共通過去を持つ主人公が出るお話
今もまだ記憶は私を苦しめる
私はそうして幸せを探し続けるんだ
幸せになってはいけないのだとわかってる筈なのに
そう 何度も思ったくせに
私は自分の弱さにいつも負けてしまうんだ
ねぇ 大切な人を守る力を
自分にとって大切に思う人を絶対に護れるように・・・・・・・・・・
ずぅっーとずぅっーと
“私”は
“私達”は、生きてきた。
心が擦り切れそうなくらい
長い永い時を、
魂切れそうな時もあったんだ。
例えば、
その身に抱えきれない罪を犯した最初の時
大切な 朋 を殺した時
人の醜悪さを醜さを真正面から見てしまったとき
どれもきっと一人じゃ耐えられなかった
と思うんだ。
私は護るって難しいって識(シ)ってる
だって何度も護れなかったから
誰かの為?
なにそれ
それをしたいのは自分自身でしょ
護るのは自分の 為
それでいいじゃない
月、太陽共通プロローグ
私は
私の姉の美月は
あの日 死んだ
《零番隊隊長、兼元十番隊第三席副官補佐》
雛桜美月
Mitsuki=Hinazakura
最も辛き運命(サダメ)を持つ者
「日番谷隊長には、桃ちゃんがいるし」
勘違い
すれ違い
「大好きっっ」
「消えて」
「・・・仕方ないよ。
冬獅郎にとって、桃ちゃんは、姉か妹みたいなんだと思うから。」
垣間見たのは、柔らかな微笑
「絶対、ルキアは助けてあげるから。」
何度 別れてもなんで私は、恋をしてしまうんだろう?
大きな罪を私は、背負っているのに。
「・・卯月が私に・・?」
贖 罪?
「よくも冬獅郎を藍染っ!!」
アカ アカ アカ
紅と赫と朱を纏い、
アイ アイ
哀と愛とに満ちる
心優しき少女
「嘘・・・でしょ。卯月が消滅す(キエ)るなんて!!」
これが 罰 ?
哀しくも愛しい そして
残酷な 物語が 今紡がれる
それはまるで影のように
美月は満月(ミツキ)のように。
《十番隊隊長》
日番谷冬獅郎
Toushiro=Hitsugaya
氷と雪を操る炎の対。
美月の第一印象は、抜けたヤツ。
第2印象は、失礼なヤツ。
第3印象は、可愛いヤツだった。
気が着けば、美月を目で追っている自分がいた。
松本のヤツにからかわれても、否定できなかった。
「俺は、お前が好きだ。」
あいつは、いつも自分のことより、他人のことばかり考えていた。
良く言えば、優しい。
だが、
悪く言えば、自分を軽く見ていた。
儚い。
強いが、弱い。
だからこそ思ったんだ。
護ってやりたい と。
今まであいつに会うまで、護りたいヤツは雛森だけだった。
俺にとって姉であり、妹であったから。
でも今は、できるならば美月の笑顔と心
そして欲張りかもしれないが、
雛森のことも護ってやりたい。
そう思うんだ。
「雛森に血ィ流させたら、
俺がお前を殺す。」
血を流す雛森
涙を流す美月
血を流し倒れる俺にすがりつく美月
もっと、強くなりたい
消え行く意識の中
感じたのは、暖かな炎。
《水術師》
雛桜卯月
Uduki=Hinazakura
血の呪いを受け継ぐ者
「私のせいだ。」
白黒(モノクロ)の世界。
姉の残した詩。
いつだって、私の心を救うのは、
あの子 なんだ。
たくさんの友達。
美月が死んで3年経っても、なお気にし続けた。
そして、
知らなかった周りの人々の思い。
嬉しかった。
でも、やっぱり逢いたいから。
ルキアもだけど、私の1番はやっぱり美月 なんだ。
そんな私が1番キライ。
皆傷だらけ。なのに私は無傷
美月は重傷。なのに私は護られ無傷。
「私が・・消滅す(キエ)る?」 聞いた時
生きたいという思いと、
やっと死ねるという思い。 2つ の矛盾した思いが胸に満ちた。
絶望への序章が
始まる。
黒崎 一護
Ichigo=Kurosaki
朽木 ルキア
Rukia=Kuchiki
井上 織姫
Orihime=Inoue
茶渡 泰虎
Yasutora=Sado
有沢竜貴
Tatsuki=Arisawa
小島 水色
Mizuiro=Kojima
浅野 啓吾
Keigo=Asano
卯月の
理解者達
そして・・・
《滅却師(クインシー)》
石田 雨竜
Uryuu=Ishida
救済者
「自分だけが不幸・・?笑わせんな」
そう君は一蹴したね。
今までの僕の価値観を
だから、僕も言わせてもらう。
「罪?そんなの関係ないだろう。
君は逃げているだけだ。」 君を傷つけるかもしれない でも、
何も関係がなかったからこそ救える
《零番隊三席兼元四番隊三席》
大道寺 皐月
Satsuki=Daidouji
共有者 優しき毒舌者
悟る者
あの子達は、本当に溜め込むのが好きですわね。
率直な優しさは、人を救うこともありますが、
逆にそれが苦しくなることだってあるんです。
本当に見て居られない、太陽と月
「馬鹿ですわね。そんなことで迷うなんて」
「あなたは、思う通りにやればいいんです。」
「少しは頼りなさい。馬鹿娘ども。」
いつも、キツイ言葉である ・・・不器用な言葉・・・
でもそれは常に真を指している。
全てを認めている者。
《零番隊四席兼元三番隊三席》
神無月 由宇
Yuu=Kanaduki
共有者
愛を拒絶する者
愛は、破滅への序曲。
アタシは、そう思わなきゃやっていけなかった。
・・・自分の想いも分からず、愛を知らず、走り続ける者・・・
でもあの子達には、幸せになって欲しいから。
「アタシは、そういうの分かんないけど、あんたは違うでしょ。」
「まぁ、いいけど」
「イヅル、どうしたの?」
アタシは、自分の気持ちが
安堵の理由が
ワカラナイ
《零番隊副隊長兼元二番隊副隊長》
如月 海依
Kisaragi=Kai
共有者
信じようとする者
何度裏切られても、
人とは汚いものだと知っていても、
信じられようとし、
「どんなことがあったって俺は俺だから。砕蜂、お前だけは俺を信じて下さい。」 大切な人
「信じるに決まっているだろうが」
また、信じようとする。
・・・男とも女ともとれない、不思議な者・・・
俺はさ、人間って弱くて醜いものだって知っている。 でも、それを知った上で、
俺は信じたいんだ。
それに、俺は、この手にあるもの全てを護りたい。
俺が私(=女、弱さ)を棄てた代わりに。
美月達?あいつらもだよ。あいつらは、あの時から罪だ って気にしている。
そんなの気にしないでいいのにな。
俺や皐月達が言っても聞きゃしない。
あいつらは、力は強い。最強って言ってもいいくらいにな。(俺もだけど←自慢)
でも、心の一部分が酷く弱い。失うことを恐れている。だから俺はあいつらを支える。 ただそれだけだ。
そして
「私は、彼のために強くなるの。」
《零番隊七席兼元十二番隊三席》
神代 魅
Miiru=Kanesiro
改造された身体の持ち主
「たとえ私を思ってくれなくても
彼が幸せならそれでいいの」
「俺は、あいつのために強くなったんだ。」
《零番隊六席兼元十一番隊四席》
須王 修宇
Syuuu=Suou
強さを求める者
「俺が本当に思っているのは
誰なんだ?」
すれ違う2人
「僕は、あなたに会いたくて、死神になったんです。」《零番隊八席》
那智 葵
Aoi=Nachi
美月を尊敬する者
そして、血縁者
「僕に何ができるか
わかりませんけど
僕は僕にできることをやるだけです」
「何もしないって、性に合わないし」
《六番隊三席》
佐野 明良
Akira=Sano
美月と同じ血を持つ者
そして 崇拝者
「あなたはあなたにできることを
すればいいの。俺はあなたを否定しませんよ」
《零番隊五席兼元六番隊副隊長》
青木 輝
Hikaru=Aoki
愛に裏切られ、心を美月に救われた者
そして
裏切り者
残されたのは 1枚の手紙
「だいっきらいな人間を
もう一度信じたいと
おもったのは
美月隊長のおかげです」
さぁ紡がれ始めるは、愛しくも、残酷な物語。
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