原作(小説でもアニメでもどちらでもおk)を読んでたり見てないと、話の前後がわかりません
設定の都合上および作者の力量不足で主人公がけっこう嫌味なことを言ったりするので少々癇に障る方もいるかと思います
出来る限り早めに書き終える及び短めに投稿を目指します
ではでは楽しんでいただければ~
それは早々に聖杯戦争の五騎ものサーヴァントが、一堂に会したという……波乱の夜にそれは起こった。
少女はただ、願った……
純粋に……
切実に……
助けて欲しい……
と……
妹として、この世に生を受けた
厳粛ながらも優しい父
心優しくも、時に厳しく叱ってくれる、母親
そして……優しくて頼りになる
大好きな姉
四人家族で幸せに暮らしていた
一つ上の姉と仲良く暮らしていた
こんな日々が続くと思っていた
だというのに
ある日全てが反転した
自分が知らなかった魔術という神秘があった
当時の自分が知らなかった
知りたくなかった
存在だった
魔術
世界の根源に至るためのもの
言っている意味はよくわからなかった
でも……養子先にいた老人が怖いというのだけは
よくわかった
そして……そこからが地獄だった
地下の穴蔵は、見たこともない虫の蠢く闇
そこに放り込まれて身体をいじくられ続けた
初日こそ叫んでいた
でも
叫んでも
喚いても
泣いても
何も変わらなかった
虫が怖かった
けれどそれ以上に怖い存在が階段上にいて
逃げる事なんてできなかった
だからただ耐えるしかなかった
おじさんが助けてくれると言っていたけど
すぐにいなくなってしまった
どうなっていくのかはわからなかった
だけど
子供心にわかっていたことはあった
もうあの家の優しい空間にだけはもどれないこと
そしてこの地獄の様な時間がこれからも続いていくのだと
そう思っていた
本来であればそうなるはずだった
「私」の心が摩耗し疲弊し、壊れてしまうほどの艱難辛苦の日々を歩む
それを……
一人の男性が切り裂いた……
切り裂いてくれたのだ……
.
一振りの超野太刀を持って……
.
さすがは、遠坂の血筋と言ったところかの?
暗い暗い地獄の底のような暗闇の中。
その暗闇を生み出した者であり、暗闇の支配者が地の底で蠢く己の分身であり身体である虫の中で、ただただ堪え忍ぶ少女の姿を見つめて、胸中に抱いた感想だった。
遠坂より引き取った養子。
遠坂桜。
当然遠坂の血統を受け継ぐ存在であるために、遠坂の魔術に適していた。
故に、その身体を間桐の魔術に適応するために、あらゆる改造を虫に行わせていた。
肉的的な改造と、それに伴う虫が蠢く中にいるという苦痛。
そしてその改造を行うことでわかる……間桐の血統が地に落ちたという事実。
異国よりこの地に……冬木に居を移した自らの血統。
移住したことで薄れていく自らの血統に
だがそんなことはどうでもよかった。
薄れていき、ついに最後の子には間桐の血統すらも存在しなかった。
故に、急がねばならなかった。
自らの悲願。
不老不死のためにも。
そのために養子をもらい、次回の聖杯戦争のために、その準備を進める。
目下始まっている、今回の聖杯戦争では慰み者を使用して静観を決め込むつもりだった。
「――――」
む?
一言、何か後継者という名の自らの願望のための道具が、言葉を発したかのように思えた。
その瞬間だった。
強大な力が渦巻いたのだ。
自らの道具のそばに轟々と風が吹き荒れる。
地下であるために冷え切ったはずの空気が一瞬にして灼熱の大気へと変貌する。
さらにその風が吹き荒れるそばの虫が、一瞬にして溶解した。
最後に地下であるはずのこの空間に稲妻がいくつも嘶き……
現界した。
「……ここは、どこだ?」
その存在から発せられたのは日本語だった。
見たところ日本人の青年だった。
だが少しでもわかるものがいればわかるだろう。
この存在は普通ではないと。
身に宿したいくつもの力を御し。
身に着けたいくつもの得物で、全てを切り裂く。
あらゆる世界にて得た力と経験で、その青年は……存在は全てを乗り越えてきた。
これが、鉄刃夜……この存在が経験する
初めての聖杯戦争の幕開けだった。
これくらいの文章の多さで短めを目指しますが……どうなるかはわかりません
がんばりまーす