

 困惑して沈黙するシャロンの様子も、照れ隠しの一環だと思っているようだった。

 

 

 

 

「案外、シャロン君のこと好きだったりするかもよ~?」

 

 

「いや、それはない」

 

 

「そこは即答なんだ……」

 

 

 

 

 "だって、アインハルトってノーマルじゃなさそうだし……"

 

 というのは、本人の名誉を気遣って口には出さなかった。

 こういう時だけ本当に要らない気を遣うのがシャロンである。

 

 お互いが勘違いワールドを展開しているので、場は混沌を極めた。

 

 

 

「それに好意を向けられても、正直困る。……なんというか、やり辛くなるから」

 

 

 

 やり辛いというのは、合法的なセクハラである。

 字面が矛盾しているが、そこも今は置いておいてほしい。

 

 罪悪感を興奮に転換するシャロンも、振った相手に絡むというのは中々やり辛くなる。

 振られた本人も辛いだろうし、シャロン的には戦友くらいの関係が丁度良かったりする。

 

 そんな発言を聞いて、また勘違いを重ねるユミナ。

 

 

 

「シャロン君は誠実で、優しくて……そういう性格だからこそ、格闘技も真っ直ぐなんだね」

 

 

「え?」

 

 

 

 

 素で聞き返すシャロン。

 

 確かに自分の欲望に誠実だからこそ、不退転と呼ばれるまでに真っ直ぐ突っ込む格闘技をしてきた。

 

 悲しいかな、ユミナが想像するシャロン像とは真逆であった。

 

 

 

 

「なーんか、皆の知らない一面を見ちゃった気分! じゃあ、私も帰るね~! また!」

 

 

 

 嵐のように過ぎ去っていったユミナ。

 

 

 

 

「……帰るか」

 

 

 

 

 一人残されたシャロンも、あとを追うように教室から出て行った。

 

 


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