死神達の恋歌   作:yatenyue

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それぞれの零番隊勧誘 ー須王修宇・神代 魅 編ー

それぞれの零番隊勧誘

 

     ー須王修宇・神代 魅 編ー

 

 

 私の目星というのは、十一番隊に行った時にあった須王君だった。

 

 零番隊再結成から、半年。

 

 少人数な上、20年の閉鎖の間のデータ整理に、いろいろな幻影術などの更新などなどに追われやっと日常(ルーチン)に慣れてきた。

 

 

 「私たちじゃ全員力大きいから、規模が小さい任務だと逆に力調節がめんどくさいし、

 

 目ぼしい人格が良さそうで今の隊では十分に力を発揮できていない人をまた勧誘しなきゃね」

 

 「そうですわね、

 

 確か貴方は、十一番隊の人でしたっけ?

 

 あなただけですからね今までまともにその人と話したことあるの、

 

 そちらの勧誘はあなたに任せます」

 

 

 

 

 

 「はーい」

 

 いつもは年の割に、大人っぽいというかおとなしい美月であるが、

 

 皐月や由宇、海依に対しては甘えたな妹みたいな感じになる。

 

 

 心から信頼し信用している彼女らに対してだから。

 

 

 「頑張れよ、美月」

 

 「で、もうひとり誰か勧誘したいって言ってたけど、誰?」

 

 

 「あ、ああ

 

 十二番隊の神代 魅っていうやつだよ」

 

 「あたしが言ってたのもその子だよ。」

 

 「神代・・・?!

 

  その人なら私も知っていますわ。

 

  彼女片目の視力がかなり低いから時々投薬治療しに来るんですよね。

 

  十二番隊の人体実験の被験者ですわ。

 

  本当四十六室が黙認していなければ、あのキチガイ隊長を殲滅して差し上げるのに・・・(真っ黒笑顔)」

 

 

 怖い、怖いけど私もそう思うしねぇ。

 

 人を実験体としか見ないあのマッドサイエンティストは死ねばいい。いっそ塵になればいい。

 

 ふふふふふふ(怖いです By作者)

 

 

 

 「じゃあ、そっちは海依を中心にしてー

 

 後でにね」

 

 

 じゃあ、まずは須王くんからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一人美月は、十一番隊隊舎に訪れていた。

 

 

 前一角さんに勝ったことをやちるちゃんから伝えられたのか

 

 

 勝負しようぜ

 

 

 としつこく言ってくる人が約一名(更木)。

 

 

 十番隊の頃は、冬獅郎が会わせないように工夫してくれたけど、

 

 今はそんな風に頼っちゃダメだ。

 

 

 といっても面倒事は避けたい私は中の霊圧を探る。

 

 うん いないね

 

 

 「失礼します、

 

      あの須王四席はいますか?」

 

 「あ、雛桜副隊長。

 

    何か用ですか?」

 

 肩口ほどの灰色ーアッシューの髪に漆黒の黒の瞳の優しげな青年。

 

 十一番隊四席須王 修宇だ。

 

 「ちょっと今から出れないかな?」

 

 

 「は、はい。」

 

 

 でも、彼の本質じゃないだろう。

 

 長年の経験でそれは分かる。

 

 まぁ、いいんだけれど。それがかぶってる猫でも

 

 

 外に出て沈黙したまま人気のないところへと歩く。

 

 周りの白い建物だらけで、行き止まりな場所だ。

 

 

 「ここに来れば誰も邪魔はしないか。

 

 ねぇ、十一番隊を抜ける気ある?」

 

 「十一番隊をですか?

 

  ・・・・俺は強くなりたくて十一番隊に入ったんです。

 

 だから、前線から外れたくないんです。

 

 すいません。」

 

 強くなりたくて

 

 

 そういった彼の瞳に曇りはなかった。

 

 ただ戦うのが好きな戦闘狂の瞳じゃない。

 

 私はそれが分かり笑う。

 

 「強くなりたい・・・ね。

 

 戦うのが好きってわけじゃないでしょ。

 

 嫌いでもなさそうだけど。」

 

 

 

 「俺はいつかできる大切な人を自分で守れるようになりたいんです。

 

 (あいつも・・・たとえあいつが日番谷を好きでも

 

 

 雛桜副隊長も。)」

 

 言いながらうつむく青年。

 

 好きなはずな美月より先に脳裏に浮かぶある少女。

 

 

 それをまだ誰も彼の心の内は知らない。

 

 「ふーん。

 

 いい理由じゃない。

 

 もっとあなたを強くしてあげると言ったら?」

 

 

 「えっ?」 

 

 驚いたのか顔を上げる。

 

 「

 

  私はね、本当は一番隊じゃないの。

 

 本当は零番隊。

 

 あなたを零番隊に勧誘したいんだけど。

 

 あなたの実力はすでに副隊長レベルは来てるわ、

 

 四席でいるのはあまりに惜しいわ。

 

 

 

 ほかの隊員も全て隊長レベルはあるわ。

 

 どう?十一番隊よりいい環境だと思うけど。」

 

 

 

 そうして笑う彼女の笑顔に落とされたのか、もっと強くなるためか

 

 須王は零番隊に入ることを決めた。

 

 

 

 私は、須王を勧誘した後、一度隊舎に戻り今度は海依と一緒に十二番隊を訪れていた。

 

 私は、勧誘したい神代さんとは面識がないし、

 

 みんなだが、特に私と皐月は十二番隊を生理的に好いていない。

 

 むしろ、切り刻んでしまいたいくらい嫌っている。

 

 まぁ消去法だ。

 

 私と皐月じゃ悪化するだけ(お互い自覚あり)。

 

 由宇は面白がって広げるタイプだ。

 

 十二番隊は大嫌いだからね、ネム個人は皆好ましいと思ってるけどね。

 

 比較的興味がないことには無関心で、冷静な海依が同行してるというわけだ。

 

 

 十二番隊隊舎には入らず、出てきた女隊員に海依が言う。

 

 「ちょっと、いいか?神代四席を呼んでくれるか?」

 

 罪作りだがニコッと笑うと頬を赤く染め中に走っていく。

 

 本当に女性なのにカッコよすぎるというか男前ですね。

 

 しばらくして出てきたのは、栗色の髪でその髪は頭頂部では細く編み込みこまれ、したの方ではゆるく編まれている。

 

 伏せ目がちに見る瞳は茶色だ。

 

 

 

 「如月特席、何か用ですか?

 

    雛桜副隊長と一緒で。」

 

 「ここじゃ何だ、この場を離れるぜ。」

 

離れてきたのは人気のない近辺の林の中。

 

 

 「如月特席、雛桜副隊長、私に話って何ですか?」

 

 「単刀直入に言うぜ。

 

 移動する気はないか?」

 

 

 「移動ですか? お二人ということは一番隊に?

 

  ーーー 断らせていただきます。」

 

 

 そこで美月は言葉を挟んだ。

 

 「それは、あなたが被検体なことが原因かしら?

 

 薬の投与などを受けていたら定期的な検診が必要だからね。

 

 

 大丈夫だよ、それについては皐月がいるし。

 

 それと、一番隊じゃないよ。

 

 あなたに来て欲しい私たちの隊は、

 

 

   零(レイ)番隊。

 

 秘密の少数精鋭部隊よ。

 

 詳しい話は来てくれると決めたら教えてあげる。

 

 

 

 暇なときは私たちが鍛錬してあげるわ。

 

 できる限り強くしてあげる。

 

 

 

 いい返事を期待しているわ。」

 

 

 

 

 

 

  強くなれるなら

 

 

 あの人を守れるようになるならどんなことでもしたかった。

 

 

 だからマッドサイエンティストが嫌いでもマユリ隊長に従ったし、

 

 肉体強化の手術も受けた。

 

 

 からだに幾つもの管をつながれても

 

 幾つもの注射の跡や切り跡が残っていても

 

 薬なしで生きれないカラダになっても

 

 

 

 

 

 

 

 だから、私はさらなる力を求めて零番隊に入った

 

 

 あの人がいることを知らず。

 

 

 

 

 

 

 

 

    side 須王と魅

 

 

 

 この人がいるなんて聞いていない。

 

 全く聞いてない。

 

 

 なんで、こいつが 魅が、

 

 

 

 

 

 

       修宇。

 

       理由がわからない突然仲違いしてしまった私の大切で守りたい人

 

 

      守る対象と同じ隊か

 

       いいよ、陰ながらでも守ってやる

 

      余計なお世話と呼ばれても

 

 

 

 

 

 

 

 

     仲違いしたままの幼馴染。

 

 

 やはり二人共が仲が悪いままなのだった。

 

 

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