死神達の恋歌   作:yatenyue

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3話完結
大道寺 皐月メイン
背負う者シリーズ


サイドストーリー  「四」という字を背負う者 その1

「四」の字を背負う者

 

 

 

皐月独白

 

 

 

[私=わたくしと読むべし]

 

 

今は、直系ということになっているけれども、 本当は分家出身 なのですわ・・

 

「大道寺家の恥が」

 

念願の我が子が生まれてそういう義父 

 

「皐月様」

 

実の母の吐いた言葉

 

 

 

多分私が最初にカイに近付いたのも、私はこの子より、不幸じゃないと思いたいからだと思います。

 

そういう 私が一番汚い

 

美月達を見ると、汚い私が浮き出すような気がして

 

でも・・目が離せなくて

 

 

「馬鹿なことをおっしゃらないでください。

隊長の貴方がいなくなってどうするんですか」

 

彼女たちが無事ならそれでいいと思ってしまう私を恥じた  

 

私の言葉は、後ろめたいからこそ、棘が在るのかもしれませんわ

 

 

今でも私は簡単に人を信じることはできません。

 

いや死んで戻った前世の記憶で更に自覚しました。理解しました。

 

人は汚くて醜くて、

 

本当にイラナイものですもの。

 

私は本当に信じてるなんていえるのは、

永い前世を共にした美月と卯月、由宇と海依ぐらいです。

 

仲間っていってくれるのに

 

恋人って立場なのに

 

どこかいつか裏切られるんじゃないか

 

いつか捨てられてしまうんじゃないか

 

そう私は怯えてばかり・・・

 

 

傷つけられて

犠牲になって、

初めて人を愛して

失って

 

私は大切な人を作るのを恐れるようになってしまったんです

 

それでも護りたいんです

大切な人のいるこの世界を

 

 

 

こんな私を必要としてくれる人のために

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「四」という字を持つ者

 

 

 

    -1-

 

 

   ≪side皐月≫

 

 

「急がなくては…!!

 

   完全に遅刻ですわ」

 

 

 

といいつつ走っているのが私(わたくし)ですわ。

 

私のこと知っていますよね(笑)

 

大道寺 皐月

 

普通に碧の髪と瞳をしていますわ

 

 

あのダメ管理人ことユエいわく

 

『新緑の碧の髪にさらにその碧に深みがかった碧の瞳、さらさらとゆれる髪はきれいにウェーブがかっていてとてもお嬢様という雰囲気である。

 

あくまで見た目はだが、

 

胸には、神を信じているのかロザリオをかけている。

 

その中心にも深緑の石がはまっていた。』

 

らしいですわ。

 

 

いっておきますけど私神はいると知っていますけど 大嫌いな存在ですの

 

十二神将と高龗神(たかおかみのかみ)

 

あとその他諸々の特定の神は除きますけどね

 

 

私の前で神頼みなんて言い方しましたら堕としますわよ(黒笑)

 

 

 

 

 

ちなみに真央霊術院1回生ですわ。

 

わたくしをはじめ、海依と由宇はもう一日目に教員全てに勝ってしまいましたので、

 

 

私にしてみれば弱すぎでしたけど…

 

 

斬魄刀も卍解までできますし

 

 

 

由宇以外授業には出てませんから

 

 

 

テストができれば問題なしですし

 

 

 

 

 

 

 

 

でその間普通にサボりの海依と違い、

 

食事処~みやかわ~で働いているのですわ

 

で今、由宇のせいで遅れそうなんです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

    《side 勇音&作者》

 

 

 有名な食事処~みやかわ~に来ています。

 

 ここそこまで有名ではなかったんですけどここ半年噂されている。

 

 だから隊長と一緒に来たんです。

 

 ここでとくに美味しいといわれている苺大福を始めとする甘味類、すべての料理

 

 

 

 噂によるとこれはすべてある女性の賜物らしい。

 

 

 あくまで噂だし、たった一人のお陰でそんなことになるわけがない

  

 

 と私は思うんですけどね

 

 

 

 で来ているんですけど、注文してから

 

 なかなか来ないんですよね?

 

 

 そんな時、

 

  裏手から声が届いた。

 

 少し低めの女の人の声

 

 それと同じくらいにガラの悪い男の声が近くで聞こえた。

 

 

 

 「この店はどうなってやがる

 

 この店の美味しいっていう大福に入ったこの髪の毛は」

 

 空腹を感じる人の少ない流魂街では食事どころはどちらかというと嗜好品の毛が強い。

 

 空腹を感じない人でも食べることはできる。

 

 

必要性がないけれども、霊力を持つ人間も2,30人に一人いるしね。

 

 多かれ少なかれ

 

 霊力を持つ。

 

 まぁ死神になれるほどの力を持つのはその一握りだが…

 

 

 霊力を全く感じないことからして、嗜好品として、ね

 

 

 どうしょう

 

   最悪すぎる。

  

   これで隊長が機嫌悪くなったら後が怖い…

 

 

 (そっちかよ)

 

 

 先ほどの声の主らしき人ではない従業員の女性が絡まれている。

 

 助けてあげたほうがいいよね

 

 悪化しないうちに

 

 そう思い立ち上がろうとした瞬間

 

 さっきと同じ声が聞こえた

 

 

        ≪sideend≫

 

≪side 皐月≫

 

 

 あーー

 

  ガラの悪そうなバカが来ましたわ

 

 

  っていうか金目当てか女目当てよね

 

  絡んでるのうちで一番か弱くて小柄な女性ですし

 

  お店の営業妨害ですし

 

  止めに行きますか

 

  私の邪魔をする奴は骨の一本や二本は覚悟してもらわないますわ

 

 

 (黒いよ怖いよ byユエ)

 

 

 そう思いつつ割烹着をつけたままでた。

 

  

 下には学院制服を着たままである。

 

 敬いたくはないが、

 

 「お客様、どうなさいましたか?」

 

 その男たちは私を満足した下卑た目で見ていた

 

 気に入りませんわ

  

 この視線

 

     この目、

 

 

   潰してやりたくなりますわ

 

 

  (怖っ)

 

 「この店の大福には髪を入れてんのかって

 

 言ってんだよ

 

  外で言ってやろうか?

 

  この店の商品は不衛生だってな

 

 それとも、女を使ってみるか?」

 

 本当に下品。

 

 「あら。それが本当ならすみません。

 

  それを作っているのは私です。

 

  ですが、その髪どう見ても黒髪ですよね。 」

 

 「あ、あぁ」

 

 女性のか弱さを全く見せない私に少し動揺したような相手に

 

 私は精神的な圧力を付加する。

 

 私は三角きんを外した

 

 

 

 「ならありえませんわ。

 

 私の髪はこの通り、翠色ですので。

 

 ここでのこのいちご大福はすべて私が作っているので」

 

 

 

 「くっくそ。

 

     逃げるぞ」

 

男たちは走り去ろうとした。

 

 

 

 

「お待ちなさい。

 

 御代は?

 

 それに周りのお客様に対する謝罪は?」

 

「んなもんあるかよ。

 

 たかが大福だろうが

 

 それに周りだと、どこに迷惑そうにしてるやつがいるよ」

 

 

 プチん

 

 温和な私でも料理のことを侮辱してしかも

 

 

 他人の迷惑を全くわかっていない。

 

 堪忍袋の緒が切れましたわ

 

 その思いを抱きつつ、後で血で汚れないようにエプロンを外した。

 

 この制服を見れば普通の人はこの意味がわかるだろう

 

 しかしこの男たちには分からなかった。

 

 それがその男たちの不運だっただろう。

 

 

「なら実力でねじ伏せます」

 

「『実力で』だと、

 

  女が俺に敵う筈がないだろうが!!!」

 

男たちが襲いかかってくる。

 

 「あぁ、申し遅れましたね」

 

周りの奴らを一撃で倒していく

 

 「真央霊術院一回生一組

 

    大道寺 皐月。」

 

 客の中には知っていた者もいたようだ。

 すごく驚いていた。

 

 「マジかよ。

 

 大道寺って、たしか一回生で主席。

 

 入学してわずか一日で先生もかなわなくなったっていう

 

    天才の一人だぜ」

 

 あぁ  天才なんて言葉嫌いだ

 

 

  自己紹介が終わるころには相手の意識はすべて途絶えていた

 

 

 あぁもちろん殺していませんよ

 

 

 ボスの肋骨数本は折れたかもしれませんが

 

 自業自得ですわ

 

 

 

         ≪sideend≫

 

≪side卯の花≫

 

 

 あの実力、普通に席官と戦えるクラスはありますね

 

 それに先ほど掴まれていた時の手の怪我を手当てした治癒霊力。

 

 ほしいですわね。

 

 その子にたいして上位席官用入隊依頼者を渡したのは言うまでもない。

 

 

 

おまけ❤

「私(わたくし)も四番隊入隊に決まりましたわ」

 

「えーーーー

 

 じゃあもう決まってないの私だけじゃんか~~~」

 

 

 

       - 1 end‐

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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